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2019年06月08日

令和元年6月の尻別川釣行



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型もの虹鱒がお出迎い

 5月16日以来、今年2回目の尻別川釣行を実施した。前回の釣行先は、曲りと淵の交差する上流ポイントとその近くの支流。支流は少し時期が早すぎたのか、20センチ強の虹鱒。また本流では、尺に欠ける岩魚の各1匹と低調だった。
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 6月7日に赴いた先は、前回よりも下流で支流との出会いがあるポイント。いつもラフティング船団が釣りの邪魔をして、ゆっくりと釣りを楽しむことができない場所でもある。
 というのも、ラフティングがこの場所に押し寄せるのは午前10時。それまでに釣果を出さなければならない、という時間に追われての釣りだから。

 なので、今回は午前6時半に入川した。人気のあるポイントなので、平日でも釣人が絶えないことを考慮。実質3時間半の釣行で、果たして釣果はあるのか。
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初めに、本流に流れ込む支流を渡り切って、まずは支流の流れにフライを打ち込むことにした。この支流は、ヤマメが濃く解禁から早い時期は、中型ヤマメを何度か手にしてきた。その流れ込みの淵に、上流からカディスを流し込む。

 その3投目に、激しい水しぶきが上がる。アワセを入れるよりも早く、フライをくわえた魚が下流に猛ダッシュ。その猛攻を堪えてネットで捕えたのは、40センチに欠ける銀毛まぶしい虹鱒。
「この1匹で、今日の釣りは終わってもいい」と思うほど嬉しかった。

 ここから本流に移動。広いザラ瀬の流れを、一本に集めた急流が姿を見せる。本来は、ウェットフライで川面直下や底を狙らうのだが、ここでも先ほどと同じカディスを使用。流芯から外れた瀬脇を中心に何度もフライを流す。
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 急流から淵へ、流れの変わるポイントでドライフライはたたずむ。しばらくして、川底から急浮上する魚の姿が。そして、アッというまにカディスに食いついた。
 竿をグイグイしならせ逃げ回るが、アタリ自体は先ほどの虹鱒の方が大きい。糸切れを用心しながら、手探りで寄せてネットイン。

 上がったのは、先ほどよりも一回り大きい虹鱒。40センチは越えているだろう。
 このポイントでは、過去最長サイズだ。
 ドライフライにくるのならば、ウェットフライの方がヒットの確率は高い。#8のブラックセッジを、ダウンクロスで沈めて逆引きーを繰り返す。
 これには一度だけガツンというアタリが来たが、その後は静まり返ったまま。
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 本流を下って、再度平瀬と支流の流れ出しが交差する場所に移動。全体的に浅瀬が広がるが、スイングさせたウェットフライに何度か虹鱒やヤマメがヒットしたポイント。ウェットフライの活躍場所である。
 ヒットの無いまま釣り下って行くと、流れは平瀬からザラ瀬に変わり、魚の気配も薄くなってきた。再び川の流れ出し付近に戻り、ウェットフライを逆引きする。

 伸びきったラインからようやくアタリが。でも、これまでのアタリよりも小さい。それもそのはず、20センチ強のアメマスよりも白点が小さい岩魚だった。
 そして、岩魚のヒットしたポイントから再びガツンというアタリ。派手なジャンプを繰り返して、ネットに入ったのは本日3匹目の虹鱒。これも30センチを越えていた。

 突然、上流からゴムボートとカヌーが押し寄せた。ラフティング船団だ。時計を見ると9時50分、10時までまだ間があるのに、と思いながら、この場での釣りを諦めた。

 尻別川は、ヤマメの解禁以後だけではなく、いつも多くの釣人の押し寄せる人気の場所。年々大物が少なくなっているという。自分のような釣り下手の人間にとっては、今日の釣果でも十分満足。ただ、これからの季節はそう簡単にはいかない、という予感がする。
 尚、ブログに先立ちyoutubeに「令和元年6月の尻別川釣行」として動画を投稿、良かったらご覧ください。

写真@平日の尻別川本流の流れ。ザラ瀬から大渕に代わるのが特徴のポイントA平瀬からザラ瀬に変わるポイントからも魚が飛び出たBCこの日ヒットした虹鱒




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2019年06月05日

今年初の支笏湖は廃墟ホテル跡の湖岸



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 解禁後の千歳川でウェットフライも

 6月最初の釣行先は支笏湖。選んだ先は、支笏湖の各ポイントの中でも自宅から一番近い、支笏湖北岸の廃墟ホテル跡の湖岸。それも、2時間ほどの短時間の釣行となった。

 別に、時間に制約があった訳ではない。現地着が9時半とかなり遅くなったことで、釣果が期待できないとの判断からだ。
 もっと立ち上がりが早ければ、南岸の虹鱒橋やその先の苔の洞門、さらには美笛キャンプ場を通り越したニナル川の河口も考えていた。それらはいずれ釣行する計画。
2019y06m04d_182925939.jpg


