2019年07月17日
渇水の中で安定感抜群の尻別川
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
上流で大物をバラすも、支流で尺岩魚
いつも暦の上の連休日は、仕事が休みでも釣行することはほとんどない。
今回もその例に漏れず、釣行は見送った。そして連休の終わった16日、渇水で渓流は難しいだろうと、水量の豊富な尻別川上流域に向かった。

この3連休中には、尻別川上流にも多くの釣人が入ったと思われる。
それを覚悟の上で向かった先は、いつもの入川ポイントではなく、ザラ瀬と浅い平瀬が続く、あまり釣人に注目されない場所。
浅瀬とは言っても、そこそこ水深があることから、ウェットフライを上流から流し込んで釣り下ろうという計画。
ヤマメの型ものを狙っての釣行だが、場所が場所だけにそれほど期待はかけていない。
現地には午前9時に到着。橋の下の入川ポイントには、すでに釣人の姿が。幸い釣り上がっているようなので、ウェットフライを強い流れに乗せて下流へ歩みを進める。
浅い平瀬が200メートルほど続いたあと、川は細くて強い流れに変わる。

まずはそこまでを、と川の真中に立ち込んでフライをスウィングさせる。(写真①)が、そう簡単にはアタリは来ない。初めの1匹は、下流に50メートルほど行った地点から。
引きは強く、何度もジャンプを繰り返して寄ってきたのは、20センチほどの虹鱒(②)。それを機にアタリが連続する。
2匹目も同じような虹鱒で、それ以降も30~50メートル間隔でヒット。小さいながら、12~3センチのヤマメも。
しかし、川幅の狭まった地点からはアタリが遠ざかる。さらに下流に下って行くと、大渕が姿を現した。そこにウェットフライを流し込んで、スウィングさせようとした瞬間、向こうアワセでヒット。
フライをひったくるように下流に逃げる魚は、軽く40センチは越えていそうな大きさ。ドラグを効かせたリールから、ラインが次々に引き出される。
ティペットは0・8号のフロロカーボン。強烈な引きにどこまで耐えられるのか、自信がない。そうした不安は現実となり、フライを銜えたまま、ティペットごと持って行かれた。
後で撮影した動画を確認すると、やはり40センチは越えていそうな魚だった。それが虹鱒なのか、岩魚だったのかは判別はつかなかったが。

バラしたショックは残っていたが、再度気力を振り絞って釣り下ることに。すると、前方に左から本流に流れ出る支流の姿が。
これをやり過ごし、さらに下流に釣り下ろうとすると、50メートルほど先の河岸に釣人が現れた。
ルアーを対岸に打ち込んでいるようなので、それ以上下流には下って行けない。
一度川から出て、再度釣り下ろうとも考えた。だが、先ほどの淵からアタリが止まったまま。ならば、流れ出る支流を遡ったほうが、釣果は得られるのでは、と支流へ方向転換。
この支流(③)は、川幅が5~6メートルと小さいながらも、水量は多くて水圧が強い。
流れのほとんどが早瀬といってもいいほどで、濁りも入っているといった、釣りをするにはかなり厳しい環境にある。
試しに、流れの緩やかな瀬脇にドライフライを打ち込んだ。すると、3回に1回はフライに反応するが、小さくて針がかりしない。
そして、しばらく行った上流の平瀬から、本流と同じようなサイズの虹鱒が飛び出る。同じ場所からアタリが続くので、魚影はかなり濃いようだ。
さらに釣り上がると、流れ出しから変わった平瀬が現れた。その平瀬から、今度は20センチ余りの岩魚がヒット。
落ち込みの下流からも大きなアタリが。今度はティペットを1号に替えたので、なんとか堪えられるはず。暴れる魚を手元に引き寄せて確認すると、尺越えの岩魚(④)だった。

結局、本流との出合から200メートルほど釣り上がった。この支流では、20センチ級の虹鱒が5匹に、20センチから30センチの岩魚が3匹。釣果は、尻別川本流よりも多かった。
あのまま本流を釣り下っても、釣果はそれほど得られなかったと思う。たまたま入った支流で、思わぬ釣果があったわけだ。だから釣りは、何が起きるのか分からなくて面白い。
写真①尻別川上流域の景観。この奥の大淵で大物をバラした②長く続く平瀬でヒットした20センチ級の虹鱒③尻別川に流れ出る支流の渓観④この支流でドライフライにヒットした尺岩魚

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

トラウトフィッシング ブログランキングへ
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8980408
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
また、釣行お疲れ様でした。
故障していた竿の修理を終えられたんですね。
”現場復帰”おめでとうございます!
SOUさんの釣行先の渇水状況はどうですか?
札幌近郊の渓流は、湧水河川ぐらいしか釣りになりません。
だから、本流に行くことが多くなってきました。
なんとか雨が欲しいところです。
尺イワナおめでとうございます!
僕も今道南遠征に行っているのですが、僕も尺イワナ釣りましたよ!
オソロですねd(ゝω・´○)
釣行お疲れ様でした!