23/06/24(土)25(日)開催されたOTOTEN2023は久しぶりの音と映像(Audio Vivual)のイベントと言うことで2日間心から楽しんだ。
それから1週間経過した7/3(月)OTOTEN2023事務局から「アンケート&MY OTOTEN 写真募集のお願い」メールが届いたので音展開催のお礼を兼ねてアンケートに答えた。
最後の問いに「参加されたイベント」を答えるものがあり、"東京インターナショナルオーディオショウ"等のオーディオビジュアル(AV)に関連するものが含まれているのは分かるが、"CP+,TGS,AJ,CM"といったカメラ、ゲーム、アニメ、コミックといったジャンル違いの物が含まれているのは意外だった。
AV業界が集客力のあるイベントから何かを学ぼうとしているのであれば良いことだと思う。
私は行ったことないが"ポタフェス,ヘッドフォン祭"は盛況だと聞く。コンポーネントオーディオの価格や必要とする設置場所を考えると貧しくなったと言われる日本人にはAVは上級国民の趣味になったのかもしれない。
参考:豊かさの現在地
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/blueprint-for-growth/
OTOTENを一般国民でも楽しめるイベントにするためのアイディアのヒントを他のイベントから考えてみた。私が参加して感じる各イベントの魅力は以下の通りだ。
【CP+】はスマホ普及により撮影が簡単になり、写真と動画はSNSとの親和性が高い。
【東京ゲームショウ】はゲーム制作者や声優のステージがある。ゲームキャラクター関連グッズ販売ブースも長蛇の列だ。人気ゲームや新作ゲームの試遊台は整理券必須と大人気だ。最新のゲーム体験と魅力的なキャラクターが紡ぐ物語が人々を引き付けるようだ。コスプレエリアと言った来場者参加イベントも楽しまれている。
【アニメジャパン】は声優イベント開催があり、アニメキャラクター関連グッズ販売ブースも長蛇の列だ。人気アニメや新作アニメの発表と展示も話題となる。コスプレエリアと言った来場者参加イベントも楽しまれている。
【コミックマーケット】はクリエイターたちの発表の場、同作品ファンの交流の場として楽しまれている。
こう考えるとOTOTENがハード重視のイベントになり過ぎてユーザーの交流や参加する機会が不足しSNSを有効活用出来ていないと感じる。
AVファンを増やし興味を持ってもらうためにはOTOTENや日本オーディオ協会のイベントで以下の企画を開催すれば良いと思う。
・ミュージシャン、漫画家、映画監督、俳優の訃報による追悼ビデオ上映、音楽試聴イベントの開催
・来場者持参のレコード、CD、カセットテープの再生試聴会
・CP+,TGS,AJ,CMにブースを出展し大型テレビとスピーカーで推しを視聴する楽しみ方を啓蒙する。
・著作権フリーのオーディオチェック音楽を公開しユーザーが再生音質をSNSにアップし易い環境を整える。
・著作権フリーのビデオチェック映像を公開しユーザーが再生画質をSNSにアップし易い環境を整える。
・日本オーディオ協会が参加企業の製品デザインの権利を一括管理し映画、ドラマ、アニメにAV製品を登場し易くする。
・AV製品好きの著名人の視聴室を再現したブースを設ける。
・音楽と映像ソフト発売企業に協力してもらい人気キャラクターを呼び親子連れを集める工夫をする。
既に日本のAV業界は会社数が減り新製品開発力も衰えていると感じる。他業界の力を借りてでも興味を持つ人達の裾野を広げSNSを活用するアイディアを出し実行する必要があるだろう。若い世代のアイディアを活かしたイベントを期待している。