 今回は、今年初めてということで、様子見に徹した。駐車した場所にはすでに先行車が2台。ここも人気ポイントのひとつと、あらためて感じさせた。

 6月4日の支笏湖の天気は、午前中が曇りで、午後から雨が降るとの予報。確かに、到着した時間には雲が覆っていて、霧もかかっていた。その割には、風もなく湖面には波ひとつない。
 
 ここのポイントは、丸駒温泉方面の湖岸から右方向が急深の続く大岩をバックにした大場所。ポロピナイキャンプ場方向の左側は、小岩と砂場の足場の良いサーフ。
 特に、右側の200メートルほど先にあるワンドは、足元から急深でチップ釣りの船がいつも停留して竿を下している。
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 今回は横着して、駐車場所から下って着いた場所で竿を出すことにした。
 湖岸から張り出した大岩のひとつに上がって準備をしていると、50メートル先の沖合で大きなライズが発生。そして、あちこちで小さなもじりと、小魚の跳ねている姿が見える。
 
 ここは、そうしたライズともじりの多く見られるポイントで、選んだ理由のひとつがこの派手なライズ見たさから。
 ただ、ここでの大物の実績はない。しかし、回遊に伴って発生したなぶらを狙ってフライを打ち込むと、20センチ級のアメマスがヒットする。
 
 今回もライズやもじりを睨みながら、#10のドライフライを打ち込んだ。しかし、フライの届く場所に起きるライズは小さくて、ヒットする魚も15センチに満たない小さなアメマス。

 何度打ち込んでもサイズアップしないので、ウェットフライに替えて様子を窺う。ウェットフライは、ライズに関係なくヒットを誘発するが、同じような型で狙いのサイズアップは叶わない。
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 暫らくして、予報よりも早く雨が振りだした。これを機に場所を移動することに。今度は、6月1日にヤマメが解禁された千歳川上流を目指す。

 千歳川上流には、解禁前の5月下旬に一度入川したことがある。その時は、30センチ余りのブラウンを手にしたが、アタリも含めてこの1匹だけで終わった。
 ただ、ヤマメが掛かれば当然リリースするが、そのヤマメの姿が全く見えなかったのが気に掛かった。
 
 今回の釣行は、前回姿を見ることのなかったヤマメを何とか確認したい、という思いから。今年も、これから幾度も釣行する川なので、心配だったということもある。
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 昨年からこの場所では、ウェットフライで上流から釣り下がる方法を取り入れた。この釣り方は、アタリが直接手に届くために、ドライフライよりも刺激が強い。

 そしてフライが水面下なので、ライズがなくてもアタリを探ることができる。逆に言ったら、ウェットフライにアタリがこないのは、魚がいないから、ということになる。前回がそうだった。

 今回も前回と同じポイントからスタート。水嵩は若干減水気味なのか、やけに川底が近くに見える。
 まず、流芯に向けてダウンクロスでフライを流す、ドラグが掛かりスィングしたフライが魚を誘う、それを手元までリトリーブ、を繰り返す・・・が、全く反応がない。

 入った場所から50メートルほど下がった地点で、ようやく引き込むようなアタリが。またもや、20センチほどのブラウンだった。
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 しばらく下っていくと、先ほどよりも小さなアタリがコツコツと来るが、針にかからない。今度は流芯そのものに狙いをつけて、フライを投じる。すると、ゴツンという大きなアタリが。

 上げてみると、20センチ越えの待望のヤマメ。同じように流芯を目がけて打ち込むと、ポツポツとヤマメがヒットする。型は、小さくても15センチは越えている。
 さらに釣り下った時に本格的な雨となり、ここで竿を収めた。

 結局、2時間ほどの千歳川のウェットフライは、ヤマメが6匹にブラウン2匹という釣果。型は大きくはなかったが、しっかりとヤマメが棲息していたことにホットした。

写真@A支笏湖の廃墟ホテル跡の湖岸B千歳川上流の当日の流れCウェットフライにヒットしたブラウンとD20センチ余りのヤマメ

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2019年06月01日

順調に回復する札幌近郊の渓流



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 フライに尺岩魚や25センチ級の虹鱒

 
 道南や道央のヤマメは、今日6月1日に解禁。主要なヤマメ河川には朝早くから釣行したアングラーも多いのでは。
 まだ禁漁期間の5月に3つの河川に入ったが、幸いに釣れたのはブラウンと虹鱒、岩魚という、まるで計算したかのような魚種だった。
 ヤマメがヒットすれば当然リリースしたが、なぜか今年はヤマメの姿が見えなかった。
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 特に、5月中旬に入渓した札幌近郊の河川は、新子の泳ぐ姿さえ確認できなかった。ヤマメはほとんどが持ち去られるために、シーズンの終わりには、川に残る個体数が激減する。
 そのために、基本的に放流事業によって棲息数を賄っている。釣人の為ではなく、サクラマスの回帰のためだ。
 そのヤマメの新子が見えなかった河川では、今年の放流数を減らしているのかもしてない。

