雑誌記事では特にバンディングノイズ低減に効くとの話だがVPL-VW500ESのHDMI 2.0はYCbCr (4:2:0)のみ対応なのでBZT9600のYCbCr (4:2:2)出力に対応出来ない。カラースペースYCbCr (4:2:0)でどの程度画質に差が出るのだろうか?
MGVC ON/OFFは「初期設定/HDMI接続/HDMIカラースペース」で行う。YCbCr (MGVCオート)とRGB(スタンダード)を切り替えて視聴した。
「009 RE:CYBORG」を比較試聴した場合、スクリーン内の個々の色表現に関して差は少ない様に感じる。Wikiに”人間の目は色の変化よりも明るさの変化に敏感”という説明があるが、それを実感する結果だ。
ところがスクリーンに映し出された映像全体から受ける印象はかなり違い、冒頭の摩天楼のビル群がMGVC ONだと実に立体的に見える。「ショート・ピース」の「九十九」でも同様でこちらも主人公に立体感が出てくるし、傘の色彩も鮮やかだ。MGVC効果は個々の部分で見ると差は分かり難いが、画面全体の色乗りは良く確かに高画質と言える。
これを見てしまうとMGVC ONで視聴しないと損と感じる。Ultra HD Blu-rayになればこのカラースペースで映像は収録され、HDRにも対応しているのであれば3Dは不要と判断されたのも理解出来る気がする。
益々UHDBDの正式発表が楽しみだ。
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