進化した「UX」ですが、実際旧モデルとどれぐらい変化したのかわかりやすい表が「2024年4月29日付」で欧州市場で公開されています。
▼THE NEW 2024 LEXUS UX: MORE ELECTRIFIED POWER, GREATER DRIVING REWARDS AND ADDED REFINEMENT FOR THE LUXURY COMPACT URBAN CROSSOVER
https://newsroom.lexus.eu/the-new-2024-lexus-ux-more-electrified-power-greater-driving-rewards-and-added-refinement-for-the-luxury-compact-urban-crossover/
魅力的な改善ポイントは次のとおり。
・システム総出力(上から2項目目)が向上!
135kW(184PS)から「146kW(199PS)」へと、出力を大きく向上させています。
・リヤモーターパワー(上から3項目目)が大幅に向上!
5.3kW(7PS)から 「30kW(41PS)」へと「約6倍」大きくパワーを向上させています。
・リヤモータートルク(上から4項目目)
55N・m から「84N・m」へと「約1.5倍」トルクが向上しています。
これにより、より電動感あるパフォーマンスを得ることができ、それにより「0-100km/h」加速タイムも改善しています。
日本仕様とは若干異なるかもしれませんが、
・前輪駆動(FF)モデル=「8.5秒」から「8.1秒」へと、0.4秒の改善。
・全輪駆動(AWD)モデル=「8.7秒:」から「7.9秒」へと、0.8秒の改善。
よく見ると、従来は全輪駆動(FF)の方が加速タイムが良かったのが、「UX300h」では、リヤモーターの大幅強化により、全輪駆動(AWD)の方が加速タイムが良くなるなど大幅に改善されtれいることがわかります。
なお、それでいて燃費(下から2項目め)やCO2排出量(一番下の項目)は従来にくらべ「UX300h」は燃費改善、CO2排出量も低減するなど、「良いとこ取り」に進化しています。
通常、モデルチェンジによりパワー感の向上とは引き換えに犠牲になるものがありますが、この「UX300h」はカタログスペック上も、フルモデルチェンジといっても差し支えないほどの進化をしていることがわかります。
これは新型プリウスと同様、ハイブリッドシステムが「第5世代」に進化したものではありますが、外観がまったく変更ないためあまり大きくPRされていないように思いますが、あらためて違いを表形式で見てみると、その進化度合いを感じることができました。
なお、日本市場においては、2024年3月の販売(登録)台数は約680台と、兄貴分の「NX」「RX」には及ばず、まだその実力を出していないように見えますが、従来の「UX250h」時代のようにコンスタントに月/1500台をマークするとなると、レクサスブランドのエントリークラスSUVとして存在感を示すものと思います。
「UX300h」の登場とともに、内装のクオリティも若干向上しましたが、個人的には「和紙調 助手席前ダッシュボード」のカラー復活(ブラウン、コバルト)や、「センターアームレスト」近辺に配置されていた「オーディオスイッチ類」の復活、そして「ドアトリムの質感向上」(LBXが頑張っているだけに・・・)を図ったうえで、外観においても若干の意匠変更(前後ヘッドランプの意匠変更、加飾変更)などを施してパワートレーン強化に見合った「買い替えの食指」となるような変化があると嬉しいと感じました。
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