2019年06月20日
渇水が酷く渓流から尻別川に移動
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川を渡る熊らしき動物を確認
このところの少雨で、札幌近郊の渓流は渇水状態にある。札幌に限らず道内各所も同じなのだろう。
前回更新の支笏湖・ニナル川の枯れ沢状態は衝撃的だったが、そこまで酷くなくても水量が通常の半分程度しかない渓流が増加しているらしい。
これにより、釣行先の変更を余儀なくされている。
6月20日に入った札幌近郊の渓流も、これまであったポイントの3分の1が消えるといった、渇水の影響が現れていた。こうした厳しい環境変化の中で棲息する渓流魚のことを思うと、この場にいることが申し訳なく思った。
替わりに向かったのは、他の河川が渇水状態でも安定した水量を保つ大河・尻別川。
時間的に、中流域ではラフティングが頻繁に行われていると考えて、ラフティングの区間から外れた上流域で竿を出すことにした。
一昨年以来足を踏み入れていないポイントで、ここからウェットフライで釣り下がる。
現地には9時に到着。入渓地点に沿ったあぜ道には、すでに2台の車が止まっていた。仕方なく入渓を諦めて、さらに上流に移動。崖を瀬にした平瀬の深いポイントが目につき、そこで竿を出した。
いくら渇水に強いとはいっても、水量は通常の3分の2ほどで流れも遅い。早瀬から淵に変わるポイントにプロフェッサーを流し込み、スイングさせたフライを逆引きして魚を誘う。
この段階では、魚が溜まっているのかまったくの疑心暗鬼。上流から5歩釣り下って初めてアタリがきた。
魚は下流に向かって走り、ラインをグイグイ引っ張る。向きを上流に替えたのを見計らって竿を立て、そのままネットイン。上がったのは、尺前後の太った岩魚だった。
これは幸先が良いと、淵から深い平瀬に替わったポイントに何度もウェットフライを流し込む。しかし、先ほどの岩魚のヒットに警戒したのか、魚は出てこない。
この場所から下流はザラ瀬が続く。ザラ瀬の終わりから少し下った、コンクリートブロックで覆われた河岸脇の平瀬にウェットフライを打ち込む。流れの先では、羽虫を捕食するために小さな魚が繰り返しジャンプする。
そうした小さな魚がウェットフライに食いつくが、針が大きすぎてヒットしない。何度か食いついた魚のうち、15センチ以上の虹鱒だけがフッキング。早瀬から大渕に代わったポイントでは、20センチほどのホウライ鱒もヒットした。
この大渕を越えると、またザラ瀬が続いていた。そこで15センチほどの虹鱒を追加して今度は釣り上がることに。
再び、大渕でドライフライを打ち込み、新たに20センチちかい虹鱒がヒット。
その時ふと上流方向を見ると、先ほどのコンクリートブロックの河岸に向かって、上流から白と黒の大きな袋のような物が流れてくるのが見えた。その場所までの距離は50〜60メートルほどか。
初めは、狐か狸が対岸に向かって泳いでいると思った。しかし、コンクリートブロックに上がったその四足動物は、ラブラドールなどの大型犬ほどの大きさで、あっと言う間に繁みに隠れた。
ここで初めて熊の可能性を考えた。この場所は、毎年熊の出現情報が相次いでおり、足跡や糞などは珍しくもない。昨年秋には、ここから上流に架かる「いろは橋」の真中で大量の熊の糞が溜まっていたことも。
いずれは熊との遭遇があると考えていたが、いざその場に立つと思っていたよりも落ち着いていた。これが鬱蒼とした森の中だったら、果たして冷静でいられたのか。
その後は当然、釣りを止めて駐車してあった車に駆け込んだ。
写真@尻別川上流でウェットフライを流すAこの写真のコンクリートブロックの河岸に熊らしき動物が川を渡り姿を消したBプロフェッサーにヒットした尺前後の岩魚Cホウライ鱒らしき魚もフライに
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こんな場所でという驚きが先に立ち、後で考えると時間差で助かったと思いました。
やはり、看板があちこちで立っていて。
お互いに気をつけましょう!
ホラーより怖いですよ。