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2017年07月30日

驚愕の野菜ロマネスコからフラクタルの世界へ

先日スーパーの農家の直接出品野菜コーナーの中に1個の不思議な野菜があった。

小さな三角形の塊が大きくなってうずまきながら全体に広がっているのだ。
正に驚愕の形・姿をしている。

帰って早速調べて見るとこれの野菜の名前はロマネスコと言うのが分かった。

ロマネスコはカリフラワーの仲間でその形・構造はフラクタルといるものだという。

ロマネスコ.GIF

フラクタルというのは2003年に日本国際賞を受賞したブノア・マンデルブロ博士(故人)の造語という。ラテン語で「ちぎった」とか「壊れた」とか言う意味の「fructus」が語源になっているそうだ。

フラクタルの基本は、一部を切り出しても元と良く似た形が現れる「自己相似性」だ。

フラクタルの最も身近な分かり易い植物はシダの葉だろう。全体の形が各葉の形で、更に各葉は同じ形の小さな葉からなっている。

人工的に作れる代表的な例は、コッホ曲線シェルピンスキー・ギャスケットがある。

1)コッホ曲線
 直線の中央に小さな三角形を無限に作って得られる全体としての曲線

2)シェルピンスキー・ギャスケット
 三角形の中に逆三角形の穴を開けて別れて出来た三角形に同じ操作を繰り返して出来る図形

<フラクタル理論の応用としては>

・古くから使われているもの
 CG(コンピューター画像)で、芸術的な画像や複雑な幾何学模様、幻想的な花などを描くフラクタルアート

・山や川や雲など自然等の描写
 自然物は自己相似性を備えておりフラクタルの使用でリアルな画像を少ないデータと手間で作れる。

・フラクタル日よけ
 木の葉の配置を模して木陰の様な空間を作れることからオフィスビルの屋上や壁面、公園で採用されている。風通しが良く日よけ自体が暑くならないため涼しく2、3℃低く感じるそうだ。

・経済理論への応用。
 現在最も注目されているもので、ビックデータから各種の細かい分析に使われている。

<出所:朝日新聞「サイエンスview」他より>

ロマネスコはどのスーパーでも買えるというものでは無いだろうが、
是非一度買ってきて、子供と一緒に眺めて見られたらいいとおもいます。

家族の会話が弾んで、更にこどもが幾何学や化学やCGに興味を示すかも。

家で育てようと思う方には種も売っている。

<ロマネスコ>
ウィキペディア
見て楽しいサイト


<フラクタル>
ウィキペディア
見て楽しいサイト

<コッホ曲線>
ウィキペディア

<シェルピンスキー・ギャスケット>
ウィキペディア


Johnsons Seeds コックズ・ガーデン・カリフラワー・ロマネスコの種 65 直輸入品 海外 野菜 イギリス ベランダ家庭菜園 珍しい 変わった








posted by taiga at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 算数、数学

2017年07月26日

トヨタも遂に電気自動車EVの量産化決定

現在トヨタは、EV車として超小型車であるi-ROADを発売している。
謳い文句は
「狭い場所でも取り回ししやすい、全幅870mmの超小型サイズ。
混雑する都市の道でも車線を占有せずに走行できます。
また駐車は通常のクルマの1/2〜1/4のスペースで可能」。

しかし本格的な普通車でのEVは販売してこなかった。
トヨタとしては当面エコカーとしてはあくまで
ガソリンエンジンと電気モーターとの併用であるハイブリッド車HV
さらに家庭用のコンセントから充電できるプラグインハイブリッド車PHV
の2本柱で進めて繋ぎ
次の車として2104年12月「MIRAI」として販売開始した究極のエコカーである燃料電池車FCVで行くと思われていた。

しかしMIRAIは殆ど売れていない。(2016年12月までの国内での累計販売台数は約1370台)
燃料電池車FCVはホンダも出したが、政府や自治体の補助があるにしてもまだ高価で、水素の供給ステーションが圧倒的に少なく、航続距離が500km以上あるとしてもユーザー心理的に購入しにくい状況にある。
また根本的な問題として水素そのものの製造、運搬・保管方法等も数種の方法が検討されている状態であり、今後の各種のインフラ整備が整のってこないと更なる普及は難しい状態にある。

そこで改めてトヨタはPHVを全面に押し出してきたわけだが、
第一に米国の規制特にカリフォルニア州を先頭した排ガス規制が強化され、
新車販売時には一定割合で環境対策車の購入が義務つけられた。(前回のブログ参照)
さらに、欧州や中国の排ガス規制が強化され競合他社が新型車の開発の柱の主軸をハイブリッドを飛び越えて一気にEVへシフトしてきた。

各国の環境規制はそもそも排ガスを出す車(ディーゼルを含めて)の割合を少なくするものであるが、
更には欧米は更に進んで排ガスを出す車を全くゼロにしようとする規制になってゆく方向にある。

こうなるともうEVかFCVしかなくなる。FCVは上述の如くまだまだ普及には時間が掛かる。
従って当面EVしか無いことになり、各国の自動車メーカーが参入した後ではたとえトヨタと言えども大きなシェアと取ることが難しくなる。

そこで、7月22日に明らかになった各メディアのニュースだ。

代表として、日経の記事(抜粋)をご紹介。
「トヨタ自動車は2019年にも中国で電気自動車(EV)を量産する検討を始めた。中国政府はEVなどの走行時の環境負荷が低い車を「新エネルギー車」と定義し、18年以降に自動車メーカーに一定規模の生産を義務付ける方針を示している。基幹部品である電池の現地生産も検討し、世界最大市場のエコカー規制に対応する。
トヨタは長期的には燃料電池車(FCV)を環境車の主力と位置づけるが、水素の補給インフラの整備には時間がかかる。米国や中国などで厳しくなる環境規制に対応するため、20年までの投入をめざしてEVの開発を急いでいた。
中国はこれまで補助金の支給によってエコカーの販売を促してきた。だが今後は自動車メーカーの総販売台数に応じて、一定のEVやFCV、プラグインハイブリッド車(PHV)の販売を義務付ける方針を出している。」

トヨタ自動車の今後のEV関連ニュースが注目される。


最後にトヨタのEV進出が遅れた「本当の理由?」についての非常に興味深いサイトがあるのでご紹介します。
電気自動車 VS 水素自動車トヨタが水素自動車にかける狙いとは






posted by taiga at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | エコカー

2017年07月19日

無公害車とリチウムイオン電池

現在世界中でリチウム電池部材を主体として設備投資が行われている。
それは、排ガス規制がますます強化され、当面のエコカーとしてEVやPHVが無公害車として主流となりそうだからだ。
現実に18年には米国ではカリフォルニア州等10州でZEV(ゼロエミッションヴィイークル、無公害車)規制が敷かれていて、新車販売台数が一定以上の大規模事業者(トヨタやGE他6社)に対し一定割合の無公害車の販売を義務付けるもの。
無公害車とは現在は(1)FCV(2)EV(3)PHV(4)HV(5)PZEV(低排ガス車)の5車種だが、18年以降は(1)FCV(2)EV(3)PHVだけになる。車メーカーはこの3車種を一定割合販売しなければならなくなるのだ。ただFCVはまだ水素の製造・保管・充填設備が整っていないことが普及の妨げになっており、
当面(2)EV(3)PHVが主流となりそうだ。中規模事業社にも当然規制は及んでくると予想される。
また中国や欧州で環境規制強化が進んでいるので、世界の自動車メーカーはこの規制に対応できるEV、PHVに力を入れることになる。
このEV車の心臓部であるのが2次電池で現在の主流は今のところリチウムイオン電池だ。
野村経済研究所の調査によると、車載用リチウム電池の世界市場は毎年30から40%の成長を続け、2020年には16年の4倍の15.5万メガワット時に達するとみられる。

もともとリチウムイオン電池は日本人が発明し、ソニーが最初に商品化したのに、サムソン等国勢の後塵を拝してしまった。
しかし車載用では大型で、安全性がより求められるため、発熱・発火しないよう高い品質管理技術が求められ日本勢が技術力を発揮出来る分野といえる。

現在車載用トップシェアは米国にテスラ向け用電池を供給しているパナソニックだが、韓国のサムソンSDIやLG化学も米国、欧州、中国に次々と工場を建設している。
現在この3社だけで電池市場の6割を占めている。

しかし電池部材では日本企業に強みが有り、今後の活躍jが期待される。

電池業界では「第二の半導体・太陽光電池にしてはならない」が合言葉になっているそうだが、
実現してほしいものだ。
posted by taiga at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | エコカー

2017年07月11日

エコカーの本命は?HV、PHV、EV、FCVの現状と今後

現在のガソリンエンジンだけの車から次世代の低・無公害車、エコカーとしては
1.ハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle),
2.プラグインハイブリッド車(PHV:Plug in Hybrid Vehicle)
3.電気自動車(EV:Electric Vehicle)
4.燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)
があり、トータルの販売台数はまたガソリン車に対して少ないが今後大幅に増大すると予想されている。

先ずはエコカー全体のおさらいとしてこれらの車の特徴とメリット、デメリットについて概括し、
次に本命車としてのPHVとEVの開発の最新競争状況について記述します。

まずそれぞれの概況についてのおさらい。

1,ハイブリッド車HVはガソリンエンジンとバッテリーの電力によるモーターで走る車、
市販車の例では、日産 「ノートe-POWER」,トヨタ「プリウス」、トヨタ 「アクア」ホンダ 「グレイス」、「フリードハイブリッド」「フィットハイブリッド」スズキ 「スペーシア」、等
但しノートe-POWERのエンジンは発電のみに使用し、走行はモーターだけで走る。

2.プラグインハイブリッド車PHVはガソリンエンジンと家庭用のコンセントから直接充電出来るバッテリーで走る車。
例えば、トヨタの「プリウスPHV」(ドイツ車が多いが省略)

3,電気自動車EVは完全にバッテリー(モーター)だけで走る車。
例えば日産の「リーフ」、三菱自動車の「i-MiEV」,富士重工の「プラグインステラ」。
充電は普通充電(i-MiEVの場合100Vで14時間、200Vなら7時間で満充電)と急速充電(約30分で80%充電)がある

4.燃料電池車FCVは水素を燃料とし空気中の酸素との化学反応によって発電する燃料電池で生じた電気エネルギーを使って、モーターを回して走る自動車

以下それぞれのメリットとデメリットについて簡単に記述します。

1-1.HVのメリットとは、
ガソリン車に比べて燃費がいい、騒音がすくない、環境に優しい等がある。
1-2.HVのデメリットは
バッテリーの寿命が来たら交換が必要、価格、修理費用が高い、(静か過ぎる)がある。

2-1.PHVのメリットとは、
燃費がいいのはHVと同じだが、なんと言っても、家庭用コンセントから充電できるということ。
その分より多くのバッテリーを搭載しているのでHVよりモーターで走れる距離が長い。
また車に家庭用のコンセントと同じ100Vの電源が用意されているので、通常の家電が使える。
従って外出先やオートキャンプ等のアウトドアでも家電、ノートパソコン等が使える。
ガソリン車と比べて、一回の燃料補給でより長い距離を移動でき、
HVと比べると電気走行出来る距離が長くなっているなどHVより更に高い環境性能を持っている。
2-2.PHVのデメリット
HVより価格が高い。充電に時間が掛かる(200Vで90分程度)

3-1.EVのメリット
電気だけで走るので走行中にCO2や排気ガスを全く出さない。
安価な夜間電力を利用して自宅で充電できるので経済的。
減速時にエネルギーを回収出来るのでエネルギー効率が高い。
振動・騒音が小さく静か
エンジンが不要のためその分のスペースを有効に使える。
3-2.EVのデメリット
現時点では、走行距離が250km程度でガソリン車の600km〜700kmに比べて短い。

4-1.FCVのメリット
有害物を全く排出しない。(水のみ)
エネルギー効率が高い(ガソリン車15〜20%に対し39%以上)
EVより短時間で充電でき、走行距離も長い。(ホンダFCVで480km、トヨタミライで650km)
燃料の水素を多様な原料・エナルギーから作ることが出来る。
騒音がすくない
短時間での燃料の充填ができる。
4-2.FCVのデメリット
現時点で水素ステーションなどのインフラが整っていない。
水素の調達、格納にまだ多くの問題がある。
燃料電池や水素タンク等のスペースが必要で車のサイズが大きくなる。


次にエコカーの本命車としてのPHVとEVの開発の最新競争状況について(ずっと将来はFCVと思うが)
大前提として、
国内ではエコカーのこれからの本命として、トヨタ自動車はPHVを,日産自動車はEVを推し真っ向勝負の形となっている。

日産自動車は10年に初代リーフを発売して一気にEVを広める予定だったが、目論見通りにいかず、
その間にトヨタがHVの次はPHVが本命としプリウスPHVを発売し、席巻するかに思われたが、
リチウム電池の性能向上、値段の低下などからEV車の良さも見直されて現状の対抗状態となった。

ただこれまでEVの最大の課題は、走行距離が250km前後で、ガソリン車、PHV車比べて大きく見劣りしていることだった。

しかし日産は、「十分な航続距離のEVが出来た時になぜPHVがいるのか」という“挑戦状”でトヨタに対抗し、まずは17年投入の次期リーフで現行の280kmを350kmへそして400kmに伸ばす。
更に2020年までに航続距離が550km前後に達するEV(IDS)の投入を検討するとしている。
その方策としてエネルギー密度を高めた新しい蓄電池セルを使うことに加え、電池パックに搭載するセルの充填密度を高めて実現する予定。
リチウムイオン電池の価格が20年にかけて更に大幅に下がると見られていることもEVに有利に働く。

PHVは家庭で簡単に充電出来るというメリットがあるが、ユーザーのモーター走行の要望が強く、これまでのコンセプトである市街地走行約40kmで十分であり、その分バッテリーも小さくていいという事から少し離れてはいる。

一方日産のノートe-POWERの人気が高く、モーター走行が好まれているということと考えられ、
今後のEVへの移行もスムーズに行くと考えられる。

EVは既に米国でテスラが大規模な工場を建設し販売を開始しており、またドイツ勢が開発に邁進し始めた。

今後はPHVがどう発展し普及していくのか、トヨタが何時EVに参入するか、中国メーカーが国内、米国内での生産をいつ始めるかなど興味深い観点がたくさんあり要注目。

FCV燃料電池車は将来の本命とは考えられるが現状水素燃料の製造・保管・輸送、燃料電池性能等に課題が多く、PHVやEVの本命争いと平行して開発が進んで行くと考えられる。

民間の調査会社(BNEF)の最新の調査によると2020年のEVは全体の3%、25年では8%、その間に電池価格の下落と容量の増加が進み、25年から29年までにはEVの販売価格が内燃機関の車より安くなるとみられている。
そして40年時点の世界の乗用車販売に占めるEVの割合は54%に達し、世界の路上を走る車の33%がEVになると予想している。(PHVについては特に言及なし)

これに関して、相応した充電インフラが必要になり、関連して再生可能エネルギー等の分散電源の整備が必要であり、関連投資の動きが活発になるであろうとしている。

今後日本、及び世界のエコカーの技術開発・生産動向に注目してゆきたい。
posted by taiga at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | エコカー
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大手化学系メーカーで各種の研究、製造現場、技術営業等種々経験。 特に各種素材に携わった事が財産。退職後現在某大手不動産系列で勤務の傍ら、朝日、読売新聞、日経産業新聞、日刊工業その他季刊誌、雑誌、折り込み等からの情報収集、及び面白そうなイベントには極力顔を出し、自分自身体験しながら、面白情報、お役立ち情報を仕入れています。 これまで取り溜めた膨大な情報は残念ながら殆ど発信しなかったので今後は新規入手情報は逐一小出しに発信して行こうと思っています。乞うご期待。
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