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2023年09月23日

『The Mirror Crack'd (1980)』★Movies & TV series 2023(78)★

『The Mirror Crack'd (1980)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


アガサ・クリスティーの小説の映画化。けっこうおもしろかった。犯人はすぐにわかったけどね。
真犯人が最後、自殺してしまう展開。

ストーリーの舞台年代は、1953年のイギリスの田舎町。
ミス・マープルの住む片田舎セント・メアリ・ミードは、いつもの静けさが嘘のように賑わっていた。久しぶりに映画に復帰する往年の大女優マリーナ・クレッグや、映画監督である夫のジェイソン・ラッドら、ハリウッドの撮影隊がゴシントン荘に長期滞在し、大作映画「スコットランドの女王メアリー」の撮影が行われるのである。

ゴシントン荘ではマリーナがホステスとなって村の人々を招待し、盛大な交歓パーティーが催されようとしていた。ミス・マープルもパーティーに参加しようと出かけたはいいが、怪我をして、やむなく帰宅。

そんな中、今回の映画のプロデューサー、マーティ・N・フェンが妻である女優ローラ・ブルースターを伴って現れた。マリーナとローラは犬猿の仲であり、二人の共演はトラブルを引き起こすと懸念されていた!そしてパーティーの真っ最中、戦時中にマリーナの慰問公演を見て感動したという村の女性、ヘザー・バブコックが突然倒れ、急死してしまう!!

パーティーで手伝いをしていたミス・マープルの家政婦チェリーによると、ローラらが現れた際、ヘザーはマリーナに一方的に退屈な思い出話をまくしたてており、その時なぜか急にマリーナは、階段に飾られた聖母子像を見つめて「凍りついて」いたという。この時、マープルは呪いにかかった「シャーロット姫」の詩を暗唱する。検死の結果、ヘザーの死因はカクテルに混入された毒によるものと判明。しかもその毒入りのカクテルは、ジェイソンが作り、もともとマリーナが飲むはずのものだったこともわかった。

途中で、真相がわかってしまったけど、どんでん返しは、まあまあ面白かったね。
マリーナが犯人って、わかってたわ。ちゃんと動機もあった。
悪気がなかったとはいえ、ヘザー・バブコックの行動って、有名人や芸能人にとっては、命とりだよね。
触るどころか、キスまでするなんて。これ今の時代でもいえるけど、ファンとの距離はマジで考えた方がいい。安全性の理由からもね。私は好きな俳優がいても、追っかけするほど好きな人っていないので、追っかけの気持ちなんかわからないけどさ。それに私は、潔癖症だから人混みにいくのも嫌だし知らない人が近寄ってくるのも嫌だし。でも、触りたがる人、キスしたがる人って、男女問わずいるから、芸能人は色んなファンを抱えているから、ファンとの距離は考えた方がいいよね。

2023年09月18日

『The Witness for the Prosecution (2016)』★Movies & TV series 2023(77)★

『The Witness for the Prosecution (2016)』

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<個人的な評価:10点中9.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


ストーリーは、勅選弁護士ウィルフリッド・ロバーツが、純朴な青年レナード・ボールの弁護をすることになる話。
彼は、金持ちの夫人の愛人で、その夫人を撲殺した容疑で逮捕され、直接証拠は無いものの、状況証拠やその家の家政婦の証言などは明らかに彼が犯人であると指し示していた。更には被害者が生前レナードが妻を持っていることに気づかず、死んだ場合はレナードに全財産を譲るという内容の遺言書を書いていたため、金銭目的なら動機も十分にあった
弁護には難題な案件だったものの、弁護士ロバーツは事件当時のアリバイを証言できる彼の妻ロメインを証人として彼の無実を勝ち取ろうとする。

