福井氏は10/19(土)ロードショーの『人類資金』は「楽観できない中で景気が回復していますというのはどういうこと?」という素朴な疑問が経済小説に挑む動機だったと話した。テーマは「精神的な救済」だ。
そんな福井氏がお薦めする1冊は「これを読み、小説と言う形にすることに目覚めた」と言う『神の火 著:高村薫(1991年)』。「生き辛い世の中をどう受け止めて落ち着かせるかが作り手の原点」と思い、「読者に何かの突破口を提供するものでなければいけない」というのは高村氏と同じ語った。
森本キャスターは「福井氏は、高村氏の小説家として物事を追及する見方、取材量と取材姿勢が刺激になった」と語っていたとコメントした。
福井氏は『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の作家と言う紹介が一般的に分かり易いのだろうと思いながら見ていた。当然趣味に関する話は一切出てこない。『墨劇』連載終了の理由が「映画公開作品が多くて忙しい」とのことだったが、宣伝も兼ねてのトークショーからWBSにまで出演するのだから確かに忙しそうだ。
『ハーロック』のトークショーでは「この作品の浮沈が私の老後を決める」と語っていたが、関わった作品がこう何本も続けて劇場公開されると毎週興行成績が気になって大変だろうと思う。一段落したら是非また趣味のAudio & Visualについて語って欲しい。
【関連リンク】
『スミスの本棚』
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/10/post154140.html
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