 さて、ショアトラウトから渓流へ、釣行記の内容も切り替わる時期となった。その第1弾として選んだのが札幌近郊の渓流。
 この渓流での釣行は、今年初めて。ここにもヤマメは棲息するが、それもごく僅か。ほとんどが虹鱒と岩魚で、ウグイもうるさいほど棲息している。
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 自分のホームグランドのひとつだが、6年前の大雨による氾濫で上流部は見る影もなく、魚の姿も消えてしまった。そのため、魚の繁殖が氾濫前に戻るまで、できるだけそっとして置きたい、という気持ちからここ数年は入渓することがなくなった。
 
 昨年暮れに、どれだけ回復したのか様子を見に行ったところ、虹鱒と岩魚が順調に繁殖しているのが確認できた。その時から、来シーズン初めの渓流釣行はここに来ようと決めていた。

 少し遅い5月31日の午前8時半に入渓。渓流は、ザラ瀬の単調な流れを経て、小渕や大渕、曲りを繰り返して上流に伸びていく。そんなザラ瀬でも、岩陰や水深のある平瀬、トロ場などのポイントが次々に現れる。

 まさか、こんな場所から出てこないだろう、というポイントにも丁重に#8のコーチマンを打ち込んで釣り上がった。
 アタリが来たのは、入渓した場所から100メートルほど行った早瀬の脇から。
 針が大きすぎて、突っつくだけで終わったが、魚が棲息していることが分かったので、俄然やる気に。
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 最初のヒットは、岩を抱き込んだ小渕から。18センチほどの虹鱒だったが、すこぶる元気が良い。その淵からは同じような虹鱒もヒット、魚影の濃さが感じられる。

 それからしばらく行った水深のある平瀬で、25センチほどの虹鱒がヒット、さらにその上流の大岩で作る落ち込みの端で、尺に近い岩魚も上がった。

 結局、2キロほど釣り上がったが、釣果は15センチから25センチの虹鱒が11匹、20センチから30センチほどの岩魚が4匹と、予想以上の魚影の濃さだった。

 この渓流は、いつも釣人の絶えないことで知られており、当日も駐車場所に釣人らしい1台の車が止まっていた。
 なのに、これだけのヒット数があったのは、平日の金曜日と言うタイミングばかりではない。この渓流に入渓した、アングラー達のリリースへの取り組みが大きいと感じて、なにか嬉しくなった。
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 そして上流部も、氾濫当時の痛々しい傷跡は残っていたが、押し流されて広がった河原に、自然に発芽した樹木がすくすくと成長していた。
 ただ、ここも熊の出没が激しいようで、近くの道路脇には出没情報の看板が立てられていた。入渓時には、必ず熊鈴など鳴り物を身に着けてください。

 写真@A氾濫の傷跡は残されているが、少しずつ緑が増してきたBCこの渓流でヒットした虹鱒と岩魚


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2019年05月28日

高気温の中で最後のショアトラウト釣行



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石狩北部のサーフは平日も多くの釣人だが・・・

 佐呂間町が5月の全国最高気温を記録した26日に続き、27日も北海道は高温に見舞われた。
 その27日に釣行した石狩北部も、昼前には30℃を越えたようで、厳しい暑さの中の釣りとなった。
2019y05m28d_080949600.jpg


 今回の釣行は、昨年12月から開始したショアトラウトの最後を締めくくるものとして考えていた。
 朝3時半に現地に到着。休み明けの月曜日なので、広いサーフには釣人もまばら。海岸全体で7〜8人もいただろうか。
 ただ、サーフ左端の岩場の上にも釣人の姿が見える。

 今回の釣行は、その岩場から遠投してサクラを狙う事を目的としていた。このポイントからは、ヒラメも狙えると聞いていたので、そうした思惑もあった。その計画が早くも崩れ、仕方なくいつものポイントで竿を出す。

