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2018年09月26日

『一太郎』教の信者

かつて学校現場は、ワープロソフトと言えばジャストシステム社の『一太郎』だった。
しかし、いつしかマイクロソフト社の『Word』に駆逐されつつある。

「いやいや、今でもうちの学校は『一太郎』だよ。」
と言う声が聞こえてきそうだが、私の学校で『一太郎』を使っているのは私だけになってしまった。
昨今は、時前のパソコンは学校現場に持ち込めないし、提供されているパソコンには、一切のソフトをインストールできない、というのが一般的である。

学校では、私自身が情報管理者の一人でもあるので、
「もし個人のパソコンを持ち込み、学校のネットワークにつなぐのであれば、そのパソコンは一切外部には持ち出さないでください。」
という条件で、持ち込みをOKしている。

学校備品のパソコンへの各自がソフトのインストールをすることもOKと、なかなか甘々の環境なのである。
とは言っても、身銭を切って有料ソフトを入れようなどと酔狂な先生は少ない。

と言うことで、年々『一太郎』利用者は減り、とうとう私が最後の『一太郎』ユーザーである。

たぶんVer3時代から使っているので、かれこれ20年以上になる。それでいて、毎年のようにバージョンアップを繰り返しているのだから、『一太郎』きちがいと言ってもよいだろう。

「日本語ワープロを使うのだから、日本人であるならば、純日本産を使い続けるのが、粋ってもんだろう」

そう言って強がっていた時代もあったが、ATOKの優位性もかつてほどではなくなっている今、私の存在はもはや『一太郎』教の信者である。

どんな文書も『一太郎』で作り、他の人に引き渡すときは、「Word形式で保存」と、何とも面倒なことをし、時に『花子』を使う。さすがに『三四郎』や『Agree』は使わなくなったが、『Shuriken』は、標準のメールソフトとして利用中である。

当然このブログの原稿も、『一太郎』で作られているし、かつて毎日欠かさず発行し続けた「学級通信」も『一太郎』で作ったのだ。

『一太郎』は、もはや、私のこだわり以外の何ものでもない。
posted by 丹澤三郎 at 23:11 | Comment(0) | つれづれ

ペア学習?

私が授業をしている中学三年生の教室が、昨日から二つずつつながって配置されていたので、どのようなねらいがあるのか、担任に聞いてみた。

「隣同士で、寝てる子を起こすんです。」

なるほど、隣り合っていれば、寝ていればすぐ分かる。さりげなく起こすことも可能かも知れない。
しかし、目的としてはちょっと情けない感じがする。
「寝ないためにだけに机をくっつけている。」というのでは、イマイチな企画だ。

私の授業では、寝ている生徒はいないことになっているので、今日は、この二人ペアを活用して授業をしてみた。

2クラス選抜の出席番号順だから、けっこう男女で並んでいる。
そこで、お互い意見を出し合いながら、問題を解かせてみたのである。

問題を一つ板書し、
「二人で意見を出し合って、一番良いと思われる解き方を見つけて下さい。」
と指示した。

その問題は、探せば教科書にも模範解答が載っている。よく読めば内容も理解できる。それをお互い、教え合うのも、理解を深める合うのもよし。ただし、
「一番良い解き方を探して欲しいのだ。」
ということは、何度も強調した。与えた時間は10分間。

10分後、何組かに「どんな方法で説きましたか?」と尋ねてみると、「教科書と同じです。」という。
「それじゃ、つまらないじゃないか。本当にこれが一番いい方法かなぁ。」

すると、あるペアが答えた。
「○○すると、早く性格に解けます。」

私は、心の中で、「やったね」と喜び、他にも同じやり方を考えたペアがないか尋ねてみた。
すると、もう一ペアが、同様の解き方を見つけた。

「この単元を習い始めの、模範解答的には、教科書は完璧だ。だけど、この単元を勉強し、単位円を理解した人は、こんな解き方はしない。こうやって説くはずだ。」
と、私の手の内を見せる。

ものの一分くらいで問題が解けた。
「少し、感動してもらえたかな。」と、私はほくそ笑む。

私の学校の授業は、およそ『学び合い学習』とは無縁だ。中学でも講義形式が多く、授業中にうとうとしてしまう生徒も多い。

今日は、やかましく、賑やかな10分間だったが、隣同士、一緒に数学を考えるという体験をさせることはできた。この学年が、男女中が悪くないというのも、良かった。

いつもは、廊下のドアも開け放って授業をする私が、この10分間は、扉を閉めた。騒がしさで隣のクラスに迷惑になると思ったからである。

この例題が、記憶に残り、次に活かせるかは分からないが、寝ないためではない利用法を、ちょっと試した見た訳だ。

「先生の授業だけは、机を戻させましょうか?」
担任が遠慮がちに私に尋ねる。

「いや、もうすこし実験してみますから大丈夫です。」
私は、丁重にご遠慮申し上げた。
posted by 丹澤三郎 at 19:25 | Comment(0) | 教育活動

新人戦の壮行会

今朝、今週末から始まる新人制の壮行会を行った。
私の学校で壮行会を始めたのは、二年前からで、それまでは、大会に出ない生徒たちは、
「学校にいないのは、大会だったんだ。」
と思うくらいの、つれない状況だったわけで、そう考えると、少しは進歩している。

新人戦と言えば、夏の総体で中学3年生が抜けてから最初の大きな大会。中学2年生が中核メンバーとなって、新しいチームを作り、試合に臨む。

今朝は、各部のキャプテンが、大会に向けての思いを語った。
野球、サッカー、バスケットボール男女、剣道、弓道、テニス男女、水泳。

テニスだけは、中高連携しているて硬式なので、中体連の新人戦とは関わらないが、ちょうど大会前でもあり、一緒に壮行会に加わっている。水泳部は、すでに地区大会、県大会とも終わっているので、大会の報告をしてもらった。

「練習が週三回しかなくても、勝ち上がっている学校はあるんです。だから週三回だから、勝てないと言うのは、言い訳です。」
校長が熱弁を振るう。私の学校は、特別な部活以外は活動日が週3日なのだ。

「勝ち上がっていくというのは、地域貢献でもあるのです。」
とかく、自分中心になってしまう部活だが、思いを外に向けるのはよい。活動している中で、視野が広がるからだ。自分たちのことしか考えない活動より、他の人のことまでを考えている活動の方が、レベルは高いし、モチベーションが維持される。

「日頃、練習してる成果を少しでも発揮し、お世話になっている人たちにお恩返しができるように、何があっても最後まであきらめない姿勢で試合に臨みます。応援よろしくお願いします。」

どのキャプテンも、なかなか立派なスピーチをした。

私は、昨晩のリハーサルも見ていたが、その時は、話の内容が決まっていなかったので、今朝は、少しドキドキした。

「前回(総体)の時よりは、数歩前進ですかね。」
壮行会企画責任者の生徒会担当の先生が私に語りかけた。

「まずまずでしょう…。ありがとうございます。」
中学二年の学年主任として、ほっと胸をなで下ろす。

『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。』

壮行会中、この言葉がずっと頭から離れなかった。
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