Memories Offの新作、メモリーズオフ ‐Innocent Fille‐(ナンバリングされていないが、実質メモオフ8)が出るという記事を書いたら、意外にもPVがあった
https://fanblogs.jp/katananana/archive/247/0
良い機会なので、初代からのメモオフ信者が、メモオフシリーズを振り返ります。
大昔のゲームなので多少の記憶違いや印象の強弱もあるだろうが、それ含めてメモリーズなので、中途半端にググっただけの情報と違い、そんな「生の声」「経験談」のほうがリアルだと思い、その視点で解説します
もう初期作品はレトロゲームの域なので(1stなんて90年代…)、KID倒産により公式サイトは当然もう無いし、ファンサイトなど、リアルタイムでプレイした人間の情報発信も殆ど消えているので、このあたりで昔の信者がサルベージする意図もある
まず、発売年表がこうなります。分かり易くする為、廉価版などは除外し、メインタイトルを赤色にしました
1999 Memories Off
2000 Memories Off Pure
2001 Memories Off Festa、Memories Off 2nd
2002 想い出にかわる君 〜Memories Off〜
2003 Memories Off Duet、メモオフみっくす
2004 Memories Off 〜それから〜
2005 Memories Off After Rain、Memories Off #5 とぎれたフィルム
2006 Memories Off 〜それから again〜
2007 Memories Off #5 encore、Memories Off History
2008 ユア・メモリーズオフ〜Girl's Style〜、メモリーズオフ6 〜T-wave〜
2009 メモリーズオフ6 Next Relation
2010 メモリーズオフ ゆびきりの記憶
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018 メモリーズオフ -Innocent Fille-
……
改めて年表にすると、2011年からの空白期間が目立ちますね…
そうまるでニートの履歴書のように…
基礎知識として、メモリーズオフシリーズは1作が多数のハードで年代別に出ており、外伝ゲームなども非常に多く存在する
なんとギャルゲーなのに、なぜか今は亡きワンダースワンカラーやネオジオポケットカラーでも出ている。
ハード末期はギャルゲーが量産されるとはよくいうが、これには驚きだった
キッドはゲームボーイにすら、ポケットラブという謎ギャルゲーも出していた。しかもこれは続編のポケットラブ2まで出た
ゲームボーイというハードのスペック上ボイスが入らないので、ゲームをプレイしながらドラマCDを同時に流すという奇作だった
余談だが、メモオフシリーズは任天堂ハードでは出ていない(スタッフも、任天堂ハードとは縁が無いと言ってた)。
だがそれらは今回割愛し、この記事では主にメインタイトルのみに触れます。
というのも黄金期の2ndは、作品だけではなく、ヒロインごとの設定解説ファンブックが出ていた、今考えても凄い時代
そして私はそれらを買うくらいのかなりのメモオフ信者だったんですが、それでさえ、外伝ゲームはほぼプレイしていません。
明らかに手抜きで作られた過去のヒット作の焼き直し便乗ゲームで、信者視点ですらプレイする価値が無かったからです
多くのユーザーがそう思ったからこそ、外伝ゲームは売り上げ不振、結果KIDは倒産しました
なので激安100円でもない限り、外伝のプレイは必要ないかと
本編のみを語ります
▼伝説はここから始まった!
初代メモリーズオフ。1、1stとも呼ばれます。
・デビュー当時の田村ゆかり、間島淳司などが出ていて、初々しい演技が聞ける。特に間島は結構下手だ
・当時エロゲー移植やペプシマン、坂本龍馬などのキワモノゲーを出していた移植メーカーキッドによる、珍しいオリジナルタイトル
当初は「トラウマ」というタイトルだったが、メモリーズオフに改題。(トラウマじゃ絶対売れなかったよなあ…)
・ささきむつみのキャラデザによる繊細なヒロインたちを見て、お、これは切ない恋物語なんだな、と期待するも内容は非常にギャグや下品ネタが多く、電波ゆんゆん。
主人公の三上智也もかなり強烈な人物で、見た目に騙される怪物ゲーム
「アホゥ!!アホウ!!お前は正真正銘のアホだぞ!!脳をゆすげ!!脳を!!」
「バカタレェ!!バカタレェ!!脳を塩素漂白剤につけて洗え!!3日3晩は寝かせろ!!」
「あまりにも絶好調で体から薄桃色のエクトプラズムを放出しそうだぁぁあ!!」
などの明らかにジャケットの繊細な美少女キャラとは世界観が違う名台詞のオンパレード。
ライターも普通の主人公は書きたくない、とかいったそうな(やっぱり智也くんは普通じゃないんですね…)
・当時キッドが移植していた、タクティクスのONE~輝く季節へ~(後にビジュアルアーツやKEYにスタッフは移ったらしい)に似た部分があるのでキッドが移植のついでにネタをパクったと言われていたが、私はそうは思わなかった。全然似てないよ?実際。
・シナリオとしてはメインヒロインの彩花が既に死んでいるというのが一応トリックではあるが、まあバレバレである。
だがパッケージヒロインだったため、このキャラに釣られて買ったユーザーからはフルバッシングが行われていた。
確かにジャケット詐欺だ。だって攻略キャラですらないんだもん
・シナリオは極めて粗削りで、ヒロインごとにライターが違うので、完成度や長さがバラバラ。
中でもみなもシナリオは初代メモオフの一番人気で、舞台っぽいシナリオは、クオリティが桁違いに高い。シナリオライター佐々木智宏が舞台の脚本を手掛けていると聞いて、納得である
逆に小夜美シナリオはシリーズ屈指の短さで、なんと恋愛が始まる前に終わってしまう。
その後1stは何度もリメイクされたが、一向に追加シナリオが出なかったので、スタッフはもうこれを完成形としているのだろう。普段のKIDなら、小夜美シナリオ完全版が収録されたバージョンを絶対に売り出すだろう
映画のようで綺麗なラストシーンという意見もあった
・後年発売したDC版では大幅な修正が行われ、誤字脱字も減っている。追加要素もあるので、プレイするならこちらからがおすすめ。
ヒロインのBGMが入れ替わっているという、これまた奇想天外な修正がされている
▼前作を大幅に上回るクオリティ!
いまだにシリーズ最高傑作との呼び声も高い名作、メモリーズオフ2nd。
・メインヒロインのほたるは新人時代の水樹奈々が担当。初々しい演技と、演じるキャラクターとのギャップにビビるくらい上手い、美しい歌声が聞けます。
そして1stでは下手だった間島が、短期間でかなり上手くなっててビビル。間島の演技はここで一先ず完成されていた
・私はDC版でプレイしたが、KIDシステムと呼ばれるシステムのお陰で、プレイ環境が非常に快適に整えられている。
当時他のメーカーも真似をしろなんて言われていたくらい良かった
このシステムはインフィニティシリーズなども、改良、または改悪されたものが使われている
・前作はヒロインが死亡しており、主人公は彼女だったヒロインの思い出を振り切り、新しい恋に踏み出す…という設定だったのだが、今回はヒロインとは現役バリバリで付き合っている。しかもとってもいい子
よって、他のヒロインルートに進むためには恋人を捨てなければいけない。ヒロインたちには彼女の親友や姉もいる…という最高に盛り上がる題材
正直これはもう、最初から題材の勝利だった。話を聞くだけでも凄くプレイしたくなる
シナリオもさることながら、この恋人を捨てて新しい恋愛に踏み切るせつなさが非常に重々しい。
彼女がいい子なだけに、ゲームなのに修羅場に異常なプレッシャーがある
そんなシナリオの性質上、主人公のイナケンはとんでもないクズである
まあ浮気がテーマだからね、仕方ないね
・踏切姉妹と呼ばれる双子ヒロインの希望ルートでは、主人公が意識を失い、そして世界が再構成された…という、このシリーズで唯一のSFファンタジー描写がある。
当時キッドはインフィニティを作っていたので、その影響が出た
・水樹奈々は今でこそ声優としてもかなり上手い演技をするが、当時はまだ新人で、棒読みの部分もあった。
そして役柄が声を可愛く作ったキャラなので、声を荒げるシーンでは明らかに女子高生ではない野太い声になってしまった
その事を昔「ほたるのこのシーン、下手だよな。中の人、新人だし仕方ないけど」と書き込んだら、「声を変えたまま叫ぶのは難しいからね。実はあれが水樹の地声なんだよ、本人の声は野太い」「水樹奈々の地声は低いんだよな」
というレスがついて、「へぇ〜!」と思ったものだが、後年テレビ出演するようになった水樹。
そこで聞いた声はほたるのあの野太い声そのものだった
数年越しの衝撃だった
▼無難がテーマのメモリーズオフ〜それから〜(ナンバリングなしだが、メモオフ4)
・主人公が彼女であるいのりに捨てられるところからスタート。2の逆
原点回帰がテーマとかで、尖った魅力はないが欠けたものもないというコンセプトらしい。当時スタッフがHPに書いていた。主人公もクセがなく普通の少年。山場では格好いいところも見せる
・面白いのが、メインヒロインの「いのりシナリオがかつてないほど多い」という発売前情報。
オチとしては、他のヒロインのルートにいっても、主人公がまたいのりとヨリを戻すシナリオ、エンディングがある、というものだった。
シーンタイトルはヒロインごとに四字熟語だったりと特徴があるのだが、突然いのりルートのシーンタイトルである音楽絡みに戻るのはかつてないプレイ感覚
・シナリオはなかなか面白く、年上ヒロインのルートはカフェ編という名前がついている。
高校卒業後のフリーターになった主人公のシナリオなので、高校時代だけで終わる高校生ヒロインのルートとはまた違ったプレイ感覚で楽しめる
▼メモリーズオフ5、ここで久々のナンバリング
・最大の特徴はやはり、主人公が大学生であること。
映画制作サークルに入っており、それがテーマそのものとなっている
親友キャラもこれまで4作も稲穂信だったのに、小津修司に変更。その事もあって小津は随分叩かれてたが、私は嫌いじゃなかった。勿論信には遠く及ばないが…
・シナリオクリア後、リバースカットというヒロイン視点の物語になるが、見れるのはメインヒロインだけだし、ボリュームも少ないし余り完成度が高いとはいえない内容
・シリーズで初めて主人公に立ち絵と音声があり(正確にいうと雪蛍にもあるが)、物凄いイケメンで笑う。背も高いしガタイも良い。
スタッフによると、当初はもっと普通の顔だったが、「皆さんの分身ならかっこよく」、という理由で美化したらしい
絶対悪意あるだろ
・シリーズで唯一の幼馴染ヒロイン不在(幼馴染というには微妙なキャラなら2人いるが)
そしてKIDの作る最後のメモオフとなった…
完成度も売り上げも微妙だったもんなあ…
▼メモリーズオフ6。初代の澄空高校を舞台にした原点回帰っぽいゲームだったが…
・5pb.で心機一転したシリーズ6作目。T-waveはトライアングルウェーブと読み、三角関係を題材にした内容だったが、シナリオのクオリティは非常に低い
gdgd長いメインヒロインのルートよりサブヒロインのクロエのほうが人気があるという稀有な一作
・8のヒロイン、ノエルは6の外伝のキャラ
・親友キャラはまたも変更し、佐賀亨になる。ヒロインに横恋慕しているというパターンが1、5と同じ。
主人公は高校生にして社会人でもあるので、作中でもいわれてるが、妙に大人びた部分がある(それゆえキャラクター性が小さく纏まってしまった感もあるが)
だから社会人の信と、歳の離れた親友でもよかったんだけど
▼恋愛だけではなく、推理要素などを加えた意欲作メモオフ7
・サブタイトルは指きりの記憶
指きりというやや風変わりなシステムがあるが、ただの選択肢をグラフィカルにしただけで特に意味はなし。
公式でゆびきりしまくると大変な事が…とアオられていただけに何も無くて残念だ
・恋愛だけではなくミステリ要素があり、主人公やヒロインの過去を探っていくストーリー展開。主人公がルートによっては殺されてしまう
・2でも主人公が自殺するバッドエンドがあったが、事件に巻き込まれて死ぬ展開があるのは7だけ。他にも恋人になったヒロインを権力者に寝取られたり、ヒロインに捨てられて失踪されたり、かなりえぐいバッドエンドがある
・シナリオ、グラフィック、ムービー、総じてクオリティは非常に高く、シリーズ最高傑作との呼び声も高い
・シリーズと一切関係ない絵師が初めてキャラデザを担当したが、2nd以来本当に久々にキャラデザを良いと思ったし、違和感は全くなかった。
だがPSP版まではまだよかったが、PS4、PSVITA移植版からの絵の劣化が酷すぎる。
キャラデザ担当に何があったのだろうか…。ヒロインの顔も完全に別人で、これでは売り物にならないだろう
・主人公は見た目は大人しそうだが、ケンカが強く男らしいイケメンで、主観視点でもボイスつきで喋るシーンがある
・親友キャラは佐賀亨が続投。クラスメイトだった6の主人公と違い長年会ってなかった設定だが、それにしては活躍するし、なんとEDまである。
バッドエンドではヒロインと付き合う展開も…(NTRの鬱エンド。りりすのことはええんか?)
