ということで上半期ベスト5の記事を書くのを忙しくて完全に忘れてたので
第5位、
女子トイレの殺人
女子トイレが大好きな男子高校生が女子トイレという密室殺人の解決に挑むテキストADV。
バカゲーに見えて意外とロジカルで、どの犯人を指名しても一定のオチが論理矛盾がほぼなく着くというシナリオがお見事
第4位、
アカイイカア
シンプルなホラーだが、アクションが下手でも遊べるというのも大いに評価。そ
してアクションが下手でもホラーを楽しめる内容なのがなんとも上手い。絵に描いた様なB級ホラーの良作
第3位、
メンヘラフレシア
世界観の構築がお見事。
だが余りにもベタ過ぎるシナリオと演出重視のためテンポの悪いプレーが惜しい。
高速版とか演出カット版があるといい
第2位、
あの夏
中年男性が少年時代の幼馴染の少女とお祖母ちゃんの想い出を回想するというありがちな設定だが、一工夫あるシナリオが実に清涼感タップリ。
そして栄えある2017年上半期、ベストフリーゲームは……
第1位、
籠の街
絵、シナリオ、演出、映像、全てがハイレベル。
特にパラパラアニメのエンディングは完成度が素晴らしく、クリア後はまるで1本の良作映画を見終えたかのようなカタルシス
次点、問
女性に問いかける掌編。女性が小奇麗な美人なだけに、このオチは読めない
特別賞、きみの夢をみている
フリゲを専門にしたアマチュアクリエイターではなく、女子大生がビジネスの一つとして制作したという、一風変わったゲーム
ベタながらにシナリオや世界観は面白かった。だが絵の枚数が極度に少ないのが惜しい。
今後海外版を出すらしいが、彼女たちがベンチャーで成功するか、ゲーム制作で人気者になれるかなどは、未知数。
スマホゲームってお金になるのかな…?ビジネス展開は、かなり難しいと思うが…
開発ベンチャーのとりおんは現在「世界で一番短い詩を君に」という乙女ゲームを開発中…
総括
▼2017年上半期(といいつつ夏休みの終わりまで)は不作で、駄作も多かったが
共通するのは、やはりどのゲームにもプレイヤー視点、ユーザー視点があるということ。
いくら同人ゲーム、フリーゲームだからといってプレイヤーを置いてけ堀にした身内ネタやパロばかりのオナニーゲーはやはり総じてお寒くて、ユーザーに知られることもなく消えていくものだけど、これらの良作には、駄作にはない、プレイヤーを楽しませようというギミック、エンタメ性があるんだよね。
作家性も大事だけれど、最低でも、作家性と言えるくらい技術やセンスが追いつかなければ、ただの自慰だからね。
このバランスはどの創作でも本当に大事じゃないかと。
私も、文章や映像で小遣い稼ぎをしていた人間なので、仕事柄、常に気をつけてました(何目線だよ)
▼フリーゲームはオワコン、なんて叩かれることもよくありますが、フリーゲーム業界、同人ゲーム業界も、家庭用ゲーム業界、PCゲーム業界(エロゲ業界)同様、すっかり下火になりましたが、それでもまだまだ面白いゲームはあります。
間違いない事として断言すると、フリゲ業界、同人ゲー業界は、衰退に衰退を重ねた家庭用ゲーム業界よりはよっぽどマシです
家庭用ゲーム業界は、もう1作のゲームを1作で完結させることすら無理でしょう。
私がゲーム離れした原因の1つでもあります。課金DLCを全部購入してやっと1本のゲームになる、なんて劣悪なものまである。もう大作らしい大作なんて殆どない
ソシャゲのガチャは更に酷い。昔はああいうの、マトモな神経でいえば業界の恥だったんですよ。
購入することも恥。やってたのもハンゲームとか、一部のアレくらいでした。韓国とかのね
今の日本のゲーム業界は、韓国と同じレベルにまで落ちたってことなんでしょうね…
例の有名なモナリザ画像の通りですね
▼奴隷との生活-Teaching Feeling-のような、嘗てなかった自由な発想のゲームが大ヒットしたのも、ユーザーがより新しいものを求めているからでしょうね。ゲーム性そのものはシンプルだけど、アイディアが凄い
ここに業界全体の伸びしろがあるかと。というかこういう同人ゲームが出てくる以上は、まだ伸びしろがあるかと
というわけで、以上総括でした。
▼おわりに
このブログを始めてまだ数ヶ月ですが、お陰さまでSEOも優先順位にあるらしく、ゲームタイトルで検索しても、他のブログや、作者サイト(ツイッター)、公式サイトなどより上に出てくる事もあるので、嬉しいです。
DLサイトを差し置いて、1位に出ることさえあります。
それもSEO対策を一切やってないこのブログが、です
つまり「フリーゲーム総合レビューブログ」に、明確な需要があったという事実に他なりません
管理人も驚きです。(本人なのに)
結構、駄目出しも書いてますが、意外にも好意的なコメントが多い事には、更に驚きです。
今後とも、宜しくお願いします。
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