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2017年09月12日

二次元からの赤色 レビュー感想 ありがちな設定を上手くアレンジ

酷い人生を歩いてきた男。自分の描いた理想の女の子がPCから出てきて…というラブコメでありがちな設定を使ったホラーゲーム







最初こそまったりとした時間が流れるが、ホラー展開への流れが急激でなかなかにぞくりときた。








主人公が貧乏フリーターで、背景素材の底辺具合がリアルで、更には画質まで汚いのがリアル過ぎる。主人公の料理も得意というわりにはとても美味しそうには見えない






見た目が悪すぎるだろ。何料理かもよくわからない
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野鳥、ネコ、大型犬…人間…と徐々に生きるために捕食するものが大きくなっていくリチアが最後に主人公を食うというのは定番なんだけど、主人公もまたそれを望んで自分を差し出すというのが意外にも愛があるEDだった









が、可哀そうだけどリチアの正体は恐らくリチアでもなんでもない、ただの宇宙人なんだろうね。リチアの見た目をしてるだけで








だから設定ではPCから出てきたことになっているが、リチアがパソコンから出てきたという描写は、実はない。外から飛んできて外から出ていってる







良く出来たゲームでした。作者はキモグロゲー専門の人みたいだけどうまいね





評価C 65点




2017年09月11日

げっと☆おん プレイ日記5と総評 風祭彩音編 シナリオがとにかく弱い


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彩音編クリアしました。





結論からいうと、やはりげっとおんはシナリオが弱すぎ。素材だけはそれっぽいのを集めてて面白そうに見えるが、中身がスッカラカンでした






このシナリオもヒロインの挫折と再起がテーマなのに、どっちもおざなり。




恋愛描写も唐突に告白して唐突に押し倒して唐突につきあって…とすべての展開が雑で、付き合ってからの2人の関係の変化などもあまりなく、非常につまらなかった。




シナリオとしては前作のテンノ編をモチーフにしているが、テンノ編は付き合う前は悪友だったのに、付き合ってからは恋人で、お互いギャップにとまどう…どうしていいかわからない…


というシナリオが非常に面白かったが、彩音編はそういった要素が一切ないし、非常に薄い話だった




音楽がテーマにしてはメンバーの練習シーンもほとんどないし、リアリティにも欠ける。彩音の声優が、演技も下手で棒読みだが、歌まで下手なのでシナリオにもミスマッチ



最後もいきなりスタッフロールで、え!?終わり!?って感じ

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そしてこれがマズイってのが、いくら同人ゲームといえど余りにも同人ゲーム臭さが酷い





同人ゲームの多くは一般ゲームのクオリティを目指すものだが(特に良作同人ゲームはやはり一般ゲームに近い内容)、このシナリオでは素人のラクガキみたいなキャラが量産され、メタセリフを連発。寒いし、雰囲気が酷く悪かった











シナリオとしては40点の駄作






げっと☆おんの総合評価は、60点の凡作。






シナリオはハッキリいって駄作揃いだからADVとして致命的だけど、絵や音楽はクオリティが高いので非常にもったいない。




音楽はお気に入りが多くて、特に十字路はこのゲームで一番好きだ。でも説明もなぜかないし、何が十字路なのか分からない(分かれ道で流れるわけでもないし)






非常に惜しいゲームだった。ネットでもこのゲームの評判が余り高くなく、感想書いてる人すら少ないのは、理由があったんだね




7月に初めて、約2ヶ月かかったが、これが面白いゲームなら半分の期間で終わっていたでしょう。








口直ししたいので、栗原美幸と善福寺川に期待しつつ、掌返しのげっとおんプレイ日記はまだまだ続きます





限りなく閉ざされたこの世界で レビュー感想 VIPゲーでは珍しく王道(?)

