音楽と映像の日々

10/19(日)『オーディオ・ホームシアター展2014』の帰りにHiVi11月号を購入した。相変わらずパズドラのスタミナ消化に忙しくなかなか読書時間が取れず取り上げるのがこの時期となった。私的に興味深かった記事は以下の通りだ。

P29：秋の新製品速報 vol.2
　テクニクスR1シリーズ、パナソニックDMR-BRZ2000、ヤマハBD-A1040等が取り上げられている。パナのBDレコーダーは2014年冬モデルから型番を一新。「外からどこでもスマホで視聴」「USBハードディスクSeeQVault規格対応」といった新機能はあるが型番を変える程には思えない。3D対応を意味する“T”を外して4Kに注力するという意思表示なのだろうか。

P47：実践、ドルビーアトモスホーム
　『トランスフォーマー/ロストエイジ』『ネイチャー』の視聴から「DIYでドルビーアトモス」、「デノンAVR-X4100Wの開発現場を直撃」といった興味深い記事が続く。

ケンブリッジオーディオMin11をダウンライト用レールに吊るす工作と、オンキヨーD-309Mを突っ張りポール棚板で天吊りにする工作をレポートしている。天井照明として吊り下げ型があるのだから一般家庭用の天井でも1kg強の物はぶら下げても問題ない筈。ドルビーアトモス・トップスピーカー用に最適な1kg前後のサテライトスピーカーがないものかと検索したらカーオーディオ用に色々ある。(汗)

AV用途ではケンブリッジオーディオMin21でも0.85kgしかない。他にBOSE AM-10 IVのDirect/Reflecting スピーカーは1本1.1kgで別売りアクセサリーとして天井吊り・壁掛けブラケットもある。これを単体で販売してくれたらトップスピーカーとして使えそうだ。

P60には「ドルビーアトモスの好ましい再生方法のまとめ」があり参考になる。またKEFからもR50というイネーブルドスピーカーが発売されるそうだ。デノンからはフラグシップAVアンプが近日中発表予定らしい。

P100：秋の新製品　速攻レビュー
　パイオニアBDP-LX88試作機のレビューが掲載されているが画質面ではライバルモデルに至らない所があるとなかなか厳しい評価、音質面は高品位とのことなので製品版のレビューに期待だ。

P120：いい音で聴け！
　アップルジャパンからMac4モデル（MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac Pro）を借用してプレーヤーとしての比較試聴をしている。これが「2014東京インターナショナルオーディオショウ」の和田氏の話の元ネタかと納得する内容だった。

P146：声の魅力が満開！松田聖子のSACD
　さすがプロのレビュー、語彙の豊富さと音楽知識に感服する。そういえば「ユートピア」「SUPREME」の予約が始まったので早速申し込んでおこう。

P148：パイオニアAV事業とオンキヨーの経営統合、その意味を探る
　私が14/06/26のブログで話題にした経営統合のニュースだ。麻倉先生がビクター／ケンウッドとデノン／マランツの前例を参考にパイオニア／オンキヨーの行く末を占っている。

デノン／マランツが上手くいっているのは両社がそれぞれDALIとB&Wという有力海外ブランドを持っており、それが業績を補いブランドを補完しているからだろう。そう考えるとこの2社の統合が前向きな成果を出せるのかちょっと心配になる。(汗)

他にP7にはソニーVPL-VW300ESは日本では発売されない、2014年冬のJVCプロジェクターの新製品はなさそうとの話が掲載されておりこの冬はAVアンプだけが活況となりそうだ。

もっとも『GODZILLA』(2014年ハリウッド版)はドルビーアトモス音声未収録とソフト面が追い付いていない。これはアトモス音声を収録する為には追加制作コストは掛かるのに販売価格に反映出来ない現状はメーカーにメリットがないからだろう。発表されたアトモスソフトが予想を上回るセールスを記録すれば次々と発売されるようになるだろうが、逆に売れなければ一向にソフトは増えずAVアンプも売れないと言う負のスパイラルに陥ってしまいそうだ。(冷汗)