2017年11月04日
老婆の涙
御年94歳。
ご近所にお住いの老婆は独身の息子と二人住まい。
息子さんは身体が弱いらしく、ここ十数年で
お顔を拝見したことは一度くらいしかない。
おばあさんは声が大きく、元気もある。
小型犬を飼っていて、いつものように散歩する姿を見てきた。
だが、最近はその姿を見ることが少なくなった。
昼間、車の手入れをしていた時の事だった。
久しぶりにおばあさんの声が聞こえたので、自宅の方へ足を運んだ。
元気そうだったが、耳が遠くて会話が成立しなかった。
おばあさんは自分の身の上話を始めたかと思うと
目にはうっすらと涙を浮かべていた。
自分の健康はもとより、同居する息子の事を案じていた。
涙が出てきちゃう・・・と何度も言いながら・・・
同居する息子に対する不満や不安をたくさん抱えているようだった。
それでもいざこざは起こしたくないから・・・と我慢しているようだ。
おばあさんの自宅敷地内とはいえ、ご近所にはおばあさんの大きな声が響き渡っていた。
自宅には息子さんも居るようだった。
とても気まずい状況だなぁ・・・と感じつつも、話を聞いてあげた。
94歳の女性の涙・・・とても深くて重たいものに感じられた。
老婆の涙が意味するもの・・・私の想像をはるかに超えている何かがある。
高齢化は止まらない。
近所の世帯の半分以上は高齢者の世帯となった。
年々弱っていく姿を確認している。
同時に、自分も年をとっている。
歳と共に老いて行く姿・・・我が行く道でもある。
もはや他人ごとではないと感じる今、
私も年をとったのだ・・・と痛感している。
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ご近所にお住いの老婆は独身の息子と二人住まい。
息子さんは身体が弱いらしく、ここ十数年で
お顔を拝見したことは一度くらいしかない。
おばあさんは声が大きく、元気もある。
小型犬を飼っていて、いつものように散歩する姿を見てきた。
だが、最近はその姿を見ることが少なくなった。
昼間、車の手入れをしていた時の事だった。
久しぶりにおばあさんの声が聞こえたので、自宅の方へ足を運んだ。
元気そうだったが、耳が遠くて会話が成立しなかった。
おばあさんは自分の身の上話を始めたかと思うと
目にはうっすらと涙を浮かべていた。
自分の健康はもとより、同居する息子の事を案じていた。
涙が出てきちゃう・・・と何度も言いながら・・・
同居する息子に対する不満や不安をたくさん抱えているようだった。
それでもいざこざは起こしたくないから・・・と我慢しているようだ。
おばあさんの自宅敷地内とはいえ、ご近所にはおばあさんの大きな声が響き渡っていた。
自宅には息子さんも居るようだった。
とても気まずい状況だなぁ・・・と感じつつも、話を聞いてあげた。
94歳の女性の涙・・・とても深くて重たいものに感じられた。
老婆の涙が意味するもの・・・私の想像をはるかに超えている何かがある。
高齢化は止まらない。
近所の世帯の半分以上は高齢者の世帯となった。
年々弱っていく姿を確認している。
同時に、自分も年をとっている。
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もはや他人ごとではないと感じる今、
私も年をとったのだ・・・と痛感している。
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