 波、風ともに穏やかで、ルアーは気持ちよく海面上を飛んでいく。が、自分のまわりの釣人にもアタリらしきものはない。それは1時間が過ぎ、2時間がたっても変わらない。
2019y05m28d_080911116.jpg
 春から夏の海に代わるこの時期、アメマスやサクラは難しくても、過去の経験から言って大型のうぐいぐらいはヒットする。今回はそれすらも来ない。
 というか、今年5回目となるこのサーフで、自分を含めてサクラを釣り上げた姿を見たことがない。それだけ、今年のこのサーフは厳しかったといえる。

 釣りを開始してから3時間が経過した午前7時前に、場所を移動。次は、隣の海水浴場の端にある一本防波堤の基部。波がなければ、アメマスの確率が高いポイントだ。

 海岸を眺めながら車で移動していると、先ほどの場所から見えなかった崖下のサーフに、何人かの釣人の姿が。さらに、導流堤の上には7〜8人が竿をだしていた。
 当日は、釣人が少なかったのではなく、竿を出すポイントが点在していたわけだ。それも、釣人はいつもの平日以上に多い。
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 導流堤でどのような釣果があるのか、立ち寄った。右左、正面とルアーを遠投していたアングラー達の様子では、釣果の気配はない。ここから一本防波堤に向かうと、そこにも釣人の姿が。

 幸い、目的のポイントから外れていたので、これまで何度か釣果のあった場所で遠投を繰り返す。が、やはりアタリはこない。
 天候がどうのこうのと言うよりも、この場所の釣期は終わったのかもしれない。

 残念ながらショアトラウト釣行の最後を飾ることができなかった。
 今シーズンのショアトラウト釣行は、積丹半島や石狩北部、精進川海岸、日高方面と、30回近く出向いた。その内、釣果があったのは5〜6回。実に悲惨な結果に終わってしまった。

 残念だったのは、これまでのショアトラウト釣行で計算のできた苫小牧東港。地震による液状化現象で道路が陥没、その工事のために立ち入りが禁止された。今年中には工事が終了するというが、これまで通りに立ち入りができるのか。

 次回からの釣行記は、渓流や湖でのフライフィッシングの模様をお伝えする。
 これまでは、「源流釣行」「オショロコマを探して」「尺ヤマメを求めて」などのテーマに沿って釣行してきたが、今シーズンはできるだけ湖などの止水域を取り上げたいと考えている。

 フライの扱いは相変わらず下手で、釣果も大物は期待できないという情けない釣行記だが、現場の雰囲気をできるだけリアルにお伝えして、皆様の釣行のお役に立てるよう頑張ります。

写真@A朝まずめのサーフの模様B海水浴場横の一本防波堤下もアタリはサッパリ来ない


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2019年05月24日

ショアトラウト狙いの日高路から千歳川へ



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外海が時化で門別漁港に逃げ込む


 サクラのシーズンが終盤を迎える日本海を一度離れて、次回の釣行は太平洋・日高方面の海岸を検討していた。
 別に「釣れる」との確証がある訳ではない。釣期が日本海よりも長いことと、釣行時間の短縮から。
 これまでの日本海方面の釣行先と比べると、例えば西積丹や積丹の先端は2時間、東積丹や浜益は1時間半から2時間を要していた。
 これに対して、日高方面の目指すポイントはどこも1時間半以内で到着できる。また、今年初めてのショアトラウト釣行が日高方面だったということもある。
 ショアから渓流に、ルアーロッドからフライロッドに替える時期が来たことを、自分なりに感じての事かも知れない。

 さて、23日の釣行先は静内海岸と新冠海岸を考えていた。いずれも、自分にとって実績のあるポイントではないが、地元のアングラーが通い詰める場所。
  このブログで日高門別港の釣行記を載せた時に、「日高門別港はショアトラウトの寄り道の場所。それよりも、新冠海岸のほうが可能性は高い」とのコメントを寄せて頂いことがある。
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 それ以来何度も足を運んでいるが、時期が合わないのかまだ釣果はない。また、静内海岸も訪ねたが、同じくシーズンにはまだ早く、ヒットに恵まれなかった。そうした面で今回の釣行は、満を持したものとなるはずだった。

 ところが皮肉なことに、23日は前日まで本州に掛かっていた豪雨を伴った低気圧の影響が残り、日高方面は白波の立つ時化模様。確かに、「波が少し高い」という現地の天気予報は把握していたが、ここまで荒れているとは・・・。

 結局、サーフを諦めて漁港に逃げ込むことに。なかでも、近場でショアトラウトの可能性のある場所と言ったら日高門別漁港しかない。
 この場所ではアメマスを上げたことや、昼間にサクラマスを手にした釣人の姿を確認しているので、運がよければ釣果が期待できるかも。
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 新冠海岸からUターンして、日高門別港に着いたのは午前4時半。時折、外防波堤を越えた波が押し寄せるが、港内は波ひとつない。そしてこの時期の日高海岸特有の濃い土色の水が広がっている。

