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2018年11月23日

イージスの洗濯方法について、ワークマンに問い合わせてみた

バイク乗りや釣り師に大人気のアウトドアジャケット、イージス


発売以来ネットで徐々にブームになり、現在は人気が爆発し、イージスオーシャン、イージスリフレクトなど、多くの商品が出ている



初めて知ったのは数年前、お前らの味方ワークマンがコスパ最強ジャケット出したぞ!!!とのネットの口コミだったが、まさかここまでのヒット商品になるとは




しかもワークマンがワークマンプラスとして、アウトドアブランド、スポーツファッションブランドとして、ファッショナブルなファストファッション化するとは、当時は全く思わなかった






さてそんなイージス。使っていると当然汚れてくるのだが、洗濯方法についてググっても、どうも要領を得ない情報しか出てこない。誰もが自分勝手な思い込みで書き込みしている。洗濯方法も同様だった。事実が気になった私は、ワークマンに問い合わせてみた



ネット上には様々な憶測やデマ、独自の洗濯方法などが転がっているのだが、それらについても聞いてみた



質問と回答を掻い摘んで羅列してみる。以下はその、再現文字起こし。尚、アクセントや敬語などは簡略化している。





「イージスの洗濯はどうすればよいでしょうか?クリーニング店ですか?」



「クリーニング店については確認しておりません。各自店舗に出来るかどうかご確認ください。お家での洗濯機を使ったクリーニングについては、推奨していません







「やめた方がいいということですか」



「はい、イージスというのは商品名ではなくブランド名になっており、複数の商品が出ているのですが、防水ジャケットというのは水で洗濯したら激しく防水性、防寒性が劣化してしまいます







「ではどうすればよいのでしょうか?裏地は、ファブリーズやリセッシュですか?」


「はい、その通りです。ただ、表面は防水加工されていますので、意味は殆どないかと思います











「表面はどのようにすればよいでしょうか」


「タオルなどでふき取ってください。」










「表面の汚れをふき取るだけなんですね。手洗いも同様にダメでしょうか」



「水に浸す次点で劣化しますので、推奨しかねます。また、中綿が寄ってしまうので防寒性も劣化します










「ネット上の掲示板などにはイージスをバスタブで洗うとか、押し洗いするというのがあるのですが、あれは誤りでしょうか」


「それは、お客様ごとの個人の判断でされているのでしょうが、劣化しますので、推奨いたしかねます」











「繰り返しになってしまいますが、現状、イージスシリーズに洗えるモデルはないのでしょうか?」



「はい、防水機能のあるジャケットはあくまで汚れたら拭くことだけをお願いします」







その後軽い雑談、お礼を言って電話を切る。












というわけでどうもワークマンは、公式的にはイージスの洗濯は推奨していないということらしい。




なんとか洗濯できる方法があるのでは?と思って色々聞いてみたが、やはり機能が落ちるのでやめた方がいいとの回答だった。そもそも水につけたらダメだから



企業対応としては当然だと思う、防水ジャケットである以上はそもそも濡れたら乾かすものなので、濡らして洗濯していいわけがない



そもそも、濡れた時点で性能が落ちる


かといって、激安ジャケットをクリーニングに出すのは、正直バカバカしい。恐らくクリーニングが可能でも、2000円はかかるだろう







まあ7000円程度の激安ジャケットなので、毎年改良されていることだし、シーズンごとに着潰すくらいがいいんじゃないかと思う











4カ月使うとして、ローンにすると1日たったの数十円



それなら遠慮なく汚せるしね





結論をいうと、イージスは洗濯出来ない






洗って性能を劣化させたり、クリーニング代を払うくらいなら、買い替えた方が安い、ということですね



実際私は色々なバイク用ジャケットを所持しています







2018年11月22日

龍が如く ONLINE ファーストインプレッション

龍が如く ONLINEが配信開始ということで、早速プレイしました。



龍が如く正統続編を公式に謳っている新作のデキはどうか…



攻略後のレビュー感想は後々として、ファーストインプレッション。


個別に語っていきます。ネタバレなし。









・まず新主人公、春日一番




10年以上も主人公を務めた偉大なキャラクターである桐生一馬を超えられるのか?というのは別として、二代目主人公(?)としてどうなの?というと、まあ結論からいうとなかなかの男前で気に入った



借金の取り立てに行ったチンピラをボコって、上からはサイフを取ってこいと言われたからと、中身の金は返して、サイフだけ取っていったりね


こういう粋なカッコつけたところは、渋い桐生(ただしストーリーに限る)には出来ないキャラクター性だ


馬鹿正直で素直なのもいい






・グラフィック



非常に美麗でよく動く。


クロヒョウと同じ、部分的に動きのあるアニメムービーを採用している







・バトル



非常に退屈でつまらない


基本オートバトルだが、原作がアクションゲームなのにRPGなのは無理がないか?



