旭川・生活暮らし情報お届けブログ(旧自転車通行ガイドblog版)

2021年も残すところ後少し。今年の旭川はコロナの影響でいろいろな事があったが、ブログで扱った記事やそれ以外も含めてまとめてみようと思う。


2021年は昨年から続くコロナ禍の影響で、市内での閉店する店が多かったように思う。その逆にピンチはチャンスとばかりに出店する店もあり、入れ替わりが激しかった。

特にパチ屋の閉店がかなり多く、ファミレスの閉店があったほか、本州大手チェーン店が旭川に出店してきたりと、入れ替わりが激しい１年だった。





個人的に一番大きいと思うのはイトーヨカドー旭川店の閉店と、メガセンタートライアル旭川店の誕生かと思う。

イトーヨカドー旭川店そのものは以前から閉店の噂がありそこまでびっくりしなかったが、その後跡地に入ったトライアル、しかもかなり巨大なメガセンタートライアルとしての誕生だったのでこれは衝撃的だった。

また、取り扱い商品も今までのトライアル永山や神楽とは全く異なる生鮮食品を強化し、それでいてトライアルのディスカウント価格だったので既存のスーパーに真っ向勝負してきた点も驚かされた。「安かろう悪かろう」のトライアルではなくなったのだ。

また、市内の既存店(トライアル永山と神楽)も同時に改装し、メガセンタートライアル旭川と同じ品質の生鮮食品を扱うようになった。

このため以前よりも人気となり、客で混雑している。市内の既存スーパーにとっては脅威となり、価格競争が激化している。


次に閉店で記憶に残っているのはファミレスチェーン店の相次ぐ閉店。

旭川市内では「ビクトリアステーション」の旭川忠和店が1月に閉店したかと思うと、約半年後の10月には「旭川末広店」も閉店。1年のうちに２店舗も閉店となった。



背景にはコロナによる来客の減少が大きいと思うが、旭川では急速な高齢化(人口約33万人のうち、65歳以上は34%以上に達する)や、子供の減少、核家族化により(もちろん旭川だけでないと思うが)ファミレスという業態そのものが流行らなくなった背景もあった。

閉店後の跡地はコロナ禍でも順調な焼肉店に生まれ変わるなど、ファミレスの終焉を彷彿とさせている。


同じファミレスでもイタリアン＆カフェの「サイゼリヤ」は閉店と同時に未開拓地への出店攻勢もかけている。



12月にイオンモール旭川西に誕生した最北のサイゼリヤ、「サイゼリヤ　イオンモール旭川西店」はイオンモール旭川西の「お客さまの声」でも出店希望が多かった旭川市民待望のファミレス。


札幌にサイゼリヤが1992年に誕生してから約３０年越しでの旭川進出となった。

開店以降サイゼリヤは大人気となっており、道北圏唯一のサイゼリヤということで近隣市町村からの来客もあると思われる。また、テイクアウト用の冷凍食品(香味チキン)も常設し、コロナ対策店舗としても運営している。


コロナ禍の中、旭川市内のパチンコ、スロット店は閉店が相次いだ。

1月には３条通にあった「パーラーダイエー３条店」。8月には永山地区の「パチンコジャンボ」、末広地区の「パーラー太陽末広店」が閉店。12月には大雪通の「クラブイーグル旭川店」が閉店。この１年で４つものパチ屋が閉店した。

全国的な背景としてはギャンブル性の高い機種の規制などで客離れが進んでいたところに、新型コロナウイルスの感染拡大による休業や時短営業要請などが経営を直撃したことが大きな要因とされている。

また、パチンコに通っていた低所得者層もパチンコに行くお金すら無くなってしまい、自然と客離れになった可能性もある。これも時代の流れなのかも。


一応このブログは自転車ブログなのでこの話題も扱っておく。



本来であれば今年の８月に開催が計画されていた「第５９回全道サイクリング旭川大会」。

北海道サイクリング協会主催で協会メンバーやその他の一般人を対象に、旭川をサイクリングしてもらってその地域の魅力を感じてもらうイベントだったが、コロナの感染拡大と緊急事態宣言の発令を理由に開催をやむなく中止となった。

管理人も主催側でお手伝いする予定だったが、参加者のの平均年齢が高齢なこともあり、万が一を考えると中止もやむを得ないと思う。来年はなんとか収束して以前のようにサイクリングできるようになることを願いたい。

サイクリングに限らず2021年は、特に緊急事態宣言が出て以降はこういったイベントの中止が相次いだ。

一方で緊急事態宣言が出ても某野外フェスのように盛大に開催し、酒類を思いっきり提供しコロナ感染を真似いたいイベントもあったが...


