2023年4月のアニメ新番組の放送が次々と最終回を迎えていた6月下旬の話だが、DMR-BZT9600のUSB外付けHDDの空きを作ろうと標準DRで昔録画したアニメを観て消そうとせっせと消化していた。
パナソニックのディーガはDMR-BW200(2006年11月発売)から7台も使用しているが6台目としてDMR-SCZ2060(2018年11月発売)を購入したらグループ化した番組は最新録画日がリストに表示されるよう仕様が変更されていた。今回DMR-BZT9600(2013年11月発売)で視聴し終わった番組を削除すると徐々に番組リストの表示順が繰り下がっていくので探すのがちょっと面倒だ。仕様変更理由が実感出来る話だ。
『マクロスΔ (2016年4月放送)』は人が狂暴化するヴァール症候群を抑えるため音楽ユニットワルキューレーが結成されている辺境移民惑星で密航者の少女フレイアと風来坊のハヤテが出会い地球統合政府とウィンダミア王国の戦争に巻き込まれる…と言うストーリーだ。
既視感があると思ったらサテライト制作のSFアニメ『AKB0048 (2012年4月放送)』『AKB0048 next stage (2013年1月放送)』だった。このアニメを観た時にマクロスっぽいと思ったら原作、総監督が河森氏だった訳で、その本家マクロスが3年後に同じアイドルグループものをやるとは驚きだ。
『超時空要塞マクロス (1982年10月)』の3設定 1)戦闘 2)三角関係 3)歌 を必ず入れると言うシリーズの方針は『超時空要塞マクロスII -LOVERSAGAIN-』の公式の扱いのブレもあり呪いと化しているみたいだ。ガンダムシリーズの様にもっと自由に作らせたら良いのではないかと思ったら次回はサイライズの制作と聞き、まさかの『ラブライブ』化と期待と不安が入り混じる。(^_^;;
Δのバルキリーの戦闘CGは見事だが人物アニメーションの作画が『マクロスF (2008年4月放送)』より劣り最初その落差にガッカリしながら見ていた。1話開始時に舞台設定を語られてしまい考察の面白みが欠けているが、謎の奇病が発生しても結局歌が効くのでしょうとマクロスならではの3要素は伏線にもならないからこれは仕方ないことだ。
Mission 19「Eternal Songs」でマクロスシリーズの設定の繋がりが明らかになる。プロトカルチャーが歌を兵器として使用できるように遺伝子レベルで刻んでいたと言う説はちょっとした驚きだ。考えてみれば数学理論は宇宙全体で通じ、その数学理論は音楽にも関係しているのだからあり得ない設定ではなさそうだ。
武器商人が自説としてペラペラ「歌兵器説」を喋るのは気に入らないが、懐かしい作品の映像も見られてファンサービスの回だった。
ウィンダミア人の台詞に何かと「風が…」とか、デルタ小隊隊長が「クラゲ」が入る諺を良く使うのはアニメの世界観の設定として必要だったのだろうが乱発されるとギャグになることを実感させられた。
海洋惑星「惑星ラグナ」にウミネコと呼ばれる猫の上半身にオットセイの下半身を持った動物が生息していると言うのはウナギイヌみたいで、ギャグアニメにしか見えなくなるのでこのデザインセンスは困ってしまう。
実際『マクロスΔ』は『マクロスF』に比べ余り人気は出なかった様に思える。このあたりの設定のバランスの悪さが原因だったのだろうか?劇場版『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』と『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』に興味がわかないテレビ版だった。
『無彩限のファントム・ワールド(2016年1月放送)』は京都アニメーション制作と言うことで期待して観た。
バイオハザードにより脳の機能に変化が生じ想像上の怪物たちが出現する様になった世界で異能力を持った高校生たちがクラブ活動としてモンスター退治に臨む…、というストーリーだ。
これも既視感があると思えば設定は『異能バトルは日常系のなかで (2014年10月放送)』と非常に近い。主人公の男子高校生の能力がイマイチ地味、周りの女生徒にはお嬢様、体育系がいる。オマケに女子小学生もこのクラブ活動に加わるという点がそっくりだ。私としては久野美咲さん演じる熊枕久瑠美ちゃんが観られて満足という作品だ。(^_^)