新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2019年07月20日
再び白老・ウヨロ川最上流域へ
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
目を奪う渓相美だが、釣果はいまひとつ
7月19日の釣行先は、白老河川のひとつウヨロ川。6月29日に、他の白老河川と共に釣行した。
しかし、入渓時間が遅かったこともあり、車で行ける最上流のポイントには、すでに釣人が入っていた。
今回は、何としても入渓したいために午前5時に現地到着。幸いにというか、当然なのだが、平日のこの時間に入渓している者は誰もいない。
そこまでして、何故この渓流に拘るのかと言えば、ひとつは渓相。下流から中流にかけてはごく普通の河川の流れだが、上流に向かう毎に景観が開け、大自然の中を一人相手にした気分にさせてくれる。
そして今回の入渓ポイント(写真@)からは、大トロや淵、釜、深い平瀬、大岩の築く流れ出しや落ち込みと言った、まるで箱庭のような渓相美が目の前に現れる。
それは、渓流釣りを行うものならば、誰もが息を飲む光景。ただ問題は魚影の薄さ。正直言って、これまでの釣行で中流域では小さなヤマメや岩魚しか釣ったことはない。
上流域で、ようやくヤマメや岩魚の良型が出てくるが、それもアタリ外れが大きい。人気ポイントなるが故に、多くの釣人が入っているためだ。
直近の入渓者の影響を受けやすい、という側面を持っていて、それは現地に着くまで分からない。
今回は、念願かなって箱庭のような渓流から釣り上がる。
流れ出しから平瀬に変わる太い流れや、大岩の裏の巻き込み、向こう岸に見えるトロ場など、どれも川底に魚の居そうな気配がする。
そこに#10の派手なカディスを流しこむ。ピン子ヤマメなのか、小さな魚が何度もフライを突っつく。が、水柱を立ててフライに食いつく魚は出てこない。そして上流は広くて浅い淵に変わる。
落ち込み付近の流れの速いポイントで、ようやくアタリが。大きなフライには不釣り合いの、12〜3センチのヤマメが空を飛んだ。
それから広い河岸のザラ瀬が続き、その先に再び淵が現れる。ここでもヒットしたのは、先ほどと同じサイズのヤマメ。
どのまで行ったら型ものが出てくるだろう、とさらに釣り上がる。入渓ポイントから2キロほど遡行した地点で、ようやく激しいアタリが。
流れ込みの底から現れたのは、この川では初めての虹鱒(B)。サイズが20センチ強と大きくはないが、ヤマメや岩魚でなかったことに驚く。
それからも、上り詰める毎にヒットするのは17〜8センチのヤマメ(C)と、相変わらずの小さなヤマメだけ。
上流は相変わらず開けた渓相(A)。遠くまで見渡せるので、見たくもない熊が現れたらどうしょう、などと考えていたら、2〜3匹の鹿が上流の河岸を渡る姿が見えた。
それほどここは森の深い場所なのだが、砂防ダムはまだ2キロ以上先。そして、入渓時点からの霧雨が本格的な降雨に変わった。
川も幾分濁りが入り流れが強くなったように感じる。川岸が広いので、鉄砲水の逃げ場はいくらでもあるが、近くを走る林道はなく、川を下るしか入渓地点まで戻ることができない。
仕方なく、ウェットフライに替えて川を下ることに。不思議なことに、ドライフライよりもアタリが来るはず、と期待していたのに全く反応しない。
魚影自体が薄いのは、釣り上げって分かっていたが、ドライフライで釣り上がった時に警戒されたのか。
結局、ウェットフライには何もヒットしないまま、ビシャ濡れで入渓ポイントに戻った。
今回の入渓時間は5時間ほど。釣果の割に長くかかったのは、それだけポイントが多かったから。
まだ見ぬ上流に、もう少し釣り上がりたかったのが本音。足腰が元気なうちに、一度くらいは最上流の砂防ダムまで遡行したいと考えている。そこはどのような渓相なのか、どんな型の魚がいるのか。
写真@渓相が美しいウヨロ川上流の流れA霧で霞んでいるが、遠くまで見通しの利く河岸が広がっているB思いがけずヒットした20センチ強の虹鱒とC17〜8センチのヤマメ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
【このカテゴリーの最新記事】
2019年07月17日
渇水の中で安定感抜群の尻別川
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
上流で大物をバラすも、支流で尺岩魚
いつも暦の上の連休日は、仕事が休みでも釣行することはほとんどない。
今回もその例に漏れず、釣行は見送った。そして連休の終わった16日、渇水で渓流は難しいだろうと、水量の豊富な尻別川上流域に向かった。
この3連休中には、尻別川上流にも多くの釣人が入ったと思われる。
それを覚悟の上で向かった先は、いつもの入川ポイントではなく、ザラ瀬と浅い平瀬が続く、あまり釣人に注目されない場所。
浅瀬とは言っても、そこそこ水深があることから、ウェットフライを上流から流し込んで釣り下ろうという計画。
ヤマメの型ものを狙っての釣行だが、場所が場所だけにそれほど期待はかけていない。
現地には午前9時に到着。橋の下の入川ポイントには、すでに釣人の姿が。幸い釣り上がっているようなので、ウェットフライを強い流れに乗せて下流へ歩みを進める。
浅い平瀬が200メートルほど続いたあと、川は細くて強い流れに変わる。
まずはそこまでを、と川の真中に立ち込んでフライをスウィングさせる。(写真@)が、そう簡単にはアタリは来ない。初めの1匹は、下流に50メートルほど行った地点から。
引きは強く、何度もジャンプを繰り返して寄ってきたのは、20センチほどの虹鱒(A)。それを機にアタリが連続する。
