トレードセンター店長 厚木繁伸氏が担当した機器構成はスピーカー:JBL DD65000(480万)、パワーアンプ:First Watt SIT-1(110万)、プリアンプ:EMT JAP-66(400万)のセットとスピーカー:LINN KLIMAX 350A(500万)、プリアンプ/プレーヤー:LINN KLIMAX DSM(240万)のセット、共用プレーヤーはMarklevinson No512 (210万)、LINN LP12SYSTEM(290万)、LINN KLIMAX DS/K(220万)だ。
JBLの試聴曲は以下の通り。
1)「エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド,ルイ・アームストロング」より「8. アラバマに星落ちて」
2)「イン・ヨーロッパ VOL.1/エリック・ドルフィー」より「3. ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」
3)LP「ハイドン」(曲目不明)
3曲目のクラシックはLPのA/B面指示間違いによりMCで紹介したコンチェルトとは違うハイドンの曲が掛かると言うミスがあった。厚木氏は5分ほど経って気付いたもののよく聴く好きな曲だったのでそのまま最後まで掛けたと弁明していた。
DD65000はリスニングエリアが広いのが印象的だ。他のスピーカー達がタイトな低音を聴かせるのに対して程良く柔らかな低音を豊かに響かせてくれるのでゆったりと音楽が楽しめる。
LINNの試聴曲は以下の通り。
1) デューク・エリントン(曲目不明)
2)SACD「ジャン・シベリウス/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン」より「6.交響詩フィンランディア作品26」
3)「五嶋みどり-アニヴァーサリー・アルバム」より「7. タベの歌op.15-1(エルガー)」
リンのシステムは5ウェイマルチアンプシステムを搭載したアクティブスピーカーとDS/プリのKLIMAX DSMの2点というシンプルな構成を狙ったとのこと。KLIMAX DSMに関してはHDMI内蔵やプリとの一体化で音質面でのマイナス点を心配していたが音を聴けば杞憂と分かった。他のハイエンドシステムにまったく引けを取らない素晴らしい音楽を聴かせてくれる。KLIMAX 350Aは低音がしっかり沈みスケール感のある私好みの音だった。厚木氏も言っていた通り「フィンランディア」では演奏が終わった瞬間に拍手したいと思うほど演奏の熱気を感じさせてくれた。
ダイナ5555 東登氏が担当した機器構成はスピーカー:JZELLATON GRAND 75 Years Edition(400万)、パワーアンプ:Burmester 911mk3 (280万) x2、プリアンプ:Burmester 077 (370万)、プレーヤー:Burmester 069 (580万)のセットとJoseph Audio Pearl 2(380万)、パワーアンプ:LUXMAN M-800A (100万) x2、プリアンプ:LUXMAN C-800F (100万)、プレーヤー:LUXMAN D-08 (95万)のセット、共用プレーヤーはDr.Feickert Analogue Firebird (130万)だ。M-800AはBTL接続でモノラルアンプとして2台使用している。
ZELLATONの試聴曲は以下の通り。
1)(曲目不明)女性ボーカルとピアノ曲
2)「ザンフィルのLP」より「想い出づくり」
3)「アルペジョーネ・ソナタ/ゲリー・カー〜神技のコントラバス」より「2. アルペジョーネ・ソナタ 第2楽章:アダージョ」
4)「トーキング・バウト・ユー/ダイアン・シューア」のアルバムより「2. ファニー(バット・アイ・スティル・ラヴ・ユー)」
ZELLATON GRANDは楽器が綺麗に分離して定位するスピーカーだ。
Josephの試聴曲は以下の通り。
1)「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」より「2. 運命の闘い」
2)「Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005/クリーム」より「11. Stormy Monday」
3)(曲目不明)1986年発売
Josephは混成コーラスからロックまで幅広い音楽を魅力的に聴かせてくれた。
このパートではLINN KLIMAX DSMの実力を確認出来たのが収穫だった。値下げされたこともありDS+プリアンプでこの音質ならAKURATE DSMも期待して良さそうだ。
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