 事前の地元紙の情報では、「アメマスのほか、早朝にサクラマスの姿」が。果たして、こんな状況でサクラは入っているのだろうか、と迷いながらミノーを打ち込む。
 
 暫らくして、地元の人らしきアングラー2人が外防の基部でルアー釣りを開始。スプーンなのか、ショートキャストを繰り返している。また内防波堤から外海に向けて、投げ釣りを行う3〜4人の釣人の姿も見える。狙いはタカノハか。

 2時間が経過。ルアーをミノーからジグ、そしてスプーンへと替えても無反応。港内では、小さな魚が起こしたナブラは起きるが、大きな跳ねはない。3時間が経過して、対岸の地元アングラーは撤退。「こんな狭いポイントで、一度のアタリもないということは、魚が港内に入っていないことの証し」。そう割り切って午前7時30分に撤収した。
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 まだ時間は速い。海岸は無理でも河川ならばと、帰りしなに千歳川に立ち寄った。
 今度は、いつものポイントでウェットフライでブラウンを狙うことにした。ヤマメの解禁はまだ先で、間違ってヒットしたら即リリースが鉄則。
 
 流芯脇を狙って、ダウンクロスで大型のグレートセッジを流し込む。いつもならば、アタリの相次ぐ場所なのに反応がない。
 頭をひねりながら、30メートルほど釣り下った時に初めてのアタリが。
 
 ヒットしたのは20センチほどのうぐいで、ヤマメの気配はない。ならば、流芯で泳がせてみよう、とリーチキャストでテンションをとる。と、ようやく激しく暴れるアタリがきた。
 手元に寄ってきたのは、30センチに欠けるブラウンだった。その後は、小さなアタリも来ないので脱渓。この日の釣りを終えた。
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 ショアトラウト釣行も残すところあと僅か。悔いなく今シーズンの釣行を終えたいが、どこで幕を閉じようか迷っている。

写真@A早朝の日高門別漁港。外海は時化ているが港内は波ひとつないB千歳川上流の流れCウェットフライにきたブラウン


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2019年05月17日

今年初の尻別川でウェットフライ



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 上流で尺余りの岩魚も、支流は惨敗

 ポッカリと時間の空いた16日、サクラを求めて遠征するには時間が中途半端なために、今回は諦めて尻別川に釣行した。
 尻別川のフライ釣行は今年初めて。本流でのウェットフライと、支流でのドライフライを行う事にした。

 時間はすでに午前10時ちかく。海と違って、この時間でも極端に魚の喰いが渋ることはないだろうが、それでも朝まずめと比べるとアタリは減少する。
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 今回の場所は尻別川の上流で、昨年何度かウェットフライ釣行したポイント。川の流れは、雪代も終わり夏場の様相だが、流れの筋が大きく変わり、幾つものポイントが消えていた。
 その残り少ないポイントのひとつに、クロスストリームで#8のウェットフライを流し込む。しかし、ポイントが短いのでうまく泳がせない。
 
 それから20分後、釣り下りながら投じたダンケルトに今日初めてのアタリ。引きはそれほど強くはない。何がヒットしたのか、慎重に寄せると30センチには欠ける岩魚だった。
 このポイントでは、虹鱒やヤマメをヒットさせたことはあるが、岩魚は初めて。早い時期は、岩魚が主役なのはどこの河川も同じなのか。
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 大きな倒木が流れを変える場所にきた。倒木の向こう側はトロ場で、魚が溜まっているのでは、とフライを流し込んで逆引きする。すると、川底の障害物に根がかりでもしたかのように巻き上げられない。
 
 それでも、ラインは少しづつ手元に戻ってくる。海で言ったら、大きな昆布が絡んだのと同じ感覚だ。だけどおかしい。ラインから振動が伝わってくる。

そして、ズルズルと下流に向けて動き出した。それを耐えて手元に寄せようと巻き上げるが、フッとラインの緊張が解けてしまった。
 多分、フライを丸飲みしたので、アタリの感触がなかったのだろう。それを悔やむよりもと、もう一度とフライを流し込む。
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 今度は、明確な小さなアタリがくる。ヒットしたのは15センチにも満たないヤマメで、針が大きすぎてすぐにバレてしまった。
 この先にはポイントらしきものが見当たらず、移動することに。
 しかし、先ほどのアタリは一体何だったのだろうか。

