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2018年07月28日
真夏の日高渓流で尺岩魚
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大河は大雨の後遺症で釣りにならず
西日本での集中豪雨に続いて、今度は列島の西東で記録的な猛暑が発生。お年寄りを中心に、多数の方が熱中症で亡くなられた。そして、被害はさらに拡大していきそうな状況にある。
こうして続けざまに起きる異常気象は、いくら自然災害に免疫のある日本人といえども、これまで経験したことがないほどの短い頻度で発生していることに、怖さを感じる。
これで終わりなのか、それともこれから台風や地震などが待ち受けているのか。
猛暑については、北海道でも日中30度を越える地域が広がるなど、ジワジワと魔の手が忍び寄ってきている。これからの予想はつかないが、お盆過ぎまではこの気象を覚悟しなければならないのかもしれない。
こうした中、7月25日に日高路に釣行した。猛暑で苦しんでいる人々が多数おられる中で、釣行記を記すのは心苦しいが、いずれ己も味わう運命と割り切り、ブログを更新することにした。
真夏の釣行といっても、緯度の高い渓流は適度な気温が保たれていて、快適に竿をだすことができる。今回訪れたのは、新冠川や静内川からそう遠くない場所。
初めは、新冠川中流でウェットフライを行なう予定だったが、下新冠ダムから放水されたのはカフェオレ色の河水。
6月末から7月中旬にかけての大雨の後遺症で、とてもフライができる状況にない。そして次に訪れた静内川も同じような状態。
それでも、シュンベツ川との合流地点で何とか入川したが、同じことを考える人がいるようだ。平日の朝にも関わらず、5人の釣人が双川橋の下で竿を出し、シュンベツ川を遡っていた。
ここでも、双川ダムからの流れ出た静内川は、新冠川よりも強いカフェオレ色。
透明なシュンベツ川と静内川の合流地点では、交じり合うことも無く2色に分かれた流れが作られていた。
そのシュンベツ川河口にウェットフライを流してみたところ、5投目に10センチほどのヤマメがヒット。そして、フライごと持っていかれた強烈なアタリが。
こんなに釣人が入っているのに、そこそこのアタリがきた。ただ、フライが大きかったせいか、ヒットしたのは最初のヤマメだけ。ティペットを切って逃げた魚種は分からなかった。
結局、ここからそう遠くない渓流に移動することにした。そうは言っても結構な距離があり、初めて入る場所なので、期待よりも不安が募る。
到着したのは、大岩と砂利、滑床が入り混じり、淵と流れ込み、流れ出しが交互する山岳渓流。
崖を降りてすぐ目の前にあった淵に、まずはウェットフライを流し込んで逆引き。すぐに反応がでるが、ヒットしたのは4投目。飛び出したのは15センチほどのヤマメと見間違う銀毛が眩しい虹鱒。
しかし、ウェットフライはすぐに見切られて、アタリがなくなった。ならばと、#10のカディスを投入。すると、2投目に派手なスプラッシュ。ヒットしたのは20センチを越える岩魚だった。
この淵ではさらにヒットが続いて、3匹目に尺を越える岩魚もあがった。下流にある落ち込みや平瀬でも岩魚の飛び出て、ここでも尺に近いサイズがヒットした。
また、流芯からは20センチほどのブラウン、小淵からは尺余りの虹鱒が大ジャンプを見せるなど、魚影の濃さを感じた。
ところが、釣り上がった上流のダム下のプールからは、ドライフライ、ウェットフライ、ニンフなど、何を用いてもヒットしない。多くの釣人が入っているせいか、魚自体も少ないようだ。
結局この渓流では、尺越えを頭に15センチ以上の岩魚が7匹、15センチから27〜8センチの虹鱒5匹、それにブラウンが1匹という釣果。淵や流れ込みで岩魚、瀬で虹鱒と、棲み分けが明確だった。
中流域でのウェットフライは出来なかったが、フライ釣行としては今年初めて、満足のいく釣りができたのでは。機会があれば、この場所での釣行をyoutubeに動画投稿したいと思っている。
さて、次はどこにいこうか。
写真@流れの透明なシュンベツ川(左)と合流する双川橋下の静内川。平日にも関わらず、多くの釣人が入っていたA日高の奥深い渓流に移動BCDここで尺越えの岩魚や泣き尺の虹鱒、ブラウンがヒットした
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2018年07月22日
新冠川を諦めて白老3河川に釣行
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増水は解消したが、魚影の薄さを痛感
大雨による河川の増水がようやく治まった7月20日、これまでの雨の影響で実現できなかった、日高本流でのウェットフライ釣行のために、午前3時に札幌を出発して新冠川に向かった。
ウェットフライへの取り組みは、釣りの可能性を広げるひとつの手段として考えていた。中でも、本流でのウェットフライは、渓流でドライフライだけを行なってきたものとしては、未知の釣りに等しい。
残り少ない、これからの釣り人生を謳歌する上で、何としてもマスターしたいと考えてきた。
ところが、またもや計画を妨害する動きが。当日は、高規格日高道路の鵡川から終点の日高厚賀まで、工事のために通行止めだという。それを知ったのは、千歳インター近くの高速道路上に架かる電光掲示板から。
