iPhone3Gでは処理速度が遅いのでブラウザーを使う気にはならなかったが4Sでは十分実用的で簡単な調べものならiPhoneで済ましてしまう。思い立ったらすぐに使える上に音声で検索キーワードを入力出来るのだから便利この上ない。今日の『サンデー大人天国!宮川賢のパカパカ行進曲!!』で彼女が反野内拓哉(そりのうちたくや)くんと駆け落ちしてしまったという恋愛失敗談を聞いたらつい検索してしまう。(爆)
無線ルーターはPCシャットダウンと同時に電源を切っていたが、今では常にオンでいつでも直ぐにiPhoneをネットに繋げるようにしている。さすがに3.5インチディスプレイでは画面が小さいので自宅用にタブレットでも購入しようかとさえ考え始めている。(笑)
12日(金)朝にマイクロソフトやインテル株が大幅安とのニュースを聞き、それも仕方ないと思えてしまうほど情報処理機器の主役はパソコンからスマホやタブレットに移っているのだと思う。
そんな時『山田祥平のRe:config.sys』に「リインカーネーション - PCは終わらない」というコラムが掲載された。”Intelの新プロセッサHaswellを搭載したUltrabookが登場すれば人々は再びPCに回帰していく。”と予想している。少し前の私ならこの意見に賛成しただろう。でも今はそうは思えなくなっている。
例えて言えば、ウォークマンが登場して人々がヘッドフォンステレオに満足している世界では、いくら高音質を唱っても殆どの人はコンポーネントステレオの世界には戻ってこない。マニア向けのニッチな機器になっているように、今後PCの一般消費者市場は縮小の一途で、既にオーディオ市場と同じになりつつあるのではないかと感じている。
コンテンツ生産にはキーボード必須と言われているが、それはビジネスの世界での話で、家庭での利用なら音声入力で十分になりつつあると思う。iPhoneで試しに利用して余りに実用的で驚いた。確かに音声認識をホストコンピューターで行っている為入力にラグがあり、今はキーボードの方が速いのは事実だ。しかし今後モバイル通信の高速化と音声認識処理技術の一層の向上で、パンチミスを考えたら音声の方が速いと言う時代もすぐに来そうだ。(笑)
タブレットにもなるHaswell Ultrabookは魅力的に思えるが、値段がアンドロイドタブレット並みにならないと一般消費者は選ばないだろう。それ以上の金額を払うにはその価値があると思わせる新たなユーザー体験を与えるか、持つ喜びを感じさせるデザインやブランド力が必要になってくる。
そのどちらに進化してもそれはPersonal Computerなのだろうか。OSがWindowsでインテル入ってるのがPCなのか?個人的に使う情報処理機器がパソコンか?コンテンツを制作するのに使うのがそうなのか?
もともとPCは大型ホストコンピューターの端末とは異なりオフラインで個人が自由に使えるコンピューターとして作られた物だった筈だ。しかし今はクラウド化が進みデータ保存ばかりではなく音声認識等の処理もデータセンターで行うようになっている。クライアントサーバ方式で使われるようになってPCの定義が変わりつつあることだけは確かなようだ。
【関連リンク】
『パソコン3兄弟大幅安 需要低迷が映す景気リスク』
http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXNASFL1207F_12042013000000
『リインカーネーション - PCは終わらない』
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20130412_595579.html
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