謎の震災によってエレベーターに閉じ込められた主人公とヒロイン
いつまで待っても、助けは来ない
ふたりの、余りに小さな世界での交流が始まるが…
前作もよりの駅子さんから4年、同サークルの新作だが、夏のコミケで頒布したものを配信化したので、舞台が真夏となっている。
キャラデザが前作より良くなってる。ヒロインのあんみつも可愛い
ギャグも大幅にパワーアップ。思わず何回も笑っちゃったよ
主人公だけボイスありなんだけど、おかしな台詞や歌だけ、唐突に喋り出すのが面白い
エレベーターに閉じ込められる前の回想はギャグオンリーで、非常にメタネタが多い
閉じ込められてからは、ギャグの中に恋愛が加わって、意外と良い感じの話になったことが意外だ
ヒロインはずっと主人公を拒み続けると思ったからね
そんな甘い空気の中、キスをする主人公、そして…
ネタバレ
ふたりに恋が芽生えたのはつり橋効果なのか?最後のキスは届いたのか?
主人公は「やっとプロローグ終了か…」と倒れ(もう聞こえないってこれかよ)、唐突に流れるスタッフロールとED曲…
スタッフロール…
……
フェッ!?
困惑していると場面は唐突に部屋に変わり、主人公ではなく、プレイヤー視点に…
(男なのに、女の部屋っぽい…)
桜あんみつは、ゲームの中のお話でしたというオチで終了
フェッ!?
スターオーシャン3とか代紋TAKE2のように、実はゲームの中の話でしたというオチだが、完全にギャグのみの結末となっている
もよりの駅子さんもメタフィクションを使ったゲームだったが、今回も同じパターンだとは…
頒布版にはもよりの駅子さんも収録されているので、連続でプレイしたユーザーは、まさか2度も同じ手を使うとは…となっただろう
かなり唐突だが、伏線といえば伏線はあった気がするな
そもそもエレベーターに閉じ込められる原因となった震災とか、全部丸投げだったが、これも特に意味がないんだろう
評価C
65点
結局、和の雰囲気のタイトル画面で、伝統のエロゲファッションに身を包んだあんみつとか、設定的なものは全部意味がないネタだったのだが、キャラクターも立ってるし、「あなた」はクソゲーとキレていたが、これっきりで捨て置くには、惜しい良作なのでは?
プロローグ終了、一時終幕とあるので、桜あんみつ2があるのだろうか?
完全新作鋭意制作中の予告もあるのでネタっぽい気はするが、正直、完全新作より桜あんみつ2のほうが面白そうだ
これをクリアしたプレイヤーも7割くらいがそう思うんじゃないでしょうか
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