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2019年08月13日

お盆の恐怖

毎年お盆になると、私はちょっと身構える。
個人的な事情なのだが、お盆の頃の霊的存在に辟易するからである。

お盆の頃になると、普段は関心すら持たない人でも、お墓参りだの、先祖を思い巡らすことが多い。そのため、たとえ地獄にいる霊人であろうとも、この時期だけは地上に現れることができるというのだ。だから、この時期、そうした霊的存在(霊人)がうようよしている。

地方や地域によって、「お盆の時は○○してはいけない」、などという注意があるが、あの世からたくさんの霊人がやってきていると考えれば、納得できる。彼等が事故で亡くなった場所で、楽しそうに遊び泳いでいれば、何となく足を引っ張って見たくなるだろう…。

数限りない霊現象を体験している私からすれば、通常の霊の話など、常識の範疇なので、何も驚くことはない。それどころか、「ちょっと違うんじゃない?」と思うこともしばしば…。

以前務めた学校では、お盆の頃に夏期講習があった。
私立学校なりでのサービスなのだろうが、この暑い時期にわざわざ学校に来て、講習を受けるのだから、教員側も生徒側もご苦労なことだ。おまけにお盆休み中である。

その頃の私は、あまり暑いと、授業中、納涼サービスで『霊の話』をすることがあった。
あの世には違いないが、どちらかというと地獄霊の話をすると、私の話で教室はそうした世界に同通してしまう。すると、教室の温度が本当に下がるのだ。

「どうだい、涼しくなっただろう。」
と、私が語りかける。生徒たちは満足げだったことを思い出す。

ただ問題なのは、呼んでしまった霊たちに、もとの場所にお帰り頂かなくてはならないことだ。
そうでないと、生徒と一緒について行ったり、私のもとを離れないことが起こりうる。

そういう危険な遊びは、現在は封印しているので、今はやることはないが、お盆の時期は、特に効果てきめん、あっという間だ。

困るのは、呼ばなくても来てしまう霊人たちだ。
彼等に帰って頂くのは、そう簡単ではない。

私の場合、運転中交差点で花束が置いてあったのを見て、多少の同情感を抱いた瞬間に、そこで事故で亡くなった人がやってくる。助手席に座る場合もあれば、後ろの座席にちょこんと座ってしまうこともある。

少し怖いのだが、申し訳ないけど彼等に関心を持たず、無視し、ちょっとした秘術でお帰り頂くしかない。

だからお盆の期間は、できるだけ外出を控え、おとなしくしていることにしている。








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