放送機器とは縁の無い仕事だったので「一般(General)」として参加してみた。昨年は「一般User」はピンクのパスケースと同じ業種扱いだったが、今年は「ユーザー」はピンクで「一般」はLight Buleと分けられている。
11/15(水)11時過ぎに会場に着いたらビジネスマン/ウーマンばかりだけではなく、私服でピンクのパスを首から下げている人は多少いるが水色は殆ど見掛けない。まあプロ向けの展示会だから当然だ。
まずざっと会場を一周してみようとホール1から6まで歩き回った。超会議やTGSより空いているが通路で会社の関係者が名刺交換や挨拶しているし、人の流れを制御する人もいないからとにかく歩き辛い。社会人のモラルに任せるとこの状態かと諦めるしかない。
富士フイルム、パナソニックコネクト、アマゾンAWS、東芝グループ、キヤノン、デルと見て行き気になるセミナータイムテーブルをチェックしていく。
【4101:デル・テクノロジーズ】
11:30〜11:45「株式会社カラー様事例で学ぶ デル・テクノロジーズで実現する新世紀のクリエイティブインフラ」
シン・エヴァ制作時に映像の高解像度化によるデータ増量と映像素材の多様化によるファイル数の増加によりNASが乱立したがそれをデルのパワースケールで解決した。
アニメ制作による人員増とPC増、また終了後の廃棄のコストを仮装基盤VDIにより解決したと言う話を15分という短時間で手短に聞かせてくれた。「シン・エヴァは完成し大ヒットして庵野監督ニッコリ」で締めつつ、次はクリエイティブワークステーションの仮想化、アドビアプリの利用を検討するそうだ。
【NANLITE】
12:00〜12:45「FC-500BとPavoSlimで実現するスタジオライティング」
ライティングによるビデオ撮影テクニックセミナーを行っていたので興味深く参加した。
【5212:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】
14:00〜14:40「グラミー賞受賞歴を持つエンジニアDavid Rideau氏のDolby Atomos Musicミキシングセミナー」講師:オタリテック(株)/PMC David Rideau氏。
PMCモニタースピーカーの紹介とドルビーアトモスミュージックのデモとしてマイルス・デイビス、ジャネット・ジャクソン、「A Hard Working Man/Avila Brothers(feat. Billy Ray Cyrus & Snoop Dogg)」等を試聴した。最近の楽曲だと派手に音を配置しているのに驚かされるミックスだ。
【6406:NHK/JEITA】
BS4K/8KのPRや昨年と同様に「MPEG-H 3D Audioを用いた制作・配信の一体的サービス展開」の展示があった。
【イベントホール】
X-SpeakerというPAスピーカーの試聴会を行っており、まるでイベントスタッフになった気分でPAの裏側に回って確認することも出来て大変興味深く面白い体験だった。
【KN-153音響部門基調講演】
「新しい音創りへのチャレンジ!2023」
パネリスト4名のうち1名は「攻殻機動隊 SAC_2045」のドルビーアトモスサラウンドを制作した人だった。ネットフリックスで配信された作品を編集して劇場版としたがせっかくのアトモス版なのに劇場は5.1chのみの公開だそうだ。
講演終了後は17:31武蔵野線直通で帰ろうと早めに会場を出た。一般人だと名刺は無いしアンケート内容にもまともに答えられる選択肢がないから記入出来ず何ももらえないのは仕方ない、と思った1日だった。(^_^;;
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