本誌は通勤電車内で読むこととして、まず『究極のオーディオチェックCD 2015』を聴いてみた。26トラック66:11あるその内容は次の通りだ。
■チェック信号編
チェック信号が1〜5トラックに収録されているのでボリュームを低めにした。トラック5の「サイン波スゥーブ」は20Hzから20kHzまで徐々に周波数が上がっていくので、何かUFOが上昇していくのを聞いている様な気分になった。(笑)
■邦楽編
6〜11トラックに尺八、琵琶の演奏が収録されている。歌も入っているので聴き慣れた人の声をチェック出来るので役立つ。弦を弾く音が鋭く、11トラックでは演奏者の息遣いも収録されていて生々しい。
■西洋音楽編
12〜17トラックにクラシックギターとオルガンの演奏が収録されている。18〜19トラックは合唱でホールの響きが味わえる。
■民俗音楽編
20〜25トラックにヴォーカルとパーカッションの演奏が収録されている。ブルガリア民謡とのことだがパーカッションが入るとアフリカっぽい雰囲気だ。(笑)
■ボーナストラック
26トラックにはヴォーカル・アンサンブルの『オルランド・ディ・ラッソ』が4:50収録されている。
聴き終り『徹底解説』を読むと制作のメインテーマは”声”とのこと。ヴォーカルが多い理由が納得出来た。2014のワンポイント・ステレオ録音からマイクアレンジをマルチマイク方式としてマスタリングで残響成分のミックス等を行っているので市販のCDに近いステレオイメージが味わえる。1枚の音楽CDとしても楽しみ易くなった。
東京電機大学理工学部の半無響室や川口リリア音楽ホールでの収録と手間が掛かっており付録として贅沢な内容だ。2014と2015でほぼ楽器は網羅してしまったし2016はどんな内容にするのか生形氏が悩みそうだ。(汗)
なお制作にあたりモニタースピーカーはイクリプスTD-M1を使用したとのことで表紙裏や裏表紙の広告はECLIPSEのみ。別冊付録となったのは富士通テンの広告費のお陰だろう。(笑)
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