・EDコンプするとシーンタイトルにジャンプ出来るので達成率埋めは簡単だが、時代に着いていけなかったのか、システムが非常に悪い。
シーンスキップや次の選択肢までのスキップもないので(PS2のクラナドにすらあったのに…もう他社に負けてる…)、無駄に時間を浪費してしまう。
EDコンプに50時間以上かかったが、数時間はただスキップを眺めてるだけだった。
まとめ
結論からいうと、どれもそれぞれの良さがあるが、最高傑作は2か7と思っている。
2は大昔のゲームなので想い出補正がかかっているが、近年のゲームにも拘わらず、それと戦えるほど、7の面白さは図抜けている。
ミステリ要素もあって、「ギャルゲーユーザー以外がプレイしても面白い」のは7だろう
シリーズ初心者は、恋愛ゲームがやりたいなら2、他の要素もあるADVをやりたいなら7がおすすめ
次点で1st、それからが良作だった。
この2つも恋愛重視なので、好きな絵や題材でどちらか選ぶといい
残念ながら5,6は明らかに完成度が低い。
そして当時としては売上も低い。余程絵が好みとかじゃないなら、おすすめはし兼ねる
リアルな話、5は既に会社が倒産危機にあり開発がスムーズに行かず、6は新しく始めるのに躓いたのではと思う
では同じゲームでもイッパイ出てるけどどのバージョンがいいの?というと、殆どのケースでは後から発売したほうが追加修正が加えられているので、そちらをおすすめ
スーパーライト版は説明書が白黒で、商品としては簡易化されているが、オマケモードで見れる版権絵が、後発ということで増えています(小説版やテレカなどの絵が見れる)。
ただしメモリーズオフデュエットなど、背景がウネウネと気持ち悪く動いたり、同じシーンでも流れる音楽が違っていたり、スタッフロールの演出が劣化していたりと、後発にも拘わらず劣っている例もあります
後に5pb.が発売したPSP版はハンディにプレイできることがメリットだが、一枚絵によっては絵が潰れているという致命的なデメリットも(特に7はハードスペックの差が大きいので落差も酷い)
シリーズもイッパイあってどれを遊べばいいか迷う、という人は、メモオフシリーズは主人公と彼女(メインヒロイン)の設定がいつも凝った内容なので、その興味を基準に選ぶといいかも
1st 彼女に死なれてしまい、新たな恋に踏み出す(シリーズで唯一の故人)
2nd 彼女を捨てて他の女性に向かう(シリーズで唯一彼女あり)
それから 彼女に捨てられて他の女性に向かう(シリーズ唯一のメインヒロイン1人)
5 映画製作サークルの青年が、親友を殺した女と出会う(シリーズで唯一、メインヒロインと敵対した状態からスタート)
6 付き合ってくださいと告白され、仮の彼女が出来、他のヒロインとの三角関係に(シリーズで唯一のお試し期間彼女)
7 1人暮らしをしていた主人公、周りには内緒で、謎の女と同棲する事に(シリーズで唯一ヒロインと一つ屋根の下)
8 斬新な設定に期待
シリーズの皆勤賞キャラクターとして、1〜それからでは親友キャラとして、5〜7では隣人や上司として、稲穂信が登場
FFのシドのように大作感を意識したと言われるが、シドと違い、なんと初代から全作に登場する
主人公との年齢差があるせいか、親友キャラからは残念ながら降板し、出番も激減している。年上の親友でもよかったのに、非常に残念だ。
それからをプレイしていた頃は、信はずっとメモオフシリーズの親友キャラだと思っていた…
それからと5のみ何故か同じ絵が使い回されてるが、他のゲームではキャラデザが全くの別人になってて、その変貌ぶりに笑えます(特に1〜それからまでは完全に別人)。
どれからプレイしてもストーリーは分かるけど、信のストーリーも時系列で展開し(1stでは高校生だったのに、2ndではフリーター)、全ての物語が同じ世界観の話なので前作ネタもあり、1stから発売順にやるのも全体像が掴めて面白いかも
2ndで唯笑のBGMを着メロにしているので、お前未練タラタラじゃねえかとツッコめたり、前作をプレイしていると考えさせられるネタが色々ある
小林沙苗が「メモオフは新人声優の登竜門」と言っていたが、どれからやっても、その時代の新人が出ているので時代を感じられるのも面白いですね
メモリーズオフシリーズはなんだかんだで非常に面白いゲームだったので、8にも期待
え?
何か忘れてないかって???
あーこれなぁ…想い出にかわる君、なあ…
これはもう、黒歴史すぎるんだよ。
何せシリーズで唯一外伝ファンディスクが出ていないし
会社の看板ゲームなのに緑犬ふうとかいうズブの素人の謎のライターが書いてるし(スタッフの嫁という説あり)
そんな緑犬ふうが女性ということで無駄に男性キャラ押しの展開で、冒頭なんてヒロインが登場するまで30分くらい野郎だけの話が延々続くし
主人公はただのヘタレだし
メインヒロインのカナタは声優が下手過ぎてゴッドボイスなんて皮肉られてたし(余りの酷さにか、OVAで交代という前代未聞の内容。しかも後任の村田あゆみは素人なのに上手いという)
何より当時メモオフの絶対条件だったささきむつみが降板したことも大きい(今となっては、ささきむつみが描いてないゲームのが多いけどね)
ボリュームもないしクソゲー以上凡作未満くらいのデキでした
なのでこれはやらなくてもいいです
あ、テンチョー死ぬよ
ホワイトホワイトデー レビュー感想 軽快な会話劇
ホワイトデーを題材にした兄妹の会話劇ビジュアルノベル
このテの設定だと妹がブラコンであるのが常だが、他に意中の人がいて兄貴にまるで興味なし。兄は兄で妹にはさっぱり興味がないのが珍しい設定だ
会話劇は軽快でテンポもいいが、ラストシーンはちょっとキリが悪かったかな
兄貴が英語翻訳をやってるのは作者の心の叫びか
評価D
55点
このテの設定だと妹がブラコンであるのが常だが、他に意中の人がいて兄貴にまるで興味なし。兄は兄で妹にはさっぱり興味がないのが珍しい設定だ
会話劇は軽快でテンポもいいが、ラストシーンはちょっとキリが悪かったかな
兄貴が英語翻訳をやってるのは作者の心の叫びか
評価D
55点
2017年10月19日
みのりびよりに レビュー感想 のんのんびよりみたいなゲームかと思えば…
▼みのりびよりにクリアしました。攻略もちょっとやっていきます。
ネタバレ注意
▼まず先入観0情報0でプレイしたので、よくある夏の田舎を舞台にしたギャルゲーだと思ってたんですよ。
実際序盤はそんな感じで進む。
ボーイミーツガールで(ボーイというには主人公は25歳だが。ヒロインは10歳)、ヒロインは明らかに主人公が好きだが、主人公はクールな青年で、まあ大人だから子供のヒロインをまるで異性としては見ていない、という甘酸っぱい展開
ああ、これはタイトル通り、のんのん○よりをギャルゲーにしたようなゲームなんだなって思ってた矢先、
唐突に謎のバケモノ、登場
ファッ!?
そのままブチ殺されてバッドエンド。
え?これそういうゲームなの?