2匹目も同じような虹鱒で、それ以降も30〜50メートル間隔でヒット。小さいながら、12〜3センチのヤマメも。
しかし、川幅の狭まった地点からはアタリが遠ざかる。さらに下流に下って行くと、大渕が姿を現した。そこにウェットフライを流し込んで、スウィングさせようとした瞬間、向こうアワセでヒット。
フライをひったくるように下流に逃げる魚は、軽く40センチは越えていそうな大きさ。ドラグを効かせたリールから、ラインが次々に引き出される。
ティペットは0・8号のフロロカーボン。強烈な引きにどこまで耐えられるのか、自信がない。そうした不安は現実となり、フライを銜えたまま、ティペットごと持って行かれた。
後で撮影した動画を確認すると、やはり40センチは越えていそうな魚だった。それが虹鱒なのか、岩魚だったのかは判別はつかなかったが。
バラしたショックは残っていたが、再度気力を振り絞って釣り下ることに。すると、前方に左から本流に流れ出る支流の姿が。
これをやり過ごし、さらに下流に釣り下ろうとすると、50メートルほど先の河岸に釣人が現れた。
ルアーを対岸に打ち込んでいるようなので、それ以上下流には下って行けない。
一度川から出て、再度釣り下ろうとも考えた。だが、先ほどの淵からアタリが止まったまま。ならば、流れ出る支流を遡ったほうが、釣果は得られるのでは、と支流へ方向転換。
この支流(B)は、川幅が5〜6メートルと小さいながらも、水量は多くて水圧が強い。
流れのほとんどが早瀬といってもいいほどで、濁りも入っているといった、釣りをするにはかなり厳しい環境にある。
試しに、流れの緩やかな瀬脇にドライフライを打ち込んだ。すると、3回に1回はフライに反応するが、小さくて針がかりしない。
そして、しばらく行った上流の平瀬から、本流と同じようなサイズの虹鱒が飛び出る。同じ場所からアタリが続くので、魚影はかなり濃いようだ。
さらに釣り上がると、流れ出しから変わった平瀬が現れた。その平瀬から、今度は20センチ余りの岩魚がヒット。
落ち込みの下流からも大きなアタリが。今度はティペットを1号に替えたので、なんとか堪えられるはず。暴れる魚を手元に引き寄せて確認すると、尺越えの岩魚(C)だった。
結局、本流との出合から200メートルほど釣り上がった。この支流では、20センチ級の虹鱒が5匹に、20センチから30センチの岩魚が3匹。釣果は、尻別川本流よりも多かった。
あのまま本流を釣り下っても、釣果はそれほど得られなかったと思う。たまたま入った支流で、思わぬ釣果があったわけだ。だから釣りは、何が起きるのか分からなくて面白い。
写真@尻別川上流域の景観。この奥の大淵で大物をバラしたA長く続く平瀬でヒットした20センチ級の虹鱒B尻別川に流れ出る支流の渓観Cこの支流でドライフライにヒットした尺岩魚
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年07月13日
浜益川本流と支流でヤマメ釣り
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
渇水状態が厳しく、型ものは見えず
5月27日以来、ほぼ2か月ぶりに浜益へ釣行した。とは言ってもショアトラウトが目的ではない。浜益川とその支流での渓流釣りを行った。
ただ、朝5時に着いた浜益の海岸には、平日だというのに5〜6人のアングラーが沖に向かってルアーを投じている。これがサクラマスのシーズンならば分かるが、それから随分経っている。
一体、何を狙っているのだろうか。考えられるのはヒラメだろう。時間調整のために少し様子を見ていたが、誰の竿にもアタリが来ないために、予定通り浜益川の支流に向かった。
今回は、6月から始めた渓流釣行で、今年まだ訪れていない場所として浜益川を選んだ。特に、昨年ヤマメの実績のあった支流と本流への釣行が今回の目的。
ところが、浜益川にも少雨の影響がはっきりと表れ、本流は昨年同時期の半分ほどの水量。また支流の中には、枯れ沢となったところも見受けられるなど、厳しい渇水状態にあった。
初めに入った支流(写真@A)も、昨年同時期との比較では水量が3割近く少ない。当然あるべきポイントも浅くなっていたり、消えたりして魚の姿は見えない。
この支流は、昨年初めて釣行した渓流。見た目の小さな流れよりも魚影が豊かで、最長25センチほどのヤマメがヒットした。だから、浜益川に釣行するときには、最初にこの渓流に入ろうと決めていた。
浜益川との出合いから、2キロほど上った中流域から入渓。先に記したように、渇水のために流れは細く水流も昨年の70%ほど。そして、川に沿って延びる林道には、熊の糞Dがあちこちに残されているといった、精神的にネガティブになるような事象が連続する。
淵や落ち込み、流れ出し流れ込み、水深のある平瀬などのポイントは少なくなったが、その数少ないポイントからフライに反応する魚がいる。そのほとんどは新子で、#10のドライフライにはかからない。
入渓地点からしばらく行ったポイントで、15センチ前後のヤマメがヒット。それを機にアタリが出始める。
支流の流れは、初めは岩だらけの山岳渓流の様相だが、遡行を続けると淵が連続、そして流れの穏やかな里川の渓観になるなど、様々な姿を見せてくれる。
これが満水状態ならば、さらに渓相の美しい流れになるのだろうと思った。しかし、この支流の流れが何と贅沢なものだったのかが、後で分かった。
昨年、途中から脱渓した場所を越えてさらに釣り上がる。もうかれこれ2キロ近く遡行したのでは。
ここまでの釣果は12,3センチから20センチ(E)のヤマメが5匹に、同サイズの虹鱒4匹、それに15センチほどのホウライ鱒(F)が1匹という内容。