このレナードって青年が、本当に容姿端麗で、綺麗な目をしていて、純粋な好青年なんだよね。私も騙されたよ。Gossip Girlに出てくるNateのような、純粋そうな美青年で、Nateと同じように年上を含む全ての女性に好かれるタイプで、年上の男性からも好青年扱いされる。まさか、中身は腹黒だったとは。
戦後を生き抜いて、必死に仕事を探していて、妻と慎ましく暮らしている。そんな印象だったんだけど。
私も、まんまと騙されたわ。
この美青年のレナードは、妻がいながらも知り合いになった、富豪の夫人の愛人になるんだけど、レナードから、誘惑したのではなく、夫人の方から誘ったんだよね。だから、レナードは、金持ちの女性に飼われているだけの可哀相な人で、本当は純粋に仕事を探しているだけなんだ...と私も思った。私も美青年には、甘いからね。まんまと騙された!!!!これ、騙されたのは、老弁護士のロバーツもそうなんだよ。
ロバーツは、レナードと、自分の死んだ息子を重なていた。
だから、まんまと、レナードの罠にはまっていった。

これは、アガサ・クリスティーの最高傑作といわれてもおかしくない。本当に傑作だった。
それを、映像化したのも凄い。私も騙された。これこそが、どんでん返しだろう。
殺したのは、私もずっと、メイドだろうなと思ってた。
ロメインが、一世一代の大演技で、夫の無罪を勝ち取ろうとしたのかなと予想はしてたけど、まさか、レナード&ロメイン夫妻は、すでに裏で画策していて、レナードの方も演技をしていたとは!!!!!
最後のどんでん返しで、犯人は、はじめっから、レナードだったというオチと、メイドは本当に無罪で、無実の罪で処刑されてしまったという、そして、真相を知った弁護士ロバーツは、自殺してしまうという。暗いエンディングだったな。しかし、殺人を犯したとはいえ、戦争を経験して、必死に生きてきたのは、レナード&ロメインもそうだから、戦後という事もあって、この二人にも、同情をしてしまうんだよね。だから嫌いになれないというか、全てを知ったあとも、せめて幸せになってほしいと願うんだが、このドラマでは、そのまま逃げ切るんだけど、アガサ・クリスティーの戯曲化では、レナードという男はクズで、妻のロメインも裏切って、最後は、そのロメインに刺殺されるんだよね。ドラマでは、レナード&ロメインは、ハッピーエンドで、完全犯罪で逃げ切ったけど。

法廷ミステリーの中では、私の中でも、最高傑作だろうね。鳥肌がたった。
当時の背景や偏見もうまく醸し出している。
「本当の事をいっても、信じてもらえない」から、それを利用して、レナードの無罪を勝ち取ったロメイン。
実際に、ロメインが法廷で、話したのは、全て本当の事だった。
あえて本当の事を話を話した。レナードが、殺したってね。全て真実だったとは。
まんまと騙された!!

2023年09月16日

2023年の映画感想(15)★『A Haunting in Venice (2023)』

2023年の映画感想(15)★

『A Haunting in Venice (2023)』

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<個人的な評価:10点中9点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり



今日はレイトショーで観れた!映画館は久々だ。今年にはいって、15本目の映画館。
私は、家でマイペースに、リラックスしながら、気楽にドラマやひと昔前の映画などの配信を観るのが好きだから、映画館には、めったに足を運ばないかもしれない。でも、まわりの友達よりは、映画館に行っている方かな。

この映画は、前から楽しみにしてた。ハロウィーンを1.5か月後に控えて、少しミステリアスな雰囲気に漂いたい
まあ面白かった!舞台が良い!雰囲気が良い!キャスティングは良い!ストーリーも深い!
ベネチアの古い屋敷って独特だよね。NYのタウンハウスのように建物に挟まれた街の中にあるのに中は広々として天井が高い点では似てるけど、華やかなタウンハウスとはまた違った独特な隠れ家的な暗いミステリアスな雰囲気があって好き

原作は読んでないから、犯人を知らなかったのもあって、犯人当てを楽しんだ。
当たった。切なかったな。母親か男の子かな〜と予想してたけど、やっぱり母親だなと思ったら、本当に母親が犯人だった。
ちなみに、豪華キャストだったし、イケメンもいた!!
最近は、ポリコレがいきすぎて、そこらへんにいる一般人の方が、はるかに見た目が良いと思えるような、微妙なキャスティングの作品も増えた(特にドラマ)けど、やっぱり、映画は、華やかなキャスティングがいいよな。私が大好きな女優、ミシェル・ヨーも、霊能者として出てた!雰囲気はよかったのに、インチキだったけどね。しかも死んでしまって残念。彼女がつけてたマスク、ミステリアスで印象的で好き。暗い中でみたら、かなりホラーだけど。