時間的に到着が大幅に遅れるだけで、なにも高速道路を走らなくても行ける。ただ万が一、前回の7月13日のようにダムの放水があった場合、次のポイント探しに時間を取られるのは嫌だ、との思いで釣行先を白老河川に変更した。つくづく日高の河川には嫌われてしまったようだ。
今年の白老河川への釣行は、ウヨロ川とそれよりも規模の小さな某渓流に6月、7月と釣行、釣果は今のところ五分五分という内容だ。今回は、本流でのウェットフライを念頭に、敷生川と毛敷生川、それにウヨロ川の3河川の中流域に赴くことにした。
中でも、敷生川と毛敷生川は今年初めての釣行で、狙いをヤマメに絞っての入川。
これまでの釣行で、毛敷生川は下流での釣果がゼロに等しく、竿を出す自信がなかったことから、中流域に架かる鉄の橋からドライフライで釣り上がることに。
ところが、いつもは流れ込みや小淵でそれなりの反応のあるのに、今回はいくら釣り上がっても大型カディスに食いつく魚が出てこない。
川岸の乾き具合から、水が引いたのは4〜5日前と思われ、その砂の上には多くの足跡が残されていた。ヤマメの解禁からある程度時間が経過したことで、フライに反応するサイズが抜かれてしまったのだろう。
結局毛敷生川では、鉄の橋から1キロほど登った2つ目の堰堤まで遡行したが、1匹もヒットしないまま脱渓した。もしかして、この川での坊主は初めてではなかったか。
次に向かったのは、毛敷生川の隣を流れる敷生川。もともとこの川は毛敷生川の本流だが、残念ながら、敷生川中流域での過去の釣果は悲惨な内容。今回もほとんど期待はしていなかった。
それに追い討ちをかけるように、入ろうとしたポイントにはすでに先行者が。仕方なく、そこから500メートルほど下った場所で竿を出した。
川の流れにはまだ濁りが入っており、ウェットフライでも厳しそうな状況。まずは、水深のある平瀬に派手な色のウェットフライを打ち込んで様子を見る。が、何度流しても反応はない。フライサイズを下げて逆引きすると、ようやくアタリはきたが、フッキングしない。
さらに下流に下って、川幅が広がった地点にソフトハックルを打ち込んでスィングさせる。それにようやくヒット。ただ、上がって来たのは12〜3センチの小ヤマメ。やはり、この川もこんなサイズしか残っていないようだ。
上流にいた先行者の姿が見えなくなったので、今度は砂防ダム近くまで釣り上がった。水深のある平瀬や落ち込みといった、良い川筋なのに、フライに反応しない。それも当然で、川岸には数多くの釣人の足跡が残っていた。
白老河川の最後は、前々回の釣行で惨敗したウヨロ川中流。もっとも、ウヨロ川で過去に釣った最大のものは、15〜6センチのヤマメと20センチ余りの岩魚。それほど型物がいるわけではない。
ただ、上流の砂防ダムまで登り詰めたことがないので、決め付けることはできない。そして今回は、ウェットフライだけで通すことに。上流に現れた落ち込みや淵、流れ出しにソフトハックルを打ち込んで様子を探るが、小さなアタリばかり。
たまに、新子よりも少し大きいヤマメが食いつくが、竿をゆらすサイズは出てこない。
ここにも多数の足跡が残されていた。当然、雨の後に入渓したのだろうが、遡行しやすい分だけ釣人も入り込んでいるのだろう、
それにしても、餌の入っていた箱ぐらい、なぜ持ち帰らないのか。これは、今回入った3つの河川に共通することだ。
写真@毛敷生川の早朝の様子。この川では、初めて坊主に終わったA堰堤が設けられている敷生川中流の流れ。少し濁りが入っていて、釣りづらかったが、Bソフト八クルに小さなヤマメがヒットC入渓しやすい事から人気のウヨロ川中流域D今回も小ヤマメしかヒットしなかった
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2018年07月19日
釣場求めて余市川から尻別川支流へ
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思いがけないヤマメの連続ヒット
13日の日高釣行の後、北海道は再び全域で雨模様となった。沢水を集めて流れる山岳渓流は、これまでの豪雨の蓄積もあり、水位が下がる暇のないほど溢れかえっていた。
この影響が、17日の余市川への釣行にてき面に現れた。余市川への釣行は、6月29日に続いて今年2回目となる。前回は、砂防ダム下でアメマスやチビ虹鱒、ヤマメの姿を見ることがができた。
今回の目的は、余市川本流を釣り下りながらのウェットフライ。前回も同じ事を計画していたが、増水と強い流れから立ちこみを断念した。今回は、水位も下がっているだろうと期待しての釣行だったが・・・。
それにしても、ドライフライもまともに打ち込むことが出来ないくせに、さらにテクニックの必要なウェットフライに拘るようになったのは何故だろうか。
それは、ルアー釣りやテンカラ釣りに共通するこの釣法を極めることにより、これからの釣りの奥行きが広がるのでは、との思いから。
この本流ウェットフライを行なう上で必要なのが、早い流れと強い水圧、そしてある程度の川幅。それに合致できるのは、新冠川や余市川本流ではないかと、以前からと考えていた。
しかし、それにも限度がある。前々日の強い雨で、余市川本流はもとより支流までもが入渓できない始末。前回訪れた砂防ダム下は、さらに水位が上昇してプールに立ちこむことさえできない。
