遺品整理・・・大量に残された痛み止め: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年02月20日

遺品整理・・・大量に残された痛み止め

遺品整理はゆっくりですが、着実に進んでいます。

今日も姉が来て遺品整理のお手伝いをしてくれました。

やはり、遺品の整理は血のつながった家族が先頭を切って

やらなければ、捨てて良いものさえも分からない。

姉にとって、ボロボロにくたびれた雑巾は捨てられない物。

この心境は他人には到底理解の出来ないことでしょう。

使っていたことが感じられる物だからこそ、そこに母を感じる。

だからこそ捨てられない・・・、たとえそれがゴミであっても。

それは私も同じ・・・遺品整理のはずが、ただの片づけで終わって

しまっては、それは整頓で終わってしまう。

整理・・・いるものといらないものを仕分けする・・・

それが出来なければ全くもって進まない。

家族の死を体験した者にしか感じることの出来ない感情・・・

大量の痛み止め
母が末期の肺がん症状の緩和治療薬として処方されていた

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痛み止めが大量に残っているのです。

この痛み止め・・・沢山の想い出が詰まっています。

その想いでは、決して良い想い出ではありません。

母が辛そうにしていたことを思い出してしまう薬です。

コデインリン酸塩10％、カロナール錠、オキノーム、

母が痛み止めとして処方された薬の代表的な物・・・

この薬には、一抹の想いが込められている。

幾度となく、この痛み止めに救われたことでしょう。

母は、この治療法を・・・緩和ケアを選んだ。

抗がん剤治療を放棄して選んだ治療方法・・・

それが、緩和ケア・・・症状に対する治療のみで、

がんに対する直接的な治療を拒んだ母。

それは、抗がん剤治療を一通り受けきった後に

決断した母の選択。

結果がどうであれ、抗がん剤の副作用に苦しめられた母にとって

その苦しみ以上に期待した効果が得られなかったことは

何よりもショックだったことでしょう。

この大量の痛み止め・・・私に廃棄処分することが

出来るのだろうか・・・？

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posted by satorich at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

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癌と共に生きる 手術→放射線治療→化学治療

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2016年02月20日

遺品整理・・・大量に残された痛み止め

癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療