https://pressroom.lexus.com/toyota-motor-north-america-reports-year-end-2022-u-s-sales-results/
レクサス部門を抜き出して書き出して見たところ、以下の通りです。
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※https://pressroom.lexus.com/toyota-motor-north-america-reports-year-end-2022-u-s-sales-results/ より
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【販売台数について】
販売台数は「約25.8万台」と、前年度の「約30万台」からは▲15%程度の減少ですが、半導体不足等を考えれば健闘でしょうか?
日本での2022年度の詳細な販売台数はまだ当方は把握していませんが、おそらく「約4.2万台」程度ではないかと予想しています。
おおよそ日本の市場の「6倍」程度が北米市場と仮定すると、日本に供給される台数に比べ「6倍、北米のほうが多い」といえるのではないでしょうか?
【新型「NX」については?】
レクサス新型「NX」の北米販売台数は「約4.9万台」ですが、日本市場向けはおそらく約「1.2万台」程度と推測されますので、まだまだ多数の方が納車になっていない現状ではありますが、この点を踏まえると、これでも日本に優先して生産を割り当てている、ということになるかと思います。(本来であれば、北米販売台数の1/6程度である「約8,000台」程度であってもおかしくない)
もちろん北米では圧倒的にSUVクラスでは「RX」の人気があまりにも高い、という点もあるかとは思いますが・・・
【コンパクトSUVは苦戦?】
そして、モデルライフが古くなってきているということもありますが、「UX」の販売台数の少なさと減少幅の大きさにも注目です。なんと「IS」の半分の台数にも満たない状況になっているということで、北米ではコンパクトすぎるという点があるのでしょうか?デビューから大きな改良が施されていない点も影響があるのかもしれません。その分「RX」の販売台数の多さ(全体の1/3以上のシェア)にはいつもながら驚かせられます。
【「IS」が意外な健闘!】
2度目のマイナーチェンジで日本でも人気が再燃している「IS」ですが、北米でも好調な販売のようで、半導体不足の中の販売減少幅が非常に少なくなっています。その要因として日本よりも先行投入された「IS500」が寄与している可能性もありますが、「セダン冬の時代」に基本設計が古い「IS」が未だに踏ん張っているのはデザインや素性の良さが評価されているのではと感じます?
【「ES」はやはり強い!】
主力セダンの「ES」は日本でも好調なセールスを記録していますが、おおよそ「ESの販売台数」=「レクサス日本の全販売台数」ということにも注目したいところです。新マルチメディアシステムの評判はどうなんでしょうか?
【「LS」はモデル存続も危うい水準?】
一方、フラッグシップセダン「LS」に関してはマイナーチェンジを実施した後にもかかわらず、販売が苦戦しており、ESの「10分の1」にも満たない台数となっており、なんとこれは日本市場のLS販売台数とそれほど大きな差はありません。(日本市場の1.5倍程度の販売台数)
日本より市場が「6倍」大きい北米において、日本よりも若干多い程度の数度しか売れていない、という事実です。
ここ最近のLSの改良内を見ると、現行モデルでの大幅な商品力の向上や拡販はあきらめて「次モデルに全集中」のようにも思えますが、縮小するセダン市場において台数がでないフラッグシップセダンにどこまでコストを掛けて開発をし続けるのか、という点は、今後導入されるであろう「LM」の存在とともに、非常に興味深いところです。
【日本未発売の「GX」が実は凄い】
日本では未発売の「GX」がモデル末期にも関わらず「約3万台」を売り上げていることにも驚かせられます。減少幅も少ないですし、SUVのブーム真っ只中の日本でも「GX」が発売されるとヒットしそうですよね。
【LXは唯一「前年超え」】
最後に、前年度より唯一販売台数を伸ばしているのがフラッグシップモデルの「LX」です。
フルモデルチェンジの効果が大きく、「NX」や「RX」の販売数が前年比15%超のマイナスであるにもかかわらず、LXは半導体不足もなんのその、唯一の前年超えの販売台数です。(ちなみに、日本市場も新車効果で昨年の販売台数を大きく上回っています)
日本の2022年販売台数の「車種別詳細販売台数」がわかる頃(2022年2月上旬頃?)に再度比較してみたいと思いますが、こう見るとレクサスブランドにおいては、やはり北米主体(中国もですが)ということにあらためて気付かされます。
レクサスは日本発のブランドかつ大半を日本で生産しているわけですから、「日本市場をを最優先してほしい」といつも思っていますが、この圧倒的な販売数の格差を見ると、やはり主要販売国である「北米」を意識した商品開発や改良内容、そしてユーザー数も相当に多いはずですから、日本市場への供給台数に制限があるというのはやむを得ないと思ってしまいますね・・・
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