しぇいむ☆おん、僕と君の夏休み、い〜びる☆あいっ!などでも御馴染みの、2chのVIP板ゲーム。




前記の3つは奇を衒った設定のゲームだったが、本作は比較的王道のギャルゲーとなっている。(ただし一箇所だけかなり濃い2chネタあり、後述)








攻略ヒロインは2人。幼馴染のキセキと宇宙人カケラ




キャラデザはなかなか可愛くて、『火焔聖母 〜The Virgin On Megiddo〜』の横田守っぽい。90年代に流行った画風。



左のやけに爪の長い、オッパイが大きすぎてウエストまであるほうがキセキ、和服がカケラ

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アイキャッチのSDキャラ会話劇もカワイイ


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さてADVということで肝心のシナリオ。




まず学校が舞台だが、学校の描写はほぼなし。他の生徒や教師はモブですら殆ど登場しない



空や宇宙、星座がテーマにしては、まさに限りなく閉ざされた世界観





全体的に短めで、EDまで90分、スキップで10分くらいの内容で、コンパクトかつ丁寧に纏まってます。




特にヒロインのキャラ立ちは中々にお見事。




キセキは序盤は相当アレな子だけど、ストーリーが進むたび、かわいそうなオツムの弱い子に見えて実は賢いとわかるしカケラの会話劇はとてもおもしろい。




「青春が移るから寄らないでください」とかウマイセリフも多い










エンディングはキセキエンド、カケラエンド、バッドエンドの3つ。








カケラシナリオは終盤がちょっとダレちゃったかな。主人公が突然飛行機を操縦するなんてぶっ飛んだ(飛行機だけに)展開がかなり現実離れしてて、カケラの正体が神話系だったり、突然厨2病ファンタジーっぽくなってしまった。




飛行機が題材のADVといえばKIDの『夢のつばさ』『夢のつばさ Fate of Heart』がウルトラライトプレーンの免許を取るまでを描写してたが、あれに比べるとさすがにファンタジーでもねーよとなって、冷めてしまった





それに何がマズイかって、ヨウスケがキセキからカケラに心移りするまでの過程が何も描かれてないんだよね。





数年間片思いしてる幼馴染から、こうもあっさりと、会ってたった数日の女に乗り換えるか???とかなりご都合主義で偏った話になってしまった











キセキシナリオは王道の幼馴染モノで面白かった。実は昔いじめられっこで暗かった、ってのは、最早お約束だね。





でも、キセキシナリオにしてはキセキとカケラの絡みが多すぎて、肝心の主人公が空気。




ラストシーンまでキセキとカケラで終わっちゃうし、作者は百合オタなのかしら…


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クリア後のおまけにもある通り、キセキシナリオはとても短くて、容量もカケラシナリオの半分しかないので、肝心の主人公との描写は書き損ねてしまったんだろう、惜しい






タイトル回収がされるのもカケラシナリオだけだし、本作のメインヒロインはカケラであり、キセキはむしろサブヒロイン



キャラデザや設定じゃあキセキがパッケージヒロイン的位置っぽいから、ちょっと意外な展開だったね



開発コンセプトの「お嬢様がなんかするギャルゲーつくるぞ!」もキセキのことなのにね










そして爆笑したのが、2chのVIPそのものが出てくること。




い〜びる☆あいっ!でも主人公がVIPにスレ立てしていたが、あれはテキストだけだった。




だが、本作はかなり事細かくVIP描写がされており、VIPでレスの応酬をするシーンが、結構長く続きます



画像つきIDうpとか、AAまである(笑)

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でもヨウスケはjaneを使ってる設定なのに、画面はどう見てもGoogle Chrome…


これはもっとディティールに拘ってほしかった













OPもボイスもない小粒なゲームだけど、手堅く纏まった良作でした。

 