どうやら伝奇モノでもあるらしい…
▼気を取り直して再開。
引き続き夏のギャルゲー(ギャルというには10歳は幼すぎるが)と伝奇モノが交互に展開されていく
恋愛パートでは、少女の片思いをテーマにした、甘酸っぱい展開が続く
▼伝奇パートでは、記者の主人公はバケモノの調査を開始する。
町の不審者だった野本に殺されそうになったり、みのりの祖母であるかよから聞き込みをしたり、徐々に真相に迫っていく
バケモノの名前はどうやら水虎という神様らしい
ああ、有名なアレだね。ゲームやマンガで御馴染みなので誰しもが聞いた事くらいはあるでしょう
水虎は人間界に紛れ込んでいて、殺して食った人間に摩り替わっているらしい
▼正直この時点でみのりの正体は「あっ…(察し)」だったんだけど、このゲームはそんなベタながらに魅せ方が非常に上手い。
主人公がアンパンを買ってあげた日から、既に別人に摩り替わっていたみのり。
だが水虎はその性質として、食った人間の意志や感情を全て受け継いでしまう…
神様ながらに主人公を好きになってしまった水虎を、人の感情が支配する。水虎も悪い神様ではない
だが目の前の相手はみのりであってみのりではない、水虎というバケモノには違いないし、みのりを殺したのもまた事実
そんな愛憎劇が結構踏み込んだグロさで描かれるのだが、一連のシーンはショッキングかつインパクト絶大だった
▼完全に正体を現した水虎(みのり)が、一切デフォルメされてないデザインってのは、ヒロインの成れの果てとしては珍しい。普通は半分人間で描かれるからね
これもう100%バケモノだろ
そして水虎に食い殺されたみのりの遺体は、調査中に訪れた祠の中に…
買ってあげたアンパンに蟻が張ってるのが、また物凄い悲壮感あるね
子供が死んでるシーンは家庭用ゲームではかなり難しいので(表現規制的に)、これは同人ゲームならではのショックあるシーンだった
▼いよいよ大詰めだと身構えていたのだが、ここからの選択肢、なぜかどっちを選んでもバッドエンドになってしまった。
どうしてもみのりは完全にバケモノになってしまうか、主人公が自殺してしまう。何も救われない悲しい結末だ
どうやらかなり序盤の選択肢で川へ行くか行かないかというのがあり、それが原因のようだ。
正解は一見するとみのりに会いに川へ行くことなのだが、実際には行かない事が正解
そのルートで主人公は、正博からライターを貰う。
▼ライター所持でここまで来ると、主人公はナイフではなくライターを持ち、祠と遺体を燃やし、なんとたったそれだけで永久に続く殺人の輪廻を回避。
あ…
あっけなさすぎぃいいいいいいいいいいい!!
これまでの引きと数百年繰り返された犠牲はなんだったんだろう…
そもそもこんな火程度じゃ、まず人体は燃えないだろうし…
主人公もこの解決法に直感的に気づくんだけど、みのりたちの長年の苦悩も一体なんだったの???という肩透かしがかなりあった
みのりたちは犠牲になったのだ…犠牲の犠牲にな…
▼最後は半分人間、半分バケモノのようになった10才の少女、みのりへの恋愛感情に気付いた25歳の主人公(正確には1年後だから11才と26歳か)が、みのりとともに生きていくことを誓いエンディング。
俺もいつかみのりに食われてしまうのだろうか…と考えている時、みのりに唇を奪われる(食われる)のが、シャレた演出だ
▼クリア後にプレイ出来る記憶ルートサイドAではみのりの母親視点の話。
手帳達成率100%で出てくるサイドBでは、みのり視点の話。
どちらも悲壮感があり、サイドBのラストシーンは惨劇のまま終わる
この後、普通に水虎がみのりとして主人公と接していたというのは、少し怖いね。水虎がみのりとして目覚めてから、そこまでのシーンも、描いて欲しかった
▼しかし母親とみのり、似すぎ。
野本や母親が、これで自分の娘だと気付かないのは相当ムリがあるだろう(みのりですら直感的に「お姉さん」を母親だと気付いてたのに)
▼さて、総評すると、グラフィック、シナリオ、声優の上手さ、主題歌、総じてクオリティが高いが、余りにも酷いのがプレイ環境とシステムまわり。なんとこのゲーム、ADVの癖になぜかRPGツクールVXace
なので致命的にADVが遊びにくい
クイックセーブなしクイックロードなし、既読スキップなし、その他ないない尽くし。
特に面倒なのは、選択肢に最初から選択カーソルが入力されてしまっているので、ページ送りの最中、唐突に表示された選択肢をうっかりクリックしてしまう、という事故が発生してしまうこと。これは本当に面倒臭かった
▼シナリオも登場人物が少ない割に、宮里や野本の扱いが随分雑だったね。
宮里は主人公に片思いしてる設定がなんら意味を成さないし、活躍の場のない空気キャラ。多分余りにも使えない子だから田舎に左遷されたという設定があるんだろうけど、それも言及なし
野本はみのりに新しい父親が出来ても思い出される事すら無いし、死んだ後はまるでいなかったかのような扱い。ヒロインの実の父親なのに
田舎町が舞台になっているが、グラフィック枚数が少なすぎるためか、行動範囲が狭すぎるためか、町が死んでいるという感じが否めない。
普通こういう題材だと夏の田舎っぽい場所が舞台になるんだけど、ほぼ川と道しかない。
舞台に魅力が全然なかったなあ。別に田舎町じゃなくても成立する話だし
▼そんなマイナスファクターこそあれ、クオリティの高いゲームでした。
開発のしっぽロボはこれがデビュー作なんだろうか?新作でも年の差を題材にしたゲームを作って欲しいね
評価B
75点
▼しかし、「俺たちのギャルゲ」の最年少ヒロインは13才だったけど、それを大幅に超える10才というヒロインは、ゲーム史上でも最年少じゃないだろうか(勿論、ちゃんとした恋愛シナリオゲームの話ですよ。ヒロインが幼稚園児のゲーム、とかじゃなくて)。
主人公、開き直ってるけど、結局ただのロリコンだからね
しっぽロボには、次は8歳ヒロインに挑戦して欲しいね。
LOのこだわりは8歳らしいし、二桁は寧ろ邪道だろう
ネタバレ注意
▼まず先入観0情報0でプレイしたので、よくある夏の田舎を舞台にしたギャルゲーだと思ってたんですよ。
実際序盤はそんな感じで進む。
ボーイミーツガールで(ボーイというには主人公は25歳だが。ヒロインは10歳)、ヒロインは明らかに主人公が好きだが、主人公はクールな青年で、まあ大人だから子供のヒロインをまるで異性としては見ていない、という甘酸っぱい展開
ああ、これはタイトル通り、のんのん○よりをギャルゲーにしたようなゲームなんだなって思ってた矢先、
唐突に謎のバケモノ、登場
ファッ!?
そのままブチ殺されてバッドエンド。
え?これそういうゲームなの?
どうやら伝奇モノでもあるらしい…
▼気を取り直して再開。
引き続き夏のギャルゲー(ギャルというには10歳は幼すぎるが)と伝奇モノが交互に展開されていく
恋愛パートでは、少女の片思いをテーマにした、甘酸っぱい展開が続く
▼伝奇パートでは、記者の主人公はバケモノの調査を開始する。
町の不審者だった野本に殺されそうになったり、みのりの祖母であるかよから聞き込みをしたり、徐々に真相に迫っていく
バケモノの名前はどうやら水虎という神様らしい
ああ、有名なアレだね。ゲームやマンガで御馴染みなので誰しもが聞いた事くらいはあるでしょう
水虎は人間界に紛れ込んでいて、殺して食った人間に摩り替わっているらしい
▼正直この時点でみのりの正体は「あっ…(察し)」だったんだけど、このゲームはそんなベタながらに魅せ方が非常に上手い。
主人公がアンパンを買ってあげた日から、既に別人に摩り替わっていたみのり。
だが水虎はその性質として、食った人間の意志や感情を全て受け継いでしまう…
神様ながらに主人公を好きになってしまった水虎を、人の感情が支配する。水虎も悪い神様ではない
だが目の前の相手はみのりであってみのりではない、水虎というバケモノには違いないし、みのりを殺したのもまた事実
そんな愛憎劇が結構踏み込んだグロさで描かれるのだが、一連のシーンはショッキングかつインパクト絶大だった
▼完全に正体を現した水虎(みのり)が、一切デフォルメされてないデザインってのは、ヒロインの成れの果てとしては珍しい。普通は半分人間で描かれるからね
これもう100%バケモノだろ
そして水虎に食い殺されたみのりの遺体は、調査中に訪れた祠の中に…
買ってあげたアンパンに蟻が張ってるのが、また物凄い悲壮感あるね
子供が死んでるシーンは家庭用ゲームではかなり難しいので(表現規制的に)、これは同人ゲームならではのショックあるシーンだった
▼いよいよ大詰めだと身構えていたのだが、ここからの選択肢、なぜかどっちを選んでもバッドエンドになってしまった。
どうしてもみのりは完全にバケモノになってしまうか、主人公が自殺してしまう。何も救われない悲しい結末だ
どうやらかなり序盤の選択肢で川へ行くか行かないかというのがあり、それが原因のようだ。
正解は一見するとみのりに会いに川へ行くことなのだが、実際には行かない事が正解
そのルートで主人公は、正博からライターを貰う。
▼ライター所持でここまで来ると、主人公はナイフではなくライターを持ち、祠と遺体を燃やし、なんとたったそれだけで永久に続く殺人の輪廻を回避。
あ…
あっけなさすぎぃいいいいいいいいいいい!!