余市川水系で、まともに竿を出せるところはないか、と思いついたのは落合ダムの上流にある常盤ダム下の流れ出し。ブログでも何度か取り上げたが、小さな岩魚とうぐいしか釣れなかった場所だ。
これだけ水位が増していることから、落合ダムから遡上したアメマスが、常盤ダム下のプールに溜まっているのでは、とキロロ方面に方向を転換して落合ダムに向かう。
途中の落合ダムでは、岸から50メートルほどのところで大きなライズが頻繁に起きていた。ここで40センチクラスの虹鱒を釣ったとの、誰かのブログを読んだことがあるが、今日はダム湖で竿を出す心境にはなく、ダム湖を横目に上流の常盤ダムに急いだ。
30分ほどで到着した常盤ダムは、これまでに見たことのないような大放水。やはり、上流での増水は収まっていなかったようだ。
ただ、竿を出すことは出来そうなので、放水口横のプールにウェットフライを沈めてリトリーブを行なう。また、放水口からの流れ出しにフライを送り込んだ。が、いずれも反応はない。
試しに、少し下流にドライフライを乗せてみたが、こちらも無反応。1時間ほど粘ったが、この時点で余市川水系での釣りを諦めた。それでも、何とか形だけは作りたいと、赤井川国道を経由して、尻別川に流れ込む支流のひとつに向かった。
赤井川の道の駅から30分ほどで、目的地の尻別川支流に到着。若干増水気味で濁りも入っていたが、立ちこんでの遡行には支障がなさそう。ただ、「熊が出没中、注意」の真新しい看板があちこちに立てられていた。
昨年、この川に初めて入った時には、ドライフライで15〜6センチのヤマメを二桁近くヒットさせた。流れは、渓流というよりも里川に近く、水温が低いのは涌水が源流となっているからだろう。
尻別川に合流する少し上流から入渓、さらにその上流に架かる橋まで釣り上がることにした。
この川には、下流部から中流部にかけていくつもの堰堤が設けられている。その堰堤の下の流れ出しにフライを流すが、初めは小さなアタリさえない。しかし、遡行距離を稼ぐ毎にアタリが増えてきた。最初にヒットしたのは、入渓地点から100メートルほど上流の平瀬から。#10のカディスに、15センチほどのヤマメがきた。
そこから先は、18センチほどのヤマメや小型の虹鱒など、飽きない程度にヒットが続く。そして、いつの間にか目的地の橋まできた。ここから上流はザラ瀬が続き、水深も浅くなっていく。そして、入渓しやすいためなのか、魚影は薄い。
今度は、ウェットフライを使って釣り下がることにした。流芯に流して、スィングさせたソフトハックルに頻発にアタリがくるが、ほとんど針り掛りしない。ただ、水面直下での捕食が活発なせいか、ドライよりも反応は多い。
ウェットフライを打ち込みながら、500メートル下流の入渓地点まで戻った。最終釣果は、ドライよりもウェットフライが上回り、20センチ弱を頭に15センチまでのヤマメが12匹、チビ虹鱒1匹という内容。
本来の目的地ではなく、予定外の場所での釣果ということもあり、充実感はあまりなかった。当初計画した、本流ウェットフライ釣行を、近いうちに余市川か新冠川で実現させたいと思っている。
なお、今回の釣行では雨の後ということもあり、蚊が異常発生。刺されることを防ぐ為に、顔や手にメンタームを塗りつけた。それが、ビデオカメラのレンズ部分に付着して、画像がゴースト状態となってしまった。写真が見苦しくなったのはそのせい。
写真@初めに入った、余市川上流にある常盤ダムA尻別川の支流のひとつに入渓。里川のような流れが気持よいBCDEヒットしたヤマメや虹鱒
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2018年07月15日
今年初の日高河川釣行
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大雨の後遺症で竿を出せず
西日本では、雨が収まっても豪雨による被害が留まる所を知らない。北海道も、つい4〜5日前に大雨となったところが多く、道東や道北の一部に洪水警報が出されるほどの荒れようだった。
幸いにして、道央ではそこまでの降雨量ではなかった。そこで、「雨が止んでから2日が経ったので、増水は収まっただろう」と、13日の早朝に日高地方の河川に赴いた。
頭の中では、雨後の様子が白老の各河川や、札幌圏では千歳川や小樽内川の穏やかな流れのイメージしか浮かんでいなかった。それが間違いだったと気付いたのは、高規格日高道から見た鵡川や門別川の様子から。
目的地の新冠までの河川は、ほとんどが褐色の激しい流れで、増水は収まっていなかった。
もともと、白老や道央圏の川と、日高河川の流域の規模を計算に入れなかったことが大間違いだった。更に追い討ちをかけたのは、新冠ダムの放流。そのために、ダムから下流は入川する場所がない。例え入川できたとしても、このきつい濁りに対応できる釣り方はない。
それでも、ダム上流に流れ出る支流やダムインレットを越えれば、何とか釣りが出来るのでは、と林道に車を進める。林道には、すでに片付けられているものの、所々に崖崩れの痕が残っており、2日前の大雨がどれだけ激しかったかをまざまざと感じた。
新冠大橋から30分ほど過ぎた頃に、林道の脇に転がり落ちた大きな岩が留まっていたり、陥没で道幅が半分ほどになった箇所も出てきた。再び強い雨が降れば、崖が崩れて戻ることが出来なくなると、この時点で戦意が喪失。
ただ、どうしても諦めきれないので、この場所からそう遠くない静内川上流に行くことにした。