できれば、尺越えのヤマメをという希望はかなわず、ここで脱渓。次の支流に向かうことにした。
着いた二つ目の支流(B)は、川底の岩がほとんど姿を現すという、半分枯れ沢状態。初めに入った支流とは雲泥の差だった。
それでも、細い流れを見つけてはフライを打ち込むが、反応するのは新子のヤマメだけ。
ようやく針がかりしたのは、25センチほどの岩魚(G)。後が続くかと期待したが、ピン子ヤマメのスレがかりばかり起きて、本流(C)に移動することに。
本流でも、昨年は型もののヤマメを手にした。だから、今回もと期待を寄せていたが、橋の下の流れを見て愕然とする。
先ほどの支流を大きくしたような渇水状態で、ザラ瀬と頭の出た岩や岩盤が交差する細い流れ。
そのザラ瀬の中にある、岩が流れを変えた浅いポイントにドライを打ち込むと、ヤマメの新子が#10のフライを突っつく。針がかりのしない魚ばかりだが、時折12、3センチのヤマメが大きなフライをくわえてヒットする。
結局、橋から橋の区間だけ釣り上がったが、めぼしい釣果はなかった。
支流にしろ本流にしろ、渇水状態が解消されれば、それなりの釣果は期待できるのでは。これは、どの川や渓流も同じで、入渓するタイミングの難しさを感じている。
もし渓流に行くならば、前もって河川の情報を探ることが必要だろう。
ちなみに、帰りに通った青山ダム近辺の河川、5番川や4番川などの上流は、浜益川よりもひどい枯れ沢状態にあった。
写真@浜益川支流の流れ。渓相が美しく流れも穏やかだAただ渇水状態でポイントは限られるBもう一つの支流は、岩丸出しの酷い渇水C浜益川本流の流れ。渇水でザラ瀬がほとんどで、新子しか姿は見えないD初めに入った支流の沿った林道の上にあった熊の糞。これは3頭分かE20センチ余りのヤマメ。初めの支流でヒットしたF同じ支流でのホウライ鱒G2番目の支流でヒットした25センチほどの岩魚
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年07月09日
小樽内川で40センチ級岩魚をバラす
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
渇水の影響少ないが、ヤマメの姿見えず
少し古い話だが、先週の金曜日7月5日に札幌近郊の小樽内川上流に釣行した。
小樽内川は、自分にとってのホームグランドともいうべき河川。例年、5月下旬には出向いていた。それが、今年に限って遅れたのは、少雨に伴う渇水から。
さっぽろ湖から上流の流れは、この時期としては半分ほどしかない水量。
さっぽろ湖がすでに満杯状態で、そのインレットがかなり奥まで後退しているにもかかわらず、小樽内川に流れ出る支流の中には、枯れ沢状態のものもある。
ところが上流の春香山に向かう、登山道の入口となっている白樺橋(写真@)の流れは、水量は少ないものの流れ出しや流れ込み、大岩で作る淵が健在だった。
最近の小樽内川の入渓場所は、この白樺橋から徒歩で50分ほどかかる登山道の崖下。登山道の入口付近でも釣れないことはないが、多くの釣人が入るせいか岩魚やヤマメの型ものはほとんどいない。
だから、いつの頃からか釣人の入らない場所まで、時間をかけて赴くことが多くなった。
今回も、白樺橋を過ぎてから1時間弱の道のりを徒歩で向かった。気にかかっていたのは、石狩中部に発令された雷注意報と、いつ雨の降りだしてもおかしくない空模様。
4キロほど歩いて、ようやく急な崖の底に小樽内川が見えてきた。そこを、転げ落ちるように下ってようやく到着。
さっそく、ザラ瀬と平瀬の交差する流れに#10のドライフライを打ち込む。いつも反応のある、下流の小さな淵にもフライを流す、が魚の気配が感じられない。
100メートルほど釣り上がっていくと、堰堤のような流れ出しが姿を現す。ここは、その上流の平瀬がポイントで、いつも型ものの岩魚やヤマメを手にしてきた。
ところが、今回は反応がない。その平瀬を越えた、上流の流れ出しも無反応。他の釣人が昨日か今日入ったのか。
ここで釣り上がることを止めて、入渓地点から釣り下がることにした。
すると、下流から釣人の姿が。こんな場所にと驚いたが、話を聞くと同じ崖下ポイントから入渓したという。
その下流は手を付けずに遡行してきたようだ。なので、あらためて釣り下ることに。
はじめに現われた、流れ出しの下の平瀬から本日1匹目の小さな岩魚がヒット。
魚がいることにホッとしながらなおも釣り下ると、平瀬と落ち込み、流れ出しが連続して現れた。
そのひとつひとつのポイントから、12〜3センチから20センチの岩魚が飛び出る。(写真B)
そして、高巻きしなければ越えられないような、大きな淵の巻き込みから、この日最大の40センチ近い岩魚(写真C)がヒット。ティペットは0.6号と心もとないし、淵の中を暴れまくる。
それを何とか堪えて岸まで寄せたのに、最後の最後にフライごと持って行かれた。
下流にはさらに淵が続く。高巻きしながら、そのひとつひとつにフライを打ち込む。が、せいぜい20センチ止まりで、先ほどのような大物はこない。
このあたりから空が暗くなって、仕舞には雨も降りだした。気が付けば、下流からの入渓時にいつも脱渓する場所にきていた。崖の上を見上げれば、暗渠が暗く口を開けている。
雨が酷くなる前にと、ここで脱渓することにした。
今回の釣行では、当初の予想を越えてヒットに恵まれた。しかし、40センチ級の岩魚を逃したために、素直に喜ぶことができなかった。
ヤマメの姿はなかったが、秋には型ものが期待できるかもしれない。
尚、林道からの帰り道、登山道入り口まで車で送っていただいた釣人の方に、あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました!
