『概要』
1)4K @ 50/60(2160P)ビデオ解像度対応
2)オーディオ32チャンネル対応
3)1536kHzオーディオサンプル周波数対応
4)21:09ビデオアスペクト比のサポート(シネマスコープサイズ対応)
5)ビデオとオーディオストリームのダイナミックシンク
6)CECコマンドの拡張
7)HDMI 2.0のケーブルとコネクタは、現行の高速ケーブル(カテゴリー2)の帯域幅を18Gbpsに上げて対応
4Kに本格対応したのは予定通りだが、家庭用ドルビーアトモス導入を見越してなのか32ch音声対応も行っている。48kHzの32倍までのHD音声を扱えると言うのは音源がないだけに単なる数字上の話だろう。(苦笑)
シネスコサイズに対応は喜ばれるだろうが、マルチユーザーに対応した映像音声出力と言うのはどんな使い方を想定しているのだろう。ちょっと思いつかない。まさか4Kテレビで2画面表示とかするつもりだろうか。
『HDMI 2.0のよくある質問』にはなかなか興味深い質問とその答えが掲載されている。
Q:既存のHDMI 1.xのデバイスは、HDMI 2.0にアップグレードすることができますか?
A:現在のところ、このようなアップグレードを行うための規定はない。なぜなら新しい拡張機能セットはハードウェアおよび/またはファームウェアのアップグレードを必要とするからだ。このようなサポートがある場合は、メーカーから連絡があるだろう。
Q:いつHDMI 2.0コンプライアンス•テスト仕様が利用出来るようになりますか?
A:HDMI 2.0コンプライアンス•テスト仕様(CTS)は、2013年末前にリリースされる予定だ。
「IFA(国際コンシューマエレクトロニクス展)」に合わせての発表と思われるが、このタイミングではメーカーは秋の新製品を売り辛いだろう。HDMI 2.0の追加機能に興味なければこの秋はAV機器がお買い得価格で手に入るかもしれない。
メーカーがHDMI 2.0の実装テストが行えるのは年末からということで、実際に商品が発売されるのは早くても2014年春以降になると思われる。
現行の4Kバススルー対応AVアンプであれば4Kビデオを映すことに関しては問題無い様に思えるが、実際はどうなのか動作確認情報が欲しいところだ。これも2013年末前までは正式な互換テストが出来ないのだろうか。
32チャンネルオーディオの使い道に関してはBlu-ray Disc Associationから何か発表があるかもしれない。今しばらくHDMI 2.0情報からは目が離せなくなりそうだ。
【関連リンク】
『HDMI 2.0 Overview』
http://www.hdmi.org/manufacturer/hdmi_2_0/index.aspx
『FAQ for HDMI 2.0』
http://www.hdmi.org/manufacturer/hdmi_2_0/hdmi_2_0_faq.aspx#124
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