しかし、中流域から見る静内川は、河原一杯に広がった褐色の流れが新冠川と変わらない。それでも、支流には清流のシュンベツ川が流れ出ている。
シュンベツ川は、河原が開けているので竿を出すことが出来るだろう、と静内川との合流地点の双川橋まで来た。その時に見たのは、あのシュンベツ川の広い河原が、濁流で埋め尽くされている光景だった。
それでも、上流まで行けば釣りのできる箇所があるはず、と車を走らす。春別ダムの放流がシュンベツ川の濁流の原因だったが、中流域を過ぎても増水と濁流は変わらない。
いくらなんでも、最上流にあるイドンナップ川まで竿が出せないはずはないと信じて、春別ダムの手前まできた時に待ったが掛かった。
折からの雨で、痛んだ林道の補修作業をパワーショベルを使って行なっていたのだ。
工事の責任者から、どこに行くのかと聞かれて「釣りのためにイドンナップ川に行く」と答えると、「昨日も、様子を見るために春別ダムの上流に行ったが、まだ水は引いていない。今週一杯は川に下りることは難しいから、来週出直したほうが良い」との話。ここでも泣く泣く逆戻りした。
では近くにある静内ダムはどうかと、キャンプ場方向に車を走らせる。自分でも、つくづく諦めの悪い男だと思う。
キャンプ場手前の入り江に差し掛かると、静内ダムに流れる濁りのない川の流れ出しでライズが発生していた。
ここでようやく竿が出せると、河原に降りてダムのインレットまで歩く。
しかし、あちこちで起きていたライズの正体は、湖底から湧き出たガスか涌水のようで、あぶくを伴って湧き上がっていた。また、河口でのライズはウグイの産卵だった。
結局、遠出したこの日の釣行は、無駄に終わってしまった。こんな日をこれまで何度経験したことか。できるだけ、こんな日を少なくしたいが、自然には勝てない。
写真@A静内川支流のシユンベツ川を目指したが、ここも濁流がひどく双川橋の下の河原は埋め尽くされていたBシュンベツ川上流の流れ。奥に見えるのは発電所ダムC静内湖キャンプ場手前の入り江。ライズの正体はガスか涌水だろう
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2018年07月11日
雨の合間の白老河川へリベンジ釣行
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20センチ越えのヤマメはヒットしたが・・・
今回の西日本豪雨は、平成に入って最悪の被害をもたらしたという。土地や家屋ばかりではなく、多くの方が亡くなられ、行方不明者も後をたたない。集中豪雨の怖さをまざまざと見せつけられたような気がする。
北海道もこの1週間は雨が続いた。当然河川は増水しており、そのために今回の休日の釣りは中止したはずだった。例え水位が平常に戻っていたとしても、釣行することへの後ろめたさを消すことはできないと思ったからだ。
これが人間の持つ道徳感、倫理感というものだが、頭の中に巣食う「釣り馬鹿」という病気は言うことを聞かない。「とにかく行って見よう。川が氾濫しているのならば諦めもつく」という、悪魔の囁きに負けて白老渓流へ向かった。
7月9日の白老の各河川は、前回釣行したウヨロ川を始め、あれだけの豪雨にも関わらず、水位や濁りは思いのほか落ち着いていた。
今回は、そのウヨロ川のリベンジ。ウヨロ川では中流域から入渓、上流の砂防ダムを目指して釣り上がったが、昇っても昇っても一向に魚の型は大きくならず、途中で遡行を断念した。
今回入渓した河川は、流域が短かく規模も小さいが、ウヨロ川以上に透明度が高く、清冽な流れが特徴のヤマメ河川。これまで、最下流と上流の2箇所から入川したことはあるが、今回初めて中流域に入った。
上流と比べると平坦な流れが続いているものの、開けた河岸が気持ち良い。所々に淵が形られて、フライを行なうには絶好の景観。そこにカディスを投じると、ヒットするのは12〜14センチのヤマメ。淵以外では、なかなかアタリはこない。
釣人が入りやすいせいなのか、魚影は上流と比べて薄いように感じた。しばらく釣り上がったが、型は大きくならないために、ここから1キロメートルほど上がった、慣れ親しんだ上流に移動。
ここまで来ると、大岩小岩の山岳渓流の様相が強まり、流れも速い。岩陰に現れた落ち込みや肩、流れ出し、流れ込みとポイントは広がって、一気に期待が高まる。が、アタリはそこそこくるのに、#10のカディスにはヒットしない。たまに掛かるのはスレで、中流でヒットしたものと型は変わらない。
これから先には大淵が待ち構えていて、そのすぐ下流の流れ出しでも20センチ越えのヤマメがよくヒットした。ところが、ここでも小さなヤマメしか反応しない。増水の影響かと、さらに釣り上がって見てその原因が分かった。
ついさっき歩いたような釣人の足跡が水際にクッキリと残っていた。中流域に入ったのは午前6時半、そしてここに移動したのは8時半。今現在、その釣人はさらに上流を遡行している可能性がある。
折角の釣行だというのに、今日はついていないようだ。それでも釣り残したポイントはあるだろうと、小さな落ち込みや平瀬にフライを丹念に打ち込むと、そこそこアタリが。
途中で現れた、小さな枝川の流れに打ち込んだカディスに、ようやく20センチ余りのヤマメがヒット。この枝川は、上流で本流から分かれて流れているが、50メートルほどの短い区間ながら、ヤマメのヒットが相次ぐ。