また、今回の釣行動画をyoutubeに投稿の予定。よかったらご覧下さい。
写真@春香山登山道入り口に近い白樺橋の流れ。渇水の影響は中流よりも薄いようだA流れだしや落ち込みなど、魅力的なポイントが連続する小樽内川上流B20センチ前後の岩魚のヒットが続いたCこの日最長の岩魚をバラした瞬間
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年07月04日
日高釣行第1弾、新冠川でヤマメ確認できず
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
平日なのに多くの釣人が押し寄せる
7月1日にヤマメが解禁された日高の新冠川に釣行した。
ドライフライならばどの渓流でもよかったが、ウェットフライに拘ったためにこの川を選んだ。太い川幅と強い流れが魅力の新冠川には、昨年5回ほど釣行した。ただ、釣りになったのはたったの1回と、無駄足が多かった。
雨による濁りや、増水による影響がてき面に表れるためだ。それだけ釣行のタイミングが難しい川ということで、今回も半分諦めていた。
日高も少雨のために渇水状態にある。そのために、新冠川もいつもならば立ち込むことのできない場所でも、遡行ができるほど水位が下がっていた。
また水質も透明感はないが、この時期としては及第点をあげられるような濁り具合だった。
ところが、解禁からまだ四日も経っていないというのに、ヤマメの姿はほとんど見ることができなかった。
それ以上に驚いたのは、平日だというのに多くの釣人が。
行くポイント、行くポイントには必ず軽トラックが止まっていて、橋の下の流れにも本流竿を手にして立ち込んだ釣人の姿があった。
後で分かったことだが、当日は上流にある人気ポイントの新冠大橋に抜ける林道が、落石のために川の手前で閉鎖されていた。そのため、上流に入れなかった釣人が中流域に集まったものと考えられる。
それにしても解禁からまだ四日目、実質三日しか経っていないのに、この有様は異常だ。もともとヤマメが少ないのか、それとも解禁前から釣ったヤマメを持ち帰ったためなのか、それは分からいが。
今回入った場所は新冠川の中流域。橋の名前でいうと明和橋から御影橋の区間。距離に換算すると7〜8キロぐらいか。いつもは、ドライフライのために上流に入渓するが、今回は、ウェットフライへの拘りと大物が潜んでいそうな深場の多い中流域に行くことにした。
初めに入ったのは、そのひとつの橋の下のポイント。午前4時というこの時間に、川に入っている釣人は誰もいないだろう、と高をくくっていた。
しかし、それぞれの橋のたもとには、決められたように軽4輪トラックが1台づつ。始めは農作業かなと思ったが、いずれも本流竿を手にした釣人。地元の農家の人たちのようだ。
この様子では、週末にはさらに釣人が増えるだろう、と思いながらあらためてポイント探し。
ようやく、曲がった流れから淵に変わる「これは」というポイントが見つけた。幸い誰の姿もない。淵の上流の流れは平瀬が続き、その上流はザラ瀬が続いている。
その水深のある平瀬に、#10のウェットフライをダウンクロスで打ち込む。魚がいれば反応があるはず、と淵までの100メートルほどの区間、何度もプロフェッサーを流したが、一度もアタリはこない。
そして、着いた淵の回りは足跡だらけ。淵からも魚信はなかった。フライが大きくても、小さな魚の手ごたえがあって当たり前なのに。
場所が悪かったと、移動。今度は、魚道のある砂防ダムの下流に向かう。川筋に沿って続くあぜ道を経由して、鬱蒼と繁る森の中を抜けた先にある砂防ダムにも先客が2名。一人はダムの下流へ、もう一人はダムの上流にいるようだ。
ダム下にはプールが作られ、魚さえいれば確実に釣れる場所。事実、遡上したサクラマスなのだろう、大きな魚が何度も跳ねていた。ということは、ヤマメや虹鱒もいるのでは、とフライを沈めて様子を探る。しかし・・・。
いくらアピールする柄のウェットフライを打ち込んでも、小さな魚のアタリさえない。プールを諦めて先客が入った後を追うように、下流にウェットフライを流しながら釣り下る。アタリにないまま50メートルほど下ると、下流から釣り上がってくる釣人が。
仕方なく元の砂防ダムに戻ると、あらたに2人の釣人が。
再びポイント探しに走り回るが、橋という橋には必ず1、2台の軽トラックや軽自動車が止まっている。
ならば、本道から入るあぜ道の先をと探しているうちに、川に面したポッカリと空いた場所に出た。ただ、ザラ瀬で直線的な流れ。なので多くは見込めないだろう、と釣り下がる。
ここまできてアタリは皆無。小さくて良いからなんとか1匹でも、と思っていると、対岸の下から小さなアタリが。何度か打ち込んでると、ようやくヒットした。上がってきたのは、思いもかけないブラウンで、それも15センチほどのミニサイズ。
それからもう1匹ブラウンを追加したが、ヤマメはスレがかりした新子が1匹だけ。
再々度場所を異動。今度は下流の川幅が狭い割には、流れの遅いポイント。見た目は濁りがきつくて、初めから釣果は難しいと感じていた。その通りに、たった1匹の釣果は20センチほどのブラウンだった。
流れ出しから淵に変わる川底に、50センチほどの死んだサクラマスが見えた。まだ銀毛が残っているので、産卵後ではないと思う。
文字に起こすと、それぞれのポイントでの釣りはかなり短いが、実際にはそれぞれの場所で2時間近く使っている。なのにこの体たらく。入ったタイミングが悪かったのか、それとも場所の問題か。いずれにしても魅力のある上流部は除いて、新冠川中流域は当分の間行くことはないだろう。