これまでの引きと数百年繰り返された犠牲はなんだったんだろう…
そもそもこんな火程度じゃ、まず人体は燃えないだろうし…
主人公もこの解決法に直感的に気づくんだけど、みのりたちの長年の苦悩も一体なんだったの???という肩透かしがかなりあった
みのりたちは犠牲になったのだ…犠牲の犠牲にな…
▼最後は半分人間、半分バケモノのようになった10才の少女、みのりへの恋愛感情に気付いた25歳の主人公(正確には1年後だから11才と26歳か)が、みのりとともに生きていくことを誓いエンディング。
俺もいつかみのりに食われてしまうのだろうか…と考えている時、みのりに唇を奪われる(食われる)のが、シャレた演出だ
▼クリア後にプレイ出来る記憶ルートサイドAではみのりの母親視点の話。
手帳達成率100%で出てくるサイドBでは、みのり視点の話。
どちらも悲壮感があり、サイドBのラストシーンは惨劇のまま終わる
この後、普通に水虎がみのりとして主人公と接していたというのは、少し怖いね。水虎がみのりとして目覚めてから、そこまでのシーンも、描いて欲しかった
▼しかし母親とみのり、似すぎ。
野本や母親が、これで自分の娘だと気付かないのは相当ムリがあるだろう(みのりですら直感的に「お姉さん」を母親だと気付いてたのに)
▼さて、総評すると、グラフィック、シナリオ、声優の上手さ、主題歌、総じてクオリティが高いが、余りにも酷いのがプレイ環境とシステムまわり。なんとこのゲーム、ADVの癖になぜかRPGツクールVXace
なので致命的にADVが遊びにくい
クイックセーブなしクイックロードなし、既読スキップなし、その他ないない尽くし。
特に面倒なのは、選択肢に最初から選択カーソルが入力されてしまっているので、ページ送りの最中、唐突に表示された選択肢をうっかりクリックしてしまう、という事故が発生してしまうこと。これは本当に面倒臭かった
▼シナリオも登場人物が少ない割に、宮里や野本の扱いが随分雑だったね。
宮里は主人公に片思いしてる設定がなんら意味を成さないし、活躍の場のない空気キャラ。多分余りにも使えない子だから田舎に左遷されたという設定があるんだろうけど、それも言及なし
野本はみのりに新しい父親が出来ても思い出される事すら無いし、死んだ後はまるでいなかったかのような扱い。ヒロインの実の父親なのに
田舎町が舞台になっているが、グラフィック枚数が少なすぎるためか、行動範囲が狭すぎるためか、町が死んでいるという感じが否めない。
普通こういう題材だと夏の田舎っぽい場所が舞台になるんだけど、ほぼ川と道しかない。
舞台に魅力が全然なかったなあ。別に田舎町じゃなくても成立する話だし
▼そんなマイナスファクターこそあれ、クオリティの高いゲームでした。
開発のしっぽロボはこれがデビュー作なんだろうか?新作でも年の差を題材にしたゲームを作って欲しいね
評価B
75点
▼しかし、「俺たちのギャルゲ」の最年少ヒロインは13才だったけど、それを大幅に超える10才というヒロインは、ゲーム史上でも最年少じゃないだろうか(勿論、ちゃんとした恋愛シナリオゲームの話ですよ。ヒロインが幼稚園児のゲーム、とかじゃなくて)。
主人公、開き直ってるけど、結局ただのロリコンだからね
しっぽロボには、次は8歳ヒロインに挑戦して欲しいね。
LOのこだわりは8歳らしいし、二桁は寧ろ邪道だろう
2017年10月18日
【今のゲーム業界とゲーム開発費について思う事】ゲーム開発費の平均は10億円〜20億円らしいけど
フリーゲームレビューブログの、偶のコンシューマーゲームの話題
家庭用ゲームは余りプレイしなくなったし、本文中に結論がないので、まあ酒の席の終盤くらいのテンションで、だらだら喋ります
いやあ、ゲーム開発費って凄いですね。
もう1本売れないだけで即倒産に繋がるから、メーカーもそりゃ必死になるよね、売るために。
好きだったソフトハウスも、もう何十社も倒産してるね。トンキンハウスのような事業撤退も含めると、もっとある
その昔、ファミ通で鈴木みそが連載していたおとなのしくみで、「昔(ファミコン時代を指す)のゲーム開発は掘っ立て小屋。今(PS全盛期を指す)のゲーム開発はガンガンビルが建つ」というネタがあったり、開発マシン1台で100万なんて話もあったり、ゲーム開発費はやはりあのころから高騰したんだろうけど、当時は市場規模が大幅に拡大してたから、違和感は全然なくて、寧ろゲームファンとして、誇らしいくらいに思ってたね。
ゲーム業界、ゲーム産業ってすごいんだ、って。
何せ、みんなゲームをやってる時代だからね。
2000年代の話になるが、電車や待合所で、みんなDSやってたでしょ?でも、今はみんなスマホだからね(スマホゲームをやってる場合もあるが、古参ゲーマーには嫌われてるので、90年代にあったような「ゲーム」ではないとここでは定義します)
遡って90年代。
ゲームバブルでそれはもう凄い時代だったよね、90年代は。きっと物凄いお金が動いてたんだろうな。
ゲーム黄金期にしてサブカル黄金期。アニメ、漫画、音楽も凄い。
アニメはゴールデンタイムに数多くの作品が放送され、ちびまる子ちゃん、サザエさん、ドラゴンボールはすさまじい視聴率を叩き出していた。(全部フジテレビだ、今ではありえない勢い)
朝や深夜にやっていたアニメでさえ、今のほぼなくなったゴールデンタイムアニメ以上の視聴率を取っていた
ジャンプの発行部数は過去最高の653万部で、もうこの記録は未来永劫破れないだろう。
CDもミリオンヒットなんて珍しくもなんともない時代。勿論握手券なんてついてない。
でも現在はもう何もかも物が売れない時代。御多聞にもれずゲームも売れない時代で、販売本数なんて減る一方だから、膨れ上がった開発費を回収するのは、DLCなどを乱発しないと不可能なんだろうね。
結果それが作品のクオリティダウンになってる。
本編が明らかに未完成版で、DLCを全部買って、やっと1本のゲームだったりね
名作であるグランディアの開発期間と開発費は4年と7億円だとゲーム批評に載ってたんだけど(ソースは記事の最後に掲載)、開発期間はともかく、この7億円という当時は驚いた開発費も、いまじゃ平均以下で、ひどく安上がりなゲームなんだろう
でも、今の水準で見てもグランディア以上のゲームなんて殆ど無いし、じゃあ開発費ってなんだろうって思ってしまうね(余談だが、グランディアが対抗心を燃やしていたFF7は、開発費150億円近いそうな。研究費込みだろうけど)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7978/ps.html
もちろん、クソゲーのTHE UNSOLVEDのようなつまらなくても金がかかったゲームもあったけどね
史上最大の開発費70億円を掲げた(実際の開発費は50億円程度という説あり。当社歴代作品比と書かれてるが、実際に世界一だろう)シェンムー 一章横須賀はそれはもう豪華絢爛で素晴らしい名作だったから、お金や時間を掛ける事は否定しないけど、現在の無駄に開発期間と開発費を掛けているゲームは、正しい形で開発費と開発時間を、労働生産性、開発力、ゲーム完成度に反映できてるのかな?と疑問。
FF15なんて開発10年掛けても、悲惨なデキだったからね
日本の労働生産性の落ちてることと、開発費高騰は、密接にリンクしてるんじゃないかなー
【グランディアに関するソース、本文抜粋。当時でさえこう言われていた。じゃあ今は…】
制作期間4年と7億円の費用をかけて作り込んだゲーム アーツの新作RPG。随所に職人芸らしいこだわりの思想が見える。
〜〜
FFVIIの向こうを張ったこだわりのRPG
表現力が増したハードで制作者の想像力は何を生み出せるのか。ことRPGの分野に限れば「映画とゲームの融合」という命題が数年来唱え続けられている。その最右翼がFFを筆頭としたスクウェアRPG群であり、今やRPGは表現力で勝負する時代と言われるまでになった。その結果制作費が高騰し、多くのメーカーにとって挑戦しにくいジャンルになっていることも確かだ。ポケモンのヒットによってシステム重視のRPGが再評価されていることも、この流れと無関係とは言えないだろう。こうした背景の中で、「グランディア」は、大作指向というFFと同じ土俵に上がりながら、まったく異なる手法を用いて一つの回答を示した作品だといえる。
〜〜
ゲームの出来と共に、インタラクティブメディアにおける物語の力を、改めて感じさせる作品と言える。制作元のゲーム アーツは、完成までに4年の歳月と7億円の費用をかけたと言われており、随所にこだわりが光る良作となった。他メディアを通しても「元気の良い男の子の物語」として久々の快作であり、時代に媚びず、自らの目指す物を誠実に作り込んでいくことが、結果として良作を生むことを、改めて示したようにも感じる。
2017年10月17日
メモリーズオフ Innocent Fille発売決定と、倒産したKIDのホームページ跡地を見たら、ワイシャツ屋になってた件
出ますねメモオフ8。シリーズ最終作とかいう触れ込み。
売上が激減しているので、最後でもしかたないんでしょう
そもそも8は数年前に発表する予定だった。随分伸びたね
月刊先生こと日暮茶房がメインライターってことに、一抹の不安を覚えます
名作のメモオフ2でも、この人の書いた鷹乃シナリオだけは著しくクオリティが低く、HPでスランプだったとか言い訳までしてたからね。技術、センスがないことよりも、プロ意識がないことも問題
メインライターをやったメモオフ6は更に酷い物で、駄文水増しライターという
キミキスのラノベ版も納得いくものを書きたいと延期までした割に、内容はお粗末でした
そんな人間が書くことにだけは正直不安しかありません。私も、もうすっかりギャルゲーはやらなくなったので、知らない内に技量を上げていることに期待します
そして驚くべきことに、ギャルゲーでは大変珍しい、中国語版同時開発
メモリーズオフシリーズが日本のゲームにも関わらず日本ではすっかり寂れてしまい、何故か台湾で秋之回憶というタイトルで大ヒットしているというのは知ってた
織姫の声優が台湾でイベントやってたりね
嬉しいような悲しいような…
検索しても予測検索で勝手に「秋之回憶」と出てしまう。「メモリーズオフ」は出ないのに…
なのでメモリーズオフ7のxbox360版の売上が7500本と振るわなかったにも関わらず8が出せるのは、台湾勢のお陰なのかな
ジレンマやね
このシリーズのサブタイトルは日本語の、妙に詩的なワードが多いけど、フランス語が混じってるのは初。中国語じゃなくてよかった
メインヒロインのノエルがフランスハーフだからかな。
ヒロインが前作(外伝ファンディスク)のキャラってのも、シリーズ初ですね
りかりんは想君に名前だけ出ていたし、鈴もシンには姉がいるって設定だけあってけど、ここまで直接的に出てきたことはなかった
6以降、ヒロインに外国人がいるのがお約束になりましたね
7のリサに至ってはハーフやクォーターではない生粋のアメリカ人だし。今回もお国柄ネタがあることを期待