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さて、今作は、映画『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続く、アガサ・クリスティ原作、ケネス・ブラナー監督・主演で贈る「名探偵ポアロ」シリーズの最新作だ!
日本語のタイトルは『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』



原作は、アガサ・クリスティ作品の中でも“隠れた名作”と呼ばれる『ハロウィーン・パーティ』。
原作から、少しアレンジを加えている。
アガサ・クリスティーの中では、かなりホラー色がする内容だろう。
『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』と比べたら、ホラー色は強い。
もちろん、ちゃんとトリックは存在するし、人間の犯人なんだが、幻覚剤やトリックだけでは説明できないような現象もおきている。

舞台は、イタリアの水上都市ベネチア。
ベネチアが舞台のミステリーは、すっごく興味があるので、要チェックしてた。
同じくベネチアが舞台のミステリー『Veneciafrenia (2023)』とは大違いだ。あれは、個人的には、微妙で期待外れだったな。主人公チームに魅力がなかったからな。
それに比べ、今作は、キャラ達に、個性と魅力がある。

<内容>
幻想的で美しい水上の迷宮都市ベネチア。
流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという古い屋敷での降霊会に参加する。
この屋敷の雰囲気が凄く良い。
しかし、降霊会のあとで、なんと、霊媒師が無残な姿で殺害されてしまった。
そして、過去に、館の美しい女主の、娘を殺したのは誰なのか
犯人は、人間なのか、それとも亡霊なのか。
犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロ!

真相は、切なかったな。
あの母親は精神的な病気だね。確か、代理ミュンヒハウゼン症候群?だったかな。
一見、子供想いの健気な母親だけど、実際は、かなり病んでた。これこそ、毒親。
私は、毒親という言葉は嫌いだけど、(自分が恵まれていると知らない甘やかされた図々しいクソガキが使ってる言葉だから)、この母親は、まさに毒母。娘に毒をもって弱らせてコントロールして看病してたからね。
その大切は娘が、死んだとしると、ベランダから投げ捨てるんだから、相当、腐っている。
愛ゆえに、毒を盛ったのか?と思ったが、死んだとたんに、体に傷をつけて、ベランダに投げ捨てるとか、娘の扱いが、ひどすぎるからな。証拠隠滅までしているあたり、娘を愛していたというより、自分を愛しているナルシストなのでは、と思ったが、ああいうサイコ気質がある特殊な精神病の人の行動力は私には理解できなくて当たり前だろう。

あの男の子も、ちょっとサイコ臭がするから、実は犯人かなと思ったが、父親想いの良い少年だった。切なすぎる。アガサ・クリスティーの作品で、子供が犯人の作品があるから。
もしかして、今作も?と思ったが、今作では、母親が犯人だった。

最後は、父親を失った男の子も含めて、恵まれない人たちにとっては、ハッピーエンドで、スッキリする終わり方だった。あの男の子の面倒をちゃんとみてくれる優しい人がいてよかった



2023年09月15日

『Evil Under the Sun (1982)』★Movies & TV series 2023(76)★

『Evil Under the Sun (1982)』

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<個人的な評価:10点中8点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり


昨日、映画館で最新作『A Haunting in Venice (2023)』を観たから、ポアロシリーズにはまって、今度はU-NEXTの配信で、古い作品だけど、『Evil Under the Sun (1982)』を観た。
『ナイル川殺人事件』と少し似た展開だけど、面白かったな。

死んだ女が、嫌な奴だったので、まったく同情しなかったけど、すごく嫌われてた女だったから、全員に動機はあった。
舞台は地中海の小島の高級リゾートホテル。
有名な女優(嫌な女)が殺害される。
容疑者には全員に動機があり、そして全員にアリバイがあった!


物語の発端は、ポアロが、友人で富豪のホレス卿からダイヤ盗難事件の調査を依頼されて地中海の小島の高級リゾートホテルへ行くところから始まる。

ホレス卿は女優のアリーナと婚約して大粒のダイヤを贈ったが、アリーナはクズなので、すぐに他のさらに大富豪の男と結婚してしまった。ホレス卿は、ダイヤを取り戻そうとするが、模造品にすり替わっていたという。ストーリーの最後に、ホレス卿は、ダイヤを取り戻せてよかったね。
犯人は、詐欺夫婦だったか。まあ、予想はついてたけどね。
アリーナは自業自得だし、既婚の身で、また人様の夫を略奪しようとしたのが悪いし、ざまあみろな展開だな。その愛人は、実は妻と共謀してて、アリーナの財産とダイヤを狙う予定だったわけだし。
命まで奪われてしまったな。まあ、ざまあみろ!という感想しかない。
アリーナは嫌な女だから、死んだ事で、アリーナの夫と、継娘も、もっと平穏な日々が過ごせるだろう。
アリーナを殺害した詐欺夫婦は、他の殺人も犯してたので、捕まったけどね。

登場人物

★ エルキュール・ポアロ 
ベルギーの有名私立探偵

★ダフネ・カースル
アイランドリゾートのオーナー
あのハリーポッターのマクゴナガル先生を演じてたマギー・スミスの若い頃だ!!


★アリーナ・マーシャル
有名な女優だが、高飛車で男好きで性悪。継子にも意地悪をしている。

★クリスティン・レッドファン
パトリックの内気な妻.....を演じているだけだが、実はパトリックとともに詐欺夫婦。夫婦仲は良好。

★パトリック・レッドファン
ハンサムな若い男。妻がいながらも、アリーナの愛人。正体は、妻クリスティンとともに詐欺夫婦で、アリーナを殺害した真犯人。妻クリスティンの事は、本当は愛しているようだ。

★オデル・ガードナー
ニューヨークの演劇プロデューサー

★マイラ・ガードナー
ニューヨークの演劇プロデューサーでオーデルの妻

★ホレス・ブラット卿
富豪の実業家で、アリーナの元婚約者。ダイヤを送った。

★ケネス・マーシャル
アリーナの夫で、大富豪。

★リンダ・マーシャル
ケネスの10代の連れ子。意地悪な継母アリーナを嫌悪している。



2023年09月12日

『Nerve (2016)』★Movies & TV series 2023(75)★

『Nerve (2016)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



今時のポリコレ映画には大幅に減ったけど、主演の白人男女が、かなりの美男美女というのがいいね。ホラーコメディードラマ「Scream Queens」 のEmma Roberts が主人公だし。
舞台がニューヨーク、マンハッタンなのもスリル満点。

タイトルにある「Nerve」はこの映画に出てくるゲーム。

引っ込み思案な女子高生ヴィーがある日、ナーヴというゲームを始めるストーリー。SNSと同じく注目を浴びたいという欲求を利用したゲームから次第に抜け出せなくなり、事態は命に関わる大事に発展してしまう。


つか、辞退するのもありなんだから嫌なら辞退すればよかったのに、今更、警察に通報しようとした後出し感が、抜け出せなくなった原因だよね。変な正義心で密告しようとしなければ、辞退だけすれば、何も起きなかった。ゲームは消えないし他にも参加する人は出てくるけど、私だったら、他人が自己責任で参加して死のうがどうか関係ない。人口増加の世界の中、他人がバカなことをして死のうが自業自得だし、バカが世界から一匹減ってむしろ良い。ノリノリだった癖に、変な正義心で密告しようとしたから主人公達は、ルール違反で罰せられたんだよね。

他の映画にあるような強制参加の脱出ゲームではないし。このゲームはむしろ「自己責任」。かなりテンポはいいし、わかりやすい内容で面白いけど、強制ではなく、自分の意志で参加したり離脱したりできる点では、恐怖ポイントは低い。でも自らの意思で、金の為に、注目の為に、危険なことをする若者たちの行動を見てるいう意味では、臨場感はある映画だ。

最後はハッピーエンドで結局、死人は出なかったね。

あのゲームの主催者は誰なんだろうか。

主催者側というより、視聴者や参加してる人かな。

匿名で人が危険な事をしているのを視聴してる人達。匿名性の過激性と危険性を、「Nerve」というゲームを通して、テーマにしている作品だった。

このゲームは、ツールでしかない。

ツイッターのような。

それを利用している一般人達が危険なものにしたんだろう。

匿名だったら人は残酷にもなれる。


2023年09月10日

『The Call Up (2016)』★Movies & TV series 2023(74)★

『The Call Up (2016)』

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<個人的な評価:10点中6.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



VR(仮想現実空間)で、ゲームをして実際に死んだりする様を描いたSFアクション映画
私自身が、VR大好きなので、こういう映画は興味あるが、観るより、自分で遊びたいな〜と思う事もあるね。本当に死にたくはないけど!

<内容>
近未来のニューヨーク、マンハッタン、とある高層ビルに、8人の男女が集められる。彼らはオンラインゲームの名手で、最新テクノロジーを結集して作られた最新型VRゲームをいち早く体験できる、夢のようなチャンスを得たのだ。
彼らは高分子マトリックス製のスーツとヘルメットを着用し、完全没入型のVRゲームのプレイを始める。
リアルな戦場さながらのゲームの世界に興奮するのも束の間、彼らはすぐにこのゲームがヴァーチャルではなく、罠であることに気づく。いったい誰が、何のために仕組んだのか?

まあ、参加者の中に、1人、主催者が紛れ込んでいたという、ありきたりのパターンだったオチだけど、結局、具体的な目的は何だったのか。なぜ、殺す必要まであったのかは、謎でよくわからなかった。

主人公らしき、カールという青年が死んだのは可哀想だったな。

カール・アンダーソン
猫と暮らす孤独な青年。オンラインのガンシューティングゲームでランキング上位に入るほどの腕前。
HNは“SOXXX_1”


ヒロインは、シェリー。彼女だけが生き残った。

シェリー・オサリヴァン
両親を亡くし、1人で生活している女性。怯えている人やけが人などを気遣う。



ラスボス。紛れ込んでいた主催者。

エドワード
ゲームの製作者にして主催者だが、それを隠してカールたちとゲームに参加する。



せっかく、設定は面白いんだけど、イマイチ、中途半端な感じがする。
目的は何だったのか?殺す必要はあったのか?エドワードは一体何者なのか?ただのゲーム会社のCEOなのか?
新作のVRゲームを体験できると集められた男女が実際にゲームをし始め、攻撃を受けると本物(現実世界)の人間も同じ痛みを感じるというのは、こういう映画でありがちだけど。
それは面白いんだけど、もっと踏み込んでほしかった。
そういえば、名探偵コナンにも、似た設定の、ストーリーがあったな。
コナンの方は、面白かったんだけど、この作品は、設定は凄く良いだけに、残念。
凄くつまらないというわけじゃない。それなりに、面白いんだけど、もっと、一ひねり欲しかったところだ。


私は、完全没入型のVRゲームは、やった事ないけど、それに近いのは、お台場で、やった事がある。
↓↓
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
https://www.tyffonium.com/
★ CORRIDOR
VRの世界を歩いて巡る、次世代ホラーアトラクション。
美しくも恐ろしい、廃墟になった洋館コリドール。果たして生還することができるだろうか。貴方はこの屋敷で“幻想と現実の融合“を体験する。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

30分ぐらい、VRのお化け屋敷を歩き回ったけど、個人的に、思ったよりは怖くなかった。
VRで一番怖かったのは、歩き回る系ではないけど、バイオハザードのゲームだったな。体験版しかやった事ないけど、あれは、体験版でさえ怖かったわ。

弟が、ゲームオタクで、アメリカの自宅に、25uのVRルームを作ったらしいけど、今度、遊びに行く機会があったら、遊ばせてもらう予定。完全没入型のVRゲームをする目的で作ったようだから、歩き回れる広さが必要みたい。

『忌怪島 (2023)』★Movies & TV series 2023(73)★

『忌怪島 (2023)』

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<個人的な評価:10点中4.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。


あらすじ&予告に惹かれて、VRホラーって事で、期待してた作品だったが、ここまでクソな脚本も珍しい。いやクソは言い過ぎだけど、とにかく、残念だったな。
映画館で観る予定だったが、時間がなくて、いつのまにか、思ったより上映が早く終了した。不人気だったからかな。U-NEXTの配信できたので、残ったポイントを使って、ようやく観る事ができた。
本当に微妙だった。
加耶子や貞子同様に、怨霊に、正義や理性を求めても無理なんだけど、なんか傍迷惑な怨霊だな。

あらすじ
天才脳科学者の片岡友彦と、現実世界と瓜二つの仮想世界を作るVR研究チーム「シンセカイ」はシャーマンが棲む島を訪れる。 しかし、システムエラーや赤いバグが突如出現するようになり、異世界と現実世界は交わっていく。 そして解き放たれた“イマジョ”の怨念に襲われながら、友彦たちは生き残りを懸けて呪われた島に隠された謎に挑む。

こういった、あらすじなんだが、せっかくのVRという設定をうまく活かしきれてない感がするのと、最後が後味悪すぎる。あの中学生の女の子が死ぬ必要はあったの?あの子も憑りつかれたの?なんで、あんなに後味悪いの?
主人公の男女が、VRの世界に閉じ込められたエンデイングは、まあ理解できるし、そこは良いんだけど、あの中学生の女子が、死ぬ必要はあったのか。絶望しかないエンデイングじゃん。
後味が悪いエンデイングは、ホラーではよくあるから良いんだけど、何も悪い事をしていない、主人公ですらない、子供が、意味もなく、最後、自殺してしまうような展開は、胸糞悪い上に、意味もよくわからない。
あと、VRの世界に鳥居が残っているのはわかるけど、現実世界の鳥居は、既に燃やされたはずでは?
なのに、最後、なぜ、あの中学生の子は、いつのまにか復活してる鳥居に向かって歩いていき自殺していったのかな。切望感や虚無を表したくてああいうエンデイングにしたのかもしれないけど、鳥居が燃えた事を忘れてないか??と思った。それとも復活する鳥居なのか。
イマジョの存在もな。確かに、惨い殺され方をしたけど、個人的に同情はできない。
有力者の愛人になったら、そりゃ無理やりだろうが何だろうが、正妻からは嫌われて当たり前だろっていう。私は正妻の方に同情をするね。
惨い殺され方はしているけど、同情は一切ないわ。むしろ、ああいう女は嫌い。今の時代だったら、被害者ビジネスとかやりそうな女。あの時代だから、怨霊になってしまったんだろう。
それで、クソな怨霊になったわけで、自分を傷つけた村人だけを恨むならまだしも、誰これかまわず、色んな人を呪いまくっているという。イマジョって、まるで梅毒をまき散らしている売春婦のような怨霊だ。

しげ爺の恨みも、逆恨みすぎて、なんだかな〜
村人を恨む前に、自分の母親&イマジョの怨霊を恨んだらどうだ?
精神が狂ってしまったのか、イマジョの怨霊に憑りつかれたのか知らんけど、ただの淫乱な男好きなクソ不倫女じゃん。村人から嫌われて当たり前だろっていう。むしろ殺されても全く同情しない。でも、しげ爺の母親は別に村人から殺されたわけじゃなくて、自分の淫乱な行いのせいで、精神が狂って自分で発狂死したんでしょ。確かに、残された子供(しげ爺)は可哀想だけどさ。
しげ爺が、村八分にあってるのも哀れではあるけど、怒りの矢先を、関係ない人にまで向けすぎでは??
昔の時代ならともかく、既に新時代。ひげ爺は、村が嫌いなら、出ていけばいいのに。
村人たちを恨む矛盾がよくわからない。
加害者は、むしろ、ひげ爺の、淫乱なサイコ母親じゃん。母親に憑りついたイマジョの怨霊が元凶じゃん。
なのに、なぜそのイマジョを祀っているの??
イマジョを呼び出して、村人に復讐するとか、八つ当たりもいいところ。
しげ爺によくしてくれている、中学生のリンまで、最後は死んでしまったし。
なんだかな〜

で、主人公のVR作成チームも、それぞれのキャラの魅力がよくわからないし、イマイチだったな。
主人公の友彦も、なんだかパッとしない。
そして、死んでしまった井出さんってリーダーも、結局、イマジョの犠牲になったのかな。
イマジョ、害悪すぎるでしょ。
害悪すぎて、出てきても、ホラーというより、害悪すぎるキモイ淫乱女って印象しかなくて、怖さがない。
私の場合、幽霊だろうと何だろうとその対象への嫌悪感が増すと怖さも減る。
だから、ホラーとしてもイマイチだった。

私が怖いと感じる幽霊や怨霊とかって、心のどこかに、未知なるものへの恐怖や、同情心や、共感があるからくるのかな。だから、子供の幽霊とかは怖い
例えば、「仄暗い水の底から」の女の子の幽霊は怖かった。
「リング」の貞子も、怖かった。

今回は、個人的に、イマジョという存在に、恐怖感より、嫌悪感が増したので、恐怖を感じなかった
だから怖い顔がドアップで出てきても、なんだよ、こいつ。マジで迷惑!としか思わなかったな。

脚本も駄作。
ホラーとしても、怖さより嫌悪感が増す。
VRとしてのせっかくの面白い設定も生かし切れてない。もったない。

そんな理由から、評価は、4.5点。
4.5点も、一応、評価だから、これはなにかというと...
VR+ホラーの試みへの挑戦心への評価かな。

あと、予告+ポスターが良い
宣伝は良かったんだよ。
しかし、宣伝はよくても、中身は駄作。VRホラーへの挑戦は良いが、結果は失敗だったから、4.5点以上の評価はできない。
もったいないんだよね。VRという新しい技術&時代遅れの村が舞台という面白い設定なのに。色々ともったいなかったな。


『Invitation to a Murder (2023)』★Movies & TV series 2023(72)★


『Invitation to a Murder (2023)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。



孤島のからくり屋敷でおきる殺人ミステリー。
なかなか面白かった。
遺産のかわりに、手にいれたのは.....兄妹だったね。
腹違いの兄妹たちかー。
誰も、そこまで金に執着してなくて、仲良くなってたな。

殺人を犯した犯人(長兄だったオチ)の母親が、まともな仕事もせず、恋愛脳なメンヘラのせいで、歪んだ性格になってしまったな。父親も父親だけど、母親もメンヘラすぎる。その捨てられたメイドだった母親には、全く、同情できない。子供たちは可哀想だけど。
ただ、他の兄弟たちとみると、全員、まともに育っているし、やっぱり、母親の影響は強いんだなー。
メンヘラ恋愛脳の女は、子供を持つべきじゃないね。子供に悪影響。
犯人の母親が、メンヘラじゃなくて、もっとしっかりした責任感がある人だったら、ちゃんと職をみつけるなり、新しい伴侶をみつけるなり、子供の教育をしっかりするなり、別の道はあったのにね。

この映画の最後の展開は、嫌いじゃない。
金は手に入らなかったけど、兄弟を手に入れる事ができた。
ちょっと悲恋っぽいのもあったのが切ない。
結ばれる事はないけど、でもお互いの人生に姉弟として、いる事は、できるよね。

プロフィール
★Layla★さんの画像
★Layla★
はじめまして。このサイトは、自己満足目的の気まぐれなブログです。英語NATIVE、日本語検定1級、バイリンガル。日本在住12年のアメリカ人。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血) 日本在住12年目。1年のうち、25%は出張か実家か旅行で海外。ブログは趣味記録&日本語上達の為に開設。自己満足ブログですので自分の書きたい事を素直に書いてます。辛口の時もあります。好きな事を書いているだけなので文法も誤字もチェックしてません。 私は多趣味です。グルメ、読書、旅行、スポーツ、謎解き&リアル脱出ゲーム、映画やドラマ観賞、漫画、ゴシックファンタジー等が大好き。スポーツは特に水泳とバスケットボールが好き。尊敬する人は、英国のエリザベス女王&フィリップ殿下、両親、兄、弟、彼、親友。 ブログでは、旅先の事、美味しい食べ物の事、リアル脱出ゲーム、漫画、本、ドラマや映画の事などランダムに書いています。 漫画に関しては、アニメ派とコミック派にはネタバレなので自己責任で!ワンピースに関しては最近は貯めてからいっきに読んで感想を書く事が多いです。 映画やドラマ感想も全部ネタバレあるので、自己責任で。観てない人は要注意!! ワンピース以外にも『ハンターxハンター』など色々な漫画を読んでいます(少年漫画メイン)。 欧米のドラマや映画もよく観ます。ジャンルは色々観ます。 『GAME OF THRONES』が大好きです。 Lannister家の双子、Cersei & Jaime を愛しています。 『GOSSIP GIRL』も好きで特に、Blair Waldorf & Nate Archibald が大好き。Blair関連のカップルも、全部好き。(Chuck, Prince Louis, Dan ) Twitter : @golden8twins
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