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2016年08月18日

部屋に残った母のベッド

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自宅療養に入ってすぐにベッドを購入した。

大したベッドではなかったが、一応は重宝した。

実質9か月という短い間しか使わなかったベッドは、

今も寂しく母の使用していた部屋に置いてあります。

折り畳めるベッドを購入したのは、来客時を想定して

ベンチソファーになるタイプのものを選択した。

しかし、母が生きている間にそれを折りたたむことは

一度もありませんでした。

このベッドの上で、母はどれほど苦しんだことか・・・

いろいろなことが思い出される。

楽しかった想い出よりも、辛い想い出の方が優先している。

「想い」という言葉が「重い」という言葉と同じ韻を踏んでいる・・・

これって偶然ではないんだろうな・・・と勝手に感じています。

本当に、重いんです。

母の肺がんが見つかって、治療が始まって、

いろんなことを短期間で行ってきました。

転移性脳腫瘍の治療は、摘出手術と放射線治療でしたが、

いずれも入院中に無事に終えました。

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肺がんの治療である、抗がん剤治療が始まると

1クール目のみ病院に滞在する必要がありましたが、

無事に1クール目を終えると、退院の運びとなりました。

自宅に戻って一段落・・・しかし同時に始まった外来治療。

母は自宅から病院に向かうことさえ拒絶していました。

もちろん家の柱にしがみついて離れない、

なんていうことはありませんでした・・・。

でも本当に嫌だったのだと思います。

そんな母を病院に連れて行くことが辛かったです。

病院から帰ると、疲れてベッドに直行なんてことも

多々ありました。

朝起きて、母が起床していないと

ひょっとして・・・!?なんてこともありました。

本当に色々な想いが詰められたベッド・・・

でも・・・母はそのベッドを好きではなかったということも

知っています。

これは姉から聞かされた真実・・・安物の折り畳みベッドは、

きしみ音だったり、揺れだったりとクオリティーが低かった。

母はそんなベッドが好きではなかったようです。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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