癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

高齢化、高齢化と騒がれ始めて何十年経っただろうか

日本人口の約3人に1人が高齢者

推計では2040年に高齢者人口はピークとなる予想だが

今日現在は加速するような速さで高齢化が進んでいる状況

私が住んでいる地域でもそれは同じで

年々空き家が増えていく様子がハッキリと見て取れる

ご近所の熟年夫婦は独り身となったり

どちらかの介護が必要になったり

お互いが老いて行くのを確かめ合いながら

日々を過ごしている

丁度半年前に立ち寄ったご近所のおばあ様

私がこの地に越してきた当初から何かとお世話になっている

今では私の事を頼ってくれている

熟年夫婦だから何かあった時は宜しく頼まれている

とはいっても

週に何日かは娘さんが様子を見に来ている

とても暑かった今年の夏を境に

その娘さんが来訪する回数が増えた

殆ど毎日のように来ているので気になっていたが

敢えて顔を出すこともしなかった

日中のうだるような時間に玄関を叩くなんて考えられず

また、夕方には入浴して早く就寝するという事も伺っていたため

気づいたら半年が経っていた

秋が来て、冬になっても娘さんの訪れるサイクルは変わらず

ほぼ毎日のように来ている

理由は、体調が芳しくないとのことであった

週に2〜3回通院しているらしく

内科と脳外科に通っているようだった

御年88歳のおばあ様

旦那様は90歳を超えている

半年前も以前に比べて弱々しく感じたが

この半年で更に弱ってしまったように感じた

一番感じたのは心の衰弱

何かにつけて気弱になっていて

どことなく寂しそうでもあった

高齢者にとって

半年という時間はとても貴重な時間なのだと

つくづく感じた


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