2018年10月26日
新冠川、静内川、千歳川でラストラン?
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不完全燃焼から再度挑戦を望む
秋も終盤を迎えるに至っても、まだ腰が落ち着かない。「渓流釣りも場所を変えたらもう少しできるのでは」「中流ならばなんとかなるだろう」と、納竿することへの自己反発がくすぶっていて、次のステージとなるショアトラウト釣行への移行が定まっていない。
ここは完全燃焼するしかない、と今年のフライフィッシングのファイナル釣行として日高の本流釣りを選択した。
10月23日に向かった先は新冠川中流。ラストランを尺ヤマメで飾りたい、との気持ちから選んだ。今年の釣行先として、新冠川ほど裏切られた場所はない。
今回を含めて今年は5回通ったが、釣りができたのは今回のみ。あとは大雨による増水や濁流がひどくて、水の澄んだダム湖上流にも入ることがままならなかった。
それほどまでにしても、懲りずに新冠川に釣行したのは、ウェットフライで大型ヤマメを手にしたいという思いから。
今回ようやく中流域に入川できたが、時期は鮭遡上の真っ盛り。いくらヤマメを狙っていると言い張っても、鮭の密漁者に間違えられる可能性が大きい。ならば、堂々と人目の付く場所で竿を振ったほうが良い、と橋の上から丸見えとなる場所でウェットフライを行った。
しかし、ようやく実現できた新冠本流釣行なのに、狙った獲物は皆無。それどころか、ヤマメ以外の魚も見当たらない。
ダウンクロスで流した大型ウェットフライに、2度ほどひったうるような強烈なアタリがきたが、多分鮭だと思われる。
下手にスレがかりなどしょうものならば、0・8号のティペットは簡単に切られてしまう。ここで2時間ほど粘ったが、それ以外のアタリが全くなかったために場所を移動。今度は、隣の静内川中流に行くことにした。
静内川で、上流ではなく中流を選んだのは、新冠川の釣行と同じ理由から。ただただ大型のヤマメを求めてのこと。
入った先は、頭首工上流の幾筋もの流れが交わる場所のはずだった。だが、着いてみれば渇水がひどく、上流で本流に流れ込む渓流よりも細い。これでは、ヤマメどころか他の魚も難しい。
それに加えて、ブナを通り越し白と黒のブチ模様となった鮭が、数少ない淵に溜まっている。そこには他の魚の姿も見えない。何とか竿を出せる場所がないかと上流、下流へと向かうが、流れのない平瀬か淀んだ淵しか見当たらない。
ようやく見つけたカーブの流れ出しで、ドライフライに緑がかった小さなブラウンがヒットした。結局、新冠川と合わせて当日の釣果はこれ1匹だけ。何とも情けないラストランとなってしまった。
翌24日も、午前中の私用を除けば釣行する時間はある。そして、時間的に近郊しか可能性がないために千歳川上流を選んだ。
ここも鮭の遡上真っ盛り。インディアン水車で放された鮭が最上流まで上り詰めるために、あちこちで飛び跳ねる鮭の姿が確認できる。
いつもの入川箇所に立ちこみ、ダウンクロスでヤマメを狙う。#10のソフトハックルをスィングさせて魚を誘うが、夏のようには反応がない。
それでも、流芯から平瀬に変わるポイントで15センチほどのヤマメがヒット、この後に希望をつないだが、いつも飛び出る流芯脇や緩い流れの平瀬からは反応がない。
しばらく釣り下った先で、ようやくヒットしたの小さなはブラウン。それから長い沈黙が続き、下流の流芯脇に投じたマーチブラウンに、20センチ余りの1ブラウンがヒットした。季節的にブラウンが中心となってきているのならば、大型サイズが来てもおかしくはないのに、その兆候すらなかった。
正直、こんな釣果で今年のフライ釣行を終えるのは悔しい。次の休みは鮭の遡上のない河川で最後の勝負をしたい。さて、どこに行こうか
写真@新冠川中流の橋の下で型ものヤマメを狙ったが、鮭の遡上ばかりが目立ち他の魚の姿は見られなかったA渇水状態の静内川中流。ここも鮭の遡上真っ盛りで、厳しい釣行となったBようやくヒットしたのは緑がかったチビブラウンC水量が豊富な千歳川だが、小さなヤマメとブラウンのヒットだけで、大物の姿はなかった
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