発売してからおおむね1ヶ月後に発表される、レクサスの新型車受注状況ですが、昨日UX「UX200/UX250h」について発表されました!
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/lexus/25993645.html
台数は約「8,800台」と、月販目標台数「900台」に対し、約9.7倍となっています。
なお、今回ニュースリリースではパワートレーン別の内訳は公開されていません。あまりにもハイブリッド比率が高いため非公開にしているものと推測されます。(「NA : h= 1 : 9 」に限りなく近い、圧倒的なハイブリッド比率の模様)
さて、UXの受注台数は月販目標台数の「約10倍」と一見好調のように見えます。また、各メディアでのお決まりのレポートでは「順調な滑り出し」「ヒット間違いなし」などの見出しが目立ちますが果たしてそうでしょうか?
ここ最近発売された、レクサス車と比較してみたいと思います。
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レクサスES 約5,600台 *月販目標台数=350台(約16倍)
レクサスLS 約9,500台(NA=2,700台、h=6,800台)*月販目標台数=600台(約15.8倍)
レクサスLC 約1,800台(NA=1,000台、h=800台) *月販目標台数=50台(約36倍)
レクサスRX 約9,000台(NA=3,000台、h=6,000台)*月販目標台数=500台(約18倍)
レクサスNX 約9,500台(NA=4,750台、h=4,750台)*月販目標台数=700台(約13.5倍)
レクサスGSF 約380台 *月販目標台数=20台(約19倍)
レクサスRCF 約900台 *月販目標台数=30台(約30倍)
レクサスRC 約1,700台(NA=500台、h=1,200台) *月販目標台数=80台(約21.25倍)
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つまり、実は今回のUX(UX200/UX250h)は、意外なことに、ここ最近発売された趣味嗜好性の高い車(クーペ、Fモデル)を除けば、それほど目立った販売数は達成しておらず、月販目標台数に対する販売台数の倍率は最も小さくなっています。
同じSUVのカテゴリに入る「RX」や「NX」わずかながら及ばない台数となったのは意外です。
マツダでもコンパクトな「CX-3」よりミドルサイズの「CX-5」の方がはるかに売れているように、SUVタイプの車は必ずしもコンパクトなサイズが求められているのではなく、ある程度の大きさを伴い、居住性・積載性も求められるのでしょうか。
UX発売時(11/27)時点での予約台数が「5,500台」とのことでしたので、それから1ヶ月間で約「3,300台」の上乗せにとどまったのは意外でした。
UXは完全新規の車で、直接的な乗り換え元の車が存在しませんが、「サイズ・価格・総合的な質感」からも、「10,000台」は突破すると思っていたので・・・
なお、一足先にデビューした「ES」(ES300h)については発売時(10/24)時点で「2,200台」でしたが、発売から1ヶ月間で「3,400台」上乗せし、「5,600台」となりましたので、発売日から1ヶ月間での増加数はなんと「ES」の方が多いのです。(もっともデジタルアウターミラー待ちのオーナーも一定数存在したことにも起因すると思いますが)
ということで、今後はレクサスの新たな顔として販売台数を牽引すると思われる「UX」ですが、初期受注台数を見る限りでは発売前の”熱気”が一旦冷めた感じになっているようです。今後も継続的に計画販売台数を達成できるかどうか見守りたいと思います。
今後の追加モデル「UX300e」などの登場も期待できますが、UXは毎年の年次改良で手が入りそうな箇所が多いですし、強力なライバル車が多いカテゴリですので、たゆまぬ改良・進化を期待したいですね。
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