今年は市内の主要道路に自転車の矢羽レーンが多数整備された年でもあった。



一応このラインは自転車専用レーンとは異なり、絶対に車道を走らないといけないレーンではなく、今まで通り歩道走行は可能なのだが、車のドライバーや自転車利用者に「自転車＝原則車道」と認識させる効果がある。

歩道は例外ゆえに歩行者優先の徐行をするなど、自転車のルール厳守やその啓発にある程度効果があるものと思う。

なお、旭川市ではこの矢羽レーンにからむ「旭川市自転車活用推進計画（素案）」に対するパブリックコメントを受付中だ。興味のある方は以下のリンクへ。

「旭川市自転車活用推進計画（素案）」に対する意見等の募集について


開店の話題でいえば「ドミノ・ピザ」も忘れてはならない。



外資系宅配ピザのドミノ・ピザは今年の6月に２条通りに市内１店舗目をオープンさせたと思ったら、半年もしないうちに今度は永山地区のウェスタンパワーズ内に２店舗目をオープンさせた。

外食店はコロナで全体的に苦しい状況にあるが、テイクアウトのあるお店は別。特に宅配ピザはテイクアウトか宅配の２択なのでコロナ禍は逆に好機。ドミノ・ピザは北海道での出店を加速させている。


個人的にショッキングな閉店をもうひとつ。旭川市民に愛されたタレ漬け込みジンギスカンの老舗、前坂精肉店が12月31日の午前をもって閉店した。



約66年も続いた老舗精肉店で、馴染み深い人も多かったと思う。閉店１週間前にはその噂を聞きつけた市内および市外の人で混雑していた。



66年というと１世代や２世代ぐらいの間隔がある。昔子供だった人が初老ぐらいになる年月で、子供からお年寄りまで市民に愛されたジンギスカンだったと思う。本当に残念でならない。



今年は約15年ぶりに新しい旭川市長が誕生し、衆議院議員へ乗り換えるはずだった元市長はそれすら敗戦した。

西川市長時代の１５年間。無難な市政で市内は停滞感が強くなり、その間に積み上げられた問題が山積するなど新しい市長による期待は大きかったものと思う。

特に色々な問題を解決しないまま、市長を辞職し衆議院議員選挙に鞍替えした元市長(西川氏)への批判は大きく、その後継人とされた候補者への影響も大きかったものと思う。




いじめ問題、人口減、超高齢化、福祉費増大、総合大学の設立、若者の転出、魅力な企業不足など誕生した新市長への期待は大きい。


今年は北海道の各地でヒグマが出没。人への被害も多数報告されたが、旭川市内でもヒグマが出没。



特に酷い時は中心部の旭橋やその周辺の河川敷にも出没。河川敷が通行止めとなり不便を強いられた。その後寒くなってクマの出没情報が無くなり通行止めが解除されたが問題は根本的に解決していない。

おそらく来年以降も暖かくなれば再度河川敷にヒグマが出没し、同じような状況にあると思われる。背景には保護政策によるヒグマの個体数の増加などがあり、河川が多く存在しクマの居る山から川沿いにエサを求めて移動しやすい旭川市ではその傾向が強い。

来年に再度クマが出没し、河川敷が使えないとなるとサイクリングやランニング、ウォーキングなどでの河川敷利用に多大な影響が出て、利用者には大変な不便を強いることななる。来年以降、クマ対策は急務と思われる。



これも忘れてはならないひとつ。今年の夏は異常と通り越して暑すぎた。日中の最高気温が３０度を越える日が１ヶ月以上もあり、３５度以上となる日も10日ほどあった。




夜の最低気温も２０度を下回らない日が多く、寝苦しい夜の割合も多かった。もちろん本州に比べれば湿度はそこまで高くないので、まったく同じような体感ではないが、元々３５度以上の暑さに慣れていな人が多い地域でエアコンの普及率も高くないことから、その暑さは尋常でなかったと思う。

その耐えられない暑さから市内家電量販ではエアコンを購入する人が殺到。工事が間に合わず手頃なウィンドエアコンやスポットエアコンを購入した人も多いと思う(管理人も耐えきれずドンキのスポットエアコンを購入した)。

来年以降も異常な暑さにならないとは言い切れないので、エアコンを購入しようと思っている人は春先など工事が混雑しない時期の購入＆工事予約をオススメする。


こうして振り返ってみると、閉店や開店した店で特に大きなものが多く、市街地にクマが出没しまくったり、新市長が誕生したり、いじめ問題が全国的にクローズアップされるなど激動の１年だったように思える。

来年こそはコロナが収束し、以前のような生活が戻ることを期待したいのだが果たしてどうなることやら。

最後に、今年１年、当ブログをご覧いいただき感謝致します。来年も旭川の情報を中心に更新していけたらと思います。

みなさま、よいお年をお迎えください。