まずリモコンのMENUボタンから入った場合のメニューとリモコンの個々の設定ボタンを押して表示されるメニューが異なる場合があると分かった。(ソフトウェアバージョン1.005で確認)
例えば「3D」ボタンは「機能設定/3D設定 ▶/2D-3D表示選択 オート」メニューを表示するが、これはMENUボタンで選択して行った場合と同じなのでショートカットボタンと言う意味付けだ。
ところが「ADVANCED IRIS」ボタンは「画質設定/シネマブラックプロ ▶/アドバンスドアイリス ▶/ダイナミックコントロール」のメニューを表示する訳ではなく、「フル/リミテッド/切」のトリガーボタンとして動く。こちらの方が便利と言えば便利だがボタン機能の統一性が無い。
また「ダイナミックコントロール」というメニュー表記だが、確定ボタンを押すと以下の選択メニューが表示される。
フル
リミテッド
切
であれば「ダイナミックコントロール ▶」という表記にすべきだろう。
「REALITY CREATION」ボタンは「画質設定/リアリティークリエーション 入」メニューを表示するショートカットボタンだ。
入 ▶
切
ここで「入 ▶」を選択して確定ボタンを押すと上位メニューである「リアリティークリエーション 入」に戻る。では右矢印ボタンを押してみると以下のメニューが表示される。
精細度 ▶
ノイズ処理 ▶
入/切比較 ▶
たった3つの機能メニューの話ではあるが、確定ボタンが以下の3つの動作に切り替わる。
1)下位メニューの機能を選択確定する。(「3D ▶」メニューの場合)
2)上位メニューに戻る。(「リアリティークリエーション 入 ▶」メニューの場合)
3)下位メニューを表示する。(「ダイナミックコントロール」メニューの場合)
取扱説明書P23には“右矢印ボタンまたは確定ボタンを押す”と書いてあるのだから正しい動きは 3)の筈だ。
機能が単純だから「あれ?」とは思うが問題なく設定は出来てしまう。ところが疑問に思って調べて見るとこの仕様の不統一さは気持ち悪い位だ。
ソフトウェアデザイナーが仕様を書き、プログラマーが実装して、テスティングが動作確認するといった工程を経ているとは思えない。DENON DVD-A1XVのメニューほど酷くはないのが救いだが、使っていて楽しくなる”The Apple Experience”にはまだ遠い。「頑張れ、ソニー!」だ。
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