「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024」のオーディオコンサートで試聴したクラシック楽曲をCDボックス内から探そうとしたら手間が掛かる上に見つけられないこともあった。
これはCDをリッピングしてNASにミュージックライブラリーを構築して解決するしかない。毎日コツコツCDリッピングするのもLINN Selekt DSM導入準備と夢見れば苦痛にならない。
LINNはWindowsであればdBpoweramp CD Ripperを、MacならiTunesをリッピングソフトとして勧めている。dBpowerampは有料だがHDCDのリッピングで44.1kHz/24bitのデータを作れるのが魅力だ。
でもDELL New Inspiron 3910にiTunesをインストール済みなので取りあえずこれを使うことにした。「編集/環境設定/一般タブ」で[CDをセットした時の動作:CDを読み込んで取り出す]としておくと作業が捗って良い。
「読み込み設定」で[オーディオCD読み込み時にエラー訂正を使用]をオンにしてApple Losslessでリッピングを始めたところファイルの拡張子が"M4A"だったのは意外だった。
最初に手持ちのクラシックCDボックス12箱を用意した。
1)111 Years of Deutsche Grammophon Vol.1
2)111 Years of Deutsche Grammophon Vol.2
3)Mercury Living Presence-collector's Edition Vol.1
4)Mercury Living Presence-collector's Edition Vol.2
5)The Decca Sound [Box Set, CD]
6)The Decca Sound the Analogue Years [Box Set, CD]
7)Centenary Edition-100 Years of Great Recordings [Box Set, CD]
8)Classical Music 25 Legendary Albums for The Perfect Collection
9)Wiener Philharmoniker Symphony Edition (50CD)
10) LIVING STEREO 60 CD COLLECTION
11) Mozart111 (55CD)
12) Glenn Gould: The Complete Bach Collection
リッピングしていたら「Mercury Living Presence-collector's Edition Vol.1」のCD2で「わが祖国(Má vlast)/ベドルジハ・スメタナ(Bedřich Smetana)」を見つけた。リッピングしているとCDによって回転音の大きさが違うことが気になったがCDプレスの精度が悪いのだろうか。
リッピングしたM4AファイルをUSBメモリにコピーして「モルダウ(Vltava)」をCX-A5100で再生してみた。正しく可逆圧縮ファイル化されていると分かるCD音質だ。
ところが途中で「ピシッ」とノイズが入り慌てて音量を絞った。小音量で暫く聞いているとノイズは増えまともな音楽になっていない。リッピング時にエラーが起きたのだと判断しファイルを削除した。
DELL New Inspiron 3910のDVD+-RWドライブはノートパソコン用の薄型だからCDリッピングには適さない気がするがこれしかないのだから仕方ない。
再度リッピングしたところ今度は静かな回転音で終了した。期待して再度試聴したところやはり同じところでノイズが入る。CD劣化が原因かと思いOPPO BDP-105D JAPAN LIMITEDで再生したところ問題なく試聴できた。CDプレーヤーはリアルタイム再生のため補正不可なエラーは訂正せず音質劣化で済ますことがあるという。
エラー訂正が優秀でより正確にリッピングしてくれるソフトはないのだろうか?丁度良いテストCDが見つかったのでこれを使い色々なフリーソフトをテストしてみよう。