本流との合流地点の小淵からも、同じような型のヤマメがヒットしたが、姿を現した大渕では小さなヤマメしか飛び出さない。どうも先行者は、大場所でしか竿を出さないようだ。
と、そこで突然の雨。勢いは弱いものの、この川も山岳渓流に変わりない。透き通った流れにも次第に濁りが入ってきた。残念ながら、ここで終わりだと宣告されたような気がして、あたふたと川を下る。
それが正解だったようで、車に戻った頃には本降りとなっていた。上流で釣りを行なっていると思われる先行者は、どうしているだろうか。
リベンジにはほど遠い釣果だったが、相手をしてくれたヤマメに感謝してこの日の釣りを終えた。
さて、次はどこへ行こうか。
写真@今回入川した中流域の平坦な流れAここでは14センチのヤマメが最高だったB山岳渓流の景観を見せる上流域Cようやく20センチ越えのヤマメがヒット。同じようなサイズが何匹かあがった
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2018年07月05日
「余市川砂防ダム下でウェットフライ」を動画化
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久しぶりにyoutubeに投稿
折角の休みなのに、又もや雨が続く。車中から見る豊平川は、遊歩道まで水が押し寄せて、氾濫の一歩手前まで水位が上昇していた。こんな状況では、予定していた白老飛生川への釣行は絶対に無理。リベンジを考えていた白老河川への入渓は、次回に延期することにした。
時間が空いたので、久しぶりにyoutube用の動画を編集。ようやく完成して、先ほど投稿を終えた。動画の内容は、前回のブログで更新した「余市川の砂防ダム下でウェットフライ」の動画版。
それにしても、動画の投稿は昨年秋の白老渓流以来8ヶ月ぶり。釣行時には、いつもデジカメの替わりに、両手の使えるウェアラブルビデオカメラを頭に装着している。だから、動画編集の題材に困ることはないのだが、youtube側が設けた新たな規制が面白くなくて、投稿を控えるようになった。
新たな規制というのは、確か「チャンネル登録の会員数が一千名以上で、再生回数が月4千回以上なければ報酬は支払えない」というもの。これまでの私のyoutubeからの報酬は、月あたり200〜300円程度。
費用対効果という面で見れば、ハプニング動画で視聴率を稼ぐプロのユーチューバーとは異なり、いつも大赤字。持ち出し過多の道楽いがい何者でもない。そして、敢えて会員を募るような取り組みは行なってこなかった。
それでも、臨場感を身上とするブログの延長として動画投稿を行なってきたが、今回の規制で嫌気が差した。
ただ、記事と動画では、表現的に絶対的に動画が勝る。
文章では表現の難しい題材については、今回のように動画に頼ることした。
youtube側の意向と切り離し、あくまでもブログをサポートする媒体として、今後も動画投稿を続けていくことにした。
よかったらご覧になってください。
写真@余市川本流に架かる砂防ダムの下で行なったウェットフライA今回youtubeに投稿した動画
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2018年07月01日
余市川の砂防ダム下でウェットフライ
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白老・ウヨロ川は新子クラスのヤマメ
6月最後の休みとなった28日と29日、予てからの計画に沿って28日に白老・ウヨロ川、29日は余市川支流に釣行した。
道央は前日まで雨が降り続き、河川が増水した中での釣行に不安は募った。
しかし、現地のウヨロ川中流域に着いてみると、いつもより濁りは入っているものの、底まで見通せる透明度は健在。増水も、見た目では変化が見られない。さすがに、清流の揃った白老河川だけはある。
ただもうひとつの心配が。それは、ここが熊の出没多発地帯ということ。ウヨロ川中流域は、開けた河原が続いて遠くまで見通すことができるが、それは動物にとっても同じ。自分が先に発見するか、熊に発見されるかでは大違いだ。
なので、今回はいつもより多くの爆竹を用意。動物の気配を感じるたびに、火事の心配のない水際で爆竹を鳴らした。こうした心配をよそに、釣果はさっぱり。
この川のヤマメの解禁日は6月1日。解禁日から日にちが経過したことからか、ドライフライにヒットするヤマメはいずれも新子クラス。新子ではなくとも、キャッチ&リリースの徹底から持ち帰ることはないが、どこまで進んでも型は大きくならない。
仕方なく、入川地点から2kmの所でUターンして、この日の釣行を終えた。
翌日の29日は、余市川支流の白井川へ釣行。三本の川が出会う上流域まで赴いた。入渓したのは、上流に砂防ダムを抱えるT川。ここも、長雨の影響は薄れて遡行に支障はなかったが、肝心の魚の姿は見えない。ようやくヒットした大物は、途中でバレて姿を確認することさえ出来なかった。
一度下流に戻って、仕切り直しを行なったときに悲劇が起きた。
流れの穏やかな大淵に立ち込んで竿を出し、その流れ出しの下流域まで足を進めた。丁度流れが強まる地点で、水中の突出した石につまずいてしまった。
腰までの深さだが、片足の浮いた前のめりの状態で水没。何とか流されずにすんだが、全身ずぶぬれ状態で、持っていたフライロッドはその勢いで折れてしまった。
1時間ほど車の中で衣類を乾かした後、「このままでは帰れない」と再度の挑戦。今度は、余市川本流に架かる砂防ダムの下に向かった。
