BZT9600の「HDMI出力」の「4K/60p出力」メニューで「オート2」と設定してBZT9600側で4Kアップコンバートし、「音声設定」の「ハイクラリティサウンド出力設定」メニューの動画再生時の出力設定は「音声出力」は”HDMIのみ”、「本体表示窓点灯」は”消灯する”として、最後にUSBパワーコンディショナーをリアパネルのUSB3.0端子に挿した。こうして4K/24pでの3D上映となった。
『アナと雪の女王』について余り情報収集はしておらず、知っていたのは「Let It Go」がヒットしていたことくらい。この状態で観た「アナ」は実に面白かった。さすがディズニーアニメは誰が観ても分かり易く、ハッピーエンドで締め括られるエンターテイメントの王道作品だ。
ディズニーアニメのキャラクター達は分かり易い性格設定なので、本作品ではウェーゼルトン公爵が悪役で、王子ハンスがヒーローと思って観て行くと…、そしてアナを救えるのは”真実の愛のキス”だけと氷運び屋のクリストフとトナカイのスヴェンが奮闘するが…とディズニーのお約束を逆手に取った話の展開にしてやられた!という驚きがあった。こんなシナリオを採用するとはディズニーも遊び心を入れる余裕があると感心してしまった。
雪だるまオラフのキャラクターは味のあるキャラクターでスヴェンとのコンビも最高だし、夏になったらどうなるのかと心配していたらさすがディズニーと言う解決策も用意しておりお見事としか言いようがない。
画質に関しては氷の透明感と雪の白さが良く出ており色彩の美しさが素晴らしい。映画番長こと堀切日出晴氏が「子供が怖がらない様にディズニーでは本当の黒は使ってしません。エルサのドレスの上半身もレースにする等配慮しています」と話していたことを思い出した。
『雪の女王』を原案としたのは雪の舞うシーンと言った3D効果を出し易い演出狙いと思わせるシーンが何回もあった。雪と言った白い背景の場合クロストークが目立つのではないかと心配したが、その様な心配は不要だ。
アナが絵画の飾ってある部屋で踊るシーンは3Dのキャラクターと2Dの絵の共演という描き分けが難しいシーンだと思ったのだが、ここを見せ場にするとは余程3Dに自信があるのだろうと感心してしまった。接客用には冒頭の氷の張った湖にノコギリを刺すシーンが良さそうだ。(笑)
サラウンド効果は意外と大人しめ。もっとも雪ゴーレムが暴れ出すとサブウーファーが大活躍する。凍った船舶が崩壊するシーンも同様だ。
初回なので夢中で観ていたが、何回か繰り返して鑑賞することで色々な発見や見どころ聴きどころが発見出来そうな極上の1枚だ!
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