24/05/05(日)は10時前に東京国際フォーラム ガラス棟 4階に着いた。G402のB&W 801 D4 Signatureクラシック試聴会が目的だったが開演を待っている間に置いてあるパンフレットを見ると逸品館もG404に出展していると知った。
本日のイベントタイムスケジュールを確認すればシステム総額500万円から1,000万円のAIRBOW、TAD、ESOTERICの3システムの聴き比べを行うと言う。B&Wに加えて合計4社の試聴が出来るなら十分1日楽しめる。
10時開始前に並んでいたのは20名ほど。余裕でトートバッグ2024を受け取ることが出来た。無料配布ながら厚手のしっかりした布地を使い縦365mm×横355mmと大きくこれを3日間で900個配布ってご予算お幾らと驚く太っ腹ぶりだ。(@_@)でも15時の時点でまだ残っていたから来場者は300人に達していなかった様だ。
10:00〜10:45 B&W「クラシックのオリジンを聴こう」
B&W 801 D4 Signatureの価格がペア税込847万円と聞いて驚いている参加者がいたのでオーディオマニア以外の人もいたようだ。「スタインウェイ&サンズ USEDグランドピアノが同価格だがスピーカーだけでは音楽は楽しめずアンプとプレーヤーが必要です」と説明していた。でもピアノも演奏者がいないと音楽を楽しめないし聴けるのはピアノ楽曲だけだからオーディオの方がコスパは良いと思うのだが…。(^_^;;
10:45〜11:30 逸品館「システム30-3:スピーカーによる音の違い」
AIRBOW CLT-7S波動ツィーターの有無を比較試聴した。20万円以下のスピーカーに波動ツィーターを加えると確かに音が前に出てメリハリのある音楽が楽しめる。でも調味料が効き過ぎている気がした。
13:00〜13:45飯田有抄さん「オーディオで楽しむ国民楽派の音楽」
「バレエ音楽 三角帽子/ファリャ」や「わが祖国 モルダウ/スメタナ」等が試聴曲に使われ広い部屋で大型フロアスピーカーを鳴らす快感を十二分に楽しめた。
13:45〜14:30 逸品館「システム1000-3:聞き比べ」
AIRBOWモデルはヒヤリングで音の良い部品を探しモデルによってはメーカー製品に対し100点ほど部品を交換しているという話だ。
また「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」参加企業に割り当てられた今夜18時からのコンサートチケット2枚のプレゼントがあり希望者5名のジャンケン大会が行われた。ペアチケットだったので私はパスした。
15:00〜15:45飯田有抄さん「オーディオで味わう自作自演の“オリジン”〜音楽×テクノロジー」
ピアノロールから作曲者自らの演奏と現代演奏者との共演を録音したCD等を試聴した。「ラプソディ・イン・ブルー/ガーシュウィン」のオリジナルのテンポはオーケストラアレンジに比べ恐ろしく速かった。
16:00〜17:30 逸品館「システム1000-3:聞き比べ」
TADからは「メーカーは軽短小の大量生産で安価な部品しか扱っていないのでオーディオ用の音の良いカスタム部品を作ってもらうのに苦労している。その交渉はまるで『プロジェクトX』みたいだ」と語っていた。
「カスタム部品を多用しているからここ数年でオーディオ製品価格が上がっている。ESOTERICは数百万円の価格だが海外では音質と作りでこの値段は安いと言われ引き合いが好調だ。日本で売る在庫確保に努めている」と語っていた。
「ESOTERICはここ数年のモデルの音作りにSACDやレコードエンジニアが参加している」と語っていたが、以前に比べラクスマン的な音楽性豊かな音を聴かせてくれるようになり私も魅力的に感じる。
数百万円クラスの音の凄みを聴いていたらMARANTZ AV10+AMP10であればこの音質にどのくらい近づけるのだろうかと気になりだした。機会があれば是非視聴したいものだ。
まるでプレ「東京インターナショナルオーディオショウ」みたいで丸一日楽しめた。やはりイベントは行って自分の目で確認しないと分からないと思った1日だった。