この場所に入るのは3度目。いつも大量の水が放出されているが、雨の影響か今回は特に水量が多いようだ。そのため、直下のプールは満杯状態。
恐る恐る浅瀬に立ちこんで、ウェットフライを流れ出しに投じるが、流れの勢いが強くてフライが沈む前にUターン。打ち込む場所を、プールから流れ出る下流に変えてフライを投入。何度目かの打ち込みにようやく反応が。しかしフッキングしない。
目を上流に向けていた一瞬に大きなアタリがきた。そしてまた、ここでも悲劇が。
魚が暴れまくり、ラインはぐいぐいと引きずり出される。ドラグが唸りを上げ、先ほど折れてしまったロッドの替わりに使用した、3番手のパックロッドが大きくしなる。
ようやく手元まで引き寄せたのは、丸々と太った50センチ余りのアメマス。ところがネットを忘れてしまった。いや、忘れたのではなく「どうせ釣れないだろう」と、持ってこなかった。
仕方なく手でキャッチしょうとしたが、当然のごとくバレてしまった。
その後も、プールの端に移動して投入したウェットフライにアタリが相次ぐ。ヒットしたのは、25センチ前後のアメマスと20センチ余りの虹鱒。さらに、プール下流の流れ出し付近から12〜13センチのヤマメも飛び出した。
今年の渓流釣りの目的のひとつに、ウェットフライのマスターを置いている。少しづつだが、手応えを感じてきている。その意味で今回の釣行は良い経験となった。
写真@白老・ウヨロ川中流域の景観。どこまで釣り上がっても新子クラスのヤマメしか釣れなかったA余市川支流の山岳渓流。今回は魚の姿は確認できなかったB余市川本流に架かる砂防ダム。この直下のプールでウェットフライを試すCネットがないためにバラしてしまったアメマスの型物。写真では表現できないために、この動画をyoutubeに投稿する計画
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2018年06月22日
尻別川支流でウェットフライ釣行
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上流でトラウト3種が好調にヒット
当初、白老地区の渓流を予定していた21日の釣行を、太平洋沿岸の大雨予報から尻別川流域に変更した。赴いたのは、尻別川上流部に流れ出る、里川と山岳渓流の両方の顔を持つ支流。
流域は短いが、上流と下流とでは趣きが異なり、短い遡行時間でドライフライと本格的なウェットフライを楽しむことのできる、フライフィッシャーにとっては嬉しい河川。
ただ、今年の尻別川本流は魚の活性が遅れているようなので、この影響が今回の支流にも現れているのでは、と警戒しながら入渓した。
そして思っていたとおり、尻別川との出会いに近い下流部の淵やヒラキ、ボサの影などの魚の溜るポイントでは、ドライフライに反応しない。
初めは、水温が低くて活性が遅れているためではないかと思った。しかし、水温計を見ると12℃。問題なくドライに飛び出るはずなのだが。
現れた大淵に、ドライフライからチェンジしたニンフを流し込んで様子を見ることにした。
ビーズヘッドのヘアーズイヤーを淵の端まで流し込み、そこから逆引き。その繰り返しの3度目に、20センチ余りの岩魚がヒットした。 この下流には、魚はいるが魚影は薄い模様。上流までの遡行を予定していたが、急遽上流に移動することにした。
上流部には、尻別川の孫川にあたる渓流が支流に流れ出ている。この渓流から、支流との出会いを目指して釣り下ることにした。
出会いまでは約400メートルの距離だが、大岩小岩、ボサが行手の邪魔をする。そして、投じたドライフライにも魚が姿を見せない最悪の状態。
ようやくドライに反応があったのは、300メートルほど下ったヒラキから。
ただ、余りに小さくて#10のカディスには食いつけない。そのすぐ後に10センチほどの岩魚がヒットしたが、その後は支流との出会いまで反応がなくなった。
合流した支流は、流れが速く水量も多いが、岩陰や落ち込みがあちこちに見られる。魚が活性していれば、釣果が期待できるはず。
そのとおり、孫川であれだけ苦戦したのに、出会いのすぐ上流の平瀬に打ち込んだドライの1投目に、20センチ余りの虹鱒がヒット。淵の底に流したニンフには20センチほどの岩魚が飛びついた。
特別に大物が棲息する川ではないので、このサイズにも満足。そして、ここから1キロほど先の下流に架かる橋まで釣り下ることに。
今回は、ウェットフライだけで通すことにして、平瀬や早瀬、荒瀬の連続する流れに打ち込みながら釣り下っていく。
ドライには反応しないだろうと思われるヒラキから虹鱒が飛び出て、淵への流し込みでは岩魚がヒットする。これもウェットフライの効果か。
型は、決まったように15センチから20センチだが、ヒットした瞬間のぐいぐいと引っ張る魚の感触が心地よい。
暫らく行くと、流芯からもヒットが出始めた。アタリの主役は15センチクラスのヤマメだ。虹鱒や岩魚との棲み分けができているようで、流れの遅い平瀬や淵からは岩魚と虹鱒だけが出てくる。
上流に入渓してから、2時間ほど釣り下って目的地の橋に到着、ここで脱渓した。結局、下流であれだけ苦戦したのに、上流では型はともかく、予想以上の釣果を得ることができた。それもこれも、この川の持つ多様な顔からだろう。
車を置いた上流部に向かう林道の脇に「熊出没中、注意」の真新しい看板が倒れていた。ここも熊の出る場所なのだと、あらためて警戒を強めた。
