2021年07月17日
二つの沙流川支流でヤマメを狙う
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額平川では苦戦したが、二世宇川で好釣果
7月3回目となる7月15日の釣行先は、昨年初めて訪れた沙流川支流の額平(ぬかびら)川。
この川は、幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
昨年はこの中流域にあたる幌見橋から入渓、約2キロを釣り下がりながら10数匹のヤマメと同サイズの岩魚を数匹釣り上げた。
ただ、ヤマメのサイズは平均で10センチほど。そのうちの1匹がかろうじて20センチ前後と、釣果はそれなりにあるが型ものはほとんどいなかった。
今回は幌見橋よりかなり下流に入渓。というのも、ザラ瀬がほとんどの川なので、ポイントから次ぎのポイントまでがあまりにも距離が長い。
それならば、直接落ち込みや流れだし、淵や平瀬の集中するポイントに入った方がいいと、今回の場所を選んだ。
現地到着は午前4時40分。すでに陽は昇っているが、川面に朝もやの立つ幻想的な景観が迎えてくれた。
そこに黄金色の朝陽が差し込み、朝もやは文字通り霧散して遠くまで見通せるようになった。
最初にウェットフライを打ち込んだのはザラ瀬から流れ込み、そして淵に代わるポイント。それぞれ、いかにも魚の居着きそうな雰囲気を醸し出している。
しかし、いくらフライを流しても反応がない。こんな一級ポイントなのに、と首をかしげながら長い平瀬の続くポイントに移動。
ここでようやく小魚特有の小さなアタリがあったが、針がかりはしない。
この段階で、「入った場所ではなく時期が悪かったのでは」との不安が。
ようやくフライにヒットしたのは、入渓地点から500メートルほど下流の大曲が作る淵と流れ出しのポイント。それも12、3センチの小さなヤマメで、それ以降もこれを上回るサイズは出てこなかった。
結局、今回の額平川では2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果。そして、こんな場所なのに河原には真新しい足跡が残されていて、どうも型ものは抜かれたような気配が。
まだ6時半だというのに、太陽は次第に輝きを増して汗だく状態。このまま釣り下がれば体力の消耗が激しいと、河畔林が陽を遮る川に移動することにした。
額平川では、宿主別川との出合に新しいダムの建設工事が進められており、主だった支流はその影響を受けている。とくに宿主別川は川の流れが平たんになり、魚影もかなり薄くなったという。
なので、ダム工事の下流に当たる場所に流れ出る総主別川に入ることにした。
総主別川は河畔林が陽の光を防いでくれるが、流れは額平川との出合までの下流域が山岳渓流の様相。それに対して上流部は、糸のように細く浅い流れが続く。
ようやく表れた溜まりも、ドライフライにはまったく反応しない。30分ほど遡上して、遠くを見通せる場所が表われた。そこから上流を望むと、ザラ瀬以外のポイントが見えない。
これでは釣りにならないと、車を止めた入渓地点に戻るがことにした。だからと言って下流部に釣る下る気持ちも湧かない。
すると、一台の車が乗り入れてきた。どうも地元の釣人らしいが、「ここはまったく釣れない日もある」とのこと。ポイントはやはり下流のようだが、これを機に移動することにした。
沙流川には、今回の額平川のような多くの支流が流れ込んでいる。狙いをヤマメの型ものに絞っている関係で、次に入渓したのもヤマメで知られる二世宇川。
額平川のようなザラ瀬は少なく、上流には多くの支流が流れ込んで山岳渓流の様相を見せるが、下流から中流域は大岩を抱き込んだ穏やかな流れが続く。
今回はその上流部の始まりとなる三号橋から入渓する事にしたが、その途中で河川工事が行われていた。砂利を積んだダンプカーがひっきりなしに走り、とても渓流釣りを行う雰囲気ではない。さらに、入渓予定の三号橋まで改修工事が行われていて毅然。
止む終えず、さらに上流に向かい林道から程遠い場所から入渓することにした。
さすが上流部だけに流れは細いが、落差のある分だけ適度なポイントが作られていた。ザラ瀬から平瀬に代わったポイントにドライフライを打ち込むと、すぐに小魚特有の反応が。
何度か打ち込んだ後に針にかかったのは10センチほどのヤマメ。がっかりしながら遡行を続けると、大岩が作る淵と流れ込みが姿を現した。
そして、そのポイントからようやく15センチ越えのヤマメがヒットするようになった。
同じようなポイントからも17,8センチほどのヤマメが連続してヒットする。
今年に入ってから、これほどヤマメが釣れる場所は初めてだろう。ふと、「同じ沙流川の支流だというのにこの差はどこから来るのだろうか」と、疑問に。
結局この支流では、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹という釣果だった。
時間があればさらに上流に向かったのだが、この天気では熱中症の心配もあり、入渓地点から500メートル付近で脱渓した。
さすが日高を代表する大河・沙流川の支流だ、というのがこの日の感想だ。
写真説明@川面に漂う朝もやが幻想的な景観を作った額平川の中流域Aここでヒットしたのは10センチ前後のヤマメB額平川の支流・総主別川。上流部は渇水で細くて浅い流れが続いていた。当然、釣果はゼロC同じ沙流川の支流・二世宇川の上流付近で竿を出したDここでは15センチ前後のヤマメと岩魚が相手をしてくれた
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