19/07/07(日)21:00〜21:49 BS4K 101にて『恐竜超世界 第1集 見えてきた!ホントの恐竜』が放送された。EPGの番組タイトルに[4K] [5.1] [HDR]マークが付いているのを確認してVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
羽毛を生やしている恐竜は想像より多かった。雑食恐竜ディノケイルスと北極圏に生息していた知性派恐竜トロオドンの2頭を追い、羽毛革命によるホントの恐竜の生態を明らかにしていく、という番組内容だ。
参考:『恐竜超世界』
https://www.nhk.or.jp/special/dino/
子供の頃に知った恐竜は巨大な爬虫類で動きは鈍い変温動物という生き物だった。1993年に公開された『ジュラシック・パーク』はそのイメージを一新させる活動的で素早い恐竜達が登場し驚かされた。それから26年間の恐竜研究の成果が明らかにしたホントの恐竜は恒温動物の巨大鳥類というべき生態を繰り広げていたというもので、もう”恐竜”という名前は似合わない生物と知り困惑するばかりだ。
確かに1億5000万年も繁栄した生物が単なる巨大爬虫類のままとは考えられず、もしも巨大隕石が地球に衝突し絶滅しなければホモサピエンスの様な高度な知性を持った恐竜人類が誕生したのかもしれないと想像してしまう話だ。
4Kの解像度で羽毛恐竜の姿はモフモフ感たっぷり。
BT.2020の広色域でその羽毛の美しさも際立つ。
HDRで森林に差し込む太陽の光、北極の雪の白さ、川の水のきらめきとコントラストの広さも楽しめる。
5.1chサラウンド音声はAACだが巨大な恐竜の移動音や対決シーン等で低音が効果的に使われており、控えめであるが包囲間もある。4K CGのクオリティ、5.1ch音声と奢った番組内容で49分間を楽しんだ。
アビミムスの群れの逃走シーンは『ジュラシック・パーク』の同様のシーンを明らかに意識していると思われるが、映画のCGをテレビ番組の4K CGが凌駕してしまうのだからこの26年間のコンピューターの性能向上の凄まじさを実感させられる。
黄色の羽のアビミムスが走るのを見たらゲーマーはFFのチョコボを思ったことだろう。やはり”恐竜”ではなく大きな飛べない鳥類のネイチャードキュメンタリーにしか思えなくなる。(^_^;;