正直私はメモオフ7が大好きで、懐古にも関わらず、これは名作の2ndを超えたか!?とまで思ってたので、この世界観の続編はもう要らないとまで思ってたんだけど、出るならいずれやるでしょうね
ときメモも2で飽きて、唯一、ファンディスクを除く全作をプレイしているギャルゲーなんで、期待。
こうなったらもうメモオフの最期まで付き合おうと思う
多分〜これが〜最期のデート〜♪
あなたにー会うときはー♪
いつもそう思うようにしてるの〜…♪
もしあなたがいなくなあったーらー〜♪
想い出すことを想い出してね〜〜♪
……
………
さて、一頻熱唱したところで、話を再開します
KIDには名作もクソゲーも大量にあるけど、5pb.が移植だけじゃなく続編も出したのはこれとインフィニティシリーズくらいかな
そんな思い出がイッパイあるKIDのホームページ跡地を久々に見たら、おかしなページになってた。
まずメインページだったメーカーサイトのURL跡地は山喜というワイシャツメーカーになってる。
【悲報】KID、ワイシャツ屋になる
http://www.kid-game.jp/
商品サイトは、変なゲームサイトになってる(商品ページは全部改装中として何故か残っている)
http://www.kid-game.co.jp/
久々にネットアーカイブで昔のゲームを見ていたら面白い
夢のつばさは、成瀬ちさとの絵だけなら今でもバツグンにキレイ。ゲーム中の絵は別人だったけどね。
そしてホームページ全盛期って感じで、ユーザー交流コンテンツがやたら多い
かなり細かく更新してる
ゲーム業界用語辞典、ゲームチラシコレクションは跡地がヨーグルトになってました(笑)
gamedicってのがまんまゲームチラシ、だったんだけどなー
その前はデアイ系に使われてた模様。たまにこうやってHP跡地を見るのも面白いですね
メモリーズオフ2ndは、かつて10年落ちなんて皮肉られてたけど、もう10年どころじゃない。
埃を被ったのではなく、殿堂入りということにしましょう。
殿堂入りなら埃も被らないし
売上が激減しているので、最後でもしかたないんでしょう
そもそも8は数年前に発表する予定だった。随分伸びたね
月刊先生こと日暮茶房がメインライターってことに、一抹の不安を覚えます
名作のメモオフ2でも、この人の書いた鷹乃シナリオだけは著しくクオリティが低く、HPでスランプだったとか言い訳までしてたからね。技術、センスがないことよりも、プロ意識がないことも問題
メインライターをやったメモオフ6は更に酷い物で、駄文水増しライターという
キミキスのラノベ版も納得いくものを書きたいと延期までした割に、内容はお粗末でした
そんな人間が書くことにだけは正直不安しかありません。私も、もうすっかりギャルゲーはやらなくなったので、知らない内に技量を上げていることに期待します
そして驚くべきことに、ギャルゲーでは大変珍しい、中国語版同時開発
メモリーズオフシリーズが日本のゲームにも関わらず日本ではすっかり寂れてしまい、何故か台湾で秋之回憶というタイトルで大ヒットしているというのは知ってた
織姫の声優が台湾でイベントやってたりね
嬉しいような悲しいような…
検索しても予測検索で勝手に「秋之回憶」と出てしまう。「メモリーズオフ」は出ないのに…
なのでメモリーズオフ7のxbox360版の売上が7500本と振るわなかったにも関わらず8が出せるのは、台湾勢のお陰なのかな
ジレンマやね
このシリーズのサブタイトルは日本語の、妙に詩的なワードが多いけど、フランス語が混じってるのは初。中国語じゃなくてよかった
メインヒロインのノエルがフランスハーフだからかな。
ヒロインが前作(外伝ファンディスク)のキャラってのも、シリーズ初ですね
りかりんは想君に名前だけ出ていたし、鈴もシンには姉がいるって設定だけあってけど、ここまで直接的に出てきたことはなかった
6以降、ヒロインに外国人がいるのがお約束になりましたね
7のリサに至ってはハーフやクォーターではない生粋のアメリカ人だし。今回もお国柄ネタがあることを期待
正直私はメモオフ7が大好きで、懐古にも関わらず、これは名作の2ndを超えたか!?とまで思ってたので、この世界観の続編はもう要らないとまで思ってたんだけど、出るならいずれやるでしょうね
ときメモも2で飽きて、唯一、ファンディスクを除く全作をプレイしているギャルゲーなんで、期待。
こうなったらもうメモオフの最期まで付き合おうと思う
多分〜これが〜最期のデート〜♪
あなたにー会うときはー♪
いつもそう思うようにしてるの〜…♪
もしあなたがいなくなあったーらー〜♪
想い出すことを想い出してね〜〜♪
……
………
さて、一頻熱唱したところで、話を再開します
KIDには名作もクソゲーも大量にあるけど、5pb.が移植だけじゃなく続編も出したのはこれとインフィニティシリーズくらいかな
そんな思い出がイッパイあるKIDのホームページ跡地を久々に見たら、おかしなページになってた。
まずメインページだったメーカーサイトのURL跡地は山喜というワイシャツメーカーになってる。
【悲報】KID、ワイシャツ屋になる
http://www.kid-game.jp/
商品サイトは、変なゲームサイトになってる(商品ページは全部改装中として何故か残っている)
http://www.kid-game.co.jp/
久々にネットアーカイブで昔のゲームを見ていたら面白い
夢のつばさは、成瀬ちさとの絵だけなら今でもバツグンにキレイ。ゲーム中の絵は別人だったけどね。
そしてホームページ全盛期って感じで、ユーザー交流コンテンツがやたら多い
かなり細かく更新してる
ゲーム業界用語辞典、ゲームチラシコレクションは跡地がヨーグルトになってました(笑)
gamedicってのがまんまゲームチラシ、だったんだけどなー
その前はデアイ系に使われてた模様。たまにこうやってHP跡地を見るのも面白いですね
メモリーズオフ2ndは、かつて10年落ちなんて皮肉られてたけど、もう10年どころじゃない。
埃を被ったのではなく、殿堂入りということにしましょう。
殿堂入りなら埃も被らないし
2017年10月15日
ラビっとはーと! レビュー感想 きみのためなら死ねる(゚∀゚)ラヴィ!!
主人公は目を覚ますと、ラビといううさぎのぬいぐるみになっていた。
ショップに置かれたラビは、誰にも買ってもらえない。
だがある時自分を気に入ってくれる幼女が現われる。彼女との物語が始まる…
まず主人公が、うさぎのぬいぐるみ、この設定が面白い。
あまりない設定だ、死体を主人公にしていた乙一でも書いてない。世界中の女の子に起こる物語(ただし途中まで)をぬいぐるみ視点で書くというのは面白い
この設定を見事に使いこなしており、主人公は思考以外の行動が一切できない。
何があっても指1本動かせない、叫ぶ事すらできない
よって、運命に身を任せるしかできない…という物語が非常にじれったく、切ないシナリオ展開となっている
ヒロインひまりは最初こそぬいぐるみ遊びをしているた5歳児だが、当然日々成長する。
その日々で新しい友達が出来たり、新しい趣味が出来たり、大事にしていたぬいぐるみのことなんてすっかり忘れてしまう…
放置されホコリを被っていくラビ
そして遂には好きな少年が出来て、家に連れてきて、自分の目の前で…という、人によってはNTRっぽく感じるような物語も切ない
少年の「汚いぬいぐるみ、耳が取れかかってる、未だにお人形遊びをしてるならドン引き」の一言で、ラビをゴミ箱に捨ててしまうひまり。このシーンは本当に悲しい
だがひまりは捨てたぬいぐるみの想い出を想い出し、涙ながらに謝罪。
恒例の謎の奇跡によって、ラビは喋れるようになり、一時的にひまりと会話するのだが、このシーンは安直なファンタジー展開でいらなかったように思う。
ぬいぐるみに意思がある世界というのは、もしも…感があるが、意思疎通までしてしまうと話は違ってくるし、声が出せないというコンセプトは崩さないで欲しかった
エンディングは大人になったひまりが、自分の娘にラビをプレゼントして終わり。
ひまりを貫いたのはラビを汚いと言った男なんでしょうか?
こ、こいつラビを差し置いてひまりと幸せになってガキまで作りおったでえぇぇ!!
旦那さん、あなたが汚いぬいぐるみと言ったこと、私、忘れてませんよ(低い声)
残念なのは絵の枚数が非常に少ないこと
立ち絵があるのはひまりだけ、キャラのスチルもたった1枚
しかも、幼女の成長を描く物語のハズなのに、なんと立ち絵がたったの2パターンしかない。(公式HPに書いてる他のキャラってのは、2パターン目のひまりのことだったのかな、ガッカリ)
幼稚園年長と小学校低学年が同じ絵なのはまだいいにしても、小学校高学年と中学生が同じなのはかなり変。
しかも、文章では「見違えるように大人になった」「キレイになった」とあるのに絵が同じなので、非常に手抜臭い違和感だった。
出かけてきた訳でも無い自室でバッグを持ってたり、季節に関係なく同じ服なのも変。
のび太かな?
このあたりのディティールに拘ればもっといいゲームになったかと
ともあれ全体的に丁寧なビジュアルノベルでした。
評価C
65点
しかしラビとなった主人公は、いつまで生きるんだろうね…。ひまりが三十路くらいになっても、何も変わらないし。
次は老婆になったひまりを看取るとか、最終的にはセカイ系っぽい
ショップに置かれたラビは、誰にも買ってもらえない。
だがある時自分を気に入ってくれる幼女が現われる。彼女との物語が始まる…
まず主人公が、うさぎのぬいぐるみ、この設定が面白い。
あまりない設定だ、死体を主人公にしていた乙一でも書いてない。世界中の女の子に起こる物語(ただし途中まで)をぬいぐるみ視点で書くというのは面白い
この設定を見事に使いこなしており、主人公は思考以外の行動が一切できない。
何があっても指1本動かせない、叫ぶ事すらできない
よって、運命に身を任せるしかできない…という物語が非常にじれったく、切ないシナリオ展開となっている
ヒロインひまりは最初こそぬいぐるみ遊びをしているた5歳児だが、当然日々成長する。
その日々で新しい友達が出来たり、新しい趣味が出来たり、大事にしていたぬいぐるみのことなんてすっかり忘れてしまう…
放置されホコリを被っていくラビ
そして遂には好きな少年が出来て、家に連れてきて、自分の目の前で…という、人によってはNTRっぽく感じるような物語も切ない
少年の「汚いぬいぐるみ、耳が取れかかってる、未だにお人形遊びをしてるならドン引き」の一言で、ラビをゴミ箱に捨ててしまうひまり。このシーンは本当に悲しい
だがひまりは捨てたぬいぐるみの想い出を想い出し、涙ながらに謝罪。
恒例の謎の奇跡によって、ラビは喋れるようになり、一時的にひまりと会話するのだが、このシーンは安直なファンタジー展開でいらなかったように思う。
ぬいぐるみに意思がある世界というのは、もしも…感があるが、意思疎通までしてしまうと話は違ってくるし、声が出せないというコンセプトは崩さないで欲しかった
エンディングは大人になったひまりが、自分の娘にラビをプレゼントして終わり。
ひまりを貫いたのはラビを汚いと言った男なんでしょうか?