 次の場所は尻別川支流。これまでの釣行では、この時期でもドライフライに20センチ級の虹鱒やヤマメ、岩魚が反応したが、今日はどうだろうか。

 上流に向けて釣り上がろうと上流を見ると、二股から一本に変わる川の流れが昨年とは変わっていた。
 昨年は、左の流れが本流だったのに、今回は右の流れが太くなり流れも急だ。慣れた左の流れを遡ると、ポイントらしいポイントが浅瀬に変わり、釣りにならない。
 流れが一本になった上流は、大きな変化はないのにドライに反応する魚がいない。

 試しにウェットに変えると、ようやくそれを追いかける小さな魚の姿が確認できたが、ヒットしない。
 今度は、下流で一本になった流れをウェットフライで釣り下ることに。現れた小さな淵では、フライにアタックする魚の感触はあるが、フライが大きすぎるのかヒットしない。
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 尻別川との出会いが迫るポイントで、ようやく20センチほどの虹鱒がヒットした。が、本日はそれ一匹で終了。
 まだ時期が早いとしか考えられない。ただ、水温は10℃を越えているので、魚がいればドライにも反応があるはずだが・・・。

写真@尻別川上流の流れでウェットフライを試すAダンケルクにヒットした30センチ余りの岩魚C尻別川支流に移動したが・・・Cこの川でようやくヒットした虹鱒

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2019年05月15日

 積丹でサクラが好調だというが・・・



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 堀株川河口に釣行もヒットなし

 釣具店情報によると、5月に入ってからの札幌近郊のサクラマス釣果は、積丹方面で急上昇しているという。西積丹の堀株川河口や珊内川河口、積丹先端の西河海岸、幌武意漁港、東積丹の美国海水浴場、古平川河口、余市・白岩漁港、同・潮見町海岸等々。
 連休中の人出を考えると、この釣果も当然なのだろうが、連休の終わった6日以降も釣果情報が続々と入ってきている。
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 自分は、連休中ほとんど釣りができなかったが、ようやく5月14日に今月2回目の釣行を果たした。
 行先は、2月から好調なサクラマスの釣果が伝えられている、泊村の堀株川河口海岸。ここは、今年に入って3度目の釣行となる。
 過去2回は、自分にこそ釣果がなかったものの、必ず誰かがサクラをヒットさせたシーンを確認している。
 問題は、ポイントが狭くて遠浅なこと。そして通い詰める常連組が多く、これまでも場所の確保に苦労した。

 今回の釣行はそれを考慮して、日の出前に現地に到着。ところが、海岸にはいつもならば夜明け前には何台もの車が止まっているのに、今回は1台の車もない。
 もしかして「もうサクラは釣れなくなった」のでは、と嫌な予感が頭をよぎる。
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 遠くに岩内の灯りが輝く、まだ明け切れぬ海岸に降りた。遠浅なので、波打ち際から30mの先まで進み立ち込んだ。海水はその地点でも腰までしかない。
 これで波があれば、頭から海水を被ることも考えられるが、当日は無風で凪状態。安心して竿を振った。

 それからすぐ後に、一台の車が停車。2人の釣人が海岸に降りてきて、少し離れた場所に立ち込んだ。さらに、ここから右方向の海水浴場寄りの海岸にも釣人の姿が。
 その後、もう1人の釣人が砂浜に降りてきて、夜明け前の河口海岸はこの4人だけと、これまでの釣行ではあり得ない状況になった。

 各自遠投を繰り返し、左端の釣人がカレイやホッケを釣り上げるも、目的のサクラのヒットの気配はない。沖には、時折小さな跳ねやもじりらしいものが発生するが、ルアーには見向きもしない。
 そうして3時間が経過、一度だけミノーにアタリがきたがヒットには至らなかった。
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 ここで、立ち込んでいた釣人がほとんど一斉に砂浜に戻った。すると、波打ち際から10メートルほどの浅瀬でナブラが発生。
 そこに先ほどの2人組がルアーを投じると、30センチにも満たないサクラマスがヒット。だが後が続かない。それを見届けてから、この海岸を後にした。
 
 時間はまだ7時を過ぎたばかり。ここから珊内漁港を目指した。途中の兜千畳敷や弁天島、潮通しの良さそうな岩場には、ルアーロッドを抱えた多くの釣人の姿が見られた。

 珊内漁港裏の岩場にも、ホッケ釣りの人に混じってルアーロッドを振っている釣人がいる。
 目的としたこの場所を諦めて、外防波堤から外海に向けてルアーを投じることにした。

 条件が良ければ、この外防からサクラマスの回遊を見ることができる。残念ながら、今回はそれらしき姿は確認できなかった。
2019y05m15d_075951640.jpg

