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2018年09月18日

○○死ね死ねbot

授業の時、回収したプリントのName欄に、
『○○死ね死ねbot』
と書かれていたと、英語の先生がプリントを見せにきた。○○とはその英語の先生の名前である。

早速、本人を呼び出して問いただすと、
「名前を書かないで出したのは確かですが、私ではありません。」
と言う。
「それでは、回収しているときに、イタズラされて書かれたのかな。」

ということで、その列の他のメンバーのヒアリング。
すべてを総合すると、どうやら他の人は何もしていないらしい…。

家庭環境トラブルに加え、積もりに積もった先生への不満がたまり、無意識に書いてしまったか。

自分の行為を全く覚えていない、という生徒は、ときどきいる。
そういう生徒には、外堀を埋め、証拠を見せて、本人しかやりようがない、という状況にして、問いただして、初めて「はっ」、とする。「こんなこと自分はしていたのか…」、と。

もちろん、覚えていないのではなく、意図的に嘘をついている場合もある。

どう心に寄り添って話をするかで、本心を引き出せるかどうかが決まる。

担当の先生には、
「負けないでくださいね。」
と、励ました。心ない生徒の言葉をストレートに受けると、それは、鋭利な刃物で切り刻まれるように感じることがあるからだ。
「大丈夫ですけど、言葉がキツくて…。」
確かにその通りだろう。

「先生、あの子のノート、見て下さいよ。悪口だらけだから…。」
そう、言ってきた生徒もいた。
だんだん大ごとになってきた。本人も収拾がつかなくなりつつあるかも知れない。

「本当は自分で書いたんだろう?」
彼女の目に涙が溜まっていく…。

公開授業を終えて

今年も頼まれて今朝、中3の数学の授業の授業公開を行った。

このクラスは、なかなか授業のやりにくいクラスだ。
こちらから発問しても誰も答えない。ましてや手をあげるなどということはほぼない。個別で指名して当てなければ、答えてくれない。私を全員が注目しているが、授業中はずっと「しーん」としている。授業中は結構集中して聞いているが。聞いているくせに反応してくれないのだから、なんともいやらしい。

思えば中1の頃かこんな感じだったようにも思えるが、このクラスの公開授業を頼まれたときは、さすがに面食らった。

だからいつもの授業中は、なんとか場を和ませようと、それこそ役者に徹している。それでも彼らはニヤリとするくらいで、
「それって冷笑だろ…」
と、切り返すのがやっと…。
うーん、なかなか手ごわい。

今日の授業内容は、『三角比の拡張』(数学T)。直角三角形で定義した三角比を、単位円を使って角度が90°以上でも三角比を決められるようにするものだ。数学Tでは、180°までだが、せっかく単位円を紹介するのだから、360°まで、またはそれ以上、マイナスの角にも触れる。

今日のキーワードは『サインはy』。単位円においては、サインの値はy座標を見れば良い、ということが理解でき、徹底できればよい。だから、私は授業中に、何度も何度も『サインはy』と叫ぶ。

まずは、単位円の図を見ながら、サイン、コサインの値が出せればよい。次に、自分で図をかいて、ピンポイントで値を出せるようにする。そして最後は、頭の中で図を思い浮かべ、瞬時に値を求めるのだ、というプロセスも紹介。

終わって見れば、私が話し続けて終わった感がある。
「余計なことまで言い過ぎたかな…。」
習熟度の上位クラスだから、知的好奇心をくすぐることも欠かせないのだが、ちょっとしゃべりすぎたかも知れない。

確かに三角比は買い物では使わない。そんな分野の数学は多い。しかし、一度は聞いたことがないと、用語そのものがちんぷんかんぷんになり、ますます数学から遠ざかる。だから私は、「どこかで聞いたことがあるとか、少し内容を知っている」、というだけでもいいと思っている。本気で知りたければ、少し調べれば分かることだ。高等数学には、そうした一面がある。文系だからと、早めに数学から逃げるのではなく、教養の数学として、一度は学んでおきたい。だから、先生方も興味深く教えて欲しい。

「先生、今日の授業は雑談がなかったですね…」

「うん、準備していたんだけど、数学に関わりのある話にしようとしているうちに、時間になっちゃった。」

と、答えたかったが、ニコッと笑ってごまかした。
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