BIOHAZARD GAIDENかよ






そして龍が如くの世界観を無理矢理昨今流行りのスマホゲーに落とし込んでいるので、仲間に萌えキャラがいることが凄い違和感。ゴツイヤクザと並んでいるので、尚更違和感


仲間だけじゃなく、モブも萌えキャラ。龍が如くの世界観にいる、ケバい女では全然ない



そもそも龍が如くの喧嘩は、女人禁制の男の世界なので、アクションを描いたCGじゃないただのエフェクトとはいえ、男が女を殴ってる、女も男を殴るってのは、世界観が違いすぎておかしい


狭山はヤクザ刑事だったので、例外だけどね。でも本当に狭山くらいじゃないか、例外は







・動作環境



とても軽い、これには驚いた。サクサク動く。








・ストーリー



初代龍が如くを踏襲したようなストーリーで、これがなかなか面白い。


ぶっちゃけストーリーを読む合間のバトルが、邪魔なくらい




桐生は「兄弟」の錦に裏切られたが、一番は実の父のように慕う「親父」に裏切られる。こういうストーリーは否応なしにも先が気になる





今のところ、ストーリーだけは、結構面白いです。


龍が如くの先輩タイトルであるシェンムーは、シェンムーオンラインは他社との共同開発で莫大な開発費を賭けた末に開発中止


シェンムー街は短期終了したスマホゲーの失敗作。


2つも黒歴史を生み出したので、龍が如くはどうなるんだろう…そんな風に思っていたが、大コケってことはなさそう。





新・龍が如くプロジェクトである龍が如く7の主人公も春日一番なんだろうか?


オンラインより7に期待しているというのが、多くのユーザーの気持ちじゃないだろうか。



ともあれ、まずはその前のキムタクが如くこと、JUDGE EYES:死神の遺言が心底楽しみだ。


龍が如くでありながら、主人公が芸能人なので、ゲームでどこまで仮想現実を再現できるかという、ひとつの到達点が見られるだろう


単純に龍が如くも木村拓哉も好きなので、楽しみです


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2018年11月20日

閃燿のモノクローム レビュー感想 レッド・タンス

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▼目を覚ますとそこは知らない部屋


そして知らない女の子、アヤがいた



主人公に向かって「やっと逢えて、……しまいました」



そう微妙な日本語をつぶやいて涙のしずくを一つこぼした



訳も分からないまま





▼目を覚ますと記憶喪失、知らない部屋という導入部だが、主人公だけではなく、ヒロインも記憶喪失という、やや稀有なパターン



大体はどっちかが記憶喪失だからね。ヒロインの場合が多いかな






▼記憶を取り戻すためにエレメントを集める、その行く先々で様々な障害が降りかかるといったストーリー



エレメントを集めるたびにアヤが何かを思い出しているのだが、最初は好意的だった態度が一変し、冷徹なものに変わるのは、更に稀有な展開だった。普通は逆だからね



ツンデレならぬ、デレツンとはね




ましてや嫌いとまで言われるようになるとは。



アヤはクリアまでに何度も姿を変えるので、振り回されてみるのも面白いかもしれない。こういうヒロインは、やはり珍しい





▼ストーリーの核心は、果たして主人公とアヤの関係はなんなのか?ふたりの正体は何か?ってことにあるんだけど、最後の選択肢で分岐し、全く違うものになる。


最初に見たエンディングで、ふたつめの印象と、最終的な感想がかなり変わる



というのも片方がかなり意外性のある展開で、先に王道ENDを見ていると、超展開で驚くことになる





私のおすすめクリア順は、黄色(黒ルート)→緑(白ルート)







