癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

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2014年2月に受けた頭部放射線治療の影響により、
放射線治療終了2週間後に脱毛が開始した母、６７歳。
治療方法は、「全脳照射」で、とてもリスクの高い治療でしたが、
脳内に残っているであろう悪性細胞を完全に近い状態まで殲滅（せんめつ）させる
為には、この治療方法しかありませんでした。

転移性の脳腫瘍でなければ、摘出した部位のみに放射線を照射すれば
良かったのですが、母の癌の原発巣は「肺がん」で、先にこの治療が
優先されました。

この時脱毛した髪の毛の量は、1番のピークの時で約80％程度、
かなりの量の髪の毛が抜け落ちました。
脱毛開始前は、頭皮が突っ張るなどやけどに似た症状が現れて
「ステロイド剤」を塗布するなどして対処していました。

脱毛は、一旦始まってしまうと早いもので、ものの数日で抜け落ちて
、およそ20％残しという中途半端？な状態で脱毛はストップしたのでした。

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放射線治療後の抗がん剤治療で
放射線治療終了後、約2週間後に抗がん剤治療を開始した母ですが、
抗がん剤治療の副作用としての脱毛は確認できませんでした。
放射線で頭髪のほとんどが脱毛してしまったからでしょうか・・・。
しかし、抗がん剤による脱毛は頭髪のみならず、眉毛やまつ毛など体毛自体にも
影響する可能性もある中で、母は結局頭髪のみしかダメージは受けませんでした。

髪の毛の再生が始まったのは2〜3か月後
退院して1か月以上過ぎたころだったと思います。
母の顔を見に来ていた私の姉が、母の姿を見ておもむろにこう言い放ったのです。
「お母さん髪の毛生えてきてない？？」と・・・。
母もうすうす感じていたそうで、「やっぱり！？」という感じだったと思います。

母の姿・・・といいましても、母は自宅にいるときは「ガーゼキャップ」を着用
していて、耳しか出ていない状態なのです。
その耳周りの裾の髪の毛が少し垣間見える程度なのですが、この日はたまたま
気温が高く、ガーゼキャップを少しめくっていたのでした。
だからわかりやすかったのかもしれません。

今は脱毛が始まってから半年以上が過ぎました。
母の髪の毛は着実に増えてきています。
少し前までは5分刈りの坊主くらいで、頭頂部の髪の毛がまだ薄い感じでしたが
、今では長めの坊主になりました・・少しわかりづらいですね（笑）

お出かけの際はガーゼキャップの上から「医療用ウィッグ」を着用していますので、
不自由はしていません。
67歳の母・・・まだまだ現役の女性です！！

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