なお、帰り道を美笛峠方面に変更した。中山峠よりも時間はかかるが、尻別川の最上流部で竿を出したいという衝動に駆られたからだ。
尻別川上流は、水量がまだ少し多いものの、前日の雨にも関わらず澄み切った流れ。水温は11℃で若干低いが、釣りに支障のでるほどではないはず。
ところが、大淵や流れ出し、落ち込み、倒木周りといった1級ポイントに流したドライには、全くアタリがこない。平瀬でウェットフライ、淵でニンフも試したが、これにも反応がない。特別に魚影の濃い場所では無いにしても、これほどアタリが来ないのも珍しい。だから、尻別川本流も不調なのか、と納得したが、果たしてどうなのか。
写真@今回入釣した尻別川支流。澄み切った流れが魅了だが、アタリは来ないAこの川の支流、尻別川にとっては孫川にあたる渓流。ここでも苦戦したB尻別川支流の上流部。大淵や流れ出し、流れ込み、ヒラキなどのポイントが連続するCDE上流で、ウェットフライにヒットした岩魚と虹鱒それにヤマメ
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2018年06月19日
今年初の支笏湖釣行
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虹鱒橋湖岸と旧伊藤温泉下で苦戦
15日と18日の二日間、支笏湖に今年初釣行。行先は15日が虹鱒橋下、18日が旧伊藤温泉前の湖岸。初釣行がこの時期までずれ込んだのは、天候不順とショアトラウトへの釣行過多から。いつもは5月の連休前に赴き、まだ雪深い2月に釣行したことも何度かあった。
支笏湖のこれまでの釣行先としては、南岸の美笛川河口と北岸のオコタンペ川河口が多かった。しかし現在、オコタンペキャンプ場の湖岸に行くことはできない。4年前の大雨の後遺症が残り、未だ復旧工事が終了していないことからだ。
その代わりに足を向けたのは、苔の同門前とニナル川河口、それに虹鱒橋。
ただ、いつも多くの釣人が押し寄せる美笛川河口への釣行頻度は減ってきた。そして、支笏湖全体の釣行回数も年々少なくなってきている。私のような釣りの下手な人間にとって、支笏湖は段々敷居の高い場所になってきたのかも知れない。
今回の釣行も、15日の虹鱒橋下の湖岸である程度の釣果を得ることができたら、18日の旧伊藤温泉前の湖岸への釣行はなかったはず。
虹鱒橋には午前4時に到着、急激に落ち込む枯れ沢を下って湖岸に。東の山並みから、黄金色に輝く太陽が姿を現したばかりだが、その陽は湖岸には届かず、湖面の半分は眠っている状態。それよりも、白波を立てる強い風が意欲を削ぐ。
手に持ったのは、フライの7番バンブーロッドをショアトラウト用に改良した不恰好なルアーロッドと、5番手のフライロッド。過去にyuutubeに投稿した「虹鱒橋下への釣行」と同じように、フライとルアーのどちらでも対応できる。
まずは、気温が10度前後にも関わらず、蝉の声が響き渡る湖岸にルアーを投じる。特に迫り出した樹木の枝の下には、コントロールを利かせてミノーを泳がせる。そこは、魚がいればいつも反応のある場所だが、波の立つほどの状態が災いしたのか、手元までリトリーブしたミノーを追ってくるのは小魚だけ。
沖目でライズでもあれば、モチベーションは高まるのに、今回はそれもない。何度かミノーを試した後、スプーンに変更。樹木の張り出した岸寄りを中心に打ち込む。が、やはり反応はない。代わりに、10センチにも満たないチビアメマスがスレ掛かりする。どうも大きな魚はいないようだ。
ならば今度は、ウェットフライを結んでのフライフィッシング。水面直下を泳がせると次々にアメマスが掛かるが、それも15センチ止まり。
その後、交互にルアーとフライを投じるものの、相変わらずライズは起きない。この場所は魚の居付くポイントだが、回遊するコースから外れているのかもしれない。
結局10時近くまで粘ったが、いつまでも小魚と遊んでいるわけにも行かず、息を切らせながら枯れ沢をよじ登った。
こうした15日の釣行を踏まえて18日に向かった先は、支笏湖北岸の旧伊藤温泉下。初めてこのポイントに訪れたのは2年前。その時に、護岸の下の浅い岩場に60センチはあろうかという、3匹の虹鱒が定位しているのを発見。
その虹鱒目がけて蝉フライを投じたのはいいが、フライをくわえて直ぐに吐き出した。その後は警戒されてフライには見向きもしなくなった。フライロッドだけしか用意していなかったことも敗因だが、こんな場所でという驚きのほうが強かった。
旧伊藤温泉下は、両岸が50〜60メートルほどしかない狭いポイントで、岸から5〜6メートル先で急深になっており、沖合いでライズがよく起こる。なので、ルアーの効果はありそうだが、両岸の張り出した樹木の下はフライでも期待が持てる。
18日は、午前6時に到着。風が弱く波もほとんどないが、曇天のために湖面は薄暗い。初めに、奥の張り出した樹木の下目がけてニンフをを投じる。それにヒットしたのは、10センチほどのチビアメマス。
厚い雲のせいか蝉の声は聞こえず、ライズも見えない。状況的には虹鱒橋とほとんど同じか。続いて、ニンフからウェットフライ、ドライフライトと試したが、ヒットするのはチビアメマスばかり。
しばらく経ってからルアーに変更、沖目を目がけてミノーを投じるが、これには全く反応無し。
桟橋のあった場所に移動して、深場を目がけてルアーをスローリトリーブ。護岸の上から追ってくる魚の姿を探すが、小さなアメマスだけで針がかりもしない。
ただフライに変えると、ドライフライに小さな魚が食いつく。それを護岸の上から引き抜くと、まるで空を飛ぶめだかのようだ。
その後、ライズの発生などを待ったが、今日はそれも無かった。
こうして、今年初の支笏湖釣行は終わった。次に支笏湖へ行くとしたら、二ナル川河口になるだろうか。
写真@A15日に訪れた虹鱒橋下の湖岸。風と波があるコンディションでB小さなアメマスしかヒットしなかったCD18日に朝貢した旧伊藤温泉下湖岸。狭いポイントながら、条件さえよければ大物も期待できる。今回は張り出した樹木の下にもライズは無かった
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2018年06月12日
尻別川中流と支流に今年初釣行
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増水残る本流と本番迎える支流でフライ
昨年の尻別川水系への釣行は、5月下旬に支流からスタートして、本流で竿を出したのは6月中旬だった。そのときの釣果は、ウエットフライに20センチほどの虹鱒が1匹と大苦戦。
6月も中旬だというのに、まだ雪代が残っており増水に悩まされた記憶しかない。そして時間的に遅かったことから、ラフティングの集団に釣りを妨げられた。
今年の尻別川本流の初釣行は、昨年よりも10日ほど早い6月11日。昨年の例からいくと、まだ雪代が解消されておらず、釣行ポイントの尻別川の中流の中洲に入ることが難しいのではと、午前5時に到着してから恐る恐る川の流れを見た。
中州へ入るには、本流の前に横たう支流を渡り切らなければならない。その支流の水位はいつもは腰ぐらいなのに、今回は胸ほどの深さ。
流れも早く、渡りを諦めようとした時に、支流の少し上流に浅瀬を発見、そのルートを経由して何とか本流の中州にたどり着けた。ただ、これ以上尻別川が増水したら、中洲に取り残されるのでは、との懸念も。
中州の対岸は、流れが早く増水していたが、流芯から瀬脇にかけて緩やかな流れも見られる。そのポイントにドライフライも打ち込めそうだが、まず波頭の立つ流芯に大型のニンフを流し込む、いつもの手法で川底の様子を探る。
ニンフは、流れの途中で早瀬から離れて瀬脇の緩やかな流れに移動。ラインが落ち着いたところで、逆引きリトリーブの繰り返し。このポイントには、この手法でそれなりの釣果をあげてきたが、今回は全くアタリがこない。あまりの無反応に、魚自体がいないのではと疑心が強まる。
1時間ほどしてようやくヒットしたのは、20センチにも満たない虹鱒。しかしその後は再び沈黙が続く。試しに、瀬脇の流れにドライフライを投じてみたが、やはりピクリともせず流れ出るだけ。
この下流にもポイントはあるが、今日はどこに竿をだしても無理だろう、と完全にあきらめモード。しばらく粘ったあと、この場所からほど近い支流へ移動した。
これまで、尻別川中流域の支流には何度も釣行したが、近年よく行くようになったのがヌップリ寒別川やカシプ二川、ペーぺナイ川、真狩川、オロウエン尻別川、登延頃川、ポンクトサン川に、最上流域のソーケシュオマベツ川。今回は、そのうちのひとつに釣行した。
入渓地点は、本流とは打って変わったヒラキの続く穏やかな渓相。底まで見通せる、透き通った流れが気持ちよい。逆にそれは、魚からも見られているということになるのだが。
ドライフライを打ち込みながら、上流に釣り上がる。平瀬からの反応はないが、曲がり角や倒木などの障害物により流れの変わった場所から、ドライフライにアタックする魚が見え始めた。
そして、最初にヒットしたのがスレがかりした13〜14センチのヤマメ。続いて同じ場所から、15センチほど虹鱒の子供がしっかりとフッキング。
2匹ほどヤマメを追加してから、100メートル上流に遡行した後、ポイントらしいポイントも見られなくなったことから、今度は下流へ。
下流域では、流れが早くなったこともあるが、カディスへの反応はほとんどなくなった。尻別川本流との出会いから再び遡行を始める。今度は、ドライフライから水面直下を狙うソフトハックルに変更。
先ほどのドライに反応しなかった水位のある平瀬から、フライをひったくるようなアタリが出始める。
やはり、ドライでは少し早かったようだ。ソフトハックルにヒットしたのは小ぶりヤマメと同じようなサイズの虹鱒。
ここまで岩魚の姿は見られない。川筋が二重に分かれた、先ほど竿を出さなかった川筋を遡行。そこからようやく岩魚が顔を出した。不思議なもので、流れが緩やかな流れが岩魚に適しているのか、この筋川からは岩魚だけがヒットする。
結局、この支流では、10〜17センチほどのヤマメと虹鱒、岩魚がフライにヒット。本流でのストレスを解消するまでには行かなかったが、この時期の初釣行としては満足のいく釣行だったと思う。
渓流のフライ釣行は、これから本格的に取り組んでいく計画。昨年のような、危険と隣り合わせの場所にも出向くかも知れない。何しろ、好奇心が行動規範の最上部に位置している人間なのだから。
写真@増水が解消されない尻別川中流域の流れA本流とは打って変わった支流の渓相。穏やかで澄み切った川の流れが気持ちよいBCDドライとソフトハックルにきたヤマメと虹鱒、岩魚
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