編集方針はミュージシャンにオーディオを体験してもらいそれを記事にするというもので、マニアには物足りない内容だが切り口がなかなか面白い。私的に読んで興味深かった記事は以下の通り。
P10:ハイレゾ・ファイル最前線Interview
ミュージシャンにはハイレゾ音源は”聴こえすぎてしまう”と意外や好まれていない点が興味深い。”「音が派手めに聴こえるほうが好きだという方もいるかもいるかもしれません。特に若い人は」(林田)”というのは商業主義的な観点だと感じた。
P16:音楽はスピーカーで聴こう!〜特別付録のUSB DAC付デジタルパワーアンプ 徹底使いこなし術 第1回
“音楽はスピーカーで聴こう!”という提案に賛成。ヘッドフォンに興味を持ったリスナーたちをどう次のステップへ進ませるかが大切なのでこういった特集が大切だ。こういった地道な啓蒙活動が次のオーディオファンを育てることになるのだろう。ただ残念なのはそういったちょっとオーディオに興味がある人達がこの雑誌を書店で見掛る前に売り切れていることだ。(苦笑)
実売価格10万円以下のスピーカーとしてイクリプスTD508MK3、フォステクスGX100MA、KEF Q300、B&W685等10機種が取り上げられている。
P40:インターネットで始める、甘い音楽生活
パソコンを音源として3つの再生スタイルを紹介している。イクリプスTD307MK2A、キャロットワンERNESTOLO、クリプトンKS-1HQM、ニューフォースIcon uDAC2等が取り上げられている。
P68:SHANTIがリンKIKO DSMシステムを体験!
小原由夫さんのナビゲートでSHANTIがKIKO DSMを試聴している。リビングオーディオ的な構成だが37.8万という価格とPCやNASが必要ということで売るのはなかなか難しそうに感じる。まずはDS/DSMが欲しいが手が届かない層と既存ユーザーのセカンドシステム向けという販売戦略を取るのだろうか?
P72:いま話題のDSDネイティヴ再生に挑戦!
小原由夫さんがフォステクスHP-A8導入経緯を書いている。
P84:「1万円台」ヘッドフォンベストバイ!!全71機種完全リポート
テスター5名が71機種を全部試聴するという力技の特集だ。(汗) JVC HA-MX10、オーディオテクニカATH-A700X、ソニーMDR-CD900ST等を取り上げている。1万円台だけでこんなに多くのブランドと機種があるのかと驚かされる。
P120:192kHz/24ビットWAV・FLACに加えDSDも楽しめる高品位ミュージックプレーヤー登場!
8/30(木)発売のアイバッソオーディオHDP-R10(約8.8万)を紹介している。厚さが27.5mmというのは気になるがDACやアナログ出力部は奢っていて音質的には期待出来そうだ。
P148:中森明菜ベスト盤「Best Collection」〜LOVE SONGS & POP SONGSリミックスの秘密
“ファイナル・ミックスは96kHz/24ビットで保存したので、将来的にはCDと異なるメディアやハイレゾ配信にも対応できます。”とのこと。さすがに「AKINA BOX」を買うほどのファンではなかったのでまずはベスト盤SA-CDを揃えてみようか。
デジファイを初めて読んだが、第一印象は紙質の良い雑誌だということ。次に広告がしっかり載っていて(株)ステレオサウンドの営業さん仕事頑張っているなあと感心して、最後は(株)ステレオサウンドの雑誌なのに実売価格10万円以下のスピーカーとか1万円台ヘッドフォンと庶民的な価格帯を扱っているのに驚いた。一瞬目を疑い発行所を確認してしまった。(笑)
これでやっと「Zonotone 6N USB 2.0 for HiVi ケーブル」の使い道が見つかった。3連休には試聴する時間を取りたいと思う。
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