評価B 70点




2017年09月09日

青い向日葵と千文字の手紙 レビュー感想 セカイ系にしても…

セカイ系を謳っているが極度に話の広がりがなく、本当に独白と些細な会話だけで終わってしまい、セカイ系以前の問題だった。


もうすこし主人公を取り巻くバックグラウンドについて描写できれば面白くなったかもしれない



設定にしても主人公が死ねば世界が助かるというだけの定番モノで、もうすこし工夫が欲しい




評価E 30点



1000文字探偵 レビュー感想 エンディングは3つ

1分で終わる超掌編ミステリ






1000文字を断末魔で埋めるというチープさだが、ちゃんと解決編もあってそこはミステリっぽかった。




攻略として解決編の出しかたは一分待つこと。プレイ中にブラウジングしてたら偶然発見した(笑)



でも最初バグってしまって選択できなかった



評価D 50点




いつも仲よしボクの家 レビュー感想 家族をテーマにした稀有な短編ホラー

レゴブロックっぽいキャラの、掌編ホラー。コンプまで5分とかからないが、怖い



選択肢はパパかママを選ぶだけで、色々試したがEDは恐らくパパエンドとママエンドの2つだけ




どちらのEDも怖いがママエンドが特に怖い。


頭の潰れたオッサンは、性犯罪者の逮捕された、有名なオッサンがモデルなんだろうか…気持ち悪かった。




初見多くのプレイヤーがビクッ!となる





メッセージスキップは不可だが、掌編なので特に問題はない


フキダシウィンドウなのに、なぜかテキストしか非表示にできない(意味ある?)















評価C
60点



怖いですよ、これは。

2017年09月08日

恋愛心理テスト〜LoveFortune〜 レビュー感想 齟齬が酷い

プレイヤーを男女選択可能な恋愛心理テスト



今回、男性でプレー






兄から心理テストを受け、その解答が丸々ヒロインとのデートの会話になる、という仕組みだが、会話がまるで噛み合わない。





蝶が飛んできた、どこへ?の回答が性感帯だったりする。頭の上と答えたので意味不明な会話になった



そんな具合で心理テストの面白さが全くない。



一部、笑えるやり取りになったりもするんだけど、いいのはそれくらい。でもそれは心理テストとは関係のないことだし…



レトロゲーム風の音楽はマッチしてたかな。



評価E、30点



2017年09月06日

朝焼けの謳 レビュー感想 映画のような物語を、テレビドラマ風ゲームに


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◆ストーリー

全てを失い、全てに絶望した者たちが辿り着く場所。
それがここ、鉛街(なまりまち)。
十九歳の六月、僕もそこにやって来た。

鉛街には夢も希望もない。
あるのは......ただ、無表情で歩く人々と、無数に聳え立つ高層ビル、そして......無限に続く鉛色の空。

その街の廃ビルで、僕は一人の少女と出会った。
猫のような、鴉のようなその少女。
身寄りも戸籍もない、その少女。

彼女は夜に怯え、運命に嘆き、自分以外の全てを嫌いながらも、気高く、強く生き続けていた。
まだ見ぬ明日に、多くの不安と、ほんの少しの期待を抱きながら。

「私だって生きているんだ!!」

───これは『弱者を捨てて、前進し続ける』時代に向けて謳った、彼女の物語。
















2011年のゲームと結構古いんだけど、今更プレーしました。




スルーしてた理由はなんといっても、長いから。





4〜5時間といわれたら躊躇してしまう。



でもサイトによっては2〜3時間とあって、どっちなんだ?と疑問。




やってみたら3時間程度だったが、いくらなんでも倍もプレイタイムが開く事はないでしょう



時間のない人でもこのくらいなら…と思うので、おすすめの良作




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映画ポスター風のイメージビジュアルなど、作者発言を読むと映画を意識したようだが、映画というよりテレビドラマに近いシナリオで、章ごとに違うテーマで物語が展開していく。





シナリオがかなりいいです。文章力も高いし、主人公がヒロインを抱いて眠るシーンの会話シーンはしんみりした。





貧困、挫折、などのテーマがどの話にも根底にある





全体的に暗い話ばかりなので、人をかなり選ぶ







感動系と謳うだけあって、相当青臭い話だしね。



特に定番の電波ジャックで想いを伝えるシーンは、ちょっと演出過剰で寒かった。やりすぎじゃないか(その後お咎めなしなのも変だし)