写真@初めに入った曲りの先に淵が存在するポイント。足跡だらけだったA砂防ダム下の流れは魅力的だが、ここにも多くの釣人が。B直線的な流れで、初めからあきらめていたポイント。やはり、ブラウンの20センチがヒットしただけC最後のポイントの流れ出し付近で見つけた、水中に沈んでいる死んだサクラマス。ここで産卵したとは思えないが・・・Dなんとか20センチのブラウンがウェットフライにヒットしたが、あとは散々な結果
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年07月01日
ヤマメ求めて白老3本流と1渓流に
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
やはり厳しかった週末の釣行
7月1日から日高や道東、オホーツクなどの地域のヤマメが解禁された。今週中には日高への釣行を考えているが、果たしてどのような釣果があるだろうか。
今年の渓流釣行は、渇水の影響からどうしても本流が中心となっている。
今年も、昨年のように白老や浜益、日高方面まで釣行したいと考えているが、ここまでの釣行先は、尻別川と余市川それに千歳川といった定番河川だけ。
まだ太平洋方面は手つかずだったが、6月29日にようやく白老の河川へ釣行した。いつもは週末を避けていたが、今回は土曜日の釣行。釣り銀座と化すのは目に見えており、初めから不安な立ち上がりとなった。
せっかく白老に行くのだからと、釣行先を4カ所にした。1日で回るには大変だが、この4カ所の河川は隣り合っており、移動にも時間がかからない。それに、これまでの乏しい釣果を考えると、それほど厳しくはないだろう。
最初に向かったのは敷生川中流域。別に勝算があったからではない。逆に、これまでの釣行で良いことが全くなかった川だ。
それなのにこの川を最初に選んだのは、ウェットフライを行うのに必要な太い川筋と、強い流れを有しているから。そして、今回こそは釣果を得たいとの期待を込めた。
中流部に架かる、いつもの橋の下流から釣り下がる。川は渇水状況なのでいつもよりも流れは細く、セメントを流したような濁りが入っていて、思わず「失敗した」とつぶやいた。
それでも、何とか太い流れを見つけてウェットフライを流す。が、400メートルほど下ってもアタリはない。そのくせ、河岸には多くの足跡が残されている。賞味1時間半ほどで移動することにした。
2番目の川は、敷生川のすぐ隣を流れる毛敷生川。移動時間はたったの5分。
こんなに近くを流れているのに、水質は大きく異なる。濁りのない透き通った流れが魅力の川だが、ここも渇水の影響が現れていた。
この川での釣行はアタリハズレが大きい。20センチ平均のヤマメが釣れると思えば、新子ヤマメや5センチほどの岩魚しか釣れなかったことなど、直近の入渓者の存在が大きく影響を及ぼす。
川に沿った林道を走り様子を窺うと、幸いにまだ誰の姿もない。ザラ瀬から流れ出しに変わる、いつものポイントにドライフライを流して様子を見る。早瀬の中からフライに飛びかかる魚は見えるが、ヒットしない。それが何度も続いたが、最後は見切られる。
ようやく一匹目をキャッチしたのは、100メートルほど釣り上がった流れ出しから平瀬に変わるポイントで、12〜3センチのヤマメだった。
その後も、#10のカディスに10センチ足らずのヤマメがヒットして空を飛んだり、ここぞという大渕では小さな魚の反応しかない。
その先には、山岳渓流らしい荒々しい岩々が行く手を邪魔する。ここまでの釣果は15センチ未満のヤマメが5匹。いくら釣り上がっても釣果は期待できないと、今度はウェットフライで釣り下がり、深場や平瀬に打ち込むことに。
すると、先ほどの淵から一匹、最初に入った流れ出しポイントでは連続して3匹のヤマメがヒットした。ドライではなく、水面直下のウェットフライの方が良かったらしい。ここも1時間半で次の場所に向かう。
今度は、さらに水質の良い飛生川の中流。滝が迫る上流域では、透き通った流れにいつも感心していたが、中流部にはその面影が少ない。
ただ、上流域と比べると、敷生川の合流点からの流れは大物の予感がするために、今回の釣行のメインとして考えていた。
この三河川の中では、川筋が一番細く、本流というよりは渓流といった方がピッタリくる。ここでもウェットフライを打ち込みながら釣り下ることに。ザラ瀬から曲りの入った平瀬から、頻繁にアタリがくるが、針がかりしない。
それも当然で、新子ばかりがフライを追いかけてる。曲りや倒木、大渕小渕とポイントが現れるが、反応するのは新子のヤマメばかり。そして、河岸には多くの足跡が残されている。
ここは川が小さい分、確実に入渓者の影響を受けていると感じた。自分の入渓したすぐ後にも、新たに釣人が追うように入ってきた。それでも、小さな流れだしからようやく17センチほどのヤマメがヒット。それを最後に、再び場所を移動した。
この日最後の河川はウヨロ川で、その上流域に入った。前回の釣行で見つけた、やぶ道をなぞって目的ポイントに到着。それまでの区間には、3〜4人の釣人の姿が見えた。
さすがにここまでは来ないだろうと、藪を漕いで河岸に降りる。大岩や小岩、小滝と大渕や釜で形成する渓観が目の前に迫ってくる。前回は、ここでヤマメの型ものと尺越えの岩魚を釣り上げた。
ところが、流した大型化ディスに反応はない。さらに釣り上がって上流を見ると、本流竿を手にした餌釣りの釣人の姿が。どおりで反応がない訳だと、仕方なく脱渓。
諦めきれず、毛敷生川に流れ出る名も無き支流に入渓することした。
この川は、地図にも名前が記されていない小さな渓流だが、25センチほどのヤマメを釣り上げたことがあった。その上流がどうなっているのか、ということが前から気になっていた。
