本日の日本経済新聞誌上にレクサス関係の話題がありました。
内容は2016年の1月〜6月の半期の世界販売台数は前年同期を5%上回る約「31.9万台」となったとのこと。
3年連続で最高記録をマークしているとのこと。
日本においては「2.8万台」の販売で伸び率は26%と中国と並んでかなり大きいです。
確かに、新型RX,LX、そしてまだまだ販売好調のNXのおかげで今年は悲願の「年間販売台位数5万台」突破はほぼ確実。
都市部ではレクサス車を見ることが本当に増えましたね。
(しかし、メルセデス・ベンツのエントリーモデル(Aクラス、CLA、GLA)やCクラス等は更に見かけるわけですが・・・)
世間的にはスピンドルグリルの「デザインが好みに合わない」という方のコメントも未だに結構見受けられますが、販売台数を見る限りは、以前のレクサスデザインよりは確実に受け入れられているのではないかと思います。
(L字型のデイライムランニングライトもよいアイコンになっていて日中も目立ちますね。)
欧州車に比べ、値引きやローン金利の優遇もほとんどされておらず、ディーラー数も少ない中、着実に台数を稼いでいるのではないかと。
7月以降の販売において気になるのは、セダン系モデルの販売台数が非常に落ち込んでいること。
(人気のNXも以前のようにNX200tと300hをあわせて1000台を超えることはなくなってきましたし・・・)
特に10月にマイナーチェンジを控えたISシリーズ。
特に大排気量車の「350」が今年に入り毎月「1桁台」の販売台数が定番となっていて、RCF以下の販売台数。
販売台数を見る限り、3月発売の特別仕様車「F SPORT Mode Plus」も販売にはあまり貢献していないように見えます。
当方調べの簡易グラフは以下のとおり。
昨夏に投入された、「IS200t」の販売台数が一度もハイブリッドモデルのIS300hを上回っていないこともポイントです。8ATやパフォーマンスダンパー、対抗4podキャリパー等ブレーキ類の強化など300hに比べ差別化されてはいますが、ターボモデルの販売比率はNXより低く、ISの販売台数増加にはターボモデルの商品力強化も必要なのではと思います。
パワートレーンの追加や刷新を伴わないマイナーチェンジですので、どこまで販売台数を回復できるか、注目したいです。
そして気になるのが北米の状況です。
日本の上半期販売台数は前述のとおり「2.8万台」。一方北米は「16.2万台」と、5倍超えですが、販売台数は▲4%。
データはレクサスエンスー等に出ていますが、セダン系の落ち込みが激しく、レクサスISとGS、そして、モデル末期のLSの落ち込みが激しいです。特にGSについては、前年比▲30%超の落ち込みで、マイナーチェンジの効果がほとんどないといっていいほど。
発売からもうすぐ2年が経過するクーペの「レクサスRC」も前年比▲20%超の落ち込み。
そしてLSと同じくモデル末期の「CT200h」も前年比▲35%超の落ち込みと、SUV系と「ES」以外は壊滅的状況。
以前にもましてSUV系とレクサスESのウェイトが高まっています。
個人的にはそろそろ「ES」の国内導入があってもいいのでは?と思います。
レクサスHS250hの後継としてもESならそれほど抵抗はなさそうですし・・・ただ、ボディの大きさは厳しいのでしょうか?
今仮に「ES」が導入されたらユーザーへはどのようにPRされるのかも楽しみなところです。
「ウィンダム」のレクサス版です、というのはさすがに時間が経ちすぎている気がしますね。
(未だに、飛び込みで来訪した車にあまり詳しくない富裕層にGSやISを販売する際に、「以前のアリストです」とか「以前のアルテッツアです」と説明しているセールスマンが未だにいるとか・・・・(笑))
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