2019年07月04日
日高釣行第1弾、新冠川でヤマメ確認できず
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平日なのに多くの釣人が押し寄せる
7月1日にヤマメが解禁された日高の新冠川に釣行した。
ドライフライならばどの渓流でもよかったが、ウェットフライに拘ったためにこの川を選んだ。太い川幅と強い流れが魅力の新冠川には、昨年5回ほど釣行した。ただ、釣りになったのはたったの1回と、無駄足が多かった。
雨による濁りや、増水による影響がてき面に表れるためだ。それだけ釣行のタイミングが難しい川ということで、今回も半分諦めていた。
日高も少雨のために渇水状態にある。そのために、新冠川もいつもならば立ち込むことのできない場所でも、遡行ができるほど水位が下がっていた。
また水質も透明感はないが、この時期としては及第点をあげられるような濁り具合だった。
ところが、解禁からまだ四日も経っていないというのに、ヤマメの姿はほとんど見ることができなかった。
それ以上に驚いたのは、平日だというのに多くの釣人が。
行くポイント、行くポイントには必ず軽トラックが止まっていて、橋の下の流れにも本流竿を手にして立ち込んだ釣人の姿があった。
後で分かったことだが、当日は上流にある人気ポイントの新冠大橋に抜ける林道が、落石のために川の手前で閉鎖されていた。そのため、上流に入れなかった釣人が中流域に集まったものと考えられる。
それにしても解禁からまだ四日目、実質三日しか経っていないのに、この有様は異常だ。もともとヤマメが少ないのか、それとも解禁前から釣ったヤマメを持ち帰ったためなのか、それは分からいが。
今回入った場所は新冠川の中流域。橋の名前でいうと明和橋から御影橋の区間。距離に換算すると7〜8キロぐらいか。いつもは、ドライフライのために上流に入渓するが、今回は、ウェットフライへの拘りと大物が潜んでいそうな深場の多い中流域に行くことにした。
初めに入ったのは、そのひとつの橋の下のポイント。午前4時というこの時間に、川に入っている釣人は誰もいないだろう、と高をくくっていた。
しかし、それぞれの橋のたもとには、決められたように軽4輪トラックが1台づつ。始めは農作業かなと思ったが、いずれも本流竿を手にした釣人。地元の農家の人たちのようだ。
この様子では、週末にはさらに釣人が増えるだろう、と思いながらあらためてポイント探し。
ようやく、曲がった流れから淵に変わる「これは」というポイントが見つけた。幸い誰の姿もない。淵の上流の流れは平瀬が続き、その上流はザラ瀬が続いている。
その水深のある平瀬に、#10のウェットフライをダウンクロスで打ち込む。魚がいれば反応があるはず、と淵までの100メートルほどの区間、何度もプロフェッサーを流したが、一度もアタリはこない。
そして、着いた淵の回りは足跡だらけ。淵からも魚信はなかった。フライが大きくても、小さな魚の手ごたえがあって当たり前なのに。
場所が悪かったと、移動。今度は、魚道のある砂防ダムの下流に向かう。川筋に沿って続くあぜ道を経由して、鬱蒼と繁る森の中を抜けた先にある砂防ダムにも先客が2名。一人はダムの下流へ、もう一人はダムの上流にいるようだ。
ダム下にはプールが作られ、魚さえいれば確実に釣れる場所。事実、遡上したサクラマスなのだろう、大きな魚が何度も跳ねていた。ということは、ヤマメや虹鱒もいるのでは、とフライを沈めて様子を探る。しかし・・・。
いくらアピールする柄のウェットフライを打ち込んでも、小さな魚のアタリさえない。プールを諦めて先客が入った後を追うように、下流にウェットフライを流しながら釣り下る。アタリにないまま50メートルほど下ると、下流から釣り上がってくる釣人が。
仕方なく元の砂防ダムに戻ると、あらたに2人の釣人が。
再びポイント探しに走り回るが、橋という橋には必ず1、2台の軽トラックや軽自動車が止まっている。
ならば、本道から入るあぜ道の先をと探しているうちに、川に面したポッカリと空いた場所に出た。ただ、ザラ瀬で直線的な流れ。なので多くは見込めないだろう、と釣り下がる。
ここまできてアタリは皆無。小さくて良いからなんとか1匹でも、と思っていると、対岸の下から小さなアタリが。何度か打ち込んでると、ようやくヒットした。上がってきたのは、思いもかけないブラウンで、それも15センチほどのミニサイズ。
それからもう1匹ブラウンを追加したが、ヤマメはスレがかりした新子が1匹だけ。
再々度場所を異動。今度は下流の川幅が狭い割には、流れの遅いポイント。見た目は濁りがきつくて、初めから釣果は難しいと感じていた。その通りに、たった1匹の釣果は20センチほどのブラウンだった。
流れ出しから淵に変わる川底に、50センチほどの死んだサクラマスが見えた。まだ銀毛が残っているので、産卵後ではないと思う。
文字に起こすと、それぞれのポイントでの釣りはかなり短いが、実際にはそれぞれの場所で2時間近く使っている。なのにこの体たらく。入ったタイミングが悪かったのか、それとも場所の問題か。いずれにしても魅力のある上流部は除いて、新冠川中流域は当分の間行くことはないだろう。
写真@初めに入った曲りの先に淵が存在するポイント。足跡だらけだったA砂防ダム下の流れは魅力的だが、ここにも多くの釣人が。B直線的な流れで、初めからあきらめていたポイント。やはり、ブラウンの20センチがヒットしただけC最後のポイントの流れ出し付近で見つけた、水中に沈んでいる死んだサクラマス。ここで産卵したとは思えないが・・・Dなんとか20センチのブラウンがウェットフライにヒットしたが、あとは散々な結果
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札幌から新冠に行くのも時間がかかるものですから、初めから状況が分かっていれば、無駄足になりません。
これからもいろいろと教えてください!
日高の情報をいつもカメさんに教えていただき、大変助かっています。
今回の釣行で、新冠川に入る釣人の行動が分かりました。
ポイントを取り合う競争がこんなに激しいとは。
今度は、中流よりもダム上流を目指したと考えています。ただ、新冠大橋から上流は、落石のために通行止めでした。いつ開通するのでしょうか。
なおかつ下流よりケツ叩かれる高巻きされるのでひたすらスピード勝負です。