こ、こいつラビを差し置いてひまりと幸せになってガキまで作りおったでえぇぇ!!
旦那さん、あなたが汚いぬいぐるみと言ったこと、私、忘れてませんよ(低い声)
残念なのは絵の枚数が非常に少ないこと
立ち絵があるのはひまりだけ、キャラのスチルもたった1枚
しかも、幼女の成長を描く物語のハズなのに、なんと立ち絵がたったの2パターンしかない。(公式HPに書いてる他のキャラってのは、2パターン目のひまりのことだったのかな、ガッカリ)
幼稚園年長と小学校低学年が同じ絵なのはまだいいにしても、小学校高学年と中学生が同じなのはかなり変。
しかも、文章では「見違えるように大人になった」「キレイになった」とあるのに絵が同じなので、非常に手抜臭い違和感だった。
出かけてきた訳でも無い自室でバッグを持ってたり、季節に関係なく同じ服なのも変。
のび太かな?
このあたりのディティールに拘ればもっといいゲームになったかと
ともあれ全体的に丁寧なビジュアルノベルでした。
評価C
65点
しかしラビとなった主人公は、いつまで生きるんだろうね…。ひまりが三十路くらいになっても、何も変わらないし。
次は老婆になったひまりを看取るとか、最終的にはセカイ系っぽい
2017年10月13日
駄菓子漫画だがしかし。ヒロイン、枝垂ほたるの年齢は何歳なのか、考察
だがしかし
のっけから突然断ったわけではなく、漫画作品のタイトルである
アニメ2期も決定しており、部数が低下し続けているサンデーではありえないくらいの大ヒットを記録し、単行本が初版だけでサンデー本誌より売れている、大ヒットコミック
そんな本作のヒロイン、枝垂ほたる
一部ラストにて、駄菓子コメディとはとても思えない失踪という形で唐突に消えた、謎の多いヒロイン。
何せ年齢すら謎である。今回はそんなほたるの年齢について考えてみた。
▼当初は、主人公らと同じ年代の女子高生という扱いだった
ココノツもほたるを同世代の女子と認識しており、「同年代で初対面の女子」とモノローグしている
「かわいい。いや、美人?」というセリフから、少女(かわいい)のようだが、大人びている(美人)とも思ったのだろう
そんなほたるは、主人公と同世代という体で漫画は進む。
だが、後々の描写を考察すると明らかにおかしい。
まず最初に結論ありきで言ってしまうと、女子高生ではありえない、10代でさえない
カメントツが、コトヤマにほたるの年齢イメージを質問した。返ってきた答えに、「!?」というような、驚いたリアクションをしている。その後、自分もそのくらいが好きですと同意している。
以上の流れから、建前である女子高生ではないことが伺える。20後半くらいの年齢だと読める。
▼さて、ネット上でも阿笠=あの方説同様、大人気のほたるアラサー説、今まで単に話の都合だろと一蹴し、バカにしていたほどだが、ほたるが復活してからの話で最低でも20前半だろうと思い直した
というか、実はそれ以前からアラサーっぽさは感じていたのだが、作者のお遊びだと思っていた。
またはストーリーの都合だとね。
初期はアンテナつきのガラケーを使っていたコナン君が、後年スマホを使うようになったのと、同じであると。
だがどうやら物語の設定として、本当にアラサーではないか?と思い直した
この議題についてはネット上で既に考察されているので、被るポイントもあるかもしれないが、ググった限りで出てこなかった疑問点を書き連ねてみる
ほたるしかいない別荘にビールが贈られているなどの、テンプレ的な話題には、一先ず触れずに話を進めたい。
▼ほたるがハジメをハジメちゃんと呼ぶことが、そもそもおかしい。
ほたるが幾つも年上の女にちゃんづけした事にそもそも違和感があった
ヨウの事は、しっかりとさんづけしている。なのに、ハジメにはちゃんづけ。
これは咄嗟の場面で、つい地が出て、「ちゃん」づけしたのだろう
つまりハジメより年上で、ヨウより年下、すなわちアラサーと推察できる
その一連のシーンをよく見て欲しい。
ハジメもほたるも!?という顔をしている
明らかにお互いの言動に驚いている
つまりハジメにとって、ほたるはあくまでココノツと同年齢の少女だという認識があったのだが、そんな年下の少女に唐突に「ちゃん」づけされてしまった。それに驚いたのだ。ココノツだって勿論、ハジメをちゃんづけなんてしない
一方ほたるはというと、普段はココノツたちへは同年代の少女として接しているのに、勢いでついうっかり本音が出てしまった。
とっくに成人女性であるハジメを年下扱いしてしまったことに、焦ったのだろう。ほたるとしても、実年齢は隠したいものだと思われる
ハジメちゃんという語感も、金田一少年やバカボン再放送に触れてるアラサーに多い。ISDNはじめちゃん、なんてのもあった
▼そんな酒も、ハジメに出したジョッキの飲み方を、序盤にもしていた。
このセリフからも、風物詩というだけあって、実は毎年酒を飲んでいる事が読み取れる
▼子供のほたるのファッションも、2010年代の小学生にはとても見えない。
寧ろ平成初期に流行ったファッションである
▼兄の豊も、とても20〜30の若者には見えない
老けてる。
ほたるの幼少時代には、既に大人である
これも触れている人がいないのだが、ほたるがアラサーならば、当然兄の年齢はそれ以上である。
父の出張について行くのは、帝王学を学ぶ為でもあったのだろう、既に将来的なビジョンが見えている年齢ということが伺える。
(高校生なら正装として制服を着る可能性を考慮し、)スーツを着ている事からも、この時点で若くとも大学生くらいだと推測される。
身長も既に現在と同じである
(たった数年で現在の姿になっているほたる…!?)
▼親が後継者問題を急かしていることも疑問だ
10代、20代の親ならそこまで高齢じゃないので、大袈裟に焦る必要もない。
よって、ほたる30前後、兄貴40前後と考える方がスマート。となると親は丁度60代〜になるので、その年齢のほうがしっくりくる
無論、後から出来た子供であった、などの可能性は幾らでもあるが
▼そしてほたるは、言葉のチョイスも逐一古臭い。
頻繁に使う「モチのロン」
昭和の言葉である
現代の女子高生〜20前半が使うには、かなり不自然だ。
これは誰でも気付きそうだが、意外に検索しても誰も触れてないようで、驚いた。
▼高校生としては有り得ない描写が多すぎる
作中では一応ほたるはココノツたちと近い年齢という建前だが、それにしては学校行事に極端に疎いし、終業式のことすら把握していない。冬休みの時期すら知らない
これは高校生だったのは既に大昔だから忘れているのだろう
または通っていなかった可能性もある。
何故なら、「ほう」という反応は忘れていたというより「知らなかった」「今その事実を知った驚き」というほうが自然だからだ
皆さんも何か新しい知識を得たり、トリビアを知った時、思わず出る言葉は「ほう」という感心ではないか。
決して思い出した時に使う言葉ではない
他にも不審な点は多いが、ほたるを女子高生とはとても読めないのだ
▼最後にまとめるが、だがしかしは、ヒロインの年齢についても非常に魅力的な良作だ。
サンデー55周年の55本新連載という、無謀な意味不明企画で唯一成功したタイトルだ。
今後も愛読していきたい、おすすめの漫画ですよ
だがしかし(1) (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし(2) (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし(3) (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
価格:463円 |
だがしかし(5) (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし 6 (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし 7 (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし 8 (少年サンデーコミックス) [ コトヤマ ] 価格:463円 |
だがしかし 1-8巻セット【特典:透明ブックカバー巻数分付き】 価格:3,706円 |
▼ん…?