 ここでも1時間ほど竿をだしたがアタリがなくさらに北上、来岸漁港に立ち寄った。
 しかし、風は無風で凪状態のために、海底がはっきりと見える。やはりと言うべきか、ホッケ一匹もこなかった。

 ここまで陽が昇ればどこに行っても無理。西河海岸や幌武意漁港、美国海水浴場、古平川河口などを横目に帰路についた。
 サクラマスの季節も深まり、終盤を迎えている。一体どこにいったらよいのだろう。
写真@A夜明け前の堀株川河口海岸の様子。遠くに泊原発の灯りが見える。下は隣り合わせのアングラーB珊内川河口からみた珊内漁港C当日の来岸海岸

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2019年05月07日

積丹・西河海岸でサクラを狙うも・・・



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 連休最終日にようやく釣行もホッケ1匹

 この連休中は釣行を予定していなかったが、その最終日の6日にポッカリと時間が空いた。
 どこも釣人で賑わっているのは間違いない。それならば「広い支笏湖で今年初釣行を」と、支笏湖でのフライ釣行に心が傾いた。 
 しかし 海岸はサクラマスの岸寄りが本格化し、この時期を逃すとシーズンは残り少ない。
2019y05m07d_083350291.jpg

 多少の混雑は覚悟して出掛けることにした。行先は、前回更新の「釣具店情報でサクラマスが好調」と記した積丹・西河海岸。
 隣の野塚海岸は、冬のアメマスポイントとして知られ、そこから積丹先端に向かった来岸や余別はいつも釣行する場所。

 ただ、釣行するには海岸があまりにも開けていて入り易いこと、そして遠浅なことからこれまで竿を出した記憶がない。

 ここがダメならば、「いつも行く来岸海岸がすぐ隣にある」という気安さと、この場所から流れてくるサクラマス釣果情報に誘われた。
 現地到着は午前2時40分と、自分にとってはかなり早い時間。

 なのにさすが連休だ。途中の美国海水浴場の駐車場は、日の出を待つ釣人の車で一杯。古平川河口海岸の駐車場にも2、3台が留まっていた。
 そして隣の野塚キャンプ場には6〜7台、西河海岸の公共トイレ前にも4台の車が夜明けを待っていた。
2019y05m07d_083526725.jpg

 まだ真っ暗な3時20分に西河海岸に降りた。ワンドとなった砂浜の奥では、2人の釣人がキャップライトを頼りに準備を始めている。波は多少あるものの、風はなく竿を振るには問題がない。
 
 初めは、岩の点在する場所からロングキャスト。しかし、投げるたびに海藻を拾ってきてあずましくない。
 次第にワンドに移動して竿を出す。東の空が赤く染まってきたこの時間になると、海岸には7、8人の姿が。

 岩場からワンドへ、そして再び元の岩場付近に戻っても海藻が絡みつく。
 夜明けから1時間ほど過ぎてもアタリはない。10人近くに増えた釣人も、ただ黙々とルアーを打ち込んでいるだけで、ヒットの気配はない。
 
 そして1人減り、2人減って、代わりに新しい釣人が砂浜に降りてくる。だが、何の手ごたえもないことから、8時には5、6人しかいなくなった。
 沖合300〜400メートル先に、派手なジャンプを繰り返す大きくて黒い動物が見える。イルカにしては大きすぎるので、多分トドだろう。
2019y05m07d_083651541.jpg

 これを契機に、自分も隣の来岸海岸に移動することにした。
 来岸漁港の入口には、前回と同じように看板とロープで塞がれて、車で入ることはできない。少し外れた場所に車を置いて、徒歩で防波堤下の岩礁帯に降りる。
 遠くに見える外防波堤には、投げ釣りやウキ釣りでホッケを狙う4、5人の釣人の姿が。

 今回は、ウキ釣りのためにきびなごも用意して、ルアーと餌釣りでトラウトを狙う。
 ウキを潮に載せて漂わせる一方、メタルジグやミノーを遠投してアタリを探る。が、1時間が過ぎても、いずれにもアタリは来ない。ウキ釣りにも反応しないということは、このワンドに魚が入っていないことの証しで、半分あきらめムードに。
2019y05m07d_083824114.jpg

 突然、外防波堤と内防波堤の中間地点の沖合で大きな魚が跳ねる。それが何回も繰り返された。しかし、悔しいがそのなぶらに何度投げ込んでもルアーは届かない。少ししてなぶらも無くなり、また静かな海面に戻った。
 
 最後に22グラムのスプーンを、砂浜方向に投げこんだ。すると、グイグイと引っ張るアタリが。手ごたえからアメマスだろうと引き寄せると、次第に軽くなる。上げてみれば、30センチに満たない不格好なホッケ。