川に沿った林道を走り、入り易い場所を見つけて入渓。川幅は最大でも3メートルと、かなり小さい渓流だ。渇水のせいか、流れは遅く浅瀬が続く。少し深い落ち込みにドライフライを流すと、すぐに反応が。しかし、小さすぎてヒットしない。ここも新子だけしかいないのが解って脱渓した。
今回の白老河川への釣行は、週末ということもあり散々な結果に終わった。次回予定している日高河川は、できるだけタイミングを見計らって釣行したいと考えている。
写真@白老河川の釣行で最初に入った敷生川中流部Aその隣の毛敷生川中流部。水質が敷生川とは全く違っていたB飛生川の中流域。渇水の影響はそれほど見られなかったが釣果は・・・Cウヨロ川の上流部。素晴らしい渓観が続くが、すでに先行者がD毛敷生川でヒットしたヤマメE飛生川で唯一20センチ近くのヤマメ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年06月26日
白昼の余市川本流を行く
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
渇水で中流域は苦戦も、型ものヤマメ
週末にかけて、北海道にもようやくまとまった雨が降り、干ばつの解消が期待された。
しかし、農家にとってはあの程度の降雨量で解消できるほど、旱(ひでり)は甘くはなかったようだ。
河川も同様で、一時的にまとまった雨も渇水を解消できるほどの効果はなかった。
とくに渓流の渇水状態は厳しく、水量が通常の半分以下の河川も見られるほど。
なので、渓流釣行は当分の間難しいかもしれない。渓流に代わる釣行先は、止水域か本流しかないだろう。
今回の釣行は、前回の尻別川に続いての大河・余市川本流を選んだ。
余市川も、流れをせき止める堰堤や砂防ダムの影響で、水量はいつもより3割ほど少ない状況だった。
それでも、堰堤下のプールや大渕小渕のポイントは健在で、そこそこ釣りにはなりそう。
6月25日に向かった先は、余市川中流部の尾根内付近。狙いはヤマメだけに絞った。これまでの余市川釣行は、月見橋から落合橋までの砂防ダム周辺や、支流の白井川といった上流部がほとんど。
今回中流部を選んだのは、ある程度の水量と川幅で効果を発揮するウェットフライへの期待から。
初めは、然別川との出会いや大江付近を考えたが、これまで釣行したことがない。今回は、午前9時半という遅い時間ということもあり、少しでも入ったことのある場所に限定した。
初めに入ったのは、銀山付近の尾根内堰堤下。落ち込みの下にできたプールは、大物を予感させる。ただ、いつも多くの釣人が入っていることで釣果は厳しい場所だ。この堰堤から上流部にかけての平瀬や淵なども魅力で、その二つを計算に入れた。
幾分水量の少ないプールにウェットフライを投じた。小さなアタリはくるが、針がかりしない。ようやく向こうアワセでヒットしたのは、20センチほどのヤマメ。この場所ではこの1匹で終わった。
堰堤の上流にある流れ出しから淵に代わる場所でも、魚のアタリが頻繁にくる。が、小さすぎてヒットはしない。
しばらくすると、堰堤から釣り上がってきた釣人が、何も言わずに上流に向かっていく。仕方なく、遡行を諦めて今度は下流の橋のたもとにある大渕に移動。
朝まず目や夕まず目ならば勝負になる場所だが、昼前のこの時間では難しい。そして、河べりの土には多くの足跡が。案の定、小さな魚の反応さえこない。
再び移動、今度はさらに下流の銀山頭首工へ。ここも水量は少なく、魚道以外の流れはごく僅か。いつもは三筋の流れを形成する下流も、今回は本流のみ。
そこにドライフライを流すと、メダカのような小さな魚が反応するが、当然針はかからない。
この堰堤の上流に大きな淵が見える。堰堤から上流は、いつもは水量が多くて入ったことはない。今回は水量が少なく、遡行は問題なくできそう。 釣り上がっていくと、支流の流れ込みと本流が合流してできた淵が現れた。だが、ここにも新しい足跡が。
予想通りに魚の気配はない。
さらに、その上流にある流れだしと平瀬が連続するポイントにドライフライを打ち込む。
すると、早瀬の中からフライを引き込むアタリが。引き上げてみると、22〜3センチの銀毛が美しいヤマメ。
今回の釣行は、このヤマメ見たさに計画したもの。その後、アタリひとつこなかったが、あの1匹だけで満足のいく釣行となった。
北海道は、夏にかけて好天が続くとの予報。この干ばつ、渇水状況は長引く可能性がある。当分の間、渓流釣行は見送ることになりそう。
写真@尾根内堰堤の様子A尾根内の堰堤下プールでヒットしたヤマメB6月25日の銀山頭首工C銀山頭首工上流で上がった22センチのヤマメ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年06月20日
渇水が酷く渓流から尻別川に移動
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
川を渡る熊らしき動物を確認
このところの少雨で、札幌近郊の渓流は渇水状態にある。札幌に限らず道内各所も同じなのだろう。
前回更新の支笏湖・ニナル川の枯れ沢状態は衝撃的だったが、そこまで酷くなくても水量が通常の半分程度しかない渓流が増加しているらしい。
これにより、釣行先の変更を余儀なくされている。
6月20日に入った札幌近郊の渓流も、これまであったポイントの3分の1が消えるといった、渇水の影響が現れていた。こうした厳しい環境変化の中で棲息する渓流魚のことを思うと、この場にいることが申し訳なく思った。
替わりに向かったのは、他の河川が渇水状態でも安定した水量を保つ大河・尻別川。
時間的に、中流域ではラフティングが頻繁に行われていると考えて、ラフティングの区間から外れた上流域で竿を出すことにした。