何か大事なことを忘れているような…
…っ
あっ…(察し)
2017年10月11日
四人の王国 エンディングコンプまで攻略
四人の王国、エンディング制覇しました。ネタバレあります。
一つ一つのエンディングの内容と感想
マルチエンドで9つに分岐
クーフィアを助けに行くルート
・ED.1、四人の王国エンド
条件:最後の選択肢で「クーを選ぶ」を選択する
唯一のハッピーエンドにして、唯一のエンディングソングつき。ラストシーンのバックにもグラフィックがあります
四人で国を出て四人の王国を作るというタイトル回収END
選択肢で否定的なものを選ぶと…主人公が「もっとラクに生きる方法があるはずだ」「僕はこの旅で成長した」って…まるで成長してねえ(笑)
逆にクーフィアはヒロインらしく随分成長した
リカは主人公にフラれてしまうが、まだ諦めてないので重いフリ方じゃないのも妙に安堵する内容
・ED.2、リカと一緒に暮らす
条件:最後の選択肢で「リカを選ぶ」を選択する
主人公、リカとバックレ。酷い屑のまま終了。最後セックスして唯一性交の描写がある。サラっとだが
リカを助けに行くルート
・ED.3、リカと2人で旅に出る
条件:
1.「これからどうしたい?」の選択で「リカと2人で旅に出たい」を選ぶ。
2.リカの「王国へ帰ろう」を拒否し続ける
2人で旅に出る。選択肢によってはライツを倒すための修行になる。クーフィアはどうなったのだろう…
クーフィアルートにリカは出てくるが、リカルートにクーフィアは登場しない…
助かったのだろうか…
・ED.4、リカとサトミと3人で旅に出る
条件:
1.「これからどうしたい?」の選択で「サトミと3人で旅に出たい」を選ぶ
2.リカの「王国へ帰ろう」を拒否し続ける
ED3の途中から少し変わるだけ。気ままな三人旅
サトミが医者の試験をバックレてまで主人公に協力してくれていたことが、えらくあっさり語られる。
クーフィアルートだともっとサトミのカッコよさが引き立つ演出だったので、このエンディングのシーンはイマイチだった(こういうのは本人に言わない方がカッコイイだろう)
・ED.5、ライツを殴りにいく
条件:
リカの「王国へ帰ろう」に肯定する
ED1以外で唯一ストーリー性のあるルート。かつ唯一戦闘があり、ライツとも戦う。
だがライツ、ラスボスなのにすげー雑魚
よくこんなんで王子になれたな
リカと一緒に王国に殴り込みにいく主人公
だがそこで見たものは、あの糞生意気な門番の死骸だった…
城内の兵士たちも皆、無残に殺されている
ライツのクーデターで殺される国王。
マジ無能、まさか本当にライツの本性に気づいてなかったんだね
ライツと近衛兵を倒すも、圧倒的な兵隊の数には勝てず退却する主人公とリカ。
ライツは2人を見逃すつもりだったが、心変わりと豹変により殺せと兵士に命令。ライツもまた「自由」に取り付かれていたんだな
背中から突き刺される主人公だったが、そこで身代わりになったのは自力で逃げ出してきたクーフィアだった…
来てくれなかったことへの恨み言と告白、今見ている光景を忘れるなとの警告…
恋愛というよりは最早愛憎劇で、ヒロインが惨殺されたことといい、結構衝撃…
このゲーム、結構エログロっぽい描写があるんだけど、まさかヒロイン死亡まであるとは…
その後、村に匿ってもらい日常生活。ライツを殴りに行ってしまったばかりに酷い結末なのに、妙にのんびりした雰囲気
■どちらにも行かないルート(ED.6〜ED.9)
・ED.6、仕事を続ける
「これからどうしたい?」の選択で「仕事を続けたい」を選ぶ
上司が少しだけ認めてくれる。ブラック企業でも勤め続ければある程度は伸びる、というのが怖いくらいリアル
・ED.7、転職する
「これからどうしたい?」の選択で「新しい仕事を探したい」を選ぶ
意外にもあっさりと転職。てっきり無能すぎて仕事がないってオチかと思ったのに。最後もあっけないくらいで内容がないエンディング
・ED.8、五人の帝国エンド
「これからどうしたい?」の選択で「この国から出たい」を選ぶ
クーフィアや仲間を捨て、一人で逃げ出す主人公。帝国兵に捕まり殺される
かと思いきや助けてくれたのはまさかのダン。主人公はダン一行の仲間に加わり、5人の帝国を築くのだった。
打倒ライツに向かって一番現実味があるEDなのが皮肉
・ED.9、1人でたびに出る
「これからどうしたい?」の選択で「1人で旅に出たい」を選ぶ
リカと旅に出るEDやサトミと3人で旅に出るEDの場所を、たった一人で周る
主人公の傍らには誰もいない…最後意味ありげに海を眺めて終わり
やはり最大の共通点としては、結局ライツの野望を打ち砕くことは出来ない、ということ
このゲームは、いってみれば主人公の負けの歴史でもあったのかもしれない
そして、サトミはどの選択肢を選んでも主人公を止める。クーフィアを助けに行くと言っても、ムシすると言っても止める。なんという天邪鬼
選択肢によっては完全に決別してしまうので、それも悲しい
纏めると、まともなEDは1と5だけで、あとはかなり適当な台詞とデモシーンだけで終わってしまった。
リカもヒロインその2かと思いきやサブキャラの範疇を出ておらず、EDもクーフィアの凝った内容とは比べるべくもない、簡素な作り
余程このゲームに入れ込んでない限り全部見る必要はないかと
因みに、クリア後にアンケートが出来るが、好きなキャラだけではなく、嫌いなキャラまで選ばされる。作者の陰湿さが見え隠れ
それによると意外にもヒロインのクーフィアが嫌われキャラ2位、これは女ユーザーが大半だろうなあ…
好きなキャラでも2位だから人気はあるんだが、これは男ユーザーが大半だろうなあ…というのが私の読み
作者はユーザー層も集計しているので、それも公開して欲しい
好きなキャラに主人公も選びたかったな
一つ一つのエンディングの内容と感想
マルチエンドで9つに分岐
クーフィアを助けに行くルート
・ED.1、四人の王国エンド
条件:最後の選択肢で「クーを選ぶ」を選択する
唯一のハッピーエンドにして、唯一のエンディングソングつき。ラストシーンのバックにもグラフィックがあります
四人で国を出て四人の王国を作るというタイトル回収END
選択肢で否定的なものを選ぶと…主人公が「もっとラクに生きる方法があるはずだ」「僕はこの旅で成長した」って…まるで成長してねえ(笑)
逆にクーフィアはヒロインらしく随分成長した
リカは主人公にフラれてしまうが、まだ諦めてないので重いフリ方じゃないのも妙に安堵する内容
・ED.2、リカと一緒に暮らす
条件:最後の選択肢で「リカを選ぶ」を選択する
主人公、リカとバックレ。酷い屑のまま終了。最後セックスして唯一性交の描写がある。サラっとだが
リカを助けに行くルート
・ED.3、リカと2人で旅に出る
条件:
1.「これからどうしたい?」の選択で「リカと2人で旅に出たい」を選ぶ。
2.リカの「王国へ帰ろう」を拒否し続ける
2人で旅に出る。選択肢によってはライツを倒すための修行になる。クーフィアはどうなったのだろう…
クーフィアルートにリカは出てくるが、リカルートにクーフィアは登場しない…
助かったのだろうか…
・ED.4、リカとサトミと3人で旅に出る
条件:
1.「これからどうしたい?」の選択で「サトミと3人で旅に出たい」を選ぶ
2.リカの「王国へ帰ろう」を拒否し続ける
ED3の途中から少し変わるだけ。気ままな三人旅
サトミが医者の試験をバックレてまで主人公に協力してくれていたことが、えらくあっさり語られる。
クーフィアルートだともっとサトミのカッコよさが引き立つ演出だったので、このエンディングのシーンはイマイチだった(こういうのは本人に言わない方がカッコイイだろう)
・ED.5、ライツを殴りにいく
条件:
リカの「王国へ帰ろう」に肯定する
ED1以外で唯一ストーリー性のあるルート。かつ唯一戦闘があり、ライツとも戦う。
だがライツ、ラスボスなのにすげー雑魚
よくこんなんで王子になれたな
リカと一緒に王国に殴り込みにいく主人公
だがそこで見たものは、あの糞生意気な門番の死骸だった…
城内の兵士たちも皆、無残に殺されている
ライツのクーデターで殺される国王。
マジ無能、まさか本当にライツの本性に気づいてなかったんだね
ライツと近衛兵を倒すも、圧倒的な兵隊の数には勝てず退却する主人公とリカ。
ライツは2人を見逃すつもりだったが、心変わりと豹変により殺せと兵士に命令。ライツもまた「自由」に取り付かれていたんだな
背中から突き刺される主人公だったが、そこで身代わりになったのは自力で逃げ出してきたクーフィアだった…
来てくれなかったことへの恨み言と告白、今見ている光景を忘れるなとの警告…
恋愛というよりは最早愛憎劇で、ヒロインが惨殺されたことといい、結構衝撃…
このゲーム、結構エログロっぽい描写があるんだけど、まさかヒロイン死亡まであるとは…
その後、村に匿ってもらい日常生活。ライツを殴りに行ってしまったばかりに酷い結末なのに、妙にのんびりした雰囲気
■どちらにも行かないルート(ED.6〜ED.9)
・ED.6、仕事を続ける
「これからどうしたい?」の選択で「仕事を続けたい」を選ぶ
上司が少しだけ認めてくれる。ブラック企業でも勤め続ければある程度は伸びる、というのが怖いくらいリアル
・ED.7、転職する
「これからどうしたい?」の選択で「新しい仕事を探したい」を選ぶ
意外にもあっさりと転職。てっきり無能すぎて仕事がないってオチかと思ったのに。最後もあっけないくらいで内容がないエンディング
・ED.8、五人の帝国エンド
「これからどうしたい?」の選択で「この国から出たい」を選ぶ
クーフィアや仲間を捨て、一人で逃げ出す主人公。帝国兵に捕まり殺される
かと思いきや助けてくれたのはまさかのダン。主人公はダン一行の仲間に加わり、5人の帝国を築くのだった。
打倒ライツに向かって一番現実味があるEDなのが皮肉
・ED.9、1人でたびに出る
「これからどうしたい?」の選択で「1人で旅に出たい」を選ぶ
リカと旅に出るEDやサトミと3人で旅に出るEDの場所を、たった一人で周る
主人公の傍らには誰もいない…最後意味ありげに海を眺めて終わり
やはり最大の共通点としては、結局ライツの野望を打ち砕くことは出来ない、ということ
このゲームは、いってみれば主人公の負けの歴史でもあったのかもしれない
そして、サトミはどの選択肢を選んでも主人公を止める。クーフィアを助けに行くと言っても、ムシすると言っても止める。なんという天邪鬼
選択肢によっては完全に決別してしまうので、それも悲しい
纏めると、まともなEDは1と5だけで、あとはかなり適当な台詞とデモシーンだけで終わってしまった。
リカもヒロインその2かと思いきやサブキャラの範疇を出ておらず、EDもクーフィアの凝った内容とは比べるべくもない、簡素な作り
余程このゲームに入れ込んでない限り全部見る必要はないかと
因みに、クリア後にアンケートが出来るが、好きなキャラだけではなく、嫌いなキャラまで選ばされる。
それによると意外にもヒロインのクーフィアが嫌われキャラ2位、これは女ユーザーが大半だろうなあ…
好きなキャラでも2位だから人気はあるんだが、これは男ユーザーが大半だろうなあ…というのが私の読み
作者はユーザー層も集計しているので、それも公開して欲しい
好きなキャラに主人公も選びたかったな
2017年10月10日
KOKUTOU - 消えた初恋の謎 - レビュー感想 マジですかフハハ!ホモじゃないです!
