4. 14:00〜14:50 AKB0048 next stage
出演は女性司会者、佐藤すみれ(岸田美森/8代目篠田麻里子役)、石田晴香(東雲彼方役)、神田朱未(9代目 大島優子役)、河森正治総監督の4名だ。
司会者から「昨日最終回が放送されましたが皆さんご覧になりましたか?」との質問が出て、観客の中で手を上げた者は4分の1弱だった。かなり少ないと思ったが関東UHF系3局3/31(日)1時の放送では、この場にいる者はACEに向けて早寝優先だったのだろう。私は録画済みだと思っていたが、実はBS11は4/5(金)放送と帰宅してから気付いた。(笑)
第1期初回製造分全巻購入者対象連動特典として2013年に開催されたスペシャルイベントの映像が少し映されて、司会者から「このイベントに参加された方はいらっしゃいますか?」の問いに数名が手を挙げたように熱心なファンも参加していた。
最終回放送直後で裏話が聞けると期待していたところ、まず「Stage 26:NO NAME…」の上映となった。司会者が出演者に「ご覧になりましたか?」と尋ねたら佐藤さんが「実は今テレビが故障していて見られなかったんです」と告白した。司会者は皆さんと観ながらオーディオコメンタリーみたく色々語って下さいと言ったが、見始めたら全員熱心に見入ってしまい無言の鑑賞会となってしまった。(苦笑)
9代目 大島優子が異次元であっちゃんに会うシーンで佐藤さんが「あっちゃん大きい!」と声を上げたことに河森総監督が「精神体ですから大きさは色々変わります」と説明していたのが印象的だった。25分間の上映で他に大した話は出てこなかった。
石田さんが「同じ75期研究生ということで後になるほど東雲彼方と岸田美森のツーショットが増えていったのが嬉しかった。これは配慮して下さったのですか?」と尋ねると河森総監督は「そうです。」と答えた。『AKB0048』というアニメは制作中にリアルに影響されて変わっていく点が刺激的だったと語った。
例えば、河森総監督は「この涙を君に捧ぐ」はTVサイズしか聴いたことがなかったが、ある取材でフルコーラスと振付を見て最終回の劇中で採用することを決めて絵コンテを切り直したとのことだ。
このアニメは声優選抜を行い6人の新人声優を登用するなど普通では有り得ないことに挑戦した作品で企画から2年半関わってきたが無事最終回を迎えられたのも関係者とファンのお陰と河森総監督が締めくくりイベントは終了した。
『AKB0048』というアニメ作品はどう評価されているのだろう。「Stage 1:消せない夢」を見るとさすが岡田麿里女史の脚本だけあり掴みはOK!面白い作品になりそうだと期待させてくれた。
だが第2期まで見終ると設定が詰め込み過ぎ、しかも現実のAKB48のメンバーの名前を世襲させるものだからキャラクター設定に縛りが出来てしまいアニメならではの自由な話の展開が無く予定調和的にハッピーエンドと感じてしまう。
アイドルがDES軍と戦うと言う設定は無理があるだろう。ファンが親衛隊として戦う方が自然だと思うものの、それだと『マクロス』シリーズになってしまうので戦うアイドルにしたと推測する。そう言いながらキララパワーに関わる陰謀なども絡めるものだからAKB版『マクロスF』を見ている様な気になってしまう。
世襲制を設けなければもっと飛んだ話になったのではないか?TAFで見た『ガイナックス流アニメ作法〜人の群れがアニメを創る!〜』展示にあった企画立案に関わる多くの人達の思惑の説明を思い出す様な作品だ、というのが私の感想だ。
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