AndroidのスマホでGoogleが薦めてくる記事カードの中に東洋経済ONLINEの孤独死の記事がある。少子高齢化により将来的には我が身にも起こりうることだと興味深く特殊清掃現場レポートを読んでいる。ライターの予想では現在年間3万人いる孤独死者が今後も増えるだろうとのことだ。
参考:東洋経済ONLINE > ライフ > 災害・事件・裁判
https://toyokeizai.net/category/disaster
19/07/03(水)帰宅してテレビを点けたら『家、ついて行ってイイですか?』が放送中だった。
参考:家、ついて行ってイイですか?
https://www.tv-tokyo.co.jp/official/home_ii/
夕食を取りながら見ていたら、新宿駅東口で酔いを醒ましている30代後半女性の家について行くことになった。本人が本格的なゴミ屋敷だと言う通り部屋の中はゴミの山で、冷蔵庫の中には消費しないまま腐らせた謎の食材が次々見つかる始末。さすが食事中に見る内容ではなく、胃が痛くなって画面は見ず音声だけ聞いていた。
生活は全てベットの上だけで行っているとの話で傍らには31歳で自死した彼氏の写真を飾っていた。この話を聞いてこの女性はヤバイ、将来孤独死してしまうと心配になった。
特殊清掃現場レポートで孤独死した人達の部屋の様子が記述されている。その共通の特徴として、
1)ゴミ屋敷
2)偏った食事に空っぽの冷蔵庫
3)飲酒
4)家族(親近者)の死去
等の形跡があるという。
これらはセルフ・ネグレクト(自己虐待)の特徴で、この生活習慣は”緩慢なる自殺”と言われる通り命を縮める行為だ。出演していた女性はこの4点が該当するのでセルフ・ネグレクト状態の可能性が高い。第一女性がテレビで汚部屋を公開するなど酔っているとはいえ世間の目を使った自己虐待そのものだろう。
参考:なぜ普通の人が? “セルフ・ネグレクト”
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/02/0214.html
彼女の前後が幸せそうな家族の家だっただけに、痛々しさが伝わってくる。テレビ東京の制作スタッフが彼女にカウンセラーを紹介してあげて欲しい、と願わずにいられない身の上話だった。