一昨年以来足を踏み入れていないポイントで、ここからウェットフライで釣り下がる。
現地には9時に到着。入渓地点に沿ったあぜ道には、すでに2台の車が止まっていた。仕方なく入渓を諦めて、さらに上流に移動。崖を瀬にした平瀬の深いポイントが目につき、そこで竿を出した。
いくら渇水に強いとはいっても、水量は通常の3分の2ほどで流れも遅い。早瀬から淵に変わるポイントにプロフェッサーを流し込み、スイングさせたフライを逆引きして魚を誘う。
この段階では、魚が溜まっているのかまったくの疑心暗鬼。上流から5歩釣り下って初めてアタリがきた。
魚は下流に向かって走り、ラインをグイグイ引っ張る。向きを上流に替えたのを見計らって竿を立て、そのままネットイン。上がったのは、尺前後の太った岩魚だった。
これは幸先が良いと、淵から深い平瀬に替わったポイントに何度もウェットフライを流し込む。しかし、先ほどの岩魚のヒットに警戒したのか、魚は出てこない。
この場所から下流はザラ瀬が続く。ザラ瀬の終わりから少し下った、コンクリートブロックで覆われた河岸脇の平瀬にウェットフライを打ち込む。流れの先では、羽虫を捕食するために小さな魚が繰り返しジャンプする。
そうした小さな魚がウェットフライに食いつくが、針が大きすぎてヒットしない。何度か食いついた魚のうち、15センチ以上の虹鱒だけがフッキング。早瀬から大渕に代わったポイントでは、20センチほどのホウライ鱒もヒットした。
この大渕を越えると、またザラ瀬が続いていた。そこで15センチほどの虹鱒を追加して今度は釣り上がることに。
再び、大渕でドライフライを打ち込み、新たに20センチちかい虹鱒がヒット。
その時ふと上流方向を見ると、先ほどのコンクリートブロックの河岸に向かって、上流から白と黒の大きな袋のような物が流れてくるのが見えた。その場所までの距離は50〜60メートルほどか。
初めは、狐か狸が対岸に向かって泳いでいると思った。しかし、コンクリートブロックに上がったその四足動物は、ラブラドールなどの大型犬ほどの大きさで、あっと言う間に繁みに隠れた。
ここで初めて熊の可能性を考えた。この場所は、毎年熊の出現情報が相次いでおり、足跡や糞などは珍しくもない。昨年秋には、ここから上流に架かる「いろは橋」の真中で大量の熊の糞が溜まっていたことも。
いずれは熊との遭遇があると考えていたが、いざその場に立つと思っていたよりも落ち着いていた。これが鬱蒼とした森の中だったら、果たして冷静でいられたのか。
その後は当然、釣りを止めて駐車してあった車に駆け込んだ。
写真@尻別川上流でウェットフライを流すAこの写真のコンクリートブロックの河岸に熊らしき動物が川を渡り姿を消したBプロフェッサーにヒットした尺前後の岩魚Cホウライ鱒らしき魚もフライに
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年06月19日
今年2回目の支笏湖釣行はニナル川河口
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
渇水で川の流れが消え、ライズは散発
「今年はできるだけ止水域の釣行を増やしたい」ということで、6月18日に支笏湖へ出かけた。
今年の支笏湖への釣行は、6月4日に赴いた廃墟ホテル跡の前浜に続き2回目となる。
ここ数年、支笏湖への釣行は減少して、昨年は確か2〜3回しかなかったはず。新しい渓流ポイントの開拓を進めてきたことも原因のひとつだが。 それよりも、支笏湖のホームグランドとも言えるオコタンぺキャンプ場跡の通行止めが大きい。
すでに、道路の改修工事着工から5年も経つのに、国道453号線からオコタンぺキャンプ場跡に向かう道路は、オコタンぺ展望台までの区間しか開通していない。
その代替えとして釣行したのは、丸駒温泉方向の廃墟ホテル跡や旧伊藤温泉下の北岸、虹鱒橋下やニナル川河口の南岸と西岸。広い支笏湖なので、ポイントはいくらでもある。
しかし、実際に釣果のあったポイントは限られていて、ほとんどの場所では坊主で終わることが多い。前回の廃墟ホテル跡の釣行がその最たるもの。
また、支笏湖一のポイントである美笛川河口は、いつも多くの釣人で一杯なので、初めから予定には入れていない。
その点、オコタンぺキャンプ場跡は、型は小さいながらも必ずと言っていいほど釣果は得られた。それができないために、支笏湖の釣行頻度減少につながってきた。
今回のニナル川河口は、河口前のワンドで大きなライズが頻繁に発生する。そして、他のポイントとは異なり、そう簡単には入れない場所なので、赴くことにした。
まず、美笛キャンプ場方向にある林道ゲート前に車を止めて、熊の存在が身近に感じられる鬱蒼とした森の中を約30分歩く。
美笛キャンプ場からだと、湖岸回りでさらに時間と労力が必要だ。だからと言って、釣果が期待できる訳ではない。
時間はすでに9時を回り太陽は真上に近い。
ところが、支笏湖に流れ出るニナル川は渇水のためか、河口の手前100メートル付近で流れが消えて、枯沢状態になっていた。
過去にも、こんなニナル川の姿を見た事がないので驚いた。そして、流れ出る川がないためなのか、ワンドではライズがほとんど発生しない。
今回は、フライのほかルアーロッドも用意して、遠投でアタリを探ることにしたが、初めから予定が狂う。
最初に、春セミフライをワンドの中央に打ち込む。その傍ら、ワンドの底を狙い10グラムのスプーンを這わせる。
しかしフライは、ほとんど波のない湖面を漂うだけ。ルアーも追ってくる魚は見えない。
ようやく散発的にライズが起きる。それも、水深が1メートルもないはずの岸から10メートル足らずの場所で。中には、50センチほどのジャンプを繰り返す魚も。