過激なシーンもフリゲにしては多くて、ヒロインも娼婦だったり、性的な要素がかなり多い。






だがシナリオ自体は非常にハイクオリティで、全ての伏線を拾ってエンディングに繋げたのはお見事。ヒロインがアイドルを目指している設定は世界観とも違うしかなり唐突感があったが、ちゃんと意味がある。



絵もキレイだし、声優も難しい役どころをかなり上手にこなしてる。最初は不安定かな?って思ったけど終盤の熱演は素晴らしい


最新バージョンではEDに歌も入ってて、音楽にも拘ってる。





青臭いながらに非常に感動的な物語だった。「私だって生きているんだ!!」というセリフが出てこなかったことが残念だが、この一言にテーマ性、メッセージ性は集約されてる






評価B、85点












しかしこのゲーム、かなり短いスパンの話だし、実はタイニーストーリー。主人公がEDで帰宅するが、この程度の時間経過だと、家の人間からすると息子がちょっと家出してきただけのような…



それに式守と篠芽が屋上でのんびりとセックスさえしてなければ、失踪した灯ももっと簡単に見付かったような…




他にも不整合が多いが、まあ感動系を前に、ツッコミは野暮かな

















作者のクラフトエイジはもうひとつオービタルレインボウというゲームを2013年に配信しているが、未だ体験版のみで、何故か完全版が出ていない。どうしたことかと思えば…







この人まで失踪しちゃってたのね…





フリゲ業界、同人ゲー業界じゃあよくあることだけど、これだけの良作を作る人がバタリと音沙汰なく消え去ったのは、なんか怖いね。掲示板も放置されてスパムだらけになってるし、ね。



ツイッターやHPはまだ生きてるし、いつか戻ってきて欲しい。





しかしホント、創作意欲もありそうなのに、どこへ行ってしまったんだろうね…





ひょっとしてクラフトエイジも全てを失い、全てに絶望し、鉛街にいるんだろうか





やんでれラヴァーズ レビュー感想 ヤンデレというよりSM(【注】スーパーマリオではない)

「彼女は絶対にヤンデレない」というアオリからてっきり絶対にヤンデレない彼女をヤンデレさせるゲームかと思ったら、どの選択肢でも絶対にヤンデレる(笑)




ヤンデレゲーというよりはSM要素がフリゲにしてはかなり強く、SMゲー(?)かな。





流血描写も多いが、SMといってもアレを食わせたり、ってなシーンはないので、まだソフトな部類。





彼女に苦悩してそうな主人公が実はMに目覚めてたり、マトモに見えるヒロインがどのルートでも突如ヤンデレになったり、面白かった。




ただ絵が下手なのに背景だけやけに豪華な内装だったり(高級住宅…というより生活感なさすぎて、モデルハウスっぽい。モデルハウスの素材なんだろうけど)、バックログを立ち上げたらバグってゲームが落ちたりとか色々問題もある。




エンディングは多分全部見たけど、終わり方が雑な上、EDタイトルなども表示されないので、そこも工夫して欲しかった




評価C、65点






侵入窃盗犯の苦悩 レビュー感想 幼女リョナという切り口はいいが肝心の苦悩の描写が浅い

泥棒に入った家で幼女に発見されてしまい、口封じで殺す、選択肢によっては改心する、というお話。







リョナシーンが見どころで、金田一少年の事件簿や名探偵コナンなどの一般作品では禁じ手の、子供を殺す描写があるのがリアルだ(金田一少年でも子供の被害者は長い長い連載で、たったの1人。コナンは0人)







これはフリーゲームならでは。まあボコボコにした割には殆どダメージを負ってないんだけどね…






だがタイトルにもなってる肝心の犯罪者の苦悩が適当で、余りにもあっけなく改心したり、ご都合主義にも仕事に就けたり、このあたりが陳腐で安っぽかった。






バッドエンドの一つで幼女に返り討ちにされて殺されるのもインパクトあったかな



評価D、55点


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