▼ネタバレ感想













まず最初に見たのが黒ルートなんだけど、直感的にこっちはバッドエンドだと思ったんだよね。だからまずはバッドエンドから見ておこうか、と…



ところがまさか、あんな愛のある結末になるとはね。内容的には、こっちがグッドエンドだろうし。



パパも、もっと精神的に大人だと思えば、ハイテンションで笑ってしまった。愛弥のファザコンフィルターあるよね。



エレメントに色がある理由、戻った記憶の内容、一変した態度、すべての伏線を回収し、非常に綺麗なエンディングだった愛弥エンド



現実世界らしき舞台設定なのにアヤの耳がトガっているのが謎だったが、現実世界に戻ってからは普通なので、これには納得だ
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着地点が恋愛なのもよかった。











▼一方、問題の彩エンド。




まあ先に愛弥エンドを見ていると、この話の着地点はどこなの?と驚くことになると思う、私は驚いた




伏線も割と丸投げだ。先にこちらを見ていると置いてけ堀を食らいそう



前記したように、アヤはコロコロと姿や態度を変えるヒロインなのだが、おろかものといいながらも泣きながら主人公を抱きしめたり、最後まで振り回してくれた。



こっちのシナリオでの正体も、なかなかに奇想天外だった
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だが終わってみればこれもなかなかに綺麗な結末だ






▼ふたつのエンディングを見ると、タイトル画面やタイトルの意味が分かって、これもいい仕掛けだ
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(白スペース多いな)




愛弥エンドを見るとタイトルコールが愛弥の可愛い感じの声になるのも、いい演出


多分あとひとつは、アヤ(彩)だと思う





評価C
65点


キャラデザ、背景、音楽、どれも自作でクオリティが高く、超展開もあり、随分楽しませてくれましたね



「風見鶏は何を想うのか」は王道でしたが、今回はかなり好き放題作った感があって、同人ゲームらしくて良かったです


×× レビュー感想 ゲームだった

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謎の空間で目を覚ました主人公は、帰ろうとする。どこかへと。




ジャンル的には、探索、脱出ゲーム。



特徴的なグラフィック空間は、なんとなくゆめにっき感あるかな。本作は、ストーリー要素が明確だけどね。



プレイヤー介入型RPGである、ニンテンドーDSのコンタクトも近いかもしれない










ゲームの目的などは一切提示されず、プレイヤーは主人公に何があったのか、この世界は何なのか…を考察することになる




台詞や背景に多くの情報があるので、行き着く先がどこか…というのは読めるのだが、ディティールが細かくて、思わず、この世界観に入り込んでしまった。


死体のようなものが埋められてる空間に、パイプが刺さってたりね。






背景と同じ画風のイラストは、作者の自作なんだろうか。これも、かなり存在感を持っている。






作者によるとこのゲームの説明は、ただゲームですだけなのだが、メタフィクションを多用した世界観を主人公の〇〇〇に当てはめて表現しているので、果たしてこの世界はどっちなのか?というのは最後まで明かされない



このゲーム観については、皮肉っぽい台詞もあり、面白い
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評価C+
60点


つらい学校生活を送っていた人間には、刺さるゲームかもしれませんね。


ネタバレはあえてしません。主人公に何があったのか、この世界はなんなのか…



この世界の最後を見届けるか見届けないかは…







あなた次第……






です!
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2018年11月16日

Armchair Detective Case.1 レビュー感想 もう、分かってるじゃないですか。事件を解決するんですよ

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街、428のようなザッピングノベルの証言を、逆転裁判、ダンガンロンパのような尋問とムジュンの指摘で切り崩すという、一風変わった推理ADV






こう説明すると、じゃあ証言が長すぎてテンポが悪いんじゃないの?だって証言がノベルなんでしょ?って思うかもしれない


何せ逆転裁判シリーズは、全作、証言をたった2行×幾つかに纏めているからね




だが本作は1キャラクター最大15チャプターあり、合計43チャプターもある(書き換わった証言も含めると更に多い)



