癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

仏壇に花を飾っている。
三回忌の法要があったから。
普段は仏壇に花はない。

お花は節目節目だけにしている。

その中にカスミソウがある。
個人的にも好きな花だ。

そのカスミソウを見つめていたら、
途中から折れている箇所に気付いた。

扱いが雑だったのだろう・・・お花は大事に優しく扱わねば・・・

二箇所・・・完全に折れている。
しかし、その先の花は花開いている。
つぼみもある・・・。

このか弱そうな細い茎、小さな花・・・なのに
どこか力強さを感じる。

人の心は、一旦折れてしまったら
その先にあった希望という花も枯れてしまうだろう。

カスミソウは違う。
すぐには枯れない。
諦めていないのだろう・・・そう感じる。

そして、母の闘病生活を思い出し・・・なにか重なる部分を感じたりする。


切り離されたわけではない。
折れただけで、まだつながっている。

じっと見つめていると、そういう何かメッセージ的なものを感じる。

まるで、何かカスミソウに励まされているかのように・・・


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