さて、先日発表されたレクサス「UX300h/UX300e」ですが、モータージャーナリストの試乗インプレッションを見る限り、かなり進化しているようですね!
新型レクサス「LBX」発売後は、2018年秋のデビュー後、それほど大きな改良が施されていない「UX」が見劣りするのではと心配していましたが、2024年の年次改良では、外観の変更はないものの、中身が大きく進化しているようで、しっかり「Always On」の精神のもとたゆまぬ改良を行い、「LBX」との差別化をしっかり行っているようですね。
*https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40218670.html より
デビューからちょうど5年が経過した、レクサス「UX」の優位点をざっとチェックしてみたいと思います。
■パワートレーン
プリウスや欧州のC-HR(2.0Lモデル)と同様のパワートレーンとなったことで、相当スペックアップしているようですね。
特にリヤモーターが大幅に強化されているので、「AWD」仕様が特に魅力アップしているようで、久々にぜひ試乗してみたいと感じます。
実用燃費も「LBX」と「UX」ではそれほどの違いがなさそうです。
■三眼フルLEDヘッドランプ
今や、単眼でも可変ヘッドランプ機能(アダプティブハイビームシステム)が実現されたとはいえ、見た目のかっこよさ、インパクトと言う意味では、3眼フルLEDヘッドランプは魅力的ですよね。これは「LBX」との見た目での差別点の1つと思います。
*https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40218670.html より
■ムーンルーフ
プレミアム感を高める「ムーンルーフ/パノラマルーフ」ですが、「UX」ではこのサイズでは珍しく、ムーンルーフが選択可能です。
開放感や見た目の部分でも大きく変わりますので、ムーンルーフ派には「UX」は魅力的かと思います。
■ファブリック製サンバイザー
地味ながら質感の違いを感じる部分で、レクサス「UX」はファブリック巻き、一方{LBX」はビニール製(?)でヤリスクロスと同じ。
この部分はこのクラスの車におけるレクサスブランドと、トヨタブランド車の違いの典型的な部分です。
■12.3インチワイドディスプレイ
レクサス車では定番のサイズとなった「12.3インチ」を装備。
9.8インチとは表示領域(ワイド)がかなり異なりますので、サイズ以上に質感(高精細感)を感じます。
LBXはスッキリとした見やすい位置ですが、横画面の情報量という点では9.8インチと12.3インチはかなりの違いがあるようです。
(将来的に「分割表示」に対応できるのかな・・・?)
*「UX」機能詳細カタログP19より
■スピーカー
まだ「LBX」の6スピーカー標準サウンド仕様は未視聴ですのでなんとも言えませんが、やはり「UX」の10スピーカーと「LBX」の6スピーカーでは採用しているスピーカーのスペックなどサウンド部分にかけることができるコストに差があると想定されますので、この点はかなり差があるのではと思います。いわば、レクサス標準が「10スピーカー」、トヨタブランド標準が「6スピーカー」と考えればわかりやすいのではと思います。
*「UX」機能詳細カタログP39より
■”F SPORT”への存在
「LBX」のハイパフォーマンス版の登場が確実視されていますが、F SPORTの有無は「UX」と「LBX」の差と感じます。
スポーティな外観や専用装備に価値を感じるのであれば、UXーF SPORTは良い選択肢と思います。
「漆黒メッキ」を採用したエクステリアや、オレンジ色に塗装されたブレーキキャリパー(MOP)、乗り心地や振動の低減にも寄与するパフォーマンスダンパーなど、専用装備は魅力的です。
■インテリアの質感(F SPORT)
インテリアの質感は、「LBX」も同クラスではかなり高い部分が見受けられますが、「UX」は以下の点が明確に「LBX」に勝っています。
地味ながらスカッププレートの存在感は結構違うなぁとあらためて感じます。
・ディンプル加工された「ステアリング」、「シフトノブ」
・アルミペダル/フットレスト
・ステンレス加工された専用すカッププレート
・F SPORTスポーツ専用 スピードメーター
■前席シートのベンチレーション機能
「LBX」と「UX」の違い3点を上げろと言われると必ずランキングする装備でしょう!
スイッチの配置場所はともかく、車格が高い車に乗っているという感じがしますよね。「LBX」にもメーカーオプションで良いので、本革シート装着シート車にはぜひ追加装備を望みたいものです!
■助手席パワーシート
助手席に乗る頻度が高い場合は必須といえるパワーシート。
レクサス「LBX」では軽量化のためオミットしていますが、「UX」は標準グレードを除き、各グレードでしっかり装備しています。
■電動チルト&テレスコピックステアリング
電動調整で好みのポジションが調整できる電動調整機能は「UX」は全グレード標準装備。
おなじく、備わる「パワーイージーアクセスシステム」とともに、ステアリングも乗降しやすい位置に格納されるので、よりスマートに降車ができるのも嬉しいポイント。
■後席エアコン吹き出し口/後席センターアームレスト
「LBX」は割り切って後席は「荷物置き」程度なので、比較はフェアではないかと思いませんが、後席へのエアコン送風機能の有無は大きなポイントの1つかと思います。後席に乗客を乗せる頻度がある方(お子様も含め)は「UX」の方がニーズに合致しているかと思います。
■ドライブモードセレクトスイッチ
UXはレクサス第3世代に属しているので、ドライブモードセレクトスイッチが存在します。
操作しやすい位置にあるかはさておき、レクサス「LBX」がノーマルとEcoの2種類のモード切り替えにとどまるのとは異なる
■静粛性
UXの静粛性がかなり向上したことが、モータージャーナリストの試乗動画でわかりますので、ここは「LBX」と同等以上になっていると思います。
現在「UX」にお乗りの方も違いを感じるほどの進化になっているかもしれませんね。
ということで、ざっとあらためて調査した感じ、明確に「UX」が「LBX」より劣ると感じるのは以下の部分でしょうか?
当初想定してたような「LBX」より格下と感じる部分はかなり限定的になっていると感じます。
■マルチカラー アンビエントライト
■Advanced Drive & Advanced Park
■セミアニリン本革シート/L-ANILINE本革シート
■ウェットワームワイパー(ダイレクトスプレー機能)
すでに販売が終了し、今も一定の人気があるレクサス「CT」(CT200h)は残念なことに、モデルライフ半ばから改良が放棄されたような印象があり、次々登場するニューモデルとの差が開く一方でしたが、レクサス「UX」はレクサスのエントリーモデルという呪縛から逃れることができたのか、これからもしっかりと「Always On」されていく印象を受けました。
「
LBX」ではニーズを満たさない方にとってはベスト・バイな1台となるものと思いました。
当方も正直、ここまで進化しているとは思わなかったので、ぜひ実車チェックしてみたいと思います。
「UX」は特別仕様車の発表頻度も高いので、将来的な「特別仕様車」の設定も楽しみです。
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