コージーミステリ推理ゲーム
ビブリア古書堂にしろ万能鑑定士にしろマツリカシリーズにせよ、最近流行りのコージーミステリ小説では、探偵役が大抵女性なので、本作のような探偵役が男性、助手役が女性のゲームは、却って珍しいかも
年上の男性にシッポ振ってついてくる女子高生…
鍵屋甘味処改とか、オレンジ文庫のノリだね(なので、ちょっと女性向けかも)
8月にDLしてたけど、放置してるあいだにバージョンアップされていた。なのでこのレビューは、8月時点でのバージョンについてです。
後期版は大きな違いとしてフルボイス化されているので、プレイしてて臨場感があった。ボイスコの演技も上手いしね
一応ジャンルはミステリだが推理要素が余りにも薄く、伏線もちょっと雑。
トリックも聞いただけですぐ分かってしまった。余りにもベタなので、殆どのプレイヤーがすぐ真相に気付くだろう
ミステリというより、明らかに主人公の事が好きなヒロインと、その好意に気付かない主人公…というラブコメっぽいシーンのほうが面白かった
折角骨董屋という設定があるのに、骨董が一切関係ない内容だし(これならまだカフェが舞台のほうがしっくりくる、コーヒーがキーワードになってるし)、作者が何を描きたいのか不明瞭でもある
評価C 60点
推理を期待すると裏切られるが、ラノベ風の日常モノとしてなら結構面白いです。
ヒロインのDQNぶりも笑えます(でも女ユーザーからは嫌われるタイプかなー)
しかしこれ、一作目なのに設定丸投げで進むし、続編ありきなのかしら。
まだ若い主人公が趣味で店をやってたり、ヒロインに好かれてるのも何かの事件を解決したことが理由らしいが、全て放置
エンディングも非常にぶつ切り
2が楽しみだね
ビブリア古書堂にしろ万能鑑定士にしろマツリカシリーズにせよ、最近流行りのコージーミステリ小説では、探偵役が大抵女性なので、本作のような探偵役が男性、助手役が女性のゲームは、却って珍しいかも
年上の男性にシッポ振ってついてくる女子高生…
鍵屋甘味処改とか、オレンジ文庫のノリだね(なので、ちょっと女性向けかも)
8月にDLしてたけど、放置してるあいだにバージョンアップされていた。なのでこのレビューは、8月時点でのバージョンについてです。
後期版は大きな違いとしてフルボイス化されているので、プレイしてて臨場感があった。ボイスコの演技も上手いしね
一応ジャンルはミステリだが推理要素が余りにも薄く、伏線もちょっと雑。
トリックも聞いただけですぐ分かってしまった。余りにもベタなので、殆どのプレイヤーがすぐ真相に気付くだろう
ミステリというより、明らかに主人公の事が好きなヒロインと、その好意に気付かない主人公…というラブコメっぽいシーンのほうが面白かった
折角骨董屋という設定があるのに、骨董が一切関係ない内容だし(これならまだカフェが舞台のほうがしっくりくる、コーヒーがキーワードになってるし)、作者が何を描きたいのか不明瞭でもある
評価C 60点
推理を期待すると裏切られるが、ラノベ風の日常モノとしてなら結構面白いです。
ヒロインのDQNぶりも笑えます(でも女ユーザーからは嫌われるタイプかなー)
しかしこれ、一作目なのに設定丸投げで進むし、続編ありきなのかしら。
まだ若い主人公が趣味で店をやってたり、ヒロインに好かれてるのも何かの事件を解決したことが理由らしいが、全て放置
エンディングも非常にぶつ切り
2が楽しみだね
2017年10月09日
夕暮れの記憶 レビュー感想 君の名は
ストーリー
主人公、佳木はある朝、彼女がいるという記憶を失っていた
なんとか忘れていることを知ることができた佳木は彼女に会うが、明日には山に紅葉を見に行くというデートの予定が決まっていた
きっと山に行けば、自分のことを思い出してくれるから、と彼女は自分の名前も教えない
こうして、名前も知らない彼女とのデートが始まった
夕暮れの記憶クリアしました。攻略情報も載せます。
本作は気づいたら記憶を失っていた主人公が、ヒロインとの記憶を思い出す物語。
冒頭で、ヒロインの人物像を髪が長いとか髪の色はとか選択肢から選ぶ。
このゲームはヒロインをフリー素材からカスタマイズできるんだなと思い、好みの黒髪ロングを選ぶ、さあスタートだ
「俺の学園生活は終わってしまった!!タイトル画面へ戻る!!」
ええっぇえっぇえ…
何このやっすいノリ…
いきなりなんだかものっそいクソゲーオーラが立ち込める
どうやらヒロインはグラフィック固定で、いきなりノーヒントで選ばないといけないみたいね。
何度かゲームオーバーになるもヒロイン決定。正解は金髪ロング。
ヤンキー女かな?
記憶を思い出すために想い出の山へ2人で登る事になるが、主人公が子供の時、ヒロインをこの山で助けた時にケガを負い、その影響で記憶障害になっていると知る。
それ以来定期的に記憶障害になっている、そしてその感覚は徐々に短くなっているという
主人公がヒロインを忘れたのはこれが最初ではなかったのだ
うーん、なるほど定番だね。
山でキスをする2人。転びそうになるヒロイン。主人公は唐突にヒロインの名前を叫ぶ
「■■!!」
「せ、先輩…いま私の名前を…」
「うん、全部思い出したよ。お前の名は」
ここでヒロインの名前入力。
なるほどー、ここでヒロインの名前を決める訳ね。じゃあお前は最初に出てきた黒髪ロングとそっくりだから、素材子だ!!
「先輩…それ私じゃないですよ…やっぱりしばらく会わない方がいいのかもしれません」
ゲームオーバー!!
ち、違ったのか(;^ω^)
てっきり名前入力は選べると思ったんだけどなー。本当に自由度0のゲームや
気を取り直して名前を推理。
ノーヒントなんだから普通に考えて、作中のキーワードが名前だろう。
ここに来るまでに楓の話をしたな。楓の由来が蛙手じゃないかというトリビアだ。だからまず最初に楓を選ぶ、だが違う。
■は2つだから二文字だ。
だからお前は楓子だ。だが違う。
舞台は秋だ、じゃあ秋子だ。違う。
うーん、なんだろう。もう人の名前がない。
そんな時、ページ送りアイコンの紅葉を見ていたら、ふと推理ドラマでおなじみの太ったオバチャンの顔が思い浮かんだ。
そう、彼女の名前は、紅葉ではないか…
そうだおまえは紅葉だ!
はいアタリ☆(でもクレハって…)
というわけで2人はラブラブのまま下山して仲良く暮らしましたとさ、おしまいおしまい。
全体的に非常に軽めのタッチからやや重いテイストになるが、ラノベ的な会話劇などが合えば楽しめるでしょう。
シナリオの完成度は並。でも無駄に設定が上塗りされている割に、奥行きがない
冒頭のヒロイン選択は不必要でした。なにも面白くないし、ヒロインのそっくりさんってのもおかしいでしょ
そして最大の問題点はバグが多すぎる事。まさかクリア後のあとがきまで読めないとは(クリックすると続きからになっちゃうよ)
評価C 60点
主人公、佳木はある朝、彼女がいるという記憶を失っていた
なんとか忘れていることを知ることができた佳木は彼女に会うが、明日には山に紅葉を見に行くというデートの予定が決まっていた
きっと山に行けば、自分のことを思い出してくれるから、と彼女は自分の名前も教えない
こうして、名前も知らない彼女とのデートが始まった
夕暮れの記憶クリアしました。攻略情報も載せます。
本作は気づいたら記憶を失っていた主人公が、ヒロインとの記憶を思い出す物語。
冒頭で、ヒロインの人物像を髪が長いとか髪の色はとか選択肢から選ぶ。
このゲームはヒロインをフリー素材からカスタマイズできるんだなと思い、好みの黒髪ロングを選ぶ、さあスタートだ
「俺の学園生活は終わってしまった!!タイトル画面へ戻る!!」
ええっぇえっぇえ…
何このやっすいノリ…
いきなりなんだかものっそいクソゲーオーラが立ち込める
どうやらヒロインはグラフィック固定で、いきなりノーヒントで選ばないといけないみたいね。
何度かゲームオーバーになるもヒロイン決定。正解は金髪ロング。
ヤンキー女かな?
記憶を思い出すために想い出の山へ2人で登る事になるが、主人公が子供の時、ヒロインをこの山で助けた時にケガを負い、その影響で記憶障害になっていると知る。
それ以来定期的に記憶障害になっている、そしてその感覚は徐々に短くなっているという
主人公がヒロインを忘れたのはこれが最初ではなかったのだ
うーん、なるほど定番だね。
山でキスをする2人。転びそうになるヒロイン。主人公は唐突にヒロインの名前を叫ぶ
「■■!!」
「せ、先輩…いま私の名前を…」
「うん、全部思い出したよ。お前の名は」
ここでヒロインの名前入力。
なるほどー、ここでヒロインの名前を決める訳ね。じゃあお前は最初に出てきた黒髪ロングとそっくりだから、素材子だ!!
「先輩…それ私じゃないですよ…やっぱりしばらく会わない方がいいのかもしれません」
ゲームオーバー!!
ち、違ったのか(;^ω^)
てっきり名前入力は選べると思ったんだけどなー。本当に自由度0のゲームや
気を取り直して名前を推理。
ノーヒントなんだから普通に考えて、作中のキーワードが名前だろう。
ここに来るまでに楓の話をしたな。楓の由来が蛙手じゃないかというトリビアだ。だからまず最初に楓を選ぶ、だが違う。
■は2つだから二文字だ。
だからお前は楓子だ。だが違う。
舞台は秋だ、じゃあ秋子だ。違う。
うーん、なんだろう。もう人の名前がない。
そんな時、ページ送りアイコンの紅葉を見ていたら、ふと推理ドラマでおなじみの太ったオバチャンの顔が思い浮かんだ。
そう、彼女の名前は、紅葉ではないか…
そうだおまえは紅葉だ!
はいアタリ☆(でもクレハって…)
というわけで2人はラブラブのまま下山して仲良く暮らしましたとさ、おしまいおしまい。
全体的に非常に軽めのタッチからやや重いテイストになるが、ラノベ的な会話劇などが合えば楽しめるでしょう。
シナリオの完成度は並。でも無駄に設定が上塗りされている割に、奥行きがない
冒頭のヒロイン選択は不必要でした。なにも面白くないし、ヒロインのそっくりさんってのもおかしいでしょ
そして最大の問題点はバグが多すぎる事。まさかクリア後のあとがきまで読めないとは(クリックすると続きからになっちゃうよ)
評価C 60点