文字にすると賑やかに感じられるが、実際のライズの頻度は30分に1回程度と、予想外に低調。
ようやく、サイズを下げたカディスにアタリがきた。それを強引にピックアップすると、魚が空を飛んだ。何ということはない、15センチ前後のアメマスだ。
その後も同じような型しか来ないので、ウェットフライに変更して様子を窺う。ソフトハックルに少し大きな反応が来たが、上げてみると30センチほどのうぐい。一方のルアーは、小さなサイズに替えても反応はない。
時間もすでに12時を回り、空はピーカン状態。気が付けば右岸50メートル先に釣人の姿が。さらに、左岸からも一人の釣人が歩いてくる。この釣人たちは、美笛キャンプ場から湖岸回りでこの場所に来たのだろうか。
結局、ライズも起きなくなった午後1時に帰路につく。入った時間が遅すぎたこともあり、今回もめぼしい釣果はなかった。
そういえば、釣具店で「朝まず目よりも、夕方の方が釣れている」との話を聞いた。ただこの場所は、早朝も夕方も一人で入るには怖すぎる。
次回の支笏湖釣行は、もう少し安心できる場所を選びたい。
写真@林道を30分ごほど歩いた先にあるニナル橋。この橋を下って湖岸に向かうA湖岸から100メートル手前で流れが消えたニナル川Bヒットした小さなアメマスを手に、オコタンぺ方向を臨むC美笛キャンプ場方向
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
2019年06月13日
新緑萌える余市川でヤマメと遊ぶ
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
解禁後は平日でも釣人絶えない
「ホラー好きのフライマン」は、2014年2月にスタートして、今年で6年目に入り更新回数は600回を越えました。
ブログを始めた当初は、これほど長く更新が続くとは考えてもいませんでした。それが続いてきたのは、釣りが好きでホラーが好きという性分から。そして、多分に生き急いでいることもあるのかもしれません。
若い時は、好きなことをやりたくてもお金と時間がなかった。今はお金はないけれど、時間だけはたっぷりと使える境遇。
あと何年生きられるのか分かりませんが、少なくても足跡だけは残すことができる。そんな風に考えるようになってきました。
できるだけ長く「ホラー好きのフライマン」を続けていこうと思っています。
自分本位ではなく、訪問される皆さんの望まれる情報に沿った内容で。
これからも、ブログへの訪問を宜しくお願いします。
さて今回の釣行記は、6月12日に訪れた余市川でのヤマメ釣りの模様。
5月末までのショアトラウト釣行から一転して、6月からは渓流、止水域、河川への釣行に切り替えを進めた。
その第1回が千歳川で、2回目の尻別川と続けてきた。残りの自分のホームグランドは、余市川と小樽内川、それに白老河川となる。
この内の余市川は,他のヤマメ河川と比べても、解禁から少し経つと極端に魚影が薄くなる傾向にある。それだけ釣人の入川が激しい川で、「できるだけ早く行かなければ釣果は難しい」という強迫観念から、今回の釣行につながった。
初めに向かったのは、本流に掛かる砂防ダム下のポイント。大型の遡上アメマスが期待できることから、いつも釣人が入っている。当日は釣人こそいなかったが、多くの新しい足跡が残されていて、あらためて人気ポイントだと知らされた。
前日や当日に誰か一人でも入ったら、かなりの確率でノーヒットに終わるだろう。それを覚悟でウェットフライを付けた竿を出した。プールから下の流れにフライを泳がせると、向こうアワセに魚がヒット。しかし、2度ほどのジャンプで針が外れた。多分虹鱒だったのだろう。
その後、15センチほどのヤマメを手にしたが、アタリはその2回だけ。ここでの釣りをあきらめて、余市川支流に行くことにした。
支流の最上流域は岩魚しかいないために、ヤマメの棲息するその随分手前のポイントから釣り上がることに。削られた谷の底を流れる渓流には、大岩や淵、小滝や開けた平瀬などの景観が続いて目を奪う。
そのうちの一つのポイントに崖を下って降りたつ。
用意したフライは#8のカディス。岩と岩の間の流れ込みで作る小渕で、小魚がフライを何度も突くが、針が大きくて掛からない。
しばらくして、流芯脇から15センチほどの魚がヒット。しかし、手元に引き寄せる前にバレる。
それが3回ほど続いて、ようやく手にしたのは17〜8センチの岩魚。上流域だけに、岩魚の棲息数が多いようだ。岩魚が2匹続いたあと、ようやくヤマメも掛かるようになった。型は考えていたよりも小さいが、それでも20センチに近い。
流れが複雑になってきた上流で、ヤマメのヒットが続く。型はそれほどでもないが、流れの速い渓流に棲息するだけあって、すこぶる元気がいい。300メートルほど釣り上がると、行く手に3メートルほどの小滝が姿を現した。釜の底はかなり深そうで、ウェットフライやニンフでも太刀打ちできそうにない。
滝を巻いての上流遡行はあきらめて、ウェットフライで釣り下ることに。しかし、陽は真上にあり魚信は遠のく。それでも、大渕から小さなヤマメがヒット、熱中症になる前にそれを最後に脱渓した。
余市川本流ほど賑やかではないが、この支流にも平日だというのに多くの釣人が入っていた。これから夏にかけて、いよいよ最上流でも盛期を迎えるだろう。
なお、ブログに先立ちyoutubeに「新緑萌える余市川でヤマメと遊ぶ」と題した動画を投稿。内容は、今回の釣行を撮ったもの。よかったらご覧ください。
写真@余市川本流の砂防ダム下でウェットフライを流すものの、魚影は薄かったA余市川支流の渓相豊かな流れBCヒットした岩魚とヤマメ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