P006:1981年のナイアガラ
1981/3/21発売大滝詠一「A LONG VACATION」を当時のサウンドで楽しむ為わざわざSONY STEREO MUSICAN CFS-11Pと「A LONG VACATION」ミュージックカセットをネットオークションで購入して書いた記事だ。そのこだわりに感心すると同時に幾らで落としたのかそれが気になる。
P016:1986年の”798”
1986年のオーディオブームの時に定価79,800円で発売されたSONY TA-F333ESX、SANSUI AU-D607X DECADE、AU-α607、ONKYO A-817RX II、YAMAHA AX-900、ALPINE/LUXMAN LV-103、KENWOOD KA-990EX、Techincs SU-V7X、VICTOR AX-S900をネットオークションで手に入れて試聴している。
その他marantz PM-74D、DeNON PMA-700V、NEC A-700というモデルも掲載されている。この頃からハイファイビデオやLDの影響で映像端子を備え始めているのでAVアンプの祖先もこの頃誕生したようだ。
当時の話として”100台持ってきて””この798モデルは当時月刊1万台クラスの販売実績”といった景気の良い数字を聞くと本当に一大産業だったのだと驚かされる。この需要がバブル崩壊で消えたと言うのは驚きだ。
山水のツイン・ダイヤモンド・バランスドライブ回路、ビクターのGmサーキット、ダイナミック・スーパーA、テクニクスのニュークラスA、パイオニアのノンスイッチングアンプといった懐かしい回路名や可変バイアス方式開発競争を思い出し、「あったあった」と頷きつつ読んでしまった。(笑)
長岡 鉄男氏が「同じ値段、同じ性能だったら重い方を選ぶ」みたいなことを書いていたことが今も強く記憶に残っている。聴いたことはないけど私もソニーのGシャーシに関して好意的だった。(汗)
P054:サンスイのアンプを鳴らし続けるために
サンスイの技術者3名が立ち上げたAQUA-AUDIOLAB.の活動をレポートしている。Wikipediaによると1986年年頃には経営は悪化していたようで結局サンスイのアンプの音は聴けないままだ。
P056:[名機礼賛] Accuphase T-100
レポートの最後を締めくくる一文”そう、あのころはFM放送が楽しかった。電波に夢と感動が乗って、縦横無尽に日本の空を飛びまわっていた時代。”これを読んで危うく涙が零れそうになった。
本当にあの時代は良い音楽に飢えていて無料でステレオ音源が手に入るFM放送がオアシスの様だった。1988年開局のJ-WAVEにより音楽が雨水の様に垂れ流しされるようになってしまったが…。(苦笑)
P063:下町浅草に出現したラジカセ博物館
ラジカセマイスター・松崎順一氏のコレクションを雷門通りの黒澤ビル2階で期間限定8/31(日)まで公開中だと言う。館長イチオシはSONY FX-300、マイスターイチオシはSONY CF-1980 Mark.IIとのこと。見学に行きたいが浅草に行く予定がないのでついでに寄れないのが残念だ。
P076:[カセットテープ名鑑] That's SUONO
ザッツ(太陽誘電)はカセットテープ参入が後発だったため使った記憶は無い。SUONOに関してはそのデザインは覚えているが人気ブランドだったかは不明だ。その太陽誘電が1989年にCD-Rを発売してカセットテープ需要にダメージを与えたのだから皮肉なものだ。
P118:[ブランドストーリー] marantz
この記事を見てマランツのチューナーの同調ダイヤルが横方向になっていたことやオシロスコープが内蔵されていたこと思い出した。山水電気同様マランツも何回か親会社が変わっているが今もオーディオメーカーとして生き残っている。何が明暗を分けたのだろうか。新しい経営陣の才覚の差なのだろうか。
編集後記によると「Vol.3は11月頃だしたいなあ」とのことだ。ナカミチのカセットデッキ「ドラゴン」を募集しているので次号も期待大だ。
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