癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

持ち越しとなってしまった。
虫歯治療・・・何一つとして完了していない。

定期検診を半年以上見送り、
歯に物が挟まったり、少し痛みを感じるようになったことで
重たい腰を上げて歯医者に出向いて見れば
虫歯は神経にまで達していて、
治療は神経を抜くことから始まった。

今日で4回目の治療・・・4週間かけて虫歯一つ直すことも出来なかった。
今年のうちに・・・なんて虫のいいことを考えていたが・・・
そうもいかなかった。

所詮、自業自得。
二言目にはもう少し早く行っていれば、という言葉が口をついて出そうだが・・・

だが、これには意味がある。

私は何でもそう理解することにしている。
良いことも悪いことも、何でも意味がある・・・と。
良いことなのか、悪いことなのか、それを決めるのも自分次第。
一つの結果だけで物事を判断せず、もっと先を見る目を養うために。

歯の大切さを改めて感じることが出来たのもそのおかげだ。
当たり前が当たり前でなくなった時、
その時の感情と、思い、辛さ、そして発見・・・

初心忘るべからず・・・だ。


そうやって、日々の暮らしの中で
気付くこと、思い出すこと、思い改めるべきことは
沢山ある。

だが、その殆どに気付くことが出来ていないのも現状。
だからこそ、今回、歯の大切さに気付くことが出来たことと、
歯医者という職業の存在と、
歯科医業界の進歩と発展にも感謝できる。

子供の頃の治療とは段違いである。
仮詰めの手法もクオリティも素晴らしいと感じる。

改めて、この時代に生まれたことに感謝している。
と共に、母に・・・産んでくれた母に感謝している。


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