見るからに面倒臭そうだ





ところが、チャプターごとの見出しが逆転裁判の2行のように証言を要約しているので、長文を記憶したり、無駄に読み返す必要がないのは親切で良かった。


ムジュンの指摘も、その要約を照合する


煩雑さを大幅に簡略化した、上手いアイディアだ




ヒントもあるので、初心者でも攻略出来ると思う


でも、1か所につき1個のみなので、もっと出してもいいかもしれない


試しに同じポイントでミスし続けてみたら、ヒントを出そうか?の選択肢から、同じセリフがループするだけだった











ストーリーは逆転裁判シリーズの1話のようで、ちょっと長いチュートリアル。主人公の初めての事件が描かれる。


1話ということで、こいつが犯人だと思った容疑者がそのまま犯人で、分かりやすい証拠に、解れだらけの言い訳を残していく



大事件でもなんでもない町の小さな電気屋で起こった事件だが、背後に大きなものが蠢いている…というアオリと、2話への伏線を張りつつ、幕を閉じる。




全5話で、1話の開発に2年かかっているようなので、完結までかなり大変そうだが、頑張って欲しい。









グラフィックも実に凝っていた。


タイトル画面でArmchair Detectiveのロゴが表示される演出とか、フリゲでこういう演出をやるゲームなんて滅多にないよ。実際、ほぼ10割のゲームが、やってない。


犯人を追い詰める尋問も細かくエフェクトが変わったり、紙芝居ながら魅せてくるので感心するね




推理ミスをすると?????と空振りするのだが、確信的な推理をすると!!!!!と表示されるのも、最初驚きがあってよかった






評価B+
70点


久々に面白い、フリゲの推理ものでした。

逆転裁判や街〜運命の交差点〜が好きなら、プレイしてみては。



ただ残念ながら、キャラクターはこれらのゲームのような変態系ではありません
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2018年11月11日

時間感傷旅行の少女たちシリーズ レビュー感想 0円で深い知識と感激を

シリーズ第二弾、第三弾を、プレイしました。過去に配信された第一弾も、折角なので振り返ります。



本作「時間感傷旅行の少女たち」シリーズは、心理士の作者が製作したビジュアルノベル。原作はkindleの電子書籍らしいです。


税抜き200円で深い知識と感激を(センスある文)と謳った200円シェアウェアを、フリー化した模様


















時間感傷旅行(この言語センス、好き)をするヒロインが、現実の厳しさに直面した主人公に会いに来る。そして心理学についての知識を授ける(非常に短い内容なので、そこまで深くはない)








内容や雰囲気については、誰もが1冊は読んだことがある、ストーリー性のある小学生〜高校生に向けた教材漫画に近い


または社会人向け「まんがでわかる」シリーズ




3作の共通テーマとして、内観療法がある。プレイ時間はどれも、5分〜10分ほど





















内沼観月の純愛〔時間感傷旅行の少女たち No.1〕



孤独な男子高校生の元に、謎の少女が現れる……。史上初、純愛内観物語というだけあって、シリーズで一番恋愛要素が濃い。


タイムトラベルの果てにまさかのエンディングになり、シリーズで一番記憶に残る。



逆に、内観については、殆どさわりだけ













内谷観香の情愛 時間感傷旅行の少女たちNo.2




シリーズ唯一の、live2D作品。これはゲーム化ならでは。


更には、シリーズで唯一、主人公ではなく明確にプレイヤーがヒロインと内観についてコミュニケートする。テーマの掘り下げは一番


ヒロインのタイムトラベルの理由は釈然としないが、情愛は感じる内容…


因みに、何故かブラウザ版だと、一部でボイスが入ってます(本当に、なぜ?)
















内河観魔の愛執 ー時間感傷旅行の少女たちNo.3ー



シリーズで唯一の女性主人公、来世に期待!なので、恋愛要素なし。


ヒロインの名前に魔が入っているし、外見もファンタジー(実際この立ち絵はファンタジー系で使われることが多い)



いじめという難しい題材だが、内観がきっかけにすぎないストーリーに、3作目にしてきたと思う。悪く言えばテーマがブレたかな?


「私は牛に生まれ変わっても、空を目指す」は名台詞だった









評価C+
65点


1と2が気に入ってます。


3作に共通していえることは、短編の教材的ソフトなのに、かなり印象に残る言葉やシーンがあるんですよ。


こっちの心理に訴えかける事が目的なので、そういうツボは熟知しているのでしょうね。


ただ、その代わりに社会人ストーリーが余りにも滑稽で荒唐無稽なのだが、ストーリー作りの上で、ご都合主義として必要なのかもしれないですねえ…





お勧めのシリーズです。


2018年11月10日

よながさま レビュー感想 これからエンドロール

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!?










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このゲームの文字は小さすぎて読めなああああああぁぁぁいい!!!!








大学の卒論研究で『よなが村』に数日滞在することになった主人公:古川亥之介。
その村で長寿の神様として崇められる『よなが様』には不穏な伝承が存在していた。

―国籍不明のひろし、ヤンデレの美少女、変なじじい共、妖しい未亡人……

悪友の小暮と共にう●こを連呼しながら、亥之介はよなが村に隠された真相に近づいていく…!




土俗(?)ホラーを楽しんでプレイできるように8割ギャグ2割真剣な作りになっております。
ホラーは好きだけど怖いの苦手な方向けです。
全年齢対象なので、どなたでもプレイできます。





▼ホラーギャグをゲームにするというのが、まず稀有でいいよね、目の付けどころがいい


ホラーギャグの先駆者といえば山咲トオルだが、彼はもうセミリタイヤしているので、一般的には押切蓮介なんだろうか。でろでろとかね。




テイストとしてもそれを想像していたが、一部近いものがあった。




▼ストーリーは大学生の主人公が取材しにいった村で、ヤンデレ美少女や変な外国人にカラまれながらも、村の伝承の神に迫るといった内容
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▼まあとにもかくにも、建て前はホラーなんだけど、ギャグが滅茶苦茶面白い。




開始直後から笑いをガンガン誘ってくるし、そのテイストが最後まで続くのだから凄いね。よくネタギレしなかったものだ。おまけや、あとがきに至るまで面白いとは。



かといってただのバカゲーではなく、グラフィックはありえないくらいの作り込みで、スチル枚数も多く、登場する殆どの物に画像がある。しかも多分、ほぼ自作じゃないかな。




ホラーとしてどうか?というと、非常にあっさりでよながさまについての掘り下げも余りないが、バッドエンドの2個程は少し怖かった。コンセプト通りでは。




以下ネタバレ



















▼ちょっとうるっときちゃったのが、有坂母子のシーン。
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自分、涙いいすか…?



どうもこういう話に弱いね。


結局夫が帰ってこないってのも、ハッピーエンドではないしね。

このゲームで唯一の悲しいポイントではないか?(この後、バッドエンドによっては息子が抹殺されることも悲しい)



円花は登場シーンでこのゲームのヒロインだと思ったのだが(クリア後に見た公式サイトでも、そんな感じ)、まさかアラサーのママだとはね…


前情報なしだと、びっくりするね。




▼一部を押切っぽいと前記したが、悪霊を暴力で物理的に倒すってのがそのパターンで、笑ってしまった
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散々引っ張ったラスボスの撃退法が、まさかこれとは(笑)






評価B+
75点

笑いあり涙あり笑いありホラーあり笑いありで、いいゲームでした。


ちなみに冒頭の小さすぎる文字は、特定のポイントでバックログを出した時のみ、ハズキルーペが必須になります




2018年11月08日

真昼の暗黒【完全版】 レビュー感想 未解決事件の果てに

細かいポイントは前編レビューにあるので、割愛します。
https://fanblogs.jp/katananana/archive/569/0







▼まずいきなり吃驚。タイトル画面やメニュー画面が大きく変わっている。


旧Windowsをモチーフにした画面に変更。
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初期WindowsやPC98っぽい絵柄なので、それを意識したのかな?(と、その時は思っていた)




グラフィックも驚いた事に、多くが描き直されている。目パチもする。



10歳の少女であるミサの露出度が増えた気がする






▼うたげの立ち絵はいかにも男に媚びるような女に修正されているので、よりイメージに近づいた。
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(PCモニター風の画面演出のせいで、文字が小さくて読めなぁっぁああああい!!)






逆に、ミサは通常立ち絵がなぜか微笑んでるので、違和感あるかも。



もっと死んだ魚のような目をしているキャラクターだからね






ブルースクリーン(昔のパソコンのバグ、エラー)まである
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▼残念だったのは、性格診断の台詞がカットされていたこと。あの皮肉は、いかにも偏屈な性格診断の答えという感じで、よかったのに
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もしかしたら、他にもカットされた絵、シーンがあるかもしれない。



冒頭モノローグの主人公がアップになったスチルと、主人公コンビのカラーイラストは、完全版には無さそう



逆に、修正しなかったグラフィックは粗くて違和感があったので(若き日の姉のシーンは、多分修正なし)、別物というくらい描き直してる





▼ストーリーは膨らませ方が非常に上手いと感じた。


果たして主人公は姉を連れ去った犯人を見つけ出すことができるのか?というアオリ文は、ほぼ意味をなさない、本題は別のところにある


2つの時間軸が重要になる展開で、11年後の未来に話が飛んだ時は、単純にワクワクした。入り方も油断したスキにイッキに来る感じだ



本編が回想であることはわかっていたが、ここで来るか!って思ったね






以下ネタバレ

















深沙(21)「私の11年、返してよおおおおおぉおおお」



計(33)「ヒエッ…」

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▼あーミサ、やっぱりこうなってしまったか…(;^ω^)



普通のゲームだと美少女がそのまま美人に成長するけど、ミサがまともな大人になるわけないもんなあ、あんな境遇と人生で。リアルすぎるわ。



一方明らかに通常ではない計が、ほぼ老けず若いイケメンのままなのがなんとも…


頻繁に吸血してた所為か



これでは、深沙のほうが年上に見える(笑)




▼そんなふたりの、あまりにも奇妙な同棲生活の果てが描かれた7話8話はとても面白かった。9話よりお気に入りだ



計の「弟」の正体とは?などの多くの謎が紐解かれるカタルシスもある




旧型PCに見立てた演出も、深沙の執筆している文章という設定と融合していて、本作にはゲーム性こそないが、これはビジュアルノベルでしか出来ない演出だと感心した



ソフトが起動する演出も、パソコンゲームならではだ




文章もここでイッキに表現力が高まったので、制作のピークを上手く終盤に持ってこれたんじゃないかと(正直前作は逆で、失速してしまったと思うから)



私のおすすめは、ED1。何やら独特の加速感がある





▼後は、誤字脱字、バグがかなり多い。暗転フリーズが多発するし、セーブできないポイントが大多数ある。



バグではないが、キャラクターの服装が突然変わるようなミス(?)も見られた。


このシーン、同じ時系列じゃない…?
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評価B+
75点


エロ、グロ、ナンセンス、猟奇、全てが盛り込まれ、エンディングでは謎の高揚感に包まれる、怪作。


グラフィックはアニメーションするシーンも多く、臨場感が高い



ゲームでしか出来ない演出、表現技法もある…





MINDCIRCUSを超えた…





…と思ってます。
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2018年11月03日

小坂さん。 レビュー感想 現実

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高校デビューに失敗し、孤立している主人公は、屋上で自殺志願者の後輩と出会う

空に赤い星が見える同志として、自殺同盟を組むふたりだったが…







▼立ち絵が存在せず、全編スチルという力作ぶり。多分背景も自作しているんじゃないかな。

クオリティも高く、ヒロインの小坂も可愛い。



これだけ大量に描いてるのに、デフォルメを除いて、作画が殆ど崩れてないのも凄い(胴体や手がおかしいところはあるが)。



正直、かなり好きな絵







▼ひょんなことから知り合ったふたりは、空に隕石が見える、もうすぐ降ってきて人類が滅亡すると意気投合


シナリオの入り方がファンタジー風で、背景もマリオかな?というようなステージが出て来る
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(レトロゲームで見た)





他にも背景に未知の生命体が浮遊していたり、現実を舞台にした不思議世界、物語シリーズのような異空間かと思った






…のだが終盤、まさかあんなどんでん返しが待っているとは…












▼隕石が落下する3日目までに自殺するという小坂と付き合い、ランチやデートをするふたりが仲睦まじい


小坂の持つ世界観がとても可愛らしい。


ヒロイン属性としては、電波系や、不思議系の女の子といった感じ
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単に同盟というだけじゃなく、「友達」になったふたり



明らかにボッチな小坂とは、似たもの同士なのもよかった
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でも、主人公には小坂以外にもナイジェリア人のモーゼスという友達がいて、彼もまた、いい味出してた。(テイルズオブレジェンディアを思い出した人は、多分管理人と同世代だ)



会話劇もカルチャーショックがあって面白いし、意味不明なようで考える要素があるんだよな。



平然と、俺は向こうだとドラッグやってたぜなんて言われたりね、日本人じゃありえないね。


こんなこと実際の友達に言われたら、驚愕し、話を聞いてしまうだろう。どういうことなの!?ってね





そして、そんなモーゼスとの何気ない会話が、まさか終盤のどんでん返しへの伏線になっているとは…







そして、来たるべき3日目…


事件は起こった




ネタバレ
















▼本作のことは、あくまでファンタジー系だと思っていたのだが、まさかリアルだとは想定外だったよ。





ところがどっこい!これが現実!!
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小坂と主人公が見ていたのが、全て、麻薬による幻覚症状だったなんて…
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(めっちゃ流れ星降ってるやん)







モーゼスとの会話、このためにあったんだね…





それでも屋上から飛び降り自殺してしまう小坂と、追いかけて飛び込んでしまう主人公。




これまでの想い出のシーン、想い出の場所が、隕石と一緒に回想されるのが切なすぎる(田中さんには爆笑したが)。



ふたりにとって、隕石は本当に降ってきたんだね。



結局ふたりは死んだんだろうか。伏線というなら、落下した生徒が花壇のお陰で生きていた話があるので、ふたりも生存していると予想するが…

EDのフタツノココロも、シナリオにマッチしてた。自作曲かな?






評価B+
70点



笑いあり涙ありで、非常に完成度が高い一作。


最近はこういう痛々しい系の青春モノで、面白いゲームが多いですね。




余談だが、マクドナルドをマナルと略すのって、初耳でした。大抵はマクド、マック、ネットじゃマクナルが人気なので





マナルだとアナルみたいですね




奈落の華 レビュー感想 記憶を疑う前に記憶に疑われてる

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▼結論から言うと…




またも、凄いホラーゲームが出ましたねぇ…




「血怨」「虚ろ町ののばら」に続き、短期間でここまで良作ホラーゲームが続くのは稀じゃないでしょうか。体験版しか出てないが、「ハスノウテナ」も。


ポテンシャルがかなり高いゲームなので、誰もツイートしていないし、この記事を作成した時点で、反響0なのが、不思議なくらい…



▼地獄に落ちた少女アルリカは、謎の少年に導かれ、地獄を探索する。冒頭から不思議な雰囲気で、謎めいた世界観



犯した罪はまだしも、そもそも主人公の目的が不明なままストーリーは進む



▼ゲームシステム上、ホラーゲームにありがちな鬼ごっこや無駄に難しい謎解き、トラップによるゲームオーバーなどもなく、非常にスムーズに進める事が出来た



それでいてしっかり怖がらせに来るので、油断出来ない。




▼キャラデザも美麗で、主人公アルリカは、なかなかの美少女。



画風は、ゼノギアス、ゼノサーガ時代の田中久仁彦っぽい




そういえば、ベッドシーンヒロインで有名な、エリィに似てるな
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▼そしてやはり、触れるべきはシナリオの面白さだね。


いやー久しぶりに手に汗握った。





何を語ってもネタバレになってしまうので、以下は、クリア後に読むことを激しく推奨します


































▼主人公アルリカの視点で描かれた本作…




まさか主人公が別人だったとは
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お前アルリカじゃなかったんだなー。2周目を見ると、結構伏線や事実を隠すための演出が細かくて驚きがあった。




回想が白黒演出なのは自然なので、初めて色がつくシーンでは、吃驚だね。





伏線、叙述トリック、入れ替わりが綺麗にハマってた





▼人形の腹を鋏で裂いたり(裂いたら悲鳴が欲しかった)、蜘蛛に食われたり、魔女の家のオマージュを想起させたが、オチも似てるかな



でも、魔女の家は徹頭徹尾ホラーだが、奈落の華は恋する女の怖さが描かれてるのが、サイコホラーとしても怖かったね


そこが決定的な違いで、奈落の華は、愛憎劇なんだよな




主人公アルリカならぬ真の主人公ナリザは、アルリカに嫉妬し、オーウェンに横恋慕していた純粋悪。



その狂気で、バッドエンドでは夜神月みたいに神や悪魔をも超えてしまう。新世界の神になっちゃったね。


笑い声が鳴り響くラストシーンは、怖かった。




でも、トゥルーエンドはホラーゲームとは思えないほど綺麗な結末で、タイトル回収も上手くて、これにもまた感心したね。





▼演出も凝ってて、カルマ値カンスト、文字だけの画面からフェードアウトするのは格好良い
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評価B+
75点


シナリオと演出で魅せる、稀有なホラーでした



ところで、キャラクターは何歳なんでしょうねえ。



ナリザとアルリカは見た目こそ女子高生くらいだが子供だと強調されてて(笑顔も子供っぽい)、それと恋仲のオーウェンがロリコン扱いされてるので、ナリアル14歳、オーウェン30歳くらいかなぁ…



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  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き