 これが今日唯一の釣果。せっかくの機会なのにすごく悔しい。他のポイントの釣果はどうだったのだろうか、。

写真@A午前4時の西河海岸の様子。東の空を赤く染める。波は無いが、ルアーを投げるたびに海藻が絡みつくB無風、凪状態の来岸海岸Cこの日唯一の釣果、不格好なホッケ



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2019年05月05日

釣具店情報:積丹・西河で大型サクラマス



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 3月29日の渓流ドライ釣行を動画投稿

 この連休中の釣行は、それぞれのポイントで多くの人出が予想されることと、自らの行動制約のためにどこにも行くことができなかった。
 ただ、ブログの更新が長引いているので、今回は3月29日に釣行した苫小牧湧水河川でのドライフライ釣行の動画版を掲載することにした。
 この時期でも可能な、湧水河川でのドライフライ釣行の模様をまとめたもので、動画はyoutubeに投稿して1週間ほどが経過している。

 すでにご覧になられた方もいると思われるので、併せて連休期間中のショアトラウト釣果情報を釣具店のHPから抜粋した。

 プロショップかわぐちさんの顧客釣果情報:4月29日、積丹・浜西河の小川の河口で60cm超のサクラマス1匹、4月30日、蘭越町港地区の海岸で59cm超のサクラマス1匹、同、古平川河口の右海岸でサクラマスが2匹、5月1日、八雲町熊石の関内川河口海岸で尾叉長で55.0cmのサクラマス 同、堀株川河口の右海岸の海水浴場寄り、2人でサクラマス5匹、同、古平川河口右海岸で60cmぐらいのサクラマス1匹、5月2日、小樽港南防波堤で45cmぐらいのサクラマス、5月4日、積丹・西河で50cm級のサクラマス。
 小樽港の南防波堤でもヒットするということは、岩内漁港や美国漁港の先端でも可能性がある。時間があれば試してみては。

下は、youtubeに投稿した苫小牧・湧水河川でのドライフライ釣行の様子



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2019年04月29日

波と潮まわりの悪さで今回も沈没



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 石狩北部の海岸で苦戦が続く


 少し古い話だが、4月26日に石狩北部の海岸に釣行した。もう4日ほど経過しているので、現在の状況とは異なっていると思うが、とりあえずその時の様子を掲載する。

 この海岸ではようやくアメマスが活性化して、あとはサクラマスの回遊を待つばかりとなっているという。
サクラは難しくても、アメマスは期待できるのでは、と釣行先に選んだ。
 今年に入ってこの場所への釣行は、今回で3度目。今回こそ何とか釣果をと期待したが・・・。
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 当日は札幌を午前3時に出発、5時少し前に現地に到着した。風はそれほどないが、2メートル近いの波が次々に押し寄せ、長いさらしが発生していた。時化とまではいかないものの、かなり釣ずらそうな状況。

 それもあってか、平日でも7、8人の釣人がいる人気ポイントなのに、今回は海岸全体を見渡しても3人の姿しかみえない。
 そのうちの2人は、定番のポイントに場所を構えていたが、打ち寄せる波に苦戦していた。
 
 海岸を車で一通り回って見た結果、波の落ち着いていた崖下ポイントで竿を出すことにした。
 初めのうちは、巻き上げるたびにルアーに海藻が張り付いていた。それを、遠投して高速リーリングで解消したものの、肝心のアタリはまったくこない。
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 2時間ほどして場所を異動することにした。今度は、流れ出る河川のすぐ横に釣座を設ける。ここにも1人の釣人が、押し寄せる波に向かって竿を出していたが、かなり苦戦の様子。ここで1時間ほど遠投を繰り返したが、アタリはない。
 それではと、再び移動を開始して向かった先は、隣の海水浴場脇の一本防波堤。

 ここはどの場所よりも遠浅だが、波が静かならばアメマスのヒットの確率が高い場所で、自分のオリジナルなポイント。逆に言えば、ここがダメならばどこも可能性が少ないということになる。
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 やはりと言うべきか、ここでもアタリは皆無。条件が悪いとはいえ、この時期にここまで反応がないのも珍しい。昼前に帰路についたが、その時には海岸には誰の姿もなかった。

 先に記したが、これも4日前の話し。この海岸は、波のある時はかなり苦戦する。波の無い時は、早朝と夕まずめに釣果が得られる傾向にある。なので、波の静かな日を選んで釣行すれば、違った釣果になると思う。

写真@A波が押し寄せる石狩北部の海岸B隣の海水浴場